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  (再)金剛山から葛城山(1) 投稿者:たんたん

 金剛山・葛城山は改めてレポートするまでもなくよく歩かれている山ですが、名古屋から出かけるにはちょっと遠い存在です。金曜日に大阪に行く用事があったため、ついでに登ってみようと思い立ちました。


【目的地】金剛山(1125m)、葛城山(956m) 
【月 日】2004年2月14日(土)
【同行者】なし
【天 気】快晴    

【行 程】 
 あべの橋6:34 → 富田林7:01/35(バス) → 金剛登山口8:05 →千早城跡8:25/35 → のろし台9:00/05 → 金剛山頂(国見城跡)9:40/55 → 葛木神社10:05/15 → 湧出岳10:25/35 → 
水越峠11:55/12:00 →葛城山頂13:30/40 → ロープウェイ前14:55/15:02(バス) → 近鉄御所15:20/24 → 18:15名古屋

【報告】
 2月に入ってから風邪で体調を崩して山どころではなかったが、折角の大阪行きの機会、何とか山にも行きたい。どっちが目的なのかわからないような格好で用務の荷物をなんとか収めて出かけた。天王寺近くに投宿したが夜には小雨が降ってなんだか雲行きが怪しい。

 翌朝まだ暗いうちに宿を出発し近鉄の富田林で下車。予めネットで調べたバス時刻は土曜は平日ダイヤのはずなのだが、着いてみたら休日ダイヤで30分も待ち時間ができてしまった。金剛バスさん、ホームページの時刻表直しておいてくださいね。

 バスの乗客は十数人でほとんどは登山者だった。登山口で下車し、指導標などが目につかなかったので他の人の後を追っていくとそのまま登山道に入った。早朝とはいえ近くの駐車場には多数の車が停まっていた。
 両側が険しい斜面の谷道を登っていくと右手に千早城跡に至る指導標があり、そちらへ分け入ってみる。急傾斜の道を喘ぎながら登り詰めると楠公を祀る千早神社の境内であった。石碑や解説板などはおろか、城があったことを思わせるものは何も見当たらない。中世の城とはいえちょっと拍子抜けであった。麓の千早集落からの参道にあたる階段からは西の展望が開けていた。茶屋のおばさんが登ってきて店を開け始めたがほかに登山者が来る気配はない。
 神社に参拝し社の裏手に続く登山道を進むと、休憩所の傍らに物見楼跡を示す看板が立っていたので登ってみた。保存状態のよい石垣が残っていた。

 ほどなく多くの登山者の往来する登山道に合流。登る人もさることながら、降りてくる人もかなり多く、しかも大半が手に手にアイゼンをぶら下げていた。広い登山道は山の斜面を切り開くように造られていて、木の階段は東海自然歩道などにもある擬木階段に比べると蹴上げが小さくて歩き易い。それでも病み上がりの身にはなかなかきつく感じた。
 
 茶屋のあるのろし台に至るとベンチにうっすら雪が被っている。標高が900mあたりになると道も凍ってきた。この時のためにわざわざ用意してきた軽アイゼンを装着。登山靴ではないのでいまいちフィットしてない感じだがこれで滑る心配なく歩ける。
 久々の山歩きは体にきつくて休み休み登っていると、登り始めの頃追い越していった年配の方がもう下っていくじゃあないですか!皆さん軽々と歩いてらっしゃるようで、さすが回数登山を競う山だけのことはある。

 かくしてやっと転法輪寺の前にたどり着き、とりあえずの目標を達成して一安心だ。境内は一面雪に覆われており、社務所の前にはかまくらも造られていた。寺の本堂から聞こえてくるのは聞きなれた般若心経だったが、木魚でなく鉦鼓の響きがなんとも密教的な雰囲気だ。
 展望のよい国見城跡に出ると、晴天で展望がすばらしかった。付近の地理には明るくないが、河内の平野にはひときわ目立つPLの白い塔が聳えている。(※大平和祈念塔というのだそうです。)広場ではこれから宴会を始めようというグループもいて賑やかだった。どうみても最高点ではない「金剛山頂」の看板の前で証拠写真を撮って神社に向かった。

 寺の横手から杉の巨木の林の中の道を登り、頂上の葛木神社に参拝する。山の本当の山頂は神社裏手で立入禁止となっていて入れないのが残念だ。
 神社を過ぎるときれいなブナの林があり、その向こうには葛城山もくっきりと見えた。この日は風が強かったが気温はやや高くて霧氷らしいものは全く見られなかった。実は霧氷を期待していたのでちょっとがっかり。なお、この翌日の日曜日に登ったという方のHPの写真を見たら、白く凍りついた木々が写っていた。何だか悔やしい。

 その後、一の鳥居をくぐってもう一つのピークである湧出岳に向う。あまり人が来ないようで、雪の上に足跡はなく私がこの日最初の訪問者のようだった。一等三角点とはいえ展望は開けず、周囲に電波塔などが立ち並んでいて目障りだ。案内図に展望塔と書いてあったものは観光客向けの施設ではなくて灯台のようなものらしく立ち入りはできなかった。



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312. 金剛山から葛城山(2)
 2004年02月19日 木曜日 23時34分 たんたん

 湧出岳で一服してから一の鳥居へ戻り、こんどは水越峠への道を下る。
 ダイヤモンドトレイルとして整備されよく歩かれている道でこの日も多くの人が歩いていた。しかしその魅力的な名前とは裏腹に杉林が続き展望もまるでない。しかも道は雪が踏み固められてカチカチに凍っていた。
 標高が下がって氷が解けてきた頃、もう大丈夫だろうとアイゼンを外したが、何歩も歩かないうちに滑って転んでしまった。服が泥だらけになった上に、ついた手を傷めてしまった。(翌日手の甲が腫れてきて焦ったが診断は捻挫。)仕方なく再びアイゼンをつけて下ることに。

 こんな季節でもたくさんの人が山頂を目指すたくさんの人とすれ違った。中学生らしき団体もぞろぞろと登ってきた。アイゼンなさそうだったが大丈夫だったろうか。団体をやり過ごすとほどなく広い林道に出た。峠への道というのに林道は下りどおしでなんだか不思議である。振りかえって見上げる金剛山は特徴の全くない山容で、通り過ぎてきたピークもどこなのかさっぱりわからない。
 次第に葛城山の斜面が近づいてきて、ようやく林道のゲートを抜けて水越峠に出た。ここを起点に歩く人も多いようで、狭い林道には多くの車が駐車してあった。体調と天候次第ではここで降りるつもりだったが、天候が悪化する気配もないので、更に葛城山を目指すことにした。


 葛城山は二十数年も前にロープウェイで来たことはあるが、やはり歩いて登らねば気が済まない。また改めて登りに来るのは面倒なのでちょっと無理してでも今回登っておきたかった。登り始めでちょうど正午を迎えたが、昼食は上でしたいと思い休憩もそこそこに歩きだした。しかし登りは急で、空腹感も覚えており疲れてたびたび足が止まってしまった。

 こちらの登路は落葉樹の林で見通しがよく、金剛山がよく見えた。体調の良い時ならば高度を稼げる急登もこの日はたいへん苦痛に感じられ、特に段差の大きい階段では足が上がらなくなるほどだった。傾斜が緩くなったら今度は雪解けの水をたっぷり含んだぬかるんだ道。山頂は近いのにとことん辛い。そして最後の杉林を抜けるとツツジとススキが広がる山頂の草地だった。空腹に耐えきれず山頂目前で昼食をとる。天気予報の通り強風が吹き荒れ、自販機の裏で風を避けての昼食となった。

 山頂には見覚えのある山名標示が立っていたが、表土の侵食がかなり進んでいて荒れた印象だった。天気は快晴が続き盆地の大和三山もはっきり見えるなど展望は素晴らしかった。
 人気がなかった山頂にはしばらくすると子ども連れの団体が来て一挙に賑やかくなった。斜面では枯れ草の上でそりを楽しんでいる別の団体も。
 ビジターセンターに立ち寄った後、ロープウェイには乗らずもうひとがんばりと登山道を下る。谷あいの道は下るにつれ凍って滑り易くなってきたが、いったんしまったアイゼンを出すのも面倒で慎重に歩いた。数回転びそうになってしまったが何とか無事に通過。

 二の滝、櫛羅の滝を経てロープウェイ乗り場にたどり着く。折良く1時間に1本のバスが出る直前で、ほとんど待つことなく御所駅に着くことができた。近鉄電車の車窓から歩いたコースを振りかえる頃には、西から流れてきた雲が稜線を覆いつつあった。





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317. Re2:金剛山から葛城山(2)
 2004年02月20日 金曜日 23時54分 わかちゃん
waka_chan222@nifty.com

 たんたんさん、こんばんは〜!

 今年は風邪が特に流行っていますね。
 たんたんさん、冬も登られるんですね。過去ログが無いので
 思い出せませんが、お花がお好きなので冬は登られないのかと
 思っておりました。違ってたらごめんなさい。

 単独ですと、なんだかお腹が空いても、頂上目指して
 もうちょっと、もうちょっととやってしまいますよね。
 時間との勝負みたいにもなってしまうし。
 でも、ふた山連続ですもんね、お気持ちわかります。
 辛い時に他人のアイゼンの心配してるとこが、たんたんさんの
 お優しいところですね。手のお怪我お大事にして下さい。

                      わかちゃん



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320. Re3:金剛山から葛城山(2)
 2004年02月22日 日曜日 00時18分 たんたん

 こん**は。

 風邪は治らなくても山に行きたくなってしまい困ったものです。今回もその後悪化しなくて幸いでした。手のケガも日常生活にさして影響はありませんのでご心配なく。

 確かに冬にはあまり出歩かなかった私もここ数年はあちこち歩いています。他の季節に歩くにはつまらなさそうなコースを冬に歩いている、と言った方が近いでしょうか。
 霧氷は何年か前に三峰山に行った時にすばらしく発達したものを見て感激しました。以後なかなかチャンスに巡りあいませんが、これもまた冬ならではの楽しみです。金剛山の霧氷もテレビでは見てましたので期待してたんですが残念でした。
 以前入道ヶ岳に行ったのも今ごろでしたよね。



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321. Re4:金剛山から葛城山(2)
 2004年02月22日 日曜日 23時12分 わかちゃん
waka_chan222@nifty.com

たんたんさん、こんばんは〜!

> 風邪は治らなくても山に行きたくなってしまい困ったものです。

わかります、わかります。山に行きたくなると、
風邪は治ったことにしてしまいます。(笑)

> 霧氷は何年か前に三峰山に行った時にすばらしく発達したものを見て感激しました。

そうですか、私も行ってみたいです。樹氷やお花の開花は、
翌年、同じ日に行っても見られるとはは限らないところが、
難しいところですね。

> 以前入道ヶ岳に行ったのも今ごろでしたよね。

2001年の2月24日でしたね。あの時はQちゃんや
コスモスさんと一緒でしたね。皆さん、お元気なのでしょうか。
お天気が悪くても、大勢で登ると楽しいですよね。
またご一緒できるといいですね。(^^)

ここはもう過去のログは読めなくなってしまったんですか?



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351. Re2:金剛山から葛城山(2)
 2004年02月28日 土曜日 00時17分 wanderer
PXA06206@nifty.ne.jp

たんたんさん、こんにちは。

同じ日、私はもう少し北の二上山にいました。
温度計は20℃。途中からTシャツ1枚で歩いていましたが、
金剛、葛城にはちゃんと雪が残っているのですね。
あの目立つ塔はPLの塔だったのですね。
初めての山域でしたので、見知らぬ風景でした。

翌日は吉野の青根ヶ峰に行きましたが、
この日は打って変わって昼過ぎでも0℃でした。
おまけに小雪まで降っていました。

 林 英明




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352. Re3:金剛山から葛城山(2)
 2004年02月28日 土曜日 23時34分 たんたん

 wandererさん、こん**は。

 同じように関西へ遠征でしたか。この日はあまり寒くなかったですね。寒さ対策で荷物が多かっただけに拍子抜けでした。

 二上山もダイヤモンドトレイルの上にありますが、私も以前起点の屯鶴峰から歩いたことがありました。数十キロに及ぶ縦走路に思いを巡らしながらも二上山雄岳から当麻へ降りましたが、踏破してみたいものです。 

 葛城山への急な登りに喘いでいる時、降りてきた夫婦の方が励ましに言葉をかけてくれましたが、聞けば二上山から歩いてきて金剛山へ向かうとの事。健脚な方がたくさんいらっしゃいます。


 PLの塔はとても大きくて遠くからでも目立ちます。宗教施設のためか観光案内にも記載されていませんのでインターネットで調べましたら教団のHPに概要が載っていました。








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316. Re: 金剛山から葛城山(1)
 2004年02月20日 金曜日 10時14分 緑水

たんたんさん、こんにちは。
> 金剛山・葛城山は改めてレポートするまでもなくよく歩かれている山です

行きたい山の一つです、良いきっかけになるかなです。でも遠いですね。
都会に近い不便な山、でも見てみたい人気が有るのは何かが有る、季節は花の咲く頃が好いのでしょう。このコースに合う人と行きたいですね。

                緑水




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319. Re2: 金剛山から葛城山(1)
 2004年02月22日 日曜日 00時03分 たんたん

 緑水さんこん**は。
 精力的に山へ出かけておられる様子、いつもレポートで拝見しております。

 金剛山のコースは見たところ杉林が多くて花の楽しみは少ないように感じました。霧氷がきれいに見えるそうですが、こればかりはタイミングが合うかどうかはわかりませんね。今回はハズレでした。
 ここではヤマガラなどの野鳥も慣れていて手に餌を食べに来ると聞いています。鳥はあまり見かけませんでしたが、山頂付近の餌台には確かにヤマガラが来ていました。

 たくさん登ってくる登山者も社務所で印をもらうとそそくさと降りて行ってしまうようですが、皆さん金剛山に何を期待して登ってくるのか聞いてみたいところではあります。



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326. Re:金剛山から葛城山(1)
 2004年02月24日 火曜日 22時03分 テラ
tera.teranishi@nifty.com

たんたんさん

金剛山、懐かしく読みました。
と言うのは、金剛山へ行ったのは、40年ほど前の昭和38年
の秋だったのを思い出しました。

当時、仕事の関係で西宮に住んでいました。
ちょうど吉川英治の「私本太平記」が新聞連載されていたのを
読んでいて、千早城の合戦の場面がおもしろくて現場を見に行
こうと、同僚と二人で行き、ついでに金剛山へ。

往きはバスも含め、これと同じ経路でした。
当時は葛木神社の裏手の最高点まで行けたように思います。

下りは水越峠へ向かうと遠いので、ススキの原をかき分けなが
ら東へ進んで、奈良県の名柄の町へ下りました。
名柄は古い面影を残した落ち着いた町並みでした。
数少ないバスを待つ間、町を散歩して御所へ。

                 テラ



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333. Re2:金剛山から葛城山(1)
 2004年02月26日 木曜日 00時17分 たんたん

 テラさんこん**は。
 古い思い出話をありがとうございます。関西に住んでいたら一度は行ってみたい山ですよね。

 私のこだわりとしては奈良県側から登ってみたかったのですが、初めてなので最もポピュラーなコースにしました。
 以前風の森から葛城山麓を御所まで歩いた時「高宮廃寺跡」に立ち寄ったことがあります。かなりしんどい思いをして行った割には石碑があるのみでしたが、思えばそこは金剛山麓。まだ山にあまり執着がなくて登ろうなどとは思いつきませんでした。

 山頂の葛木神社の裏は禁足地というほどではなかったですが、一応立入禁止の看板が付いていたので遠慮しました。拝殿前より数メートル高いだけですよね。展望もなさそうですし・・・ちょっと口惜しいです。



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424. Re:金剛山から葛城山(1)
 2004年03月26日 金曜日 20時38分 伊吹灸之進

 たんたんさん こんにちは。

青山高原といい大和方面といい よく歩かれますね。
特に青山高原は地形図の一枚分以上歩かれたようで、
お元気だなと思っていました。おかげで地形図の「平松」や「佐田」の位置関係が良くわかりました。

金剛山や葛城山のレポートも興味深く拝見させていただきました。
記憶の中ですが立派な杉林?の中の金剛山や高原風の山頂の葛城山 思い出しております。
昔むかし10何年か前の若くて元気なころ実は通り抜けているのです。

前日18切符で名古屋に寄りナゴヤ球場で開幕したばかりのナイターを見てから最終の新幹線で大阪入り、サウナに泊まって
翌日 近鉄電車でどこかの駅から二上山〜葛城・金剛〜南海の天見
駅までダイトレのイベントにわざわざ参加したことがありました。

今はそんな元気は全く有りません。

2006/03/19(Sun) 19:23:19  [No.2075]


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