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連休の狭間に子供のサッカーの試合があり北陸遠征は一日で切り上げた。さてあとの一日はどうす
るか。山を始めた頃から名前は知っていたがなかなか食指が動かなかった山がある。
大御影山。湖西の奥深くにあるその山を訪れるきっかけは草川氏の本だった。

【日 時】2005年5月5日(木)
【山 域】湖西山地
【天 候】快晴
【メンバー】単独
【コース】平池7:35---8:05百瀬川本流---9:50二俣10:10---11:10奥の二俣11:25---
     12:20 P847 12:45---13:40大御影山15:10---17:50平池

どうせ行くのなら一般登山道の往復では面白くない。草川氏の本に紹介されていた百瀬川遡行のコ
ースを辿ることにした。
ビラデスト今津という家族旅行村の先にある平池から登山道を少し進み、小さな木橋を渡るところ
が百瀬川本流への下降点だ。荒れた小谷を下ると大きく開けた百瀬川本流に出た。
本によると、この本流は堰堤の連続ながら快適な谷歩きが楽しめるという。
上流を見るといきなり堰堤のお出迎えである。堰堤の左上に踏み跡があるようだが、手前が大きく
崩れて通過不能。やむなく大きく巻き上がったが、ガレた小尾根を乗越すと向こう側はガケ。念の
為にと持参した10mロープが役立った。

次に現われたのがコンクリート3面張りの水路。他では味わえない遡行の醍醐味だ。
長い年月をかけて完全に崩壊した堰堤の残骸もまた趣きがある。
やっと滝が出現。2段5mかと思いきや、これも堰堤だった。
その後も出るわ出るわ、本流を離れてP847への支谷へ入るまで10個の現役の堰堤と4個の崩壊した
堰堤が歓迎してくれたのだった。これを面白いと言うべきかどうかは大いに思い悩むところである。
いずれにせよその道のマニアにしかお奨めできない谷であろう。
(YABLOGをご覧下さい)

支谷へ入ると格段にスケールダウンするものの、少しは沢らしくなった。小規模ながら連瀑も現わ
れて退屈しのぎにはなる。
沢も源頭に近付くと残雪が谷間を埋め始めた。といっても中途半端なので雪渓歩きができるわけで
もなく、端をそっと歩いても崩れてしまう。
もう間もなくP847というところで登山道とは反対側の左岸尾根へ逃げた。この尾根にはイワウチワ
が満開で、カタクリもぽつぽつと見られた。(これは花の山旅の序章に過ぎなかったのだが)

P847で靴を履き替えるとすぐに登山道、続いて粟柄林道と出合う。林道を渡って大御影山への尾根
に取り付く。
ここから頂上までの標高差はわずか150mたらず。距離のあることを考えれば、ほとんど登りらしい
登りがないままに到着してしまうはずである。
実際歩いてみると素晴らしいブナ林の中、アップダウンもなくいい道が続いている。この道もまた
イワウチワ街道。(なのかトクワカソウなのか区別がつかないが)
まったくの遊歩道気分でいつの間にか山頂である。美浜町の下手な字の大看板が目立つだけの愛想
ない頂上だ。昼飯を食すには不適。
今日のような暑い日は日陰がないのでなおさらである。展望もほとんどない。

先ほどの林道出合いまで戻り、平池への登山道を進む。ここからが圧巻であった。相変わらず道の
両側を埋めるイワウチワの群落に加えて、今度は満開のシャクナゲが迎えてくれた。強烈なピンク
の蕾と淡いピンクの花のコンビネーションが鮮やかだ。新緑のブナとの取り合わせも見事。
その華やかさとは対照的に清楚な姿でうつむいているのがカタクリだ。決して出しゃばらないが、
しっかりと存在を主張している。

イワカガミはまだ早いかなと思っていると、Ca700mを切ったあたりから今度はイワカガミが満開状
態となった。時々純白のイワカガミも現われる。
ピンクもいいが、この白いやつは清潔な女学生(もう死語となって久しいか)のように可憐だ。

写真を撮っているとまったく歩が進まず、普通の倍ぐらいの時間がかかってしまった。
しかし、花わ目的とせずに訪れた山での花々の大歓迎は、想定外の喜びをもたらしてくれたのだった。

                        山日和

2005/05/07(Sat) 21:47:58  [No.199]


山日和さん こんばんは

「堰堤の歓迎」お疲れ様でした。
何年か前の「古語録谷」を思い出しました。
この地域は、熊の出没が心配ですが、大丈夫なんでしょうか?

可憐な花の競演は、堰堤越えを癒すに十分でしょう!
カタクリ、シャクナゲ、トクワカ、イワカガミ・・なんて
いろんなピンクでさぞかし、気持ちがあったまったでしょう

では また 花の稜線で

    SHIGEKI

2005/05/08(Sun) 22:11:04  [No.205]


SHIGEKIさん、どうもでーす。ご無沙汰ですね(^_^)

> 「堰堤の歓迎」お疲れ様でした。
> 何年か前の「古語録谷」を思い出しました。

私もSHIGEKIさんのレポを思い出しました。(^_^;)

> この地域は、熊の出没が心配ですが、大丈夫なんでしょうか?

そうですね。私の場合クマの出没地域と重なることが多いのであまり気にしてませんが。まあ、出たら出た時ですわ。

> 可憐な花の競演は、堰堤越えを癒すに十分でしょう!

堰堤攻めもオツなもの。次はどこから攻めようかとなかなか楽しいもんです。(^_^;)

> カタクリ、シャクナゲ、トクワカ、イワカガミ・・なんて
> いろんなピンクでさぞかし、気持ちがあったまったでしょう

そうですね。山頂から登山口まで切れ目なく花が続いてました。花だけを求めて登ることはないの
ですが、やっぱりないよりはある方がいいですよね。

ではまた新緑の渓で・・・・

                     山日和

2005/05/08(Sun) 23:00:33  [No.208]


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