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  【台高】花ノ木 投稿者:zipp
【台高】花ノ木 (画像サイズ: 800×600 316kB)

 16日の日曜日は、直前まで雨の天気予報。前夜の予報は午前中は雨が残るとの事だった。
が、朝起きるとすでに雨は上がっている。奥伊勢のヤブ山を目指して車を出す。
しかし道中、山を見るにまだガスっぽい。これから晴れることはわかっているが、雨露で草木が濡れたヤブを漕ぐのは御免蒙りたいので、何処に行こうかとR42を南下しつつ、オツムに山を浮かべる。
 そうだ、旧海山町(現紀北町)往古川から入る大台林道は、もう修復工事がおわってても良さそうだ。

【日時・天候】04/16 2006・曇り後晴天
【山域・山名】台高南部・往古川大台林道から千尋峠-花ノ木-花抜峠
【 コース 】11:00 大台林道駐車地−12:30 林道花抜峠古道分岐−千尋峠−14:00 花ノ木−14:20〜15:10 花抜峠−16:10 林道合流地点−17:10 駐車地

 往古川の水量は多い。広い川原に生えている木の根元も水没しているし、なんといっても遠目からでも小木森滝の白瀑がしっかり太く見える。
 大台林道、真砂鬼丸谷への下降点のヘアピンカーブを曲がってしばらく行くと通行止。思ってた以上に修復工事はままならないようだ。
 けど、メゲナイ! ・・・だって今日は、予想外の天候のモッケモノ。またこの林道から見る風景はいいもの。
奥坊主の異形の岩稜の右には、滝口から噴出しては大岩で飛び散る白布・八町滝。大淵滝も豪快に滝を落としているし、その左上には、小木森滝豪快に二段に白布を落としている。
 左手の山や滝に気をとられつつ林道を登っていく。ふと視線を右側に移すと10m先の林道横にカモシカ。おっとびっくり!立ち止まり撮影・・・、しばらくニラメッコ。
ちょっとじっれたくなり先に歩を進めると、カモシカは何も云わずに山に駆け込み、離れたところからじーっとこちらの様子を伺っているよう。「よくこの冬を乗り越えられたね!」と声をかけるが動きもしない。「グッバイ!」

 林道のカーブ、小木森滝展望台入り口と落書きされたカーブミラーで滝を見ながら一服。
滝を見ながら地形図を広げ、稜線を地形図で確認してこの先どうしようかとぼんやり考える。土倉古道を花抜峠へ抜け、その先は時間次第で考えよう。

 「花抜峠登山口」と書かれた狸谷の支沢の分岐。ザックを下ろし沢で水を汲む。これから先、ヤブかもわからぬと、脱いでいたシャツを出しグローブも出す。するとトチノキを食樹とするブルーの翅のシジミチョウ(=スギタニルリシジミ)が、グローブにとまって汗を吸い始めた。先週の汗なんだけど・・・(^^;
 改めて地形図を・・・、げっ!ない!! さっきの休憩地点で忘れたようだ。エアリアを取り出すが、花抜峠への道が登高線と同じ色、それも破線で書かれているようだが、読み取るのは難しい。
 出合を見ると狸谷の支沢(後でわかったこと・・・こちらが狸谷本谷、林道に沿うのが支沢)に石組みがありテープもあるから、この道が間違いないだろう。
それにしてもポカポカな暖かい日♪ここでのんびりして帰ってもいい感じ。

 石積道を行くが、すぐにテープは無くなり石積跡も途切れがちになる。石積跡目印に沢沿いに進んでいく。ズックの靴が落ちている・・・山林作業者のモノ? スリッパ・・・作業小屋があってその中で履いたんだろうか?怪しいゴミが落ちているのを気にしつつ、石積跡も見失った後、沢を登ったり小尾根を登っていく。
 ザレ場にあたり、周囲が明るくなって上を見ると道のようなものが、ん?林道じゃん(^^; 周囲をみると林道から不法投棄された生活ゴミが散乱している。
 ザレ場を上がり林道、どこを登ってきたのかわからないオツムのまま、千尋随道を眼前にする。
 まぁいいや、オツムの地図をここを基点にここからどこに行こうかと考える。
随道左手に稜線に上がるような道跡を確認し、取り合えず随道を抜けゲートへ。
随道を抜けると面白みの無い植林の山が広がっている。
ゲートを越えた右手にしっかりした杣道を見つけて入る。植林の山をなだらかに高度を上げながら続いている。千尋の高に続く道かもと登っていくが、途中から山腹を右に回り込みだした。崩落地ではウグイの高がきれいな峰を見せる。
稜線上の植林と千尋峠は三叉路、痩せた植林とスズタケに囲まれている。左手の道はこの杣道の延長なのだろうしっかりした道だ。花ノ木への道は、動物が通れる幅だけスズタケが無い(^^; 

 稜線の道は、しばらく枯れつつある(?)スズタケに右・植林、左・自然林が続く。時折樹間から覗く右・ウグイの高、左・熊野灘は中々痛快な望めでもある。タムシバ咲きミツバツツも彩っている。
 痩せた鞍部から上り返すと、右側も自然林。ツガやブナなども出てきはじめ、左の尾根を見送り、花ノ木山頂(1037m)。熊野灘が見渡せる雄大な景色。
ここで昼食を食べたいところだが、前方花抜峠方面になだらかな草地が見える。ゆっくりするなら花抜峠だ。
 ここからは緩やかな稜線を下降して、優しい感じの花抜峠。広々とした鞍部に草地と背丈の低い自然林のあるところだ。この地名の語源となったシキミの木も群集して生えている。
 背もたれの木のある熊野灘を見渡せる場所に陣取っての昼食だ。なんとも爽快な風景だ。
西風も吹かずポカポカ。水も少し降りたら得られそうだし、テント貼るには売って付けの場所だろうな。
 ザックを開いたら、置き忘れたと思っていた地形図が出てきた(^^;。花抜峠へとは全然別の沢を登っていたわけだと納得。するとあの石積みの道は、林道ができる前の古い千尋峠への道だったのかな?

 花抜峠は4つ辻。稜線の二つの道と嘉茂助谷造林小屋の道と大台林道へ抜ける道。
大台林道へ抜ける土倉古道は、一旦西方向へなだらかに降り、転回し東方向へ山腹をつたって続いている。途中岩場で木の梯子が腐っているが、降りられないことは無いだろう。
小木森滝の広い川原の上流部がきらきら光ってきれいだ。その光景のすぐ後に右手に道が分岐していた。きっと滝口に降りる道ではないかな?この道はもう2箇所分岐があるが、看板もあるので間違うことない。後半は植林の中を通って狸谷の右岸縁を登りから往路の沢の出合へ。

 後は林道をまた、稜線見ながら滝見ながらてくてく。
往路では気づかなかったが、岩崖にシャクナゲが開花♪初夏ですね。
 

2006/04/23(Sun) 17:48:37  [No.2339]


  Re: 【台高】花ノ木 投稿者:柳川洞吹

zippさん こんばんは

> 何処に行こうかとR42を南下しつつ、オツムに山を浮かべる。

とりたてて行き先を決めずに山へ向かう気分、なにか余裕のある一日が始まりそうな感覚、いいものですね。

>  往古川の水量は多い。広い川原に生えている木の根元も水没しているし、なんといっても遠目からでも小木森滝の白瀑がしっかり太く見える。

このあたりになると、もう私の住む大阪からは覚悟して出掛けないと、尋常の行動域ではありません。
でも、地形図を見ていると、ああ、ここも面白そう、ここもよさそう、と、想像はどんどんふくらんでいきますね。

>  痩せた鞍部から上り返すと、右側も自然林。ツガやブナなども出てきはじめ、左の尾根を見送り、花ノ木山頂(1037m)。熊野灘が見渡せる雄大な景色。
> ここで昼食を食べたいところだが、前方花抜峠方面になだらかな草地が見える。ゆっくりするなら花抜峠だ。
>  ここからは緩やかな稜線を下降して、優しい感じの花抜峠。広々とした鞍部に草地と背丈の低い自然林のあるところだ。この地名の語源となったシキミの木も群集して生えている。
>  背もたれの木のある熊野灘を見渡せる場所に陣取っての昼食だ。なんとも爽快な風景だ。

いい感じですね。
こんな感じでお昼ごはん、最高ですね。
一度は行ってみたいです。

>  後は林道をまた、稜線見ながら滝見ながらてくてく。

林道行進曲は鳴り続けるのでした……
林道歩きもまたいいものです。

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2006/04/23(Sun) 23:40:53  [No.2344]


  Re: 【台高】花ノ木 投稿者:zipp
Re: 【台高】花ノ木 (画像サイズ: 800×600 161kB)

 こんばんは、洞吹さん。


> このあたりになると、もう私の住む大阪からは覚悟して出掛けないと、尋常の行動域ではありません。
> でも、地形図を見ていると、ああ、ここも面白そう、ここもよさそう、と、想像はどんどんふくらんでいきますね。

 すると、ボヘ的山旅が良かろうかと、熊野灘の魚も美味しいよ(^^)
 地形図見ていると、面白そうな場所って、浮かんできますよね。


> 林道行進曲は鳴り続けるのでした……
> 林道歩きもまたいいものです。

 この林道、まだまだ土砂が堆積してる箇所が数箇所ありました。
もうしばらくは通行止めが続くでしょう。秋には開通できるかなぁ。

 ランチ場所からの熊野灘を貼りますね。

2006/04/24(Mon) 23:03:49  [No.2356]


  Re: 【台高】花ノ木 投稿者: 緑水

 お早うさんです

サンデー鎮魂山行アチコチに想いを埋め 吹っ切れたです
昨日は古い山連れと逢い 心のマドンナと友愛を語り
身体の芯から活力が湧いてきました

zippさんのレポ読むと 囚われないない飄々の雰囲気いいですね
同人が居るのだ サア行こう気合いを入れて ふにゃふにゃと
年末に思っていた 南紀ボヘです

坊主に行くには 袈裟から見ておかなくては成らない郡界尾根
花抜峠〜堂倉高へですね(^^)
坊主の頭越しに大海原を眺めようですね

お礼に良い情報をです
某日は明神谷辺り鎮魂して 某ハイに参加です
神之谷〜ショウジ山〜白髭岳へ周遊 なかなかに良いところでした
入之波へのルートも山稼人との出会いで確認できた
赤倉山尾根への瀬戸川沿いのデベソ峰が視野に入ってきましたです

てふてふと          緑水

2006/04/24(Mon) 08:43:13  [No.2346]


  Re: 【台高】花ノ木 投稿者:zipp
Re: 【台高】花ノ木 (画像サイズ: 800×600 218kB)

 こんばんは、緑水さん。おひさです。

> 坊主に行くには 袈裟から見ておかなくては成らない郡界尾根
> 花抜峠〜堂倉高へですね(^^)
> 坊主の頭越しに大海原を眺めようですね

 まぁ、そんなものです(^^)
嘉茂助の頭の秀峰がずーっと前から気になってもいるんです。


> お礼に良い情報をです
> 某日は明神谷辺り鎮魂して 某ハイに参加です
> 神之谷〜ショウジ山〜白髭岳へ周遊 なかなかに良いところでした
> 入之波へのルートも山稼人との出会いで確認できた
> 赤倉山尾根への瀬戸川沿いのデベソ峰が視野に入ってきましたです

 神之谷に基点にショウジ山−白髭岳の周回ルートいいですね。
東から見る白髭岳もきれいな形の山で気になっています。
「デベソ峰」って登尾のことなのかなぁ。
最近、千石山(奥ノ迷い峰)に入ると、眺望の中にデン!と伸びた赤グラ−トベット−登尾−白髭の尾根が存在感あるんですよね(^^;
 しかしもうしばらくは、わたしは東側(三重側)から台高に近づいて遊びたいと思ってます。朝が遅いというのもあるけど(^^;
 情報感謝です。

 ところで、サンデーのお骨、巡った山々に散骨され鎮魂されたのですか?

 画像は中央に奥坊主、左にちょっとガスの掛かった口坊主、右の山腹に八町滝が見えてます。

2006/04/24(Mon) 23:05:08  [No.2357]


  Re: 【台高】花ノ木 投稿者:とっちゃん(こと)

Zipさん、こんばんは〜。

> しかし道中、山を見るにまだガスっぽい。これから晴れることはわかっているが、雨露で草木が濡れたヤブを漕ぐのは御免蒙りたいので、何処に行こうかとR42を南下しつつ、オツムに山を浮かべる。

臨機応変に転進、いいですね〜。
>
>  けど、メゲナイ! ・・・だって今日は、予想外の天候のモッケモノ。またこの林道から見る風景はいいもの。
> 奥坊主の異形の岩稜の右には、滝口から噴出しては大岩で飛び散る白布・八町滝。大淵滝も豪快に滝を落としているし、その左上には、小木森滝豪快に二段に白布を落としている。

林道から、いい滝群が見られるんですね〜。温かな日だと、滝見は気分がいいですね〜。

>  左手の山や滝に気をとられつつ林道を登っていく。ふと視線を右側に移すと10m先の林道横にカモシカ。おっとびっくり!立ち止まり撮影・・・、しばらくニラメッコ。
> ちょっとじっれたくなり先に歩を進めると、カモシカは何も云わずに山に駆け込み、離れたところからじーっとこちらの様子を伺っているよう。「よくこの冬を乗り越えられたね!」と声をかけるが動きもしない。「グッバイ!」

カモシカのじっとこちらを見る姿は、なんだかとっても心にのこります。

>  稜線の道は、しばらく枯れつつある(?)スズタケに右・植林、左・自然林が続く。時折樹間から覗く右・ウグイの高、左・熊野灘は中々痛快な望めでもある。タムシバ咲きミツバツツも彩っている。

タムシバの花は大好きな花の一つです。裸木に白い花がいっぱいついて、素晴らしいですね〜。

>  痩せた鞍部から上り返すと、右側も自然林。ツガやブナなども出てきはじめ、左の尾根を見送り、花ノ木山頂(1037m)。熊野灘が見渡せる雄大な景色。

花ノ木って、なかなかいい名前の山ですね〜。沢登りのつもりで行ったら岩のぼりにたいになっちゃった鈴鹿に花ノ木谷って谷があるんですが・・・。

山から見る海は、ほんま雄大な景色やろなぁ。南の山は全然知らなくて・・。地図が頭ぬい浮かびませんが。

 

2006/04/27(Thu) 22:19:41  [No.2379]


  Re: 【台高】花ノ木 投稿者:zipp
Re: 【台高】花ノ木 (画像サイズ: 600×800 283kB)

 こんばんは、とっちゃん。

> 臨機応変に転進、いいですね〜。
 まぁ、朝遅いもので(^^;
天候や遠望の山々の様子見て、山に登れるのは、朝遅いことの長所でしょうか(^^)

> 林道から、いい滝群が見られるんですね〜。温かな日だと、滝見は気分がいいですね〜。
 この時期、雪解けで水量が多いので滝も豪快に流れて見ごろですよ。
また、この辺りの熊野灘に注ぐ谷は、海抜1000mを越える山から海抜0mの海に一挙に注ぐので、滝が多いです。その上雨量も多いときているので荒々しいです。

> カモシカのじっとこちらを見る姿は、なんだかとっても心にのこります。
 じっとニラメッコしていると、ぶひっ!ぐっぐ〜っ!!とか怒鳴られません?
ことし3匹目でした。

> 花ノ木って、なかなかいい名前の山ですね〜。沢登りのつもりで行ったら岩のぼりにたいになっちゃった鈴鹿に花ノ木谷って谷があるんですが・・・。

 鈴鹿にもありますよね、花ノ木。
 昔のエアリア(大台ケ原・大杉谷)には、「花ノ木」の地名も載っていたんですヨ。
いまのエアリアは、花抜峠の土倉古道さへ不明瞭な破線となっちゃってます。

 小木森滝を貼ります。

2006/04/27(Thu) 23:15:53  [No.2386]


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