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長靴をはいて3・(赤いふれーむ・スノーシュー事始) (画像サイズ: 800×600 79kB)

新しい年の始まり、今年はじめてのリハビリハイクは明神平。そしてスノーシュー事始でもある。

朝5時過ぎに家を出発、針で6時半に集合である。凍結した名阪国道は運転に自信がなかったので心配だったが、なんとか大丈夫な様子だ。通常なら約1時間で針テラスに到着であるが、今日はとにかく遅めのスピードで急がずにいこう。

今回のコースは笹ガ峰方面か桧塚劇場方面、どちらかに足を伸ばそうという計画だったが、GPSには桧塚劇場のコースをカシミールからアップロードしてきた。今日で3回目のGPSを、オンにして歩き始める。

アイゼンをつけて登る人達に出会ったが、私達はつぼ足で登る。登りであるが、慎重にと自分に言い聞かせて、一足一足丁寧に足を踏み出す。

とにかく、明神平まで行ければいい。「天気が悪いから、ツェルトどうしよう?私も持とうか?」「いいよ。持たなくても。」と山日和さんは言ってくれた。

けれどこの足で明神平から先をどれだけ歩けるか自信がなかったし、山日和さんには自由に歩いて欲しいから明神平で一人歩く練習をして待つつもりで、やっぱり、こそっとリュックにしのばせた。

歩きにくい植林地をぬけ、雑木林の木々に霧氷がついて綺麗な斜面をジグザグと標高を上げていく。

2日の朝に息子が言っていた言葉を思い出す。「せっかく年末に洗車したのに、すっかり車が汚れてる。」「今頃、黄砂が飛んできたとも思えないけど、なんでやろうね。」雪はなぜか灰色で白さに欠けると思うのは、そのせいだろうか、それともこの曇天のせいなのだろうか。

明神平は雪山の定番となった。一昨年は、12月25日クリスマスだったか、女友達を誘って笹ガ峰へ雪の山を歩いた。山から帰った後、友からもう一度行きたいとメールがあったが、それはそれは素晴らしい青空の広がる穏やかな日に、雪とブナと戯れたのだった。

 その前の年には、鈴鹿の仲間と一緒に暴風の吹き荒れる中、マナコ谷から雪の桧塚奥峰を経て明神岳への途中の適地でテント泊をし、翌日、これまた晴天の雪道を木々にかぶった綿帽子を楽しみながら明神平まで往復した。

今日の明神平は風の神様が吹き荒れている。いつか来た時、唯一、天理大の非難小屋陰だけが風をよけることができたのを思い出した。あそこまでいこう。

小屋の横でビュービュー頬打つ風をよける。ふーっと一息。ブナの霧氷をみながら、長靴を履いた足にお気に入りの赤いフレームのスノーシューを付けた。

後から来た二人連れの方々も、「ここしかありませんよね。風避けるとこって。」と話しながらスノーシューをつけている。

簡単な動作で、セッティングできるのは嬉しい。けれど、登山靴のようにボリュームのない長靴にスノーシューを付けると、ぺランぺランとベルトがいっぱい余った。ちょっとこっけいでもあるが、さあ、スタートだ。

すでに、山日和さんは新しいスノーシューの履き心地が嬉しくてすでにあちこち歩き回っている。

ブナの霧氷の美しい斜面を登っていく。比べるもののない私にはその威力がよく分からないが、山日和さんは満足満足と、どんどん登っていく。

 ワカンより重量は重たいスノーシューだが、足首にかかる負担はどうなんだろう。やっぱり不安が勝って、私はゆっくりゆっくり歩く。スノーシューの歩き方は、ワカンとはどう違うのだろう。どう歩けばいいのかな?

 最近雪が降っていなかったせいか、ある程度下は固い層があるようで、深い新雪の上でスノーシューがどれだけもぐらないのかは実証することはできなかった。

 明神岩の所までやってきた。「ここからは、山日和さん一人桧塚劇場まで行ってくれる?。」「そのつもりでツェルトも持ってきたから。」と言うが、「行けるとこまで行ってお昼にしよう。気にしないで。」と返事が返ってくる。始めてのスノーシューでどんどんどんどん歩きたいだろうなぁ、またもや、ごめんなさいやなぁ。

 昔、スキー場があったあたりの上部のブナの姿が私は好きだ。曇り空で空も雪原も霧氷もどれもこれも白い。そんなモノトーンの白い世界もまた好きである。

 三塚から明神岳へ向かう稜線、奥山谷側に平たい気分のいい場所が広がる。緩やかな谷の源頭、緩やかな明神岳から派生する尾根、ぶらぶらと稜線をはなれてそちらに迷いこんでみたくなる。すぐ外れたくなるのは何がなせるわざか。

 一生懸命歩くもよし。けれど私は、歌うように歩きたくなるのだ。

 明神岳の頂上からは、一人つぼ足の跡が桧塚に向かっていた。「誰か行ったんだね。」「もう早くもここで折り返してるよ。ツボ足では苦しいだろう。」

 ここからの樹林も綺麗で嬉しく何も考えず、ぶらぶら歩きで尾根に乗った。気分のいい尾根だったが、どうも方向がずれている。GPSで確認。向こうに見える尾根にトラバースして乗り換えた。

 山日和さん一人なら桧塚劇場まで足をのばせただろう。けれど、曇り空と風の強い今日だから桧塚劇場も閉幕だろう。そこまで行く尾根の途中で、さあ、お昼と思ったが風をよける場所がない。ツェルトを張ろうにも、すごい風で飛ばされる。

 戻って風のあたらない場所を見つけよう。明神岳への登り返しは、ヒールリフターを上げることを忘れていてもなんなく登れた。スノーシュー、わりと登りにも使えそうだね。

 小屋以外で風を避けられる場所と言えば明神岩の陰だけだろう。ここであらためて昼食にしよう。山日和さんがスコップでテーブルと椅子を作ってくれて鍋をつつく。時間が押しているが、甘いお汁粉とドリップコーヒー一杯の豊かさを。

 「こっちにきてみて。」「あっ、青空やね。」山日和さんがカメラを向ける方向を見れば、ブナの霧氷の間から霧氷で白く飾られた明神岳が、青空をバックに輝いていた。

 明神平には、傾きかけたお日様の光が温かく射し込み、あしび山荘はまるで童話の中の山小屋のようにメルヘンチックに照らしだされた。

小屋の中では小人さん、いったい何をしてるかな。暖炉の前でうとうとと本を片手にいねむりか、それとも、そろそろ夕飯の、お鍋がぐつぐつ煮えてるの?。

赤い帽子の小人さん、朝のお日様射し込むとキラキラ光る雪原の明日の朝のお散歩に、赤いフレームスノーシュー、あなたも履いているのかな?。


                   (リハビリハイク3・・・2006年1月)

2006/01/15(Sun) 19:48:17  [No.1544]


とっちゃん、こんばんは。
スノーシューデビューの出だしは鉛色の空の下、暗ーい植林歩きで始まったけど、
最後は青空が微笑んでくれてよかったね。
明神岩の下りで見た残照に照らされた明神平に佇むあしび山荘は一幅の絵画のよ
うでした。
山荘の中に赤い帽子の小人がいたとは気付かなかったよ。(^^ゞ

                     山日和

2006/01/15(Sun) 21:31:32  [No.1547]


山日和さん、こんばんわ〜。

> 最後は青空が微笑んでくれてよかったね。

ほんと、吹き荒れる嵐みたいな風だったけど、最後にほっと心があったまったね〜。

> 山荘の中に赤い帽子の小人がいたとは気付かなかったよ。(^^ゞ

そうでしょう。中は見えなかったけど、小人が住んでるんだよ。(*^_^*)

リハビリのお付き合いで、歩きを堪能できなくてごめんなさい。
ありがとうございました。

>
>                      山日和

2006/01/16(Mon) 21:40:53  [No.1554]


とっちゃん こんばんは

この写真、すごくきれいですね。
こんなところを歩けたら、最高の気分でしょうね。

リハビリ、進んでいるようですね。
無理せず、無茶せず、一歩一歩完治に向かって歩いてくださいね。

久し振りに「やぶこぎ」開いたら、みなさん、たくさん書き込みされてました。
ワシ、なかなか書き込みできずに、みなさんに申しわけなく思います。
すみませんが、この場を借りてお詫びします。

私事ですが、
最近、なんでこんなに時間がないのやろ……と思うくらい、
やたら日が経つのが早いので、困ってます。
帰宅してメシ食って、パソコンの前に座ってスイッチ入れるまでは記憶にあるが、
意識を回復したときは、もう出勤する時間なのです。
なんにもしてへんのに、日にちばっかり進む。
風呂に入るひまもないぞ。
休みの日は、山へ遊びにいく時間だけはあるから、幸せか。

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2006/01/17(Tue) 22:07:13  [No.1558]


洞吹さん、こんばんわ〜。

> この写真、すごくきれいですね。
> こんなところを歩けたら、最高の気分でしょうね。

この時は、お天気はバリバリに悪かったんやけど、そんな中でもこんな綺麗な景色がありました。明神平の元スキー場の残骸が残ってるあたりのブナの姿好きで、写した一枚なんです。

> リハビリ、進んでいるようですね。
> 無理せず、無茶せず、一歩一歩完治に向かって歩いてくださいね。

ありがとう。元々、無理しちゃう人やから、自分に注意しないとあかんのです。

> ワシ、なかなか書き込みできずに、みなさんに申しわけなく思います。
> すみませんが、この場を借りてお詫びします。

お正月あたりから忙しい時は、私も全然書き込みできなかったです。自分のペースでいいんだと思います。お詫びなんてしなくてもいいよ。(*^_^*)

> 帰宅してメシ食って、パソコンの前に座ってスイッチ入れるまでは記憶にあるが、
> 意識を回復したときは、もう出勤する時間なのです。

それより、ちゃんとおふとんで寝てね。しっかり疲れとらなくっちゃ。洞吹さんも、体大事にしてね。いつも心配してます。

> なんにもしてへんのに、日にちばっかり進む。
> 風呂に入るひまもないぞ。

ほんまやね。何にもしないうちにもう明日になっちゃってる。仕事も忙しくなるばっかりで、余裕がないよ。

> 休みの日は、山へ遊びにいく時間だけはあるから、幸せか。

うん、仕事でめちゃくちゃ疲れた年は、週末になっても、山に行く元気もでなかったよ。おふとんで、一日ねてなくっちゃ体が起きられなくって。

体がだめでも、仕事がむちゃでも、家族がなにかだっても、山に行けない。行けるってことは、幸せだよ。

スノーシューのお試し、週末にできるかな?

2006/01/18(Wed) 22:15:04  [No.1566]


とっちゃん(こと)さん、こんばんわ〜。
二日で3本のレポ。このペースだとまもなく春山のレポですね。

長靴つぼ足で明神平までのあの道を何の問題も無く歩かれましたか。
完治は目前のようですが、慎重に慎重に歩いて下さい。

> 赤い帽子の小人さん、朝のお日様射し込むとキラキラ光る雪原の明日の朝のお散歩に、赤いフレームスノーシュー、あなたも履いているのかな?。

写真の木陰からころぼっくるが顔を出したよ。          伊勢山上住人

2006/01/17(Tue) 23:06:30  [No.1561]


伊勢さん、こんばんわ〜。

> 二日で3本のレポ。このペースだとまもなく春山のレポですね。

書けない時は何ヶ月も書けない人なので、書ける時に書いとかなくっちゃね。まだ、春山には早いけど。

> 長靴つぼ足で明神平までのあの道を何の問題も無く歩かれましたか。
> 完治は目前のようですが、慎重に慎重に歩いて下さい。

ありがとうございます。回復しかけに注意しなくっちゃですね。昨日も診察に行ったけど、だいぶ良くなってきたってことでした。二週間後に、また診察。それまでまた毎日リハビリガンバです。

> 写真の木陰からころぼっくるが顔を出したよ。

なんだか、小人さんがすきなんです。想像したら、笑顔になれちゃうんです。

2006/01/18(Wed) 22:19:30  [No.1567]


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