一括表示

  野伏ヶ岳、スキー山行 投稿者:Tsutomu  URL
野伏ヶ岳、スキー山行 (画像サイズ: 2560×1920 2.8MB)

 また性懲りもなく山スキーにいってきました。昨年までは厳冬期、残雪期はワカンで、と決まっていたのですが今年は山スキーにはまってしまいました。スキーはうまいわけではないのですが、山頂から滑り降りていく快感はなかなか捨てがたいものがあります。

野伏ヶ岳(1674.3m 石徹白)/4月22日(土)/晴れ/単独行

7:20石徹白川林道広場→9:20和田山牧場跡→10:55中間点(ブナの大木)→
11:55〜13:20山頂→14:00北東尾根末端→15:50石徹白川林道広場

 当初、目的地は野伏ヶ岳の北にある薙刀山であった。しかし、前日に天候が荒れ石徹白付近は時ならぬ吹雪に見舞われたらしい。そのために積雪があり、雪の状態によっては目的地を変更しなければならないなと思っていた。

 実際に石徹白に行ってみるとかなりの積雪があったようで山々をみるとまるで厳冬期のような白さだ。とにかく白山中居神社を越えてい橋を渡ったところにある石徹白川沿いの広場に車を停めてザックにスキーをくくりつけ林道を歩き始めた。

 ザックにスキーをくくりつけて歩くのは初めてなので少し不安があったが案外バランスが良くて林道を歩く分には苦はない。先行する幾つかのグループを追い越して快調に進んでいく。

 地形が平坦になったところでスキー歩行に切り替える。林道に着いた雪は結構深く、ストックを着くとズブズブと潜っていく。壺足では歩くのが大変そうだ。

 トレースはスキーのものやスノーシューのものが重なって一本になって続いている。僕もそれを辿っていく。途中、林道をショートカットしているトレースもあったが林道を進んでいく。やがて林道上のトレースはなくなったがそれでも何となく林道を進んでいった。これが大失敗。後々までこれが響くことに…。

 林道上のラッセルは初めこそそう苦にならなかったがそのうち倒木越えなどがあったりしてジワジワと足に利いてきた。和田山牧場跡に着く頃にはもう帰ろうかなと思うほどばてていた。

 和田山牧場跡には幾つかのグループが既に休憩していた。先行して野伏ヶ岳へ向かっているグループも幾つかあるようだ。確か出発の時点で先行するグループはそれほどなかったはずだが…。林道歩きをしている内に抜かされたようだ。

 和田山牧場跡からの眺めはすばらしい。野伏ヶ岳から始まる大パノラマ。予定している薙刀山もきれいな姿を見せている。しかし、予定ルートの稜線付近をみると不気味な雪庇が…。積雪もかなりありそうだ。しかも、湿った重い雪。ラッセルできるかどうか不安だ。ということで潔く目的地を変更。野伏ヶ岳へ向かうことにする。

 野伏ヶ岳は一ヶ月ほど前に行ったばかり。その時はフリーベンチャーでの挑戦だったが結果的に楽しかった。その記憶がまだ鮮明なのでルートの様子も分かる。それに先行者があるようなので不安も少ない。

 トレースを辿ってダイレクト尾根の末端に取り付く。尾根上に上がると先行グループが休憩している。そこを通り過ぎて急斜面の手前で休憩をとりドラ焼きを食べてエネルギー補給。前回とほとんど同じだ。そのうち3人のグループが急斜面を登り始める。こちらも追うように登り始めたが、足が疲れがきていて思うように進めない。

 先行グループは尾根筋を直線的に登っていくがそれでは負担が大きいと判断し途中からジグザグに登るようにする。そうすると負担は若干減る。急斜面を一登りしてガイド等に紹介されているブナの大木が立つ中間点に出る。ここで3人グループに追いつく。

 3人はそれぞれ違ったスタイルで登っている。一人は、ゲレンデスキーに歩行用アタッチメントを付けての登高。一人は女性の方でスノーシュー。もうお一人はザックにスキーをくくりつけスノーシューというスタイルだ。スタイルが違ってもグループとして登れるのだなあと変な感心をしてしまった。

 3人を追い越して再び急斜面へ。先行トレースはここも直線的に進んでいるが僕には無理。スリップもしがちなのでジグザグに登高する事にする。途中シールがはずれそうになって直していたらその間に再び3人グループに抜かされる。彼らは直線的に尾根を登ってきた。それに続くスキー歩行のグループも直線的に登ってくる。すごいなあ。

 やがて、北東尾根とのジャンクションにでる。前回はここから正面ルンゼの急斜面へ滑り降りていったが今回は北東尾根を滑り降りようと思っている。斜面が広くて楽しいという記事をどこかで読んだことがあるから楽しみだ。

 山頂は、すでに何人かが荷物を下ろしていた。僕も荷物を下ろし少し写真を撮った。前回は気持ちに余裕がなく景色を楽しむことができなかったが今日は多少余裕があり山をじっくりみることができる。しかし、風が強く何時までもいられない。すぐさま近くの雪庇まで退散するとそこで休憩をとっているグループがあり、こちらも真似して荷物を広げる。

 まずはビールで乾杯。つかれた身体に染み渡る。思わず「あーっ!」って声をあげると僕の前で同じように休憩に入っていた老夫婦がこちらを振り向いた。「すみません…」と謝ると「こちらこそ、目の前を邪魔してすみません」と言葉を返された。そこから少し話をさせてもらった。

 お二人は長野から安房峠を越えてきたとのこと。天気が良ければ明日も鷲ガ岳に登ろうと考えているということだった。素敵なお二人で下山も仲良く下って行かれた。ああいう年の取り方をしたいものだ。

 休憩を終え、いよいよ滑降に移る。ジャンクションまでの斜面はすでに下山者やスキーヤーに寄って荒らされて滑るとスキーをとられそうになる。慎重に下って北東尾根に入る。

 北東尾根にはシュプールがひとつもない。スキーヤーはみんな正面ルンゼかダイレクト尾根へ降りていったようだ。つまり今日北東尾根を滑るのは僕が初めてということだ。少しワクワクする。だが、雪質は良くなく、ズブズブで重い。慎重に滑らないとこけそうだ。それに、足が疲れていてターンするのが辛い。+まだアルコールが残っている…。数ターンごとに息を整えないと降りていけない。トホホ…。しかし、斜面自体は想像していた以上に広く樹木も疎らで条件の良いときに来たら思いっきり滑れそうだ。それが知れただけでも良かったとしよう。

 何とか北東尾根を滑りきりそこからは平坦な雪原をシール歩行していく。これが意外と長かった。和田山牧場跡からはシールをはずして滑り降りていった。みると、先に降りていったスキーヤーは朝僕が付けたトレースを辿って滑り降りているようであながち朝のラッセルが無駄でなかったようだ…。

 下山後は、美並の「子宝の湯」へ。今時の温泉には珍しく空いていて全身に溜まった疲れをのんびり落とすことができた。

2006/04/23(Sun) 18:33:34  [No.2340]


Tsutomuさん、こんばんは。
石徹白周辺は山スキーのメッカ。いつもスキーヤーを横目で指をくわえて見てます。(^^ゞ

>  当初、目的地は野伏ヶ岳の北にある薙刀山であった。しかし、前日に天候が荒れ石
徹白付近は時ならぬ吹雪に見舞われたらしい。そのために積雪があり、雪の状態によっ
ては目的地を変更しなければならないなと思っていた。

越美方面は結構降ったようですね。私は新雪雪崩の心配で、無木立の山は避けて金草方
面へ行ってました。

>  和田山牧場跡からの眺めはすばらしい。野伏ヶ岳から始まる大パノラマ。予定して
いる薙刀山もきれいな姿を見せている。しかし、予定ルートの稜線付近をみると不気味
な雪庇が…。

10年ほど前に初めてここを訪れた時には感激しました。和田山でテントを張ったのです
が、ヒマラヤのベースキャンプに来たような(行った事ないですが・・・^_^;)気分でした。
薙刀平から稜線に上がるところはいつもすごい雪庇ができていますね。この時期には
たいてい落ちているのですが、今年はやっぱり雪が多い。

>  お二人は長野から安房峠を越えてきたとのこと。天気が良ければ明日も鷲ガ岳に登
ろうと考えているということだった。素敵なお二人で下山も仲良く下って行かれた。あ
あいう年の取り方をしたいものだ。

ホント、いい感じですねー。

>  北東尾根にはシュプールがひとつもない。スキーヤーはみんな正面ルンゼかダイレ
クト尾根へ降りていったようだ。

珍しい。いつもはいっぱい滑っているんですけどね。

>  みると、先に降りていったスキーヤーは朝僕が付けたトレースを辿って滑り降りて
いるようであながち朝のラッセルが無駄でなかったようだ…。

世のため、人のためになりましたね。(^_-)
>
>  下山後は、美並の「子宝の湯」へ。今時の温泉には珍しく空いていて全身に溜まっ
た疲れをのんびり落とすことができた。

この温泉は未踏です。ぜひ行ってみなくては・・・

                   山日和

2006/04/24(Mon) 00:20:40  [No.2345]


  Re: 野伏ヶ岳、スキー山行 投稿者:Tsutomu  URL

山日和さん、こんばんは。

> 石徹白周辺は山スキーのメッカ。いつもスキーヤーを横目で指をくわえて見てます。(^^ゞ

僕は今年からこの周辺に脚を伸ばしましたが山スキーヤーが多いのには本当にビックリしました。そして影響も受けました。

> 越美方面は結構降ったようですね。私は新雪雪崩の心配で、無木立の山は避けて金草方
> 面へ行ってました。

雪崩の事故が多発していますよね。気をつけねば…。

> 10年ほど前に初めてここを訪れた時には感激しました。和田山でテントを張ったのです
> が、ヒマラヤのベースキャンプに来たような(行った事ないですが・・・^_^;)気分でした。

僕は、奥美濃の上高地だと思いました(上高地に行ったことないのでどんなだか実際はわからないけど)

> 珍しい。いつもはいっぱい滑っているんですけどね。

たぶん、雪が悪かったせいでしょう。本当にズブズブの雪でした。良く滑ったなあと自分でも感心します。

> 世のため、人のためになりましたね。(^_-)

でも本当にばてました(>_<) …体力つけねばと思います。

> この温泉は未踏です。ぜひ行ってみなくては・・・

中の中といった温泉でこれといって特徴もありませんでした。でも空いていたのでのんびりできて良かったです。これからも時折利用しようかと思います。

                       Tsutomu
                   

2006/04/24(Mon) 21:48:36  [No.2351]


Tsutomu さん始めまして 緑水といいます
レポ楽しく読ませて頂きました 以後お見知りおきをです

> スキーはうまいわけではないのですが、山頂から滑り降りていく快感はなかなか捨てがたいものがあります。

キャー好いですね 黄色い声が飛びませんでしたか
昔はスキー全盛だったですね
赤倉 関 燕のゲレンデ 若い若い人達ばかり楽しかった想い出が甦ってきます

> 野伏ヶ岳(1674.3m 石徹白)

此処は好いところですね
山日和さんのレポに尻叩かれて チョコマカ出かけたところです
今年の雪の状態が良く分かりましたです

> トレースはスキーのものやスノーシューのものが重なって一本になって続いている。

人の歩いた雪道なんて・・・のお方もいますが 
人足を辿る Ryokuにはこれも魅力のひとつに成ってます

> 林道上のラッセルは初めこそそう苦にならなかったがそのうち倒木越えなどがあったりしてジワジワと足に利いてきた。和田山牧場跡に着く頃にはもう帰ろうかなと思うほどばてていた。

単独だと堪えるですね 先陣は先人に任せてですね

> ここで3人グループに追いつく。
> 3人はそれぞれ違ったスタイルで登っている。一人は、ゲレンデスキーに歩行用アタッチメントを付けての登高。一人は女性の方でスノーシュー。もうお一人はザックにスキーをくくりつけスノーシューというスタイルだ。スタイルが違ってもグループとして登れるのだなあと変な感心をしてしまった。

成熟したグループなのか にわか知り合ってのパーテーか
昔なら考えられなかった スピードが全然違うのになあ
ザック持たず ボーダーだけでの若いの見受けるもの・・・

> +まだアルコールが残っている…。数ターンごとに息を整えないと降りていけない。トホホ…。しかし、斜面自体は想像していた以上に広く樹木も疎らで条件の良いときに来たら思いっきり滑れそうだ。それが知れただけでも良かったとしよう。

スキー上手なんだ ウラナマシイなあ 
昔 八方尾根を尺八ザック背負ってスキーで降りた
こんな恐ろしい物はない思ったですね
もう遣れないだろうなあ せめてプラスチックソリを持参ですね
小白山へ広大な雪原へ滑り込み 誘惑が有りましたでしょうに

> 下山後は、美並の「子宝の湯」へ。

有料に成っちゃって残念です
子宝の種を活性化させてのご帰還ですね

好い日 好い山遊びをです      

                緑水

2006/04/24(Mon) 08:44:40  [No.2347]


  Re: 野伏ヶ岳、スキー山行 投稿者:Tsutomu  URL

緑水さん、はじめまして

> Tsutomu さん始めまして 緑水といいます
> レポ楽しく読ませて頂きました 以後お見知りおきをです

こちらこそよろしくお願いします。

> 昔はスキー全盛だったですね

山頂で会った長野から来たというご夫妻も「最近はスキー場が空いてきました。」と言ってました。リフト待ちが無くなったそうです。

> 山日和さんのレポに尻叩かれて チョコマカ出かけたところです
> 今年の雪の状態が良く分かりましたです

一ヶ月の間に野伏ヶ岳に二回も行くとは思いませんでした。いい山です。きっと来シーズンも何度か足を運びそうな気がします。

> 人の歩いた雪道なんて・・・のお方もいますが 
> 人足を辿る Ryokuにはこれも魅力のひとつに成ってます

新雪に踏み跡をつけていくのも楽しいですし、人の踏み跡を辿って景色を楽しむのも好きです。人の踏み跡を辿って勉強になることもあるような気がします。

> 単独だと堪えるですね 先陣は先人に任せてですね

本当に…。何でもないところでは人の跡を辿るのがいいです。

> 成熟したグループなのか にわか知り合ってのパーテーか
> 昔なら考えられなかった スピードが全然違うのになあ
> ザック持たず ボーダーだけでの若いの見受けるもの・・・

3人は比較的若いグループでした。お互いスピードを調整しながら登っていたみたいです。

> スキー上手なんだ ウラナマシイなあ 
> 昔 八方尾根を尺八ザック背負ってスキーで降りた
> こんな恐ろしい物はない思ったですね

上手いことはないです。ゲレンデで瘤斜面を上手く降りられないし…。ただ滑り降りることができるといった程度です。それでも山で滑り降りるのは気持ちいいと思いました。

> もう遣れないだろうなあ せめてプラスチックソリを持参ですね

ショートスキーがありますよ!結構いいですよ!

> 小白山へ広大な雪原へ滑り込み 誘惑が有りましたでしょうに

そうなんですよね、雪質が良ければぜひ行きたい。来シーズン以降の楽しみです。

> 有料に成っちゃって残念です
> 子宝の種を活性化させてのご帰還ですね

えっ!無料だったのですか?
空いててのんびりできて良かったです。これからも度々利用しようかな。

> 好い日 好い山遊びをです

良い山遊びをしたいです。これからもよろしくお願いします。      

                Tsutomu

2006/04/24(Mon) 22:21:58  [No.2352]


  Re: 野伏ヶ岳、スキー山行 投稿者:とっちゃん(こと)

Tsutomuさん、こんばんわ〜。

石徹白に行ってこられたんですね。

去年、初めて石徹白の山に出会えて、とても感動しました。

今年もまた行きたい思いを、去年から、そしてこの3月・4月とつよく心にいだきつづけています。

Tsutomuさんのように、おもいたったらすぐにとんでいけるといいのですが、残念ながら無力です。

なんとか、この4月中に歩きたい石徹白の山。

小白山、枇杷倉山、願教寺山、銚子ケ峰、夢は尽きることなく、いつ叶うとも知れず。

2006/04/24(Mon) 22:40:38  [No.2355]


  Re: 野伏ヶ岳、スキー山行 投稿者:Tsutomu  URL

> Tsutomuさん、こんばんわ〜。

とっちゃん(こと)さん、こんばんわです

> 石徹白に行ってこられたんですね。
>
> 去年、初めて石徹白の山に出会えて、とても感動しました。

僕は今年が初めてです。素敵なところでのめり込みそうです。すでに来シーズンの計画を立てていたりして…。

> Tsutomuさんのように、おもいたったらすぐにとんでいけるといいのですが、残念ながら無力です。

力があるわけではありませんが、こういうことができる環境には感謝しています。でもそのうちバチが当たりそうです。

> なんとか、この4月中に歩きたい石徹白の山。
>
> 小白山、枇杷倉山、願教寺山、銚子ケ峰、夢は尽きることなく、いつ叶うとも知れず。

登りたい山を持っていることが喜びとも…。
みなさんに刺激されて登りたい山を増やしたいと思う今日この頃です。

2006/04/25(Tue) 00:04:49  [No.2360]


掲示板に戻る