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【日 時】2004年2月8日(日)
【山 域】大峰山脈 稲村ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】単独
【コース】川迫川支流岩本谷出合---岩本谷Ca1050m地点(往復)

 暗闇の中ひとり車を走らせる。実に2ヶ月ぶりの単独山行。
純粋に山とだけ向き合えない日々が続いて、自分の中の何かが悲鳴を上げていたようにも思える。ひとりの時にだけ感じるあの緊張感が蘇ってきた。

 天川村川合へ向かう峠越えの道は完全凍結路となっていた。最初のカーブで少し振られてから慎重にハンドルを握った。
 みたらい渓谷の駐車場にはテントが蓋ふた張り。どこへ向かうのだろうか。
白倉谷林道をすこし上がったところをねぐらに定める。雪はやはり少ない。

 4年前の同じ時期、洞吹氏とここを訪れた時には新雪のラッセルとヤブに嫌気が差して、谷筋を拝むこともなく敗退。快晴の空の下、ずいぶん早い時間から鍋をつついていた事を思い出す。

 朝、目が覚めると2台の車が通り過ぎて行った。ゆうべのテントの主だろう。目的地は同じかもしれない。かち合わないように一旦みたらい駐車場まで下り、朝飯と用足しを済ます。
 適度な積雪にワダチが付けられて走りやすかった林道も、高度が上がるにつれ雪の量が増えてきた。しかも新雪のようで、度々ハンドルをとられる。
 岩本谷出合寸前というところで、かなり先行していたはずの車が道の真ん中に止まっていた。いや、正確にはもがいていたのだった。柔らかい雪に完全にスタック状態。全部で10人ほどのパーティーのようで、総出で打開策を練っているようだ。もう1台はクロカン四駆で、すでに方向転換を終えている。
雪道に不慣れなようで、出向いていろいろとアドバイスをして車に戻り高みの見物のつもりだったが、少し車を動かそうとしたら今度はこちらもスタック。前にも後ろにも動けなくなってしまった。こうなれば脱出のお手伝いをしてゴマをするしかない。救出作戦に駆けつける。

 悪戦苦闘すること1時間半、押したり引いたり牽引したりでやっと全車脱出。和歌山の山岳会だというパーティーはクロモジ尾から稲村へ上がるらしい。
少し下った安全地帯に駐車して出発の準備をするが、時間はすでに9時半を回っている。これではとてもキレットまで届きそうもない。
山上ヶ岳へでも転進しようかとも思ったが、もう靴を履いてしまった。
えーい、めんどくさい。適当な所で引き返そうと、予定通り岩本谷へ向かう。

 橋のたもとから右岸の杣道をたどる。前回と比べて雪は格段に少ない。
面白くもない植林帯を抜けると雑木林の明るい斜面に出てほっとする。谷側に続く鹿よけ?ネットが目障りだが我慢しよう。

 雪で埋もれた杣道には所々にテープがあり心強い。
谷を渡り急斜面を上がると見覚えのある岩壁の下に出た。ここは確か前回挫折したあとてっぺんで早過ぎるランチタイムにした大岩だ。
 基部を巻いて進むと杣道は判然としなくなった。前方には鬱陶しそうなヤブっぽい斜面が続いている。前回はここで戦意喪失したのだ。
 ここで谷へ降りることにした。雪の量は大したことはない。
すぐに岩本谷へ下り立った。
 ワカンを履くほどのこともないが、岩がゴロゴロ転がる河原は雪で覆われて、油断すると岩の間にズボッとはまりこんでしまう。
しばらく歩いてワカンを装着。やっぱり楽だ。

 5mほどの滝が現れた。半分蒼く凍った流れが美しい。テープは左岸高く付いているが、巻くのもめんどくさい。右岸から立ち木の枝を利用して強引に体を引き上げた。
 続いて両岸迫ったゴルジュ。水の中に入らないと突破できそうもない。
左岸は高い岩壁、右岸は巻けないことはなさそうだが時間はすでに11時半。
どっちみち上までいけないのならここまでで十分。と思うことにしてザックを降ろす。

 頭上には小憎らしいほどの青空が広がっている。
山上ヶ岳へ上がっていたらさぞかし気持ちよかったやろなーと思うが、こんなこともよくある話。気を取り直してすき焼き鍋をつつく。
 
 下りはあっという間に出合に到着。らしくもない早い下山に黒滝温泉に向かった。400円に値下がりした入浴料を確認できたのが唯一の収穫だった。

       
                 山日和

 




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294. Re:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月11日 水曜日 22時43分 わかちゃん
waka_chan222@nifty.com

山日和さん、こんばんは〜。

単独の緊張感って、凛として気持ちいいですよね。
雪道で大変だったみたいですね。
1人だったらと思うとゾッとしますね。
(こんなとこまでJAF来てくれるのかなーとか思ったりして)

スタートが出遅れると、なんとなく嫌な感じですよね。
私も一昨年の1月に、亀山の坂本で前にも後にも進めなくなったことが
あったのですが、(雪もないのに)(^_^;
快晴で暖かくて素晴らしいお天気の日に、
予定外の事態に、山に登れずがっかりしたことがありました。

それにしても凍ってる滝を、巻かずに直登しちゃうなんて
す・ご・い・ですねー。
登るのはともかく途中で降りるなんて、
単独では難しいでしょー?!ザイルとかも使えないし。
滝は危ないですから、気をつけて下さいね〜!!



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296. Re2:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月11日 水曜日 23時43分 山日和

わかちゃん、どうもです。

>(こんなとこまでJAF来てくれるのかなーとか思ったりして)

来てくれたらいいんですけどねー。
ちょっとあせりました。(^_^;)

>快晴で暖かくて素晴らしいお天気の日に、
>予定外の事態に、山に登れずがっかりしたことがありました。

それは辛いですよね。私も林道で2輪パンクして、山登りどころでは
なくなり必死で帰ったことがありますよ。(洞吹さんも一緒でした^^;)

>それにしても凍ってる滝を、巻かずに直登しちゃうなんて

ちゃんと読んでくださいね。直登してませーん。

>登るのはともかく途中で降りるなんて、
>単独では難しいでしょー?!ザイルとかも使えないし。

無理やり登ったところはなかったので気は楽でしたよ。
ともあれ単独の時は安全第一。お互い気をつけましょう。

 ではまた巡光の山で・・・・。

             山日和




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298. Re3:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月12日 木曜日 00時09分 わかちゃん

山日和さん、こんばんは〜

>それは辛いですよね。私も林道で2輪パンクして、山登りどころでは

私も2輪ともパンクしたことありますよー。
で、そのままバーストするまで走り続けました。(笑)
竜ヶ岳のコンクリートの門を越えた所でレッカーされました。
あそこだけはなんとしても出ないと…。(^_^;

>ちゃんと読んでくださいね。直登してませーん。

あ、そっかー。身体を引き上げたと書かれていたので
勘違いしました。

わかちゃん、山用語の難しい漢字読めないし、
意味もわかんないし…。(^_^; でもって
洞吹さんの文章なんて、カナふってもらわないと
読めないし…、って言っといて下さいねー。(笑)





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301. Re4:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月12日 木曜日 22時25分 柳川洞吹

よこからしつれい

わかちゃん こんばんは

>洞吹さんの文章なんて、カナふってもらわないと
>読めないし…、って言っといて下さいねー。(笑)

むずかしいかんじばかりつかってすみません。
でも、ちょっとよみにくいほうが、
なにがかいてあるのか、すぐにはよくわからないから、
しんぴてきなふんいきがでたりして、
それが、なかなかつごうがいいのですよ。

こんどから、わかちゃんもよめるように、
できるだけかんたんなかんじをつかうように
こころがけますから、
どうかゆるしてくださいな。

よいやまたびを!
             どうすいぴょん(^^)v





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295. Re:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月11日 水曜日 22時57分 柳川洞吹

山日和さん こんばんは

岩本谷でしたか、懐かしいなあ。
もう4年も前になるのですね。
あのときは、モチベーションの低下が甚だしかったから。

>雪道に不慣れなようで、出向いていろいろとアドバイスをして車に戻り高みの見物のつもりだったが、少し車を動かそうとしたら今度はこちらもスタック。前にも後ろにも動けなくなってしまった。こうなれば脱出のお手伝いをしてゴマをするしかない。救出作戦に駆けつける。

いろいろ駆け引きもあって、大変ですなあ。
しかし、そうなってしまうと、
やっぱり、センターデフロック機構かLSD装着車じゃないと、
難しい世界になるのでしょうか。

> 悪戦苦闘すること1時間半、押したり引いたり牽引したりでやっと全車脱出

おお、1時間半もかかりましたか。
なんとも、ご苦労様でした……と言うほかは無いですが。
でも、彼らが居なかったら、道は塞がってはいないが、
それが凶と出たか、吉と出たか?

> 橋のたもとから右岸の杣道をたどる。前回と比べて雪は格段に少ない。

うーん、前は、ちょっと多すぎたのでしょうか。
モチベーション低下の理由は、それだけではなかったような。

>谷を渡り急斜面を上がると見覚えのある岩壁の下に出た。ここは確か前回挫折したあとてっぺんで早過ぎるランチタイムにした大岩だ。

あのときは味噌煮込みうどんでね、すごくうまかったです。
よく覚えていますよ。

>どっちみち上までいけないのならここまでで十分。と思うことにしてザックを降ろす。
> 頭上には小憎らしいほどの青空が広がっている。

前回も、きれいな青空でしたね。
でも、私は、自然の中でうどん鍋が食べられたら、
それだけで充分満足なので、青空が憎くはないですよ。

> 下りはあっという間に出合に到着。らしくもない早い下山に黒滝温泉に向かった。400円に値下がりした入浴料を確認できたのが唯一の収穫だった。

以前は確か700円ではなかったですか?

よい山旅を!
                 洞吹(どうすい)




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297. Re2:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月11日 水曜日 23時49分 山日和

洞吹さん、どうもでーす。

>岩本谷でしたか、懐かしいなあ。
>もう4年も前になるのですね。

時の経つのは早いもの、お互い歳を取ったはずですね。

>やっぱり、センターデフロック機構かLSD装着車じゃないと、
>難しい世界になるのでしょうか。

一応LSDは付いているんですけど・・・スタッドレスも4シーズン目となると
性能がだいぶ落ちるようです。

>でも、彼らが居なかったら、道は塞がってはいないが、
>それが凶と出たか、吉と出たか?

ワダチがなかったら途中でやめてたでしょうね。
車で単独ラッセルする勇気はありません。
それにしてもチェーンとスコップと長靴を積んでいなかったのは失敗でした。

>以前は確か700円ではなかったですか?

そうでしたね。表示を見てびっくりしました。
大峰山脈最安の温泉でしょう。

ではまた越美の雪稜で・・・・

             山日和




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303. Re3:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月12日 木曜日 23時10分 柳川洞吹

ちょっとひとこと

>それにしてもチェーンとスコップと長靴を積んでいなかったのは失敗でした。

それに、「ノコギリ」も必需品でっせ。
(経験者は語る……)

よい山旅を!
                  洞吹(どうすい)




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299. Re: 【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月12日 木曜日 11時13分 緑水

山日和さん、こんにちは。

> 暗闇の中ひとり車を走らせる。実に2ヶ月ぶりの単独山行。
>純粋に山とだけ向き合えない日々が続いて、自分の中の何かが悲鳴を上げていたようにも思える。ひとりの時にだけ感じるあの緊張感が蘇ってきた。

空白過ぎての一人山行でしたですね、自分の何かと話し合いましたか。
いつもワクワクしての山行報告楽しみにして、ヨシ!後行こうと読ませて貰っていました。

光の春は心の春、お出かけ予定がカレンダーに書き込まれて行きます。
また何処かで遭遇出来れば好いですね。

好い山旅をです。         緑水。

-- CMN v0.40aβ --




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304. Re2:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月13日 金曜日 12時34分 山日和

緑水さん、どうもです。
久しぶりなのに冴えないレポートですみません。m(__)m

>いつもワクワクしての山行報告楽しみにして、ヨシ!後行こうと読ませて貰っていました。

期待に応えなければと頑張ってました。
また会心のレポートをアップしたいと思います。

>また何処かで遭遇出来れば好いですね。

ホントですね。
ではまた光きらめく雪稜で・・・・

           山日和




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302. Re:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月12日 木曜日 22時41分 SHIGEKI

山日和さん こんばんは

> 暗闇の中ひとり車を走らせる。実に2ヶ月ぶりの単独山行。
>純粋に山とだけ向き合えない日々が続いて、自分の中の何かが悲鳴を上げていたようにも思える。ひとりの時にだけ感じるあの緊張感が蘇ってきた。
 
この感じ、山に同化するのはやはり1対1
山と我1人 特にアプローチの
> 暗闇の中ひとり車を走らせる
山への思いが一杯ですね

当方も最近は、家内とリハビリ山行にあけくれてます。
今シーズン、せめて一度は越美の雪の稜線にと思いをはせてます。
また よろしくです。
 
  SHIGEKI






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305. Re2:【大峰】岩本谷挫折顛末
 2004年02月13日 金曜日 12時40分 山日和

SHIGEKIさん、どうもです。
パーティーで行く山はそれはそれで楽しいですが、感覚が鈍っていく
ような気がしますね。五感すべてを山だけに向けるあの感じ。
忘れていました。

>今シーズン、せめて一度は越美の雪の稜線にと思いをはせてます。
>また よろしくです。

こちらこそよろしく。ぜひ越美へ・・・

           山日和

2006/03/19(Sun) 18:37:25  [No.2062]


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