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 家の用事から開放されて急遽出発を決めた。ザックには一度は大峰の地図を押し込んだのだが、靴を履きかけたところで何故か心変わり。これが吉と出たのか凶と出たのか?

【日 時】2003年12月7日(日)
【山 域】鈴鹿中部 国見岳周辺
【天 候】曇り、強風
【メンバー】単独
【コースタイム】朝明テント村8:23---8:52尾根取付き8:57---9:39 Ca800m 9:53---
        10:40 P1081---11:28上水晶谷出合---11:44タケ谷道出合12:55
        ---13:43県境稜線13:53---14:37ブナ清水14:48---15:42駐車地

 K-1を見てたら出発が遅れてしまった。やむなく高速を使う。1号線沿いのコンビニには鍋がなく、コンビニのはしごでやっと6軒目で確保。鍋を食うのもまったく苦労させられる。
 三重県民の森で目が覚めるとなんと雨が降っている。話が違うで。
7時過ぎに止んで青空が覗き始めたところでビジターセンターのトイレへ向った。そこへ現われた見覚えのある一台の車。洞吹氏だ。
「ええ加減にせなあかんで。」「お互い様や。」まあ、よく会うものである。
聞けば尾高キャンプ場で寝ていたが、雨で同じようにくすぶっていたらしい。
(実は先週も永源寺ダムのあたりで車中泊して、目が覚めたら11時過ぎだったらしい。太尾を予定していたらしく、ちゃんと起きてたら出会ってたかも。)
 まあ、朝明あたりで会うのは何の不思議もないが、雪の播州三室山や、奥美濃のマイナーなヤブ山蝿帽子嶺で会うに至っては言語道断、もうほとんど病気である。

 先に朝明へ出発し、教えられた無料駐車スペースへ止める。そこへメールが入り、「駐車場のおっちゃんは居るんか?」とのこと、早速斥候として走ったがやはり見慣れた車がおり、次々と料金を徴収しているのを見てUターン。
支度しているところへ洞吹氏も到着。お互いのコースを確認しあう。
ともあれ、「下りてきたら一緒に温泉行ってメシ食おか。」ということになった。

 中峠を越えてオゾ谷からクラシ北尾根のつもりだったが、朝明ヒュッテのところで急に気が変わり左折。腰越峠への道に入った。気になっていたカクレ谷の右岸尾根(腰越谷の左岸尾根)を上がることにする。
 腰越峠への道を左に見送り、渓谷コース(だったか?)の標識に従い谷を渡り右の斜面を上がるとカクレ谷への林道に出た。ここから大荒れの林道を少し進むと道はふた手に分かれる。左は腰越谷へ戻るようで、ここにも渓谷コースの標識がある。と言っても相当古いもので、このコースを歩くハイカーは皆無だろう。
 右のカクレ谷方面へ進み、左へカーブする地点の尾根の末端から取付こうとしたが、ガケの上にブッシュが盛ってあり可愛くない。少し戻り緩斜面の薄いブッシュ帯を上がる。

 尾根の直下から踏み跡のないかなり濃い笹ヤブとなり、強引に体をこじ入れて進む。しばらくササを漕いで行くと、左から踏み跡らしきものが上がってきていた。ひょっとしたら先ほどの林道を左に取ればここへ出られたかもしれない。
 ここからはいくぶんすっきりした尾根になり、ピッチも上がる。しかし木々の背が低くなると、強烈な風が襲ってきた。今日は完全な冬型の気圧配置。気温もぐっと下がったが、それ以上に風がひときわ冷たく肌を刺す。足場の悪いところでは体がグラつくほどである。

 尾根上に大岩がゴロゴロしている場所に来た。尾根通しに進むのが難しい所はうまくしたもので、巧みに巻いていけるようにできている。(別に道があるわけではないが)
 カクレ谷、伊勢谷を挟んだ正面には水晶岳への直登尾根が尾を引いている。
今頃洞吹氏はあそこを登っているはずだ。目を凝らして見るが、最近視力が落ちてどうもいけない。

 岩が折り重なるように連なる先はキレット状に切れ込み、対岸はボロボロの岩壁。その左にハライドの三角錐がなかなかの迫力。ここは右から慎重に巻き下り、キレットの底から岩壁の右側斜面を這い上がる。
 上がり切ると傾斜の緩んだ尾根の林床は低い笹に変わり、一気に開放的な雰囲気になった。背後には釈迦が大きい。西には銚子ヶ口からイブネへの稜線が見える。
 松と常緑樹主体の林相は、落葉樹の疎林へと変化した。もう青岳の稜線は近い。
ここまで1本のテープもなかった。踏み跡らしきものもごく一部のみ。
ガレたやせ尾根あり、岩場ありで、最近は踏みまくられて骨抜きにされたルートが増えた中で、結構骨のあるバリハイルートだった。

その2へ続く




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166. 【鈴鹿】やっと出会えた桃源郷 ブナ清水 その2
 2003年12月08日 月曜日 23時50分 山日和

 P1081から青岳への尾根はゆったりとした樹林が広がり、好きな場所のひとつだ。大きなヌタ場を横目で見て、キノコ岩の分岐まで来た。キノコ岩にあいさつして行こうと寄り道したが、岩に飛び移るところで強風に飛ばされそうになり尻尾を巻いて引き返す。
 県境縦走路を少し左へ進み、右手の谷の源頭へ笹を分ける。池とも湿地ともつかない水たまりが連続して現われた。ここをヤシオ池というらしいが、今は水もほとんどなく、池というにはいささか淋しい状態だ。

 ナメ滝を左から巻き下ると、2年前に訪れて昼飯を食い昼寝した小さな河原に出た。
ここから谷沿いに下っていくが、概ね右岸側に段丘があり、踏み跡らしきものもある。
 チョロチョロだった流れもいくつかの支流を合わせる度に水量を増していき、上水晶谷を左から合わせる頃には広く伸びやかな谷となった。ここからしばらくはちょっと赤坂谷源流を思わせる雰囲気がある。

タケ谷道との合流点は広々したテントサイトがあり、開放的な場所だ。神崎川本流まで下りるつもりだったが、正面に東雨乞と七人山が見えるここで飯としよう。
 洞吹氏は今頃どこで昼飯を食ってるだろうか。

 グリーンホテルの風呂の締め切りは5時。それに間に合わせるには4時半までには下りたい。しかし、ここから根ノ平峠へ上がって伊勢谷を下りたのでは時間が余り過ぎるし第一芸がない。そこで県境稜線のP1041から西へ伸びる尾根を上がることにする。
 それにしてもわざわざ標高差250mを登り返すのだから大義名分が必要だ。
稜線から伊勢谷源頭へ下りて、未見のブナ清水を目指すことにした。
これなら文句あるまい。

 出だしは疎林が広がる気持ちのいい尾根だ。上部は潅木主体となるものの、歩くには何の不自由もない。気持ちよく稜線に到達。相変わらず風が強く、大岩の陰でひと休み。作戦を練る。
 この時点ではブナ清水の位置がわからなかったので、P1041から真北に谷を下れば出会えるだろうと思っていた。

 かなり急な谷を下って行くと、10mほどの滝が現われた。右岸の急斜面を慎重に巻き下るとまたもや連瀑が続く。立ち木を頼りにこれも右岸から巻いた。
だが、いつまでたっても暗い杉と照葉樹の林ばかり。そうこうしているうちに、右から流れが合流した。見覚えのある景色。これは5月に初めてブナ清水を探しに来て引き返した場所だ。右の谷にはテープが続いている。
「こっちやな」もうこうなったら意地でも行くしかない。稜線から200m以上下ったのに、さらに100m登り返す。登るにつれ、谷筋は二次林に包まれいい雰囲気になってきた。さっき下りてきた暗い谷とえらい違いである。

 水流も細くなり、すぐ上に尾根が覗き始めた。と、右手に大きな岩が鎮座し、その下から水が流れ出ている。ここがブナ清水か。噂には聞いていたが、予想以上に素晴らしいところだ。「ここで忘年会しよ」即座に決めた。

 会社でコーヒーを淹れるべく、水筒にブナ清水の水を満たす。
いい時間になってきた。
 洞吹氏を待たせては悪いと、伊勢谷の登山道をすっ飛ばす。
最後に念願叶い、ブナ清水と対面できた満足感を胸に駐車地へ戻ると、そこにはまだ洞吹氏の姿はなかった。

                
                 山日和




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167. Re:【鈴鹿】やっと出会えた桃源郷 ブナ清水
 2003年12月10日 水曜日 01時42分 柳川洞吹

山日和さん おばんです。

またお会いしましたね。
これだけいろいろな山があるのに、
なんで同じような場所になるのですかね。

聞けばびっくり、先週は台高を中止して太尾からとのこと。
ワシも先週、台高のまさに同じコースをやめて鈴鹿へ。
永源寺で目覚めて、
「雨だしなー、太尾あたりでうどん食って帰ろかなー」と思いながら、
また気持ちよく寝てしまったのよ。

> まあ、朝明あたりで会うのは何の不思議もないが、雪の播州三室山や、奥美濃のマイナーなヤブ山蝿帽子嶺で会うに至っては言語道断、もうほとんど病気である。

ワシは正常やで。病気はあんたや。

> 中峠を越えてオゾ谷からクラシ北尾根のつもりだったが、朝明ヒュッテのところで急に気が変わり左折。腰越峠への道に入った。

ちょっとちょっと。
えらい気が変わるの早いなあ。
てっきりクラシ北尾根へ行ったものとばかり思ってたから、
今ごろ、吹き飛ばされてるんとちがうかいなと、
期待、あわわ、いや、心配しておったのじゃ。

カクレ谷の右岸尾根も、なかなかホネのあるルートのようやね。
水晶岳直登の尾根も、ホネホネでしたよ。

このコメント書きながら思っているのだが、
パソコンの単語登録がぶっ飛んでしまって、
なんと使いにくいことか。
せっかくコツコツと登録した地名が消えて、変換されないー。

ブナ清水は、いいところですね。
この季節、もう登山道からブナ清水への道の入り口が、
丸見えではありませんか。
忘年会はこちらですか。
それでは「川のほとりで2003」で、ニアミスと参りましょうか。

よい山旅を!
                洞吹(どうすい)




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169. Re2:【鈴鹿】やっと出会えた桃源郷 ブナ清水
 2003年12月10日 水曜日 22時24分 山日和

洞吹さん、どうもでーす。

>またお会いしましたね。
>これだけいろいろな山があるのに、
>なんで同じような場所になるのですかね。

ほんまですなー。他の人には会いたくても会わないのに・・・

>ワシは正常やで。病気はあんたや。

まあ、目クソ鼻クソですな。

>ちょっとちょっと。
>えらい気が変わるの早いなあ。

決断が早いんです。

>今ごろ、吹き飛ばされてるんとちがうかいなと、
>期待、あわわ、いや、心配しておったのじゃ。

ありがとうございます。ほんまに吹き飛ばされそうでした。

>せっかくコツコツと登録した地名が消えて、変換されないー。

私も何回か経験あり。辛いものです。(;_;)

>ブナ清水は、いいところですね。
>忘年会はこちらですか。

決定で〜す。(^_^)

ではまた年の瀬の桃源郷で・・・・

            山日和




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168. Re: 【鈴鹿】やっと出会えた桃源郷 ブナ清水
 2003年12月10日 水曜日 08時14分 緑水

山日和さん、こんにちは。

> 三重県民の森で目が覚めるとなんと雨が降っている。話が違うで。
>7時過ぎに止んで青空が覗き始めたところでビジターセンターのトイレへ向った。そこへ現われた見覚えのある一台の車。洞吹氏だ。
>「ええ加減にせなあかんで。」「お互い様や。」まあ、よく会うものである

その時の図、思い浮かべると笑いが出てしましますね、失礼。
季節に合った気候になり嬉しいことです。
伊吹山は真っ白に冠雪、根雪と成って積もって欲しいですね。

>やはり見慣れた車がおり、次々と料金を徴収しているのを見てUターン。

こんな所は記憶に無いほどのガメツイ料金徴収、まるで追い剥ぎだ。
500両なる物はどこに消えるのだろう。
朝明は本当〜に好いところだった、15才の童顔の頃からの想い出がイッパイ詰まってる、訪れる人に優しい明るい渓谷だったのに・・・・・。

> 岩が折り重なるように連なる先はキレット状に切れ込み、対岸はボロボロの岩壁。その左にハライドの三角錐がなかなかの迫力。ここは右から慎重に巻き下り、キレットの底から岩壁の右側斜面を這い上がる。

きついけれど景色も好いし辿りがいのあるコースですね、
後ヤシオ谷降りて登り返し!!凄いパワーですね、何かにアタンしてるマグマの様な。そしてまたブナ湧水に降りていくなんて。
緑水は裏庭だから度々に訪れており、辿られたコース良く分かります。
お見逃しは、お化けの岩屋が国境に有り、それとスリット岩や桃ちゃん岩が国見の山腹に有ります。
またの時は是非およりくださいです。

                緑水。


-- CMN v0.35β --




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170. Re2:【鈴鹿】やっと出会えた桃源郷 ブナ清水
 2003年12月10日 水曜日 22時25分 山日和

緑水さん、どうもです。

>その時の図、思い浮かべると笑いが出てしまいますね、失礼。

こちらもあきれて笑いが出てしまいました。(^_^)

>朝明は本当〜に好いところだった、15才の童顔の頃からの想い出がイッパイ詰まってる、訪れる人に優しい明るい渓谷だったのに・・・・・。

緑水さんにも童顔の頃があったんですね。(^_-)

>緑水は裏庭だから度々に訪れており、辿られたコース良く分かります。
>お見逃しは、お化けの岩屋が国境に有り、それとスリット岩や桃ちゃん岩が国見の山腹に有ります。
>またの時は是非およりくださいです。

緑水さんにとってはまさに庭なのでしょうね。
未知の名所、また教えてください。「スリット岩」や「桃ちゃん岩」名前が気になりますねー。(^_^;)

ではまた桃源郷の宴会場で・・・・

              山日和

2006/03/18(Sat) 18:07:14  [No.2003]


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