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  【鈴鹿】明神山・白鹿背山 投稿者:柳川洞吹

【山 域】 鈴鹿 日本コバ周辺
【日 時】 2005/12/17(土)
【天 候】 曇り時々晴れ一時雪
【メンバー】 単独
【コース】 外駐車地10:10---明神山11:45---稜線送電鉄塔12:15/13:45
---白鹿背山14:10---展望台14:20/14:25---林道15:25---駐車地15:55

滋賀県東近江市永源寺町某所、鈴鹿の山々の入り口。
クルマの中で目を覚ました。
外気温は2度。
天気はどうだ……と、空を見る。
明日から、この冬一番の寒気が入り大雪になるというが、
今朝の湖東平野は青空が広がっている。
それに引きかえ、鈴鹿の山並みにはどす黒い雲がかかっていて、いかにも寒々しい。

モーニングコーヒーを飲んでくつろいでいるうちに、
わざわざ、そんな寒くて天気の悪そうなところへ登っていく気も失せてしまった。
それよりも目の前の里山は青空に明るく映えて、
いかにも日溜まりが期待できそうだ。

なんと言っても、お昼のうどん鍋は、
吹雪の中で食べるより、冬枯れの日溜まりでホコホコと食べたいではないか。
あのあたりは、明神山や白鹿背山(はっかせやま)というらしい。
ここは登ったことがないし、一度行ってみるか。

そんなわけで、フラフラとクルマを進め、
永源寺の近在、外(との) 集落のはずれの空き地にクルマを止めた。
洞吹丸二世号のバックドアを開け、
ザックからツェルトを放り出し、
スパッツ・ワカン・ストックの入ったポリバケツを横にどけて、
重登山靴を奥に押しやり、軽登山靴を引っぱり出す。

クルマは何でも乗せておけるので、登山条件が変わるときには、すこぶる便利だ。
おかげで、ワシのクルマは職場で長い間「動く物置」と呼ばれていたのだが、
最近いつのまにか「動くゴミ箱」と名前が変わってしまったのは遺憾だ。

ともあれ、雪山装備から冬枯れ装備に換装したザックを背負い、明神山の登り口に着いた。
ここから林道を上がっていくのだが、
なんと、山の端に沿って高さ3mくらいのネットが張り巡らされていて、
現役のネットで、どこまでも全く切れ目がない。
林道の入り口はネットを開けられるようにはなっているものの、
開くところが上から下までロープでぐるぐる巻きになっていて、ほどくと後始末が大変だ。

山に全く入れない登リ口は始めてだ。
どうしよう……と眺めていると、一箇所、ネットの下を水路が通っている場所があったので、
水にはまらないように気をつけてその水路にもぐり、ネットを潜り抜けた。
本日ふたつあった難所のうちのひとつを、これでクリアー。

600mあたりから雪がまだらに出だし、650mでは完全に積雪になった。
なんや、冬枯れと違うがな。
雪あるやん。
また軽登山靴で上がってきてしもた。
足先が冷たい。
先週も同じようなことやってる。
学習効果のないおっさんやなあ……と、つくづく思う。

明神山からは、細かいアツプダウンの多い、雪の尾根伝いになる。
シカの足跡がいっぱいだ。
途中からは関電の巡視路に出て、707m標高点を過ぎ、
小ピークから大きく下ると、稜線の送電鉄塔に出た。
ここで鉄塔の基部をテーブルにして昼食にする。
うまいぐあいに風下の斜面で、日溜まりにもなっているので、
ゆっくりとうどん鍋をつつく。

食後のコーヒーを終えて片付け始めたとき、急に冷たい風が吹き渡り、
北のほうから、あっという間に白い雲状のものがプアーと噴き出したように押し寄せ、
一面吹雪模様になってしまった。
あたりは舞う舞う、白い華の乱舞。
なんという急転直下の変わり様だ。
しかし、いいタイミングで食事ができた。
これも、日頃、たくさん徳を積んできたおかげだろう。

白鹿背山は標高755.2m。
二等三角点の山らしいが、上空がポッカリと開いただけの樹林の中で、展望はない。
さらに西に進み、展望台に出ると、
そこはいわゆる「昔の展望台」で、今は成長した木々で視界が遮られぎみだ。
葉が茂る季節では、ほとんど見えないだろう。
それでも、木々の切れ目から見渡す湖東平野から琵琶湖、
そして白い比良山地までの展望は、なかなかのものだ。

足が冷たいので、下山にかかる。
時おり雪が舞う尾根の巡視路を下降していくと、
眼下に、関西電力東近江開閉所の巨大な檻のような施設が威圧的だ。
林道に出ると、途中に、見上げると首が痛くなるような、
普通の二倍以上の高さがある巨大な送電鉄塔があった。
こいつは、一見に値する。

東近江開閉所の裏側に沿って通る遊歩道を抜けると、外(との)集落の裏道に出るが、
なんと、ここにまた、例のネットが張り巡らされていた。
しかも、こんどの開口部にはカギまでかかっているではないか。
なんということだ。
ここから出られなくては、帰れないぞ。
ビバークしようにも、ツェルトはクルマに置いてきてしまった。

ネットの向こうには深い水路があり、橋がかかっている。
ただ、ネットは橋の端までで、
そこから水路が露出している側は高さ1mの鉄製フェンスになっている。
ちょっと危なっかしいが、もうこれしかない。

ちょうど外の道を走ってきた軽トラを隠れてやりすごす。
なにもコソコソする必要はないのだが、なんだか、いけないことをしているような気になってしまう。
それっ、今や。
フェンスに両手をかけて両足で踏み切り、両腕を突っ張る。
さらによじ登ろうと右足をフェンスの上にかけたら、
上が濡れていて靴がツルリと滑り、向こう側へ落ちそうになって危うくこらえた。
むむっ、こんなところで水路に落ちてたまるものか。

体勢を立て直し、幅の細いフェンスの上にこわごわ立ち上がって、
橋の手すりになっているほうのフェンスの上へそっと飛び移る。
フェンスから飛び降りて、なんとかネットの外の橋の上に着地した。
脱出成功じゃ。
本日第二の難所もクリアー。

しかし、こんなところを誰かに見つかったら、
「関電の施設から怪しいヤツが出て来おった」と駐在所へ通報されて、
おまわりさんがすっ飛んでくるに違いない。
それにしても、入るのも出るのも難所とは、変な山やのう。

                                洞吹(どうすい)

2005/12/18(Sun) 22:55:21  [No.1240]


柳川洞吹 さんおはようさん
今日は サンデーの水飲みバケツ凍ってない
咳喉コンコン 花雪コンコン パソコンシコシコ日和ですね

> クルマの中で目を覚ました。外気温は2度。
> モーニングコーヒーを飲んでくつろいでいるうちに、
> なんと言っても、お昼のうどん鍋は、
> 明神山や白鹿背山(はっかせやま)というらしい。
> ここは登ったことがないし、一度行ってみるか。

決めてから行く 行ってから決める
美味そうだから食う 食ってから美味いと思う 
対極の境地に入りつつ在りますな

> なんと、山の端に沿って高さ3mくらいのネットが張り巡らされていて、
> 現役のネットで、どこまでも全く切れ目がない。
> 関西電力東近江開閉所の巨大な檻のような施設が威圧的だ。

このネットはナニ防止なのかなあ
山から里への獣害か 里から山への施設テロ防止の為なのか
山には獣が住んでる 里には人が住む 山稜は山の中に在る 悩むねえ〜

> 一箇所、ネットの下を水路が通っている場所があったので、水にはまらないように気をつけてその水路にもぐり、ネットを潜り抜けた。
> そこから水路が露出している側は高さ1mの鉄製フェンスになっている。
> ちょっと危なっかしいが、もうこれしかない。
> むむっ、こんなところで水路に落ちてたまるものか。

ヨカッタですね 目標としない目的が無事に果たせて
共鳴できますです チョコ知らない方がヨリ幸せだ

> ここで鉄塔の基部をテーブルにして昼食にする。
> うまいぐあいに風下の斜面で、日溜まりにもなっているので、
> ゆっくりとうどん鍋をつつく。
> しかし、いいタイミングで食事ができた。
> これも、日頃、たくさん徳を積んできたおかげだろう。

この鉄塔赤白マンダラの鉄塔だったですか
此処も長いこと訊ねてないなあ 想像の記憶を呼び戻してるイタコだ
日頃の行いですね 徳の土台は尊に在りますなあ(柳川尊徳なんちゃって)

> 関西電力東近江開閉所の巨大な檻のような施設が威圧的だ。
> 林道に出ると、途中に、見上げると首が痛くなるような、
> 普通の二倍以上の高さがある巨大な送電鉄塔があった。
> こいつは、一見に値する。

デカイ設備ですね 篠立の設備もデカイいつの間にか出来てしまった感じ
凄いですね〜え 人間の欲は神の領域を越えた感じ受ける時ありますね

> それにしても、入るのも出るのも難所とは、変な山やのう。

「変な山やのう」レポは文学でした(^^)
あっとそれからね 
「YABLUM」や人様の「HP」たまに見るんだけれど面白いですね

楽しい文学美学山旅をです          緑水

2005/12/19(Mon) 10:22:31  [No.1244]


緑水さん こんばんは

> 決めてから行く 行ってから決める
> 美味そうだから食う 食ってから美味いと思う 
> 対極の境地に入りつつ在りますな

いや、単純な惰性の極致でござりまするよ。

> このネットはナニ防止なのかなあ
> 山から里への獣害か 里から山への施設テロ防止の為なのか
> 山には獣が住んでる 里には人が住む 山稜は山の中に在る 悩むねえ〜

山のまわりに、看板あり。
「止山に無断で入り、樹木や山菜などを採取した者は〜」云々。
キノコの王様の山なのですよ。
これも理由のひとつでしょう。
冬だし、ワシは何も採らないから、入っていいと解釈したのです。
秋は、このあたりウロついたらあきまへん。

山の中は、シカの足跡だらけ。
まわりの畑を荒らされたら、これも、たまらんだろうね。
これも理由のひとつでしょう。
人間も動物も、両方向で防御中ということか。

> この鉄塔赤白マンダラの鉄塔だったですか
> 此処も長いこと訊ねてないなあ 想像の記憶を呼び戻してるイタコだ
> 日頃の行いですね 徳の土台は尊に在りますなあ(柳川尊徳なんちゃって)

おや、塔の色まで覚えちゃいませんわい。
眼前の鉄塔脚部は、黄色かったような。

> 楽しい文学美学山旅をです

ポエムですよ、ポエム。(^^)

詩的な山旅を!          
                   柳川損得 (まだ「尊徳」までは行きまへん)         

2005/12/20(Tue) 23:01:28  [No.1260]


洞吹さん、こんばんは。
日溜りのランチ、うらやましく拝見しました。わざわざ天気の悪いとこ行くなって・・・(^_^;)

> あのあたりは、明神山や白鹿背山(はっかせやま)というらしい。
> ここは登ったことがないし、一度行ってみるか。

「鈴鹿の山と谷」で名前は知っていますがノーマーク。高速代とガソリン代をかけてわざわざ行こうとは思わないですよね。

> クルマは何でも乗せておけるので、登山条件が変わるときには、すこぶる便利だ。
> おかげで、ワシのクルマは職場で長い間「動く物置」と呼ばれていたのだが、
> 最近いつのまにか「動くゴミ箱」と名前が変わってしまったのは遺憾だ。

さもありなん。洞吹さんの場合はクルマが生活場所でもあるので「走るゴミ屋敷」と呼ばせてもらいましょう。(^_-)

> なんや、冬枯れと違うがな。
> 雪あるやん。
> また軽登山靴で上がってきてしもた。
> 足先が冷たい。
> 先週も同じようなことやってる。
> 学習効果のないおっさんやなあ……と、つくづく思う。

へっへっへ。私は先週からちゃんと革靴に替えてますよ。

> しかし、いいタイミングで食事ができた。
> これも、日頃、たくさん徳を積んできたおかげだろう。

どのへんに徳が積み上がってるのか見たいものです。

> しかも、こんどの開口部にはカギまでかかっているではないか。
> なんということだ。
> ここから出られなくては、帰れないぞ。

一見絶体絶命のようですが・・・

> フェンスから飛び降りて、なんとかネットの外の橋の上に着地した。
> 脱出成功じゃ。
> 本日第二の難所もクリアー。

パチパチパチ(^_^)けっこう滑ってますねー。

> それにしても、入るのも出るのも難所とは、変な山やのう。

これはそそられますね。レポ書くにはもってこいの山ですね?(^^ゞ

                      山日和

2005/12/19(Mon) 23:00:53  [No.1249]


山日和さん こんばんは

> 日溜りのランチ、うらやましく拝見しました。わざわざ天気の悪いとこ行くなって・・・(^_^;)

湖東の口山だから、日溜まりOKでした。
奥の山なら、あかんかったでしょうね。

> 「鈴鹿の山と谷」で名前は知っていますがノーマーク。高速代とガソリン代をかけてわざわざ行こうとは思わないですよね。

白鹿背山には悪いけど、「わざわざ」の山ではなく、「でも・しか」山になってしまいました。

> > 最近いつのまにか「動くゴミ箱」と名前が変わってしまったのは遺憾だ。
> さもありなん。洞吹さんの場合はクルマが生活場所でもあるので「走るゴミ屋敷」と呼ばせてもらいましょう。(^_-)

おお、お屋敷と呼んでいただけるのでしたら、頭の部分は「ゴミ」でも「クソ」でも、我慢いたします。

> > 先週も同じようなことやってる。
> > 学習効果のないおっさんやなあ……と、つくづく思う。
> へっへっへ。私は先週からちゃんと革靴に替えてますよ。

今回は、ワシもちゃんと準備はしていったのよ。
ただ、履かなかっただけ。

> > しかし、いいタイミングで食事ができた。
> > これも、日頃、たくさん徳を積んできたおかげだろう。
> どのへんに徳が積み上がってるのか見たいものです。

ほれ、ワシの家の玄関の横に……

> > それにしても、入るのも出るのも難所とは、変な山やのう。
> これはそそられますね。レポ書くにはもってこいの山ですね?(^^ゞ

おかげで、誰もおらん静かな山じゃった。

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2005/12/20(Tue) 23:14:00  [No.1261]


  Re: 【鈴鹿】明神山・白鹿背山 投稿者:伊勢山上住人  URL

洞吹さん、こんばんは。

洞吹さんの昼食風景見ました。
洗濯バサミではさんである本には、細かい活字がびっしりですね。
ちゃんとブックカバーまでしてあって。

私は、最近活字の少ないビジュアル系ばかりだから
教養が足りないのですね。もっと、活字を読もう!
しかし、活字見るとすぐ眠くなります。

> それにしても、入るのも出るのも難所とは、変な山やのう。

その山全体が、フェンスに囲まれているのですか?
軍事施設でもあるのかな? 妙な山ですね。

伊勢山上住人

2005/12/19(Mon) 23:22:03  [No.1250]


伊勢山上住人さん こんばんは

> 洞吹さんの昼食風景見ました。
> 洗濯バサミではさんである本には、細かい活字がびっしりですね。
> ちゃんとブックカバーまでしてあって。

冬の定番のうどん鍋ですが、たいしたことない食事です。
本は、写真で見ると細かい字ですが、普通の文庫本です。
書いてあることは、漫談のようなエッセイで、たいした内容じゃありません。
娯楽本ですよ。
ブックカバーは、汚れと湿りよけですね。

> しかし、活字見るとすぐ眠くなります。

私も同じです。
文庫本を一冊買うと、一年間は楽しめます。

> > それにしても、入るのも出るのも難所とは、変な山やのう。
> その山全体が、フェンスに囲まれているのですか?
> 軍事施設でもあるのかな? 妙な山ですね。

マ●タケ爆弾の貯蔵庫があるらしいです。

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2005/12/20(Tue) 23:25:12  [No.1263]


  Re: 【鈴鹿】明神山・白鹿背山 投稿者:とっちゃん(こと)

洞吹さん、こんばんわ〜。

あいかわらず、おもしろいことして楽しんでますね〜。

文才あるね。コミカルなエッセイ集でも出版したらどう?。いいと思うよ。人をニヤット笑わすのは、徳を積むのとおんなじことのような気がする。

2005/12/20(Tue) 21:08:45  [No.1255]


とっちゃん こんばんは

> あいかわらず、おもしろいことして楽しんでますね〜。

あのー、「どうやって通ろうか」と、
本人は至って真剣に悩んでおるのですけど……(^^;

> 文才あるね。コミカルなエッセイ集でも出版したらどう?。いいと思うよ。人をニヤット笑わすのは、徳を積むのとおんなじことのような気がする。

おお、今頃気がつかれましたか。
大きい声では言えませんが、この柳川洞吹、またの名を柳川文才と申すのでございます。
徳は家の玄関の横にたくさん積んであるし、
「走るなんとか」と呼ばれているワシのクルマにも、たくさん積んである……

え゛っ、あれは「徳」とちがうんか?(^^;;

よい山旅を!
                               洞吹(どうすい)

2005/12/20(Tue) 23:55:22  [No.1264]


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