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【鈴鹿】入道ヶ岳、捨てられた古道を辿る

椿大神社大河原から、いにしえの参詣古道を辿り入道ヶ岳へ。

【山 域】 鈴鹿 入道ヶ岳
【日 時】 2003/12/13(土)
【天 候】 雨のち晴れたり曇ったり、一時雪
【メンバー】 単独
【コース】 椿大神社大河原11:05---ca730mコバ12:20/13:50
---二本松尾根登山道14:20---入道ヶ岳14:40
---二本松尾根避難小屋15:05/15---短山国見岳15:30/40
---大河原16:10

クルマの中で目覚めると、小雨が降っていた。
今日は晴のはずなのに、なんとしたことか。
こんな朝は、シュラフの中でグズグズしているうちに、
また寝てしまいそうで危ない……
と、ここまで前回のレポートと全く同じなのよ。
違うところは、前回はすぐ晴れ間が広がってきたが、
きょうはまだ断続的に時雨れていること。
トホホ。
でも行くけんね。
巷には、ころんでもタダでは起きない人はゴマンといるようだが、
ワシの場合は、ころんだらそのまま眠ってしまうので困ったものだ。

北尾根の登山口にクルマ2台、大河原にクルマ4台止めてあった。
神社の駐車場から歩いているパーティがいる。
おいおい、もう11時やぞ。人のことは言えんが……。
みんな雨降りでも元気やなあ。
雨でもうどん鍋をゆっくり食べられるように、ザックにツェルトを追加して、
雨具を着て出発。
なに、11時を過ぎてはいるが、時差登山だ。

二万五千図「伊船」図幅を見ると、
椿大神社から入道ヶ岳へ、
井戸谷と二本松尾根の間の尾根に破線の道が描かれている。
ここは現在は登山道ではないが、昔、参詣道があったらしい。
今日は、この道の探索を行う。
いや、山へうどん鍋を食べに行くついでに、
ちょっとイタズラしてみようっていうのがほんまやな。

林道から井戸谷の登山道に入ったところで、左手の尾根に取り付く。
植林の尾根の急登が終わると、一旦傾斜が緩む。
前を塞ぐ岩壁を左から巻き上がって、その上部の自然林に入る頃、
晴れ間が広がり、尾根の雰囲気がよくなってきた。

間もなく尾根の右腹をトラバースする、
幅1mくらいのすばらしい古道が現われた。
突然鹿笛が響き、3頭のシカが前方を横切って斜面を駆け上って行く。
ほぼ水平に伸びる古道は、次の尾根の鼻で途切れていた。
結局、ここ以外、古道はすべて自然に帰っていた。

そこからまた尾根芯に戻って登る。
あたりはすばらしい二次林の尾根で、気持ちがよいが、ずっと急登が続く。
右側に大きなガレの縁を見る頃、
少し傾斜が緩んで、コバになった。
二次林からアセビとイト笹の明るい尾根に変わる境目だ。
ここで昼食にする。

少し風があるが、
時々日が差す天気になったので、ツェルトを張ることもない。
缶ビールのタブを引く。
プシュウ……、いい音だ。
ググッ、うまいっ。
うどん鍋を煮ながら、大好きな椎名誠のエッセイを読む。
何ものにも代えがたい、解き放たれた時間。
そやけど、ビールとうどん鍋だけ考えたら、
えらい安上がりのリフレッシュやなあ。

しばらくアセビを掻き分けて歩いていると、
「通報ポイント二本松7」と書かれた看板の立つ登山道に出た。
ここはアセビの原生林の中だ。

登山道をしばらく登ると、入道ヶ岳に着いた。
時差登山のおかげで、誰もいない。
今朝冠雪したのだろう、
広い頂上に名残の雪がまだらに残っている。
伊勢平野から伊勢湾へ、展望は最高だ。

北には鎌ヶ岳が氷漬けになって聳えていて、
立ち揺らぐ冷気がまるで霊気が漂っているようだ。
そして、その手前には、鎌尾根を横から支えるように、
あの空中回廊の尾根が、これも凛として白く伸び上がっていた。
今年は、空中回廊へ行かなかったなあ。
また来年にしよう。

二本松尾根の登山道を下る。
滝ヶ谷道の分岐点で登山道をはずれ、
トラロープで塞いである尾根筋を直進する。
踏み跡は明瞭な一本尾根で、
しばらく進むと、
「短山国見岳」(ひきやまくにみだけ)の標識のある小ピークに着いた。
樹林の中で、展望は全くない。
地形図の529m標高点の位置は、
このすぐ先にあるもうひとつの小ピークだ。

短山国見岳から北西に伸びる支尾根を急降下する。
下部で植林帯に入り、やがて大河原に降り着くと、
もう他のクルマは1台もなかった。

                     洞吹(どうすい)




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177. Re: 【鈴鹿】入道ヶ岳、捨てられた古道を辿る
 2003年12月16日 火曜日 08時22分 緑水

柳川洞吹さん、こんにちは。

>椿大神社大河原から、いにしえの参詣古道を辿り入道ヶ岳へ。

ハアい、いらっしゃいませ、朝寝は毎度のことですね。

>なに、11時を過ぎてはいるが、時差登山だ。

人に合わない登りルートに、下りは時間的に登山者はもう帰ってますよね。

>間もなく尾根の右腹をトラバースする、>幅1mくらいのすばらしい古道が現われた。
>ほぼ水平に伸びる古道は、次の尾根の鼻で途切れていた。

この古道を谷に降りれば本岩磐の参拝所に出るのかな、未だ訊ねたことがないです。
汚れを清めて行かないと岩に打たれるとかですよ。

>うどん鍋を煮ながら、大好きな椎名誠のエッセイを読む。
>何ものにも代えがたい、解き放たれた時間。

また一週間のリフレッシュできましたですね。
今朝の鈴鹿山は裾まで雪化粧ですブル。

                 緑水。




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178. Re2:【鈴鹿】入道ヶ岳、捨てられた古道を辿る
 2003年12月16日 火曜日 20時39分 柳川洞吹

緑水さん こんばんは

またしても、お膝元の山へおじゃまいたしました。
どうも混雑のイメージがあって、
入道ヶ岳にはなかなか足が向きませんでしたが、
時差登山はいいですね。
貸切の山になります。

>今朝の鈴鹿山は裾まで雪化粧ですブル。

いよいよシーズン到来ですね。
今年は今まで暖かすぎたので、心配していました。

年越し山の計画中ですが、
11月末から不調のパソコンは、いまだメールの発信が復旧せず、
いろいろ復旧を試みるのにも疲れました。
それで、必要なメール発信はケータイでピコピコやってる始末。
それも古いケータイだから、漢字変換がお粗末で困ります。

よい山旅を!
               洞吹(どうすい)

2006/03/18(Sat) 18:12:13  [No.2006]


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