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【岐阜】霧の大洞山(郡上) (画像サイズ: 2048×1536 773kB)

 先週末の土曜は休みでした。家族が揃う今や貴重な日というのに、この日は仲間と貝月山に行く予定が・・・。
 しかし、天気が崩れるという予報に前日に早々中止が決定し、図らずも家族揃って郡上に行くことになった次第。さあ、どこの山に行こうか・・・

【月 日】4月15日(土)
【目的地】大洞山(1035m:岐阜県郡上市、旧和良村)
【同行者】なし
【行 程】八幡10:20 → 大月の森(駐車地)11:00/10 → 北登山口11:25 →
     → 大洞山12:05/20 → 北登山口13:00 → 駐車地13:15 →
     → 念興寺・戸隠神社 → 八幡14:55

【報告】
 わが家の山の神様はご幼少の頃から両親の実家のある郡上八幡に慣れ親しんでおり、4月も半ばになるとお祭りに行きたいと切望する。この週末がその春まつりにあたり、山の予定のあった私と別行動で行くことになっていた。

 山がキャンセルになったため急遽私も同行することになったが、私は祭りよりも山がいい。八幡は山に囲まれた町ながら、登山の対象として興味を惹く山があまりない。八幡を拠点に短時間で行ってこられる山をネットで捜してみたところ、旧和良村に大洞山という山を見つけた。
 行った人の記録によれば、積雪期でも登山口から山頂まで1時間程度で登れる山らしい。八幡からはやや時間がかかるが、行ったことがない和良に興味を惹かれ目的地をそこに決めた。

 八幡の親戚宅で家族を下ろし、私ひとりで車を東に走らせた。九十九折の山道を登りのどかな田園風景の中を進むこと小一時間、山に分け入ったところにある「大月の森」が出発点だ。
 案内板のあるところで車を停めるとそこは管理棟のまん前。管理人が1人居たので案内図を所望する。道を教えてくれたが、奥に続く林道は荒れていて途中までで止めておいた方が良いと言われた。大雪のせいなのか倒木が道を塞ぎかけているのをいくつも避けて進み、舗装が切れる手前で車を停めた。

 いつ泣き出すかわからない空模様なので最初から雨具をつけて出発した。未舗装の林道は思ったほどには荒れておらず、普通車なら何とか進めそうではあった。まわりの林はまだほとんど芽吹き前であり、キブシやトサミズキなど花は若干見られた程度だった。

 林道終点の広場から指導標に従って登山道に入る。細い踏み跡が林を縫って谷に沿って上に続く。林床はくるぶしほどの丈のクマザサで白い隈どりが明るく感じられ、鈴鹿の笹薮に比べるとさっぱりした印象だ。道も整備されたコースというよりは、最小限に手を入れたような程度でつつましやか。生き物の気配もあまり感じられない静けさで、曇った天気が無気味さを増幅させる。
 沢の水が伏流するあたりで道が折り返して今度は山腹を横切るようになり、再び折り返すと道は尾根に乗っていた。見通しの利く落葉樹の林から一転して暗い高野槙の林に。時々急になる登りに息をきらせながら高度を稼ぐ。

 途中、尾根が分岐するところを指導標に従い左折。10分も歩くと大洞山の山頂だった。拍子抜けするほどあっさりと着いてしまった。周囲は霧に覆われて遠望は全く利かず、高木が水墨画のような雰囲気をかもしていた。晴れていたらどこの山が見えるのだろう。
 山頂の一角には一等三角点の標石があった。標石と三角点を示す標柱以外にはプレート類も少なくて、あまり登られていないのかもしれない。

 さて、ネットで検索した際、この山には三角点のほかに「天測点」というものがあるとの情報があった。これは今から50年あまり前に天文測量に使うために設けられたもので、ここの山のものは写真で見ても今にも崩れそうなシロモノだった。しかし現場にはそれらしい物は見当たらない。
 場所が違うのかと思って、薄い踏み跡のある西の尾根や、大月の森の南登山口に続く尾根にも踏み込んでみたが、それらしいものがあるそうな気配は全くない。最近壊されてしまったのだろうか????

 軽食で空腹を満たしてのち下山。途中の分岐点から西に続く薄い踏み跡もたどってみたら、大木のほかは伐開された斜面に出たが、先には何もなさそうだったので引き返した。霧の中で迷ってしまっては大変だ。
 あたりを包んでいた霧がやがて小糠雨のようになってくる。

 帰りはもと来た道を戻るだけ。沢で石をひっくり返してみると、沢蟹が出てきた。水が冷たくて動きが鈍い。沢近くには二葉葵も葉が展開しつつあったが花はまだ先のようだ。

 花の写真を撮りつつ下り、無事駐車地へ到着。帰りしなに管理棟に寄って無事下山した旨を伝えたが、その人はまだ山には登ったことはないとのことであった。他に客が来た様子は全くない。


 初めて来た旧和良村。せっかくなので帰り道いろいろ寄り道をした。
 ここで特に有名なのは「鬼の首」。平安時代に藤原高光が瓢ヶ岳の鬼を退治したという伝説があり、退治された鬼の頭蓋骨が江戸時代に和良の念興寺に持ち込まれたという。
 念興寺は、希望者には拝観させてくれるとのことなので、庫裏にその旨を伝えたら、住職が本堂を開けて本尊左側の小さな厨子の前に案内された。
 待っていると住職が骨壷ほどの漆塗り?の箱をどこからか持ってきてわざわざ厨子を開いて箱をその中へ安置し、物語を訥々と話しだした。どこまで続くのかと訝しく思った頃にご開帳だ。
 写真で見たことのある鬼の首は、不自然に思えないほどの2本の角が生えていた。(頭蓋骨は人間のもので、角は牛の角らしい。住職も、角が“生えている”と言わず“くっついている”と説明。)

 念興寺を出る頃には小雨になっていた。近くの戸隠神社にも寄り、「重ね岩」「一本杉」を見て帰途につく。山に自生する桜が緑に映えてとても美しい。
 八幡に戻ると、小雨の中でも子どもらが担ぐ神輿がまだ町内を練り歩いていた。


 ※ 昨年同時期に郡上市役所裏手の山(東殿山)に登ったところ、みごとなイワウチワの群落が花の盛りを迎えていました。
 ここにも再度行ってみたいとも思いましたが、今年はあきらめました。

 この日は家族サービスに山に親戚宅の庭木の剪定までやってしまった。なんと充実した休日!

2006/04/17(Mon) 23:33:13  [No.2323]


  Re: 【岐阜】霧の大洞山(郡上) 投稿者:伊勢山上住人  URL

たんたんさん、こんばんは。

歩き出すと、たて続きに歩かれるのですね。

> 仲間と貝月山に行く予定が前日に早々中止が決定し、さあ、どこの山に行こうか・・・

仲間との山行きが中止になって、「さあ、どこの山に行こうか」の発想が笑えますね。

> 霧の中で迷ってしまっては大変だ。
> あたりを包んでいた霧がやがて小糠雨のようになってくる。

私は、小雨の降る視界10m以下の山で迷い、谷に降りてしまいました。
見えない滝の音に「落ちたら大変だ」と、ビビリまくっていました。が、
晴れた日に見たら、高さ1m程の小さな滝でした。
知らない山で、迷って霧に巻かれると怖いものです。

>  この日は家族サービスに山に親戚宅の庭木の剪定までやってしまった。なんと充実した休日!

体調がいいと、心の健康にもよいようで、結構なことです。   伊勢山上住人

2006/04/19(Wed) 21:36:30  [No.2333]


Re: 【岐阜】霧の大洞山(郡上) (画像サイズ: 2048×1536 838kB)

伊勢さんこんばんは。


> 歩き出すと、たて続きに歩かれるのですね。

 2週続けましたが、しばらく行けないかも。次はきっと近場です。



> 仲間との山行きが中止になって、「さあ、どこの山に行こうか」の発想が笑えますね。

 知らず知らずそういう考え方をしている自分が怖いです(笑)。
 家族と出かける時も地図で目標にするのが山だったりします。



> 私は、小雨の降る視界10m以下の山で迷い、谷に降りてしまいました。
> 見えない滝の音に「落ちたら大変だ」と、ビビリまくっていました。が、
> 晴れた日に見たら、高さ1m程の小さな滝でした。
> 知らない山で、迷って霧に巻かれると怖いものです。

 帰り道、霧のなか道のない尾根にもわざわざ踏み込んで行きました。
 帰れる範囲にとどめようと思いつつ進んで、刈り払われた斜面では水墨画のような風景が見られましたが、霧の時は無理は禁物ですね。迷わないで良かったです。


> 体調がいいと、心の健康にもよいようで、結構なことです。   伊勢山上住人

 心の健康のためには山が欠かせないです。

 

2006/04/21(Fri) 22:41:41  [No.2336]


たんたんさん、こんにちは。

植物の大好きなたんたんさんの季節がやってきたって感じですね。
私もお花が好きなので、ただ単に歩くだけでは無く、最近は
お花が咲いていないかと探しながら歩いていて楽しいです。

私もお祭りより、山ですね。山歩きしていると、山歩きしない人は
いったい何をしてるんだろうかと考えた事があります。
男性ならパチンコ、女性はショッピングでしょうか。

私はお買物があまり好きではありません。人の顔を見てると登山より疲れます。
楽器や合唱をしたこともありますが、これは一人では出来ません。
登山するようになったら、ちっぽけな事でくよくよしなくなりましたし、
山に篭って居ると、見たくないものを見ないでいられます。
…って、これじゃあ凄くストレス溜まってるみたいですね。(^^;;

2006/04/20(Thu) 17:40:26  [No.2335]


Re: 【岐阜】霧の大洞山(郡上) (画像サイズ: 960×1280 452kB)

コダマさんこんばんは。


> 植物の大好きなたんたんさんの季節がやってきたって感じですね。
> 私もお花が好きなので、ただ単に歩くだけでは無く、最近は
> お花が咲いていないかと探しながら歩いていて楽しいです。

 はいはい。花のたよりを聞いて、出かけたくてうずうずしてます。
 今回の山ではあまり花に会えなかったのはやや残念でした。


> 私もお祭りより、山ですね。山歩きしていると、山歩きしない人は
> いったい何をしてるんだろうかと考えた事があります。
> 男性ならパチンコ、女性はショッピングでしょうか。

 子どもたちはお祭りというと露店が楽しみなようです。
 うちの奥さんは祭りや踊りの時には八幡に行きたがりますが、
ほぼ毎年夏に行っているにもかかわらす、踊っているところは
見たことがありません。(・・?)
 根っからの祭り好きではないらしい。


> 私はお買物があまり好きではありません。人の顔を見てると登山より疲れます。
> 楽器や合唱をしたこともありますが、これは一人では出来ません。
> 登山するようになったら、ちっぽけな事でくよくよしなくなりましたし、
> 山に篭って居ると、見たくないものを見ないでいられます。
> …って、これじゃあ凄くストレス溜まってるみたいですね。(^^;;

 ストレス解消、というとやや語弊がありますけど、私自身は花や虫や鳥、風景などぜんぶひっくるめた自然に浸るのが楽しみです。
 もっとも、最近は仕事でもさほど強いストレスを感じていません(→鈍感?)。昔の自分と比べると性格が変わってきたのかも。山の効用ですかね。

2006/04/21(Fri) 23:18:17  [No.2337]


  Re: 【岐阜】霧の大洞山(郡上) 投稿者:とっちゃん(こと)

たんたんさん、こんばんは〜。


>  しかし、天気が崩れるという予報に前日に早々中止が決定し、図らずも家族揃って郡上に行くことになった次第。

いいですね〜。なかなか日が合わず家族がそろってでかけることもできなくて、こんな日は貴重ですね〜。


>  さて、ネットで検索した際、この山には三角点のほかに「天測点」というものがあるとの情報があった。これは今から50年あまり前に天文測量に使うために設けられたもので、ここの山のものは写真で見ても今にも崩れそうなシロモノだった。

天測点って始めて聞きました。鈴鹿で、図根点というのは2ケ所で見ましたが。


>  帰りはもと来た道を戻るだけ。沢で石をひっくり返してみると、沢蟹が出てきた。水が冷たくて動きが鈍い。沢近くには二葉葵も葉が展開しつつあったが花はまだ先のようだ。

沢蟹ですか。沢蟹を見ると、子供の頃を思い出します。プールがないので、小学生の頃近くの川で泳いで遊びましたが、沢蟹がいました。

>  この日は家族サービスに山に親戚宅の庭木の剪定までやってしまった。なんと充実した休日!

自分も楽しみ、家族や親戚まで喜ばせられて盛りだくさんのいい一日でしたね〜。(*^_^*)

2006/04/27(Thu) 22:06:28  [No.2378]


Re: 【岐阜】霧の大洞山(郡上) (画像サイズ: 2048×1536 753kB)

 とっちゃんさん、こんばんは。


> いいですね〜。なかなか日が合わず家族がそろってでかけることもできなくて、こんな日は貴重ですね〜。

 これまで土曜日は気持ちよく山に行ける日だったのですが、
最近はそのような事情により、1人で山に行くのが憚られるような日になってしまいました。
 家族そろって山に行けるといいのですが、歩くのが嫌いな奴もいるので・・。


> 天測点って始めて聞きました。鈴鹿で、図根点というのは2ケ所で見ましたが。

 全国でもあまり箇所数はないようです。現在は使われていないです。
 何もこんな人里離れた山に置くこともないと思うのですがね。
 逆に考えると昔から登られていたことの裏返しでもありますね。

 某HPに載っていた写真は今年のものと思っていましたが、
よくよく見直してみたら昨年の写真でした。昨年取り壊されてしまったのか?

 因みに、三角点は一等三角点でした。


> 沢蟹ですか。沢蟹を見ると、子供の頃を思い出します。プールがないので、小学生の頃近くの川で泳いで遊びましたが、沢蟹がいました。

 沢に行くとよく石をひっくり返してみます。
 カニよりも山椒魚が出てくるのを期待してのことですが
なかなかお目にはかかれません。
 いや、なにも黒焼きにして食べようなどとは・・・。 


> 自分も楽しみ、家族や親戚まで喜ばせられて盛りだくさんのいい一日でしたね〜。(*^_^*)

 日帰りでしか行けなかったのが残念でした。

 ※写真は「鬼の首」のある和良の念興寺です。枝垂桜がきれいでした。

2006/04/27(Thu) 22:53:50  [No.2383]


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