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【日 時】2005年5月22日(日)
【山 域】鈴鹿中部 イブネ周辺
【天 候】曇り時々雨
【メンバー】4名
【コース】鳴野橋8:20---9:28塩津(木橋)9:44---10:53杉峠11:05---11:48イブネ12:40
     ---14:04タイジョウ14:10---15:10 P962 15:38---16:05カクレグラ手前---
     17:36鳴野橋

昨日の好天から一変して、朝から時折水滴の落ちる冴えない空模様である。時期もいよいよ奴等の活動シーズンに突入する頃。今日の天気はまさにうってつけのヒル日和。
こんな日に千種街道、別名ヒル街道を行くのだから覚悟が必要だ。

岩ヶ谷林道の入口にはフェンスが置かれ、通行止めとなっていた。たとえ通ることができても自分の車では行く気がしないが。
久し振りのフジキリ谷はまた、久し振りの鈴鹿でもある。奥ノ畑谷分岐の木橋でひと息入れる。何時来ても変わらない佇まいに心が和む。

当初はタイジョウへ直接上がってからイブネを回るつもりだったが、往復とも林道歩きはイヤなので、まずイブネへ向かいタイジョウからカクレグラまで縦走することにした。ロングコースだが、天気さえもってくれればなんとかなるだろう。
イブネへのルートだが、通常は北谷か、左岸尾根を上がるところだが、今日は千種街道のノーマルルート。
この杉峠越えの旧街道は、しっとりとしたフジキリ谷源流の佇まい、源頭に広がる伸びやかな疎林、谷を離れてゆったりとカーブしながら峠へ上って行く道形の美しさ。そのどれをとっても鈴鹿屈指の峠道であろう。奴等さえいなければ・・・

向山鉱山跡を見学する。ここからどうやって運び出したのだろうと話し合う。するとN氏の靴に茶色のクネクネする物体がうごめいている。やっぱり出てきたか。もう少し早く出るだろうと思っていたが、意外に遅いお出ましだ。ヒル初体験のN氏はパニック状態である。全員やおらヒルチェック。
他のメンバーは無事だった。用意してきた虫よけスプレーを振り撒いて改めて予防に励む。
素晴らしい街道の並木道は昨年の風水害のせいか、かなり荒れた印象であった。

あまりにも見事なミズナラの巨樹を過ぎたところで白い玉の群れに出会う。
開いていたのは一輪のみだったが、その清楚で可憐な姿は清々しい気持ちにさせてくれる。

杉峠。その名の由来となった曲がりくねった幹を持つ杉越しに望む御在所の姿は独特の雰囲気を持っている。ただ、雨乞側の斜面はササが枯れたのか丸裸状態で、峠の風情は少し損なわれているようだ。
前後して歩いていた雨乞へ向かう4人パーティーと別れ、杉峠の頭へ向かう。シカの楽園だったササ原も丸坊主である。しかしシロヤシオのこれまた清楚でありながら絢爛な花の群れが出迎えてくれた。杉峠の頭まではシロヤシオのトンネルだ。

アゲンギョから佐目峠へ向かうと今度はピンクのかたまりが見えた。シャクナゲだ。
先週あまりにも凄いのを見たので感動は薄いが、やはり美しいものは美しい。
佐目峠劇場は緞帳が半分下りたような展望、鎌の勇姿もうっすらという感じである。
雨ならアゲンギョの樹林で食べるつもりだったが、なんとか持ちそうなのでイブネで昼飯としよう。

年々勢いが衰えるイブネのササ原は可哀想なぐらい背が低くなっている。おかげで昼飯を食べる場所には事欠かないが。初めてクラシ谷から上がって来た時、背丈を没するササの海を泳ぎながら方向を定めて強引に掻き分けたのがウソのようである。

ついに降ってきた。杉峠までの間でもポツポツときていたが、樹林帯の中ゆえ雨具を着るほどのこともなかった。ちょうど食事も終わった事だし、ここでは逃げ場がないので雨具を着て退散である。
アゲンギョまで戻り、タイジョウへの尾根に入る。このアゲンギョというところは心落ち着く素晴らしい疎林の台地である。二次林ゆえ太いブナはないが、若々しいブナがすっくと伸びるさまは美しい力強さを感じる。

アゲンギョを抜けると広々とした尾根は一転してヤセ尾根に変わる。シャクナゲもその数を増し、足元にはイワカガミが目を楽しませてくれる。
細かいアップダウンの続くやせた稜線からふと谷に目をやると、先ほどとは比べものにならない白玉の群落があった。全員駆け下りて俄かに探勝会開催である。
谷を埋め尽くすかのような白玉の群れは初めての経験だった。

展望は皆無だが非常に雰囲気のあるタイジョウは好きな山頂のひとつである。
結構いい時間になったので身の振り方を協議する。ここから直接フジキリ谷へ下りてもいのだが、衆議一致で縦走続行となった。

佐目子谷川に時折大きなガレを抱えるこの尾根は、快適と言えない部分もあるものの概ね静かな稜線歩きを楽しめるいいルートである。
P962で小休止。ここまで来ればメドはついた。時間は押しているのだが、ゆっくりと最後のコーヒータイムを楽しむ。
カクレグラはもういいだろう。頂上はカットして、手前から向平へ下りようと思っていた。
明瞭な尾根にテープがしっかり巻かれている。「これやこれや」とズンズン下って行った・・・
はずだが何時まで経っても高度が落ちない。いつの間にか北西を向いている。これはカクレグラから入道ヶ原への尾根に入ってしまったようだ。するとさっきの分岐はカクレグラの寸前だったのか。
山頂に未練はないが、自分の読図のいい加減さにがっくり。
戻るつもりはさらさらないので、ここは巡視路ルートを行くしかあるまい。
もともと地図にはこのルートを予定して赤線で入れていたのだ。
明瞭な踏み跡がある自然林の尾根がしばらく続いた後、片側伐採、植林の面白くない尾根に変わった。
いいところもここまでかと思っていると、747mの標高点あたりから再び感じのいい自然林になった。
天気が悪いせいもあり、あたりは薄暗くなってきた。
747mの平坦部から少し登り返すと送電線巡視路と交差する。おなじみの中電伊勢幹線の巡視路である。
ここまで来ればひと安心。やや荒れて不明瞭な部分もあるが、ポイントに必ずある見慣れた黄色い標識が心強い。

最後は滝かと思わせる堰堤を横に見て渋川本流を飛び石で渡る。
キャンプ場の犬のワンワンという歓迎で長い一日が終わった。

               山日和

2005/05/25(Wed) 19:04:25  [No.242]


山日和さん こんばんは

これはまさに、ロングロングゴールデンコースですね。

> 昨日の好天から一変して、朝から時折水滴の落ちる冴えない空模様である。時期もいよいよ奴等の活動シーズンに突入する頃。今日の天気はまさにうってつけのヒル日和。
> こんな日に千種街道、別名ヒル街道を行くのだから覚悟が必要だ。

いやいや、私は覚悟ができませんね。
やつらは気温が25度を超えると活動を始めるという。
だから、25度を上回りだすと、警戒警報発令ですぞ。

> アゲンギョまで戻り、タイジョウへの尾根に入る。このアゲンギョというところは心落ち着く素晴らしい疎林の台地である。二次林ゆえ太いブナはないが、若々しいブナがすっくと伸びるさまは美しい力強さを感じる。

北谷を詰めてアゲンギョの台地に上がるとき、
いつも異郷(いい意味の)に入ったような気持ちがします。

> 展望は皆無だが非常に雰囲気のあるタイジョウは好きな山頂のひとつである。

ここは落ち着く山頂ですね。
私も好きなところです。

> 明瞭な尾根にテープがしっかり巻かれている。「これやこれや」とズンズン下って行った・・・
> はずだが何時まで経っても高度が落ちない。いつの間にか北西を向いている。これはカクレグラから入道ヶ原への尾根に入ってしまったようだ。するとさっきの分岐はカクレグラの寸前だったのか。

へえ、ご苦労さんだす。
向平右岸へ降りるのは、
主稜線分岐からすぐ、この尾根がちょっと太って真西に向いたときに、
南へちょっとヤブコギで降りて南向きの尾根に乗らないといけませんね。
わかりにくいので、うっかりすると通り過ぎてしまう。

> 山頂に未練はないが、自分の読図のいい加減さにがっくり。

山日和さんによくあるパターンみたい。

> 天気が悪いせいもあり、あたりは薄暗くなってきた。

昔の、佐目子谷〜カクレグラの話を思い出します。

> 747mの平坦部から少し登り返すと送電線巡視路と交差する。おなじみの中電伊勢幹線の巡視路である。

中電の巡視路はありがたいですね。
いやいや、お疲れ様でした。

よい山旅を!
                       洞吹(どうすい)

2005/05/26(Thu) 23:59:39  [No.243]


洞吹さん、どうもです。

> いやいや、私は覚悟ができませんね。
> だから、25度を上回りだすと、警戒警報発令ですぞ。

洞吹さんのヒル嫌いも本物になりましたね(誰でもか^^;)

> へえ、ご苦労さんだす。
> 向平右岸へ降りるのは、
> 主稜線分岐からすぐ、この尾根がちょっと太って真西に向いたときに、
> 南へちょっとヤブコギで降りて南向きの尾根に乗らないといけませんね。
> わかりにくいので、うっかりすると通り過ぎてしまう。

よく見ながら歩いてたつもりなんですけど・・・
見落としてしまいました。

> 山日和さんによくあるパターンみたい。

すみませんねー。学習能力ゼロで・・・(^_^;)

> 中電の巡視路はありがたいですね。
> いやいや、お疲れ様でした。

おかげさまで充実したコースになりました。

ではまた梅雨空の渓で・・・・

              山日和

2005/05/27(Fri) 17:59:43  [No.244]


山日和さん、お早うさんです。
好いお天気が続きますね、こんな梅雨前の好天は過去に一度の記憶が有るだけ。強烈な印象があるから残ってるのだろうけどね。

> 昨日の好天から一変して、朝から時折水滴の落ちる冴えない空模様である。時期もいよいよ奴等の活動シーズンに突入する頃。今日の天気はまさにうってつけのヒル日和。

ネッ。最近は休み都合の山行から、天気見合いの山行に切り替えつつあります。

> イブネへのルートだが、通常は北谷か、左岸尾根を上がるところだが、今日は千種街道のノーマルルート。

パーティー山行だと公約数的なルートも勉強に成りますね。

> 開いていたのは一輪のみだったが、その清楚で可憐な姿は清々しい気持ちにさせてくれる。

玉チャンか、こんなの読むと逢いたくなるなあ。長年逢った君はいなく成っていたけど、そんなの見ると落ち込みますね。

> 年々勢いが衰えるイブネのササ原は可哀想なぐらい背が低くなっている

可哀想の気持ち優しいんだ。昔はね短い笹原で雑木も無くて、雉がタマゴを抱く好い草原だった。前には戻らないけれど短い草原に戻ると良いだろう思う。

> 明瞭な尾根にテープがしっかり巻かれている。「これやこれや」とズンズン下って行った・・・
> 天気が悪いせいもあり、あたりは薄暗くなってきた。

ロングコース撤退時のルート選択に、人連れ時はメンバーによるけれど気を使いますね。
緑はこのコース下山を林道に取り、山行の余韻に浸りお喋りに花咲く歩きました。

アサ早く ヒルに負けずに ヨル帰る   かな 緑水。

2005/05/28(Sat) 09:28:32  [No.248]


緑水さん、どうもです。

> 好いお天気が続きますね、こんな梅雨前の好天は過去に一度の記憶が有るだけ。強烈な印象があるから残ってるのだろうけどね。

最近は週末の天気のめぐり合わせが良くて助かります。
この日も雨に降られたというほどでもなく、涼しくてかえってよかったですね。

> ネッ。最近は休み都合の山行から、天気見合いの山行に切り替えつつあります。

うらやましいですなー。天気だけ見てさっと出かける、そんなパターンやってみたいですね。
でもあまり晴天ばかりだと雨の風情を楽しめなくなりますね。(←本気で思ってない^_^;)

> パーティー山行だと公約数的なルートも勉強に成りますね。

いつもバリハイルート歩いてるメンバーなのですが、杉峠越えの道が好きなので今回はあえてこちら
にしました。

> 玉チャンか、こんなの読むと逢いたくなるなあ。長年逢った君はいなく成っていたけど、そんなの見ると落ち込みますね。

ヤシオ君も元気でしたよ(^_^)

> ロングコース撤退時のルート選択に、人連れ時はメンバーによるけれど気を使いますね。

そうですね。顔色見ながらいろいろ検討します。

> アサ早く ヒルに負けずに ヨル帰る   かな 緑水。

ざぶとん一枚っ\(^o^)/

ではまた梅雨空のコバで・・・・

                   山日和

2005/05/29(Sun) 10:29:44  [No.251]


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