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【湖 西】巨大ブナに出逢う 荒谷から芦谷岳 (画像サイズ: 600×800 276kB)

 「福井の雪山」でベルグラ山岳会の瓜生氏は、敦賀市山
集落から野坂岳南尾根への巡視路を「後世に残したい登山道のひとつ」と表現している。
それほど素晴らしい道ならば行ってみるしかあるまい。

【日 時】2006年6月24日(土)
【山 域】湖西 芦谷岳周辺
【天 候】晴れ(稜線上はガス)
【メンバー】4名
【コース】荒谷登山口8:16---10:00稜線---P840m---11:40芦谷岳---
11:52P840m 13:18---14:56アシ谷林道---15:40黒河林道---16:12駐車地






 山集落から荒谷林道への入り口がわからずウロウロするが、民家へ
の道路のような坂を上がると荒谷沿いのよく整備された林道に出た。
林道終点は広場になっており、一見山小屋のような小屋があるがカギ
がかかっている。
小屋の前には妙にリアルなかかし?が立っていて、ドキリとさせられ
る。同行のY夫妻、Tさんも「誰か人がいる」と言ったほどだ。
 登山道を示す標識はなにもないが、巡視路の赤い標識に「野坂岳」
と書かれたものがいくつか続くのでわかりやすい。

 
 鉄橋を渡って左岸沿いの巡視路をしばらく進み、小さくなった荒谷
右俣を渡ると今度は左俣に沿って道は続いた。目的の尾根はこの右俣
と左俣の中間尾根である。
ひょっとして道を間違えたかと思った頃に件の標識が現われ、尾根に
向かって植林斜面を上がっていく。
 登りついたところはちょうど鉄塔が立ち、汗だくの体に心地よい風
が吹きぬけた。
ここからの巡視路は非常によく整備され歩きやすいが、家の裏山とあ
まり変わらず変化には乏しい。
いいところはどこから始まるんだと思いながら2番目の鉄塔を過ぎる。
敦賀市内の展望が開けた。

 
 登り始めから1時間あまり、林相もよくなってきたと思ったら、右の
方に巨大な物体の気配がした。
ブナだ。文句なしにでかい。道から50mほど入ってそばに近寄る。
1本に見えたブナは奥に根方から枝分かれしたもう1本のブナと重なっ
て見えていたのだが、手前のブナだけ取っても驚くべき太さである。
幹周り5mくらいあるのではないだろうか。これほどのブナにお目にか
かるのは初めてかもしれない。
君はひょっとして野坂の主なのか。

 ここからがブナの回廊の始まりだった。大御影山北西尾根のような
広がりはないが、ひとつひとつの立ち姿が実に個性的な大ブナのオン
パレードである。
 3本のブナが根元から放射状に広がったもの、2本の姿の違うブナが
合体したもの、目の高さあたりでドッキングしてまた離れていくもの
等々、ブナの品評会さながらである。
 高い位置までスックと立ち、そこから枝を伸ばしているブナより
も、こういう個性の強いブナ達の方が強い印象を受ける。
大きなブナに出会う度に寄り道をするのでまったくペースが上がらな
いが、これがブナの森の正しい歩き方なのだと思う。

 野坂岳と三国、赤坂山を結ぶ稜線に出た。三国山へ向かう南方向へ
は今までの立派な道と違い薄い踏み跡程度である。迷い込むのを防
ぐためかヒモと木で通せんぼがしてあった。
 ここでY夫人の地図読み講習会が始まる。コンパスの使い方と地図の
合わせ方をY氏とTさんに説明、私は後ろでふんふんとうなずくのみで
ある。
 野坂岳から単独者がやってきて「山集落はこっちですか」と尋ねら
れた。車はどうするんだろうと聞くと「下りてから岩篭山へ登って電
車で帰ります」と言う。元気な人である。

 ひと休みの後南へ向かう。目的地は866mの標高点、芦谷岳(葦谷岳)
である。
この山は地形図に名前がなく、いわゆる登山道もない。
この山との出会いは草川啓三氏の「湖西の山を歩く」だった。
その本の記述と1枚の写真。小さな池に佇む1本のブナがこの山を訪れ
るきっかけだった。
2年前、横谷川から前述の池を経由して山頂に立ち、この尾根を辿っ
た。
昨年は黒河川から源頭部の湿地を探り、山頂から三国山まで縦走して
ブナ林の魅力を堪能した。
有名な野坂岳と三国、赤坂山に挟まれたエアポケット地帯だが、両山
をはるかに凌ぐ魅力あふれる原始の臭いのする山塊である。

 この尾根は広過ぎず、狭過ぎず、適度なアップダウンが続く。動物
の楽園でもあるのだろうヌタ場もあちこちに見られる。
これまでと違い巨大なブナは見られず、ややヤブっぽいところもある
が、おおむね快適な尾根歩きである。
コアジサイやヤマボウシが満開で彩りを添えてくれる。


 鞍部を過ぎCa840mのピークへ最後の登りにかかる頃からガスがあた
りを包み始めた。
下から見上げた時にもそうだったが、およそ750mのラインを境にガス
がかかっているようである。
 芦谷岳東峰とも言うべきこのCa840mピークはなんとも言えず不思議
な雰囲気の場所である。
どうやってできたのだろうと思わせる曲がりくねった木が目立つ林
は、湧いてきたガスに霞んで幽玄の世界を作り出している。
 ここの方が食適地であるが、とりあえず芦谷山頂へ向かう。

緩やかに登れば頂上はすぐ、相変わらず何もない清々しい山頂であ
る。
山名と標高を記した小さなプレートがひとつだけ。横谷川から吹き上
げる風が冷たく寒いくらいである。引き返してCa840mで昼飯としよ
う。

 下山は792m標高点を経由する北東尾根を選ぶ。この尾根はとっちゃ
ん達が積雪期に使ったルートだが、無雪期は歩けるかどうか。
 下り始めからまた素晴らしいブナ林が続き、またもやゆっくりペー
スとなる。
左に食い込む谷の斜面がいい感じである。
林床はややうるさいものの、密度の濃いブナに心は満たされる。
これがこのまま続けば言うことはないのだが、そう甘くはなかった。
 792mから先は尾根も複雑になり、見通しも利きにくいのでGPSで
チェックしながらの前進である。
かすかに続いていた踏み跡らしきものがブッシュの中に消えてしまい
有視界飛行となるが、進むべき方向がわかりにくく軌道修正を繰り返
す。
 途中東側の谷の源頭が開けた場所からは正面に岩篭山を望むことが
できた。
V字に開けた視界に立ち枯れの高い木を前景にした岩篭山の姿が美しく
見えた。

 しばらくヤブが続いたが、ブナの立つ小広い場所まで来るとやっと
普通に歩けるようになった。
下生えの少なくなった雑木林を抜けると段差なしで林道に飛び出し
た。北東に長く尾を引く尾根を乗り越す地点である。
 ここからは長い林道歩きが待っているが、今日もまたブナの森に浸
れた満足感を胸に歩く林道は退屈しなかった。

                  
             山日和

2006/06/25(Sun) 16:14:46  [No.3018]


山さん、こんばんは〜。

>  「福井の雪山」でベルグラ山岳会の瓜生氏は、敦賀市山
> 集
> 落から野坂岳南尾根への巡視路を「後世に残したい登山
> 道の
> ひとつ」と表現している。


瓜生さん、絶賛の尾根、期待どおり素晴らしかったようですね〜。

山さんが下山に使った尾根から雪山で登り、芦谷岳から野坂岳へ縦走した時、上からこの尾根を見下ろしながら、いい感じの尾根やなぁ〜次回はぜひこの尾根を歩きたいと思ってました。

巨木は、生きていてくれるだけで、感動と、生きる力、癒し、いろんなものを伝えてくれますね。

私は、命の愛おしさを、一番に感じます。

できれば、健やかに幸せに人生を生きるように、すくっと育って欲しいと思う私の心が、特徴を持った色んな形のブナ(木々)を見ると人生(生きること)の苦労を見ているように痛みを持って見てしまうので、少し苦しくなります。ブナは言葉を発しないけれど。

よき仲間と歩かれた一日、ほんとうに幸せな時間でしたね。

Yさんご夫婦はお元気でいらっしゃいましたか?Yさんご夫妻の初書き込み、ひいちゃんの再びの書き込みくださるの待ってますよ。

また、ヤブコギの仲間が、山さんレポに素晴らしさに、後追いで歩かれるかもね。(*^_^*)

2006/06/25(Sun) 22:06:30  [No.3022]


Re: 【湖 西】巨大ブナに出逢う 荒谷から芦谷岳 (画像サイズ: 800×600 115kB)

とっちゃん、どうもです。

> 瓜生さん、絶賛の尾根、期待どおり素晴らしかったようですね〜。

ただ、あのブナのことには触れてませんでした。あのルートの報告のHPを見ても不思議なことに書いてありません。気付かなかったのかな?

> 巨木は、生きていてくれるだけで、感動と、生きる力、癒し、いろんなものを伝えて
くれますね。

そうやね。私はなにか懐かしいものを覚えて立ちすくんでしまいます。

> できれば、健やかに幸せに人生を生きるように、すくっと育って欲しいと思う私の心
が、特徴を持った色んな形のブナ(木々)を見ると人生(生きること)の苦労を見てい
るように痛みを持って見てしまうので、少し苦しくなります。ブナは言葉を発しないけ
れど。

曲がりくねったブナを見て、苦労しているなんて思わない方がいいで
すね。
彼らは彼の地であたり前に生きている、真っ直ぐであろうが曲がって
いようが関係なしに。それを人間の人生と重ね合わせるのは人間の勝
手な感傷であり、傲慢ですらあると思います。自然はそんなに弱いも
のではありません。
キツイこと書いちゃいましたが、癒してくれる存在であることは事実。
またブナを求めて新たな山旅に出ようっと。(^_^)

                  山日和

2006/06/25(Sun) 23:09:03  [No.3026]


山日和さん、こんばんは。

最近GPS軌跡をアップしてくれないのですね。
レスする機会を無くしています。

> 湖西 芦谷岳周辺

カシミールで野坂岳は表示されますが「芦谷岳」がヒットしません。
P866のことですか?

> 2番目の鉄塔を過ぎる。敦賀市内の展望が開けた。

違うようですね。
やはりGPS軌跡が欲しい。

> ブナだ。文句なしにでかい。
> これほどのブナにお目にかかるのは初めてかもしれない。

山日和さんの、またまた「初めて」
大御影山すばらしかったです。
このブナに会いにぜひ行きたい。

> 目的地は866mの標高点、芦谷岳(葦谷岳)である。

答え書いてくれてありました。
(ちゃんと読んでからレスせよ!あわて者)

いつもの 伊勢山上住人 でした。

2006/06/25(Sun) 23:40:46  [No.3028]


Re: 【湖 西】巨大ブナに出逢う 荒谷から芦谷岳 (画像サイズ: 800×600 184kB)

伊勢さん、どうもです。

> 最近GPS軌跡をアップしてくれないのですね。

してますよー。ヤブラムを見てくださいね。ご自分も
アップしてるんだから見ないとね。コダマさんがレス
してくれてますよ。(^^ゞ

> 山日和さんの、またまた「初めて」
> 大御影山すばらしかったです。
> このブナに会いにぜひ行きたい。

私の筆はよく滑りますが、これは文句なしの「本物」でした。

> > 目的地は866mの標高点、芦谷岳(葦谷岳)である。
>
> 答え書いてくれてありました。
> (ちゃんと読んでからレスせよ!あわて者)

クイズで問題を最後まで聞かずに間違えるタイプですな。(^_-)
ほんじゃまた・・・

              山日和

2006/06/25(Sun) 23:53:58  [No.3030]


山日和 さん こんばんは

梅雨晴れ天気に 山連れとの山毛欅逍遙を堪能され 筆も濃密ですね

> 敦賀市山集落から野坂岳南尾根への巡視路を「後世に残したい登山道のひとつ」と表現している。

昔々に長谷に車を置いて 野坂岳〜南尾根〜巡視路〜山集落を周遊した想い出が甦ってきます
大きな山毛欅が尾根上に点在してますね
 
> 右の方に巨大な物体の気配がした。
> ブナだ。文句なしにでかい。道から50mほど入ってそばに近寄る。
> 1本に見えたブナは奥に根方から枝分かれしたもう1本のブナと重なって見えていたのだが、手前のブナだけ取っても驚くべき太さである。

凄いですね 山さんが驚くのですから 相手も驚いただろうなあ

> 大きなブナに出会う度に寄り道をするのでまったくペースが上がらないが、これがブナ<br>の森の正しい歩き方なのだと思う。

そうですね ジックリ道草は色んな物が見えて 色んな思考が浮かんできます
下山後の林道歩きも ちっとも苦にならないですね 
良い日 好い友 善い山でした

ヨイ山毛欅酔いをです       緑水      

2006/06/26(Mon) 00:38:30  [No.3031]


緑水さん、どうもです。
最近はブナがないと禁断症状が出てしまって手が震えます。(^_-)

> 昔々に長谷に車を置いて 野坂岳〜南尾根〜巡視路〜山集落を周遊した想い出が甦ってきます

いつ頃のことでしょうか? 車の回収が大変ですね。

> 大きな山毛欅が尾根上に点在してますね

> 凄いですね 山さんが驚くのですから 相手も驚いただろうなあ

相手ってブナのことですか? ブナはびっくりした様子もなかったですが・・・(^^ゞ

> そうですね ジックリ道草は色んな物が見えて 色んな思考が浮かんできます
> 下山後の林道歩きも ちっとも苦にならないですね

あっちフラフラ、こっちフラフラ。とても真っ直ぐ歩けないですね。 

> ヨイ山毛欅酔いをです     

まだ酔いが残ってます。(^_^)

                山日和 

2006/06/26(Mon) 18:40:31  [No.3036]


山日和さん、おはようございます(^^)

>  「福井の雪山」でベルグラ山岳会の瓜生氏は、敦賀市山
> 集落から野坂岳南尾根への巡視路を「後世に残したい登山道のひとつ」と表現している。
> それほど素晴らしい道ならば行ってみるしかあるまい。

読んだだけで、まだ行ってません(^^;) 行動力の違いだなぁm(..)m(^^)

> 【山 域】湖西 芦谷岳周辺

僕も本を見て「良い感じの所だな」と思っていました(^^)。
土曜日の東京行きの新幹線で本をザッと一度読み、帰りにさらに2度目。
静かそうで、いい山が一杯ですね。芦生は2時間弱で行ける静寂の森で
好きですが、こういう3時間弱で高速道路も使わず行ける山域も僕に
とってはとてもありがたい。

「芦谷」という地名だけでも、芦生の「芦が生いしげるところ」という
意味合いにとれるのと同等に「悪しき谷」を昔の人は不幸を招くがごとき
字面を極力避けて「芦」や「芥」をあてて付けたことも多いと言うから、
まるで人を寄せ付けない瀑布とゴルジュつづきの険相の渓谷、手も足も
負えぬ「悪谷(あしたに)」とも思えそうな山ですが、違うようですね(^^)。

アシダニ、アシノタニ、アシビタニなどの昔の墓制名残のような地名も
全国各地にありますが、やはり人里離れた遠い山間僻地にかぎられている
ことから、ここも「きっと静かなところだろうな」と思いをはせていました。

> ブナだ。文句なしにでかい。道から50mほど入ってそばに近寄る。
> 幹周り5mくらいあるのではないだろうか。これほどのブナにお目にか
> かるのは初めてかもしれない。

またまた、山日和さんの目にも初めてのブナですか〜。すごいなぁ。

> 大きなブナに出会う度に寄り道をするのでまったくペースが上がらな
> いが、これがブナの森の正しい歩き方なのだと思う。

そうですよね(^^)
ホントに良さそうな山行レポ。また足跡探しにいつか行きます(^^)

2006/06/26(Mon) 06:07:06  [No.3034]


矢問さん、どうもです。

> 読んだだけで、まだ行ってません(^^;) 行動力の違いだなぁm(..)m(^^)

荒谷の沢登りコースで読んだのですがどうもヤブ沢のようで・・・
おまけに書いてあったこのルートの方が魅力的でした。

> 静かそうで、いい山が一杯ですね。芦生は2時間弱で行ける静寂の森で
> 好きですが、こういう3時間弱で高速道路も使わず行ける山域も僕に
> とってはとてもありがたい。

ETCの割引を駆使すればひとり頭片道600円弱。2時間もあれば登山口に行けるので便利です。

> まるで人を寄せ付けない瀑布とゴルジュつづきの険相の渓谷、手も足も
> 負えぬ「悪谷(あしたに)」とも思えそうな山ですが、違うようですね(^^)。

西を流れる横谷川流域では滝らしい滝もありませんでした。本流はゴルジュっぽいとこ
ろもありますが、そんなに悪い谷はなさそうですよ。

> またまた、山日和さんの目にも初めてのブナですか〜。すごいなぁ。

画像で人と比べればわかるように、文句なしのデカさです。
この山域にはまだまだこんな木があるかもしれないと思うとワクワクしますね。(^_^)

               山日和

2006/06/26(Mon) 18:47:55  [No.3037]


山日和さん こんばんは

>  「福井の雪山」でベルグラ山岳会の瓜生氏は、敦賀市山
> 集落から野坂岳南尾根への巡視路を「後世に残したい登山道のひとつ」と表現している。
> それほど素晴らしい道ならば行ってみるしかあるまい。

ちょっと失礼して一言。
レポお読みのみなさんへ。
この登りルートは、ワシのレポートも
過去ログP0001−4ページの記事ナンバー377 芦谷岳/三度目の正直
にありますので、興味のある方はご参照ください。

> 小屋の前には妙にリアルなかかし?が立っていて、ドキリとさせられ
> る。同行のY夫妻、Tさんも「誰か人がいる」と言ったほどだ。

これ、ホントにリアルですね。
ワシが行ったときも、思わずあいさつしそうになりました。

>  登り始めから1時間あまり、林相もよくなってきたと思ったら、右の
> 方に巨大な物体の気配がした。
> ブナだ。文句なしにでかい。道から50mほど入ってそばに近寄る。
> 1本に見えたブナは奥に根方から枝分かれしたもう1本のブナと重なっ
> て見えていたのだが、手前のブナだけ取っても驚くべき太さである。
> 幹周り5mくらいあるのではないだろうか。これほどのブナにお目にか
> かるのは初めてかもしれない。

このブナについては、記憶にありませんね。
たぶん見てはいるんだろうけど。

>  ここからがブナの回廊の始まりだった。大御影山北西尾根のような
> 広がりはないが、ひとつひとつの立ち姿が実に個性的な大ブナのオン
> パレードである。

ここは、ワシのレポートはさらっと書きましたが、いい尾根でした。

>  ひと休みの後南へ向かう。目的地は866mの標高点、芦谷岳(葦谷岳)
> である。
>  この尾根は広過ぎず、狭過ぎず、適度なアップダウンが続く。動物
> の楽園でもあるのだろうヌタ場もあちこちに見られる。
> これまでと違い巨大なブナは見られず、ややヤブっぽいところもある
> が、おおむね快適な尾根歩きである。

ここは、「森を歩く」という形容がぴったりくる尾根ですね。

>  芦谷岳東峰とも言うべきこのCa840mピークはなんとも言えず不思議
> な雰囲気の場所である。
> どうやってできたのだろうと思わせる曲がりくねった木が目立つ林
> は、湧いてきたガスに霞んで幽玄の世界を作り出している。
>  ここの方が食適地であるが、とりあえず芦谷山頂へ向かう。

ワシは、ここで食事でした。

> 緩やかに登れば頂上はすぐ、相変わらず何もない清々しい山頂であ
> る。
> 山名と標高を記した小さなプレートがひとつだけ。横谷川から吹き上
> げる風が冷たく寒いくらいである。引き返してCa840mで昼飯としよ
> う。

やっぱり食事は、ここですね。

>  下山は792m標高点を経由する北東尾根を選ぶ。この尾根はとっちゃ
> ん達が積雪期に使ったルートだが、無雪期は歩けるかどうか。
>  下り始めからまた素晴らしいブナ林が続き、またもやゆっくりペー
> スとなる。
> 左に食い込む谷の斜面がいい感じである。
> 林床はややうるさいものの、密度の濃いブナに心は満たされる。

この尾根はまだ未踏です。
よさそうですね。

> これがこのまま続けば言うことはないのだが、そう甘くはなかった。
>  792mから先は尾根も複雑になり、見通しも利きにくいのでGPSで
> チェックしながらの前進である。
> かすかに続いていた踏み跡らしきものがブッシュの中に消えてしまい
> 有視界飛行となるが、進むべき方向がわかりにくく軌道修正を繰り返
> す。
>  途中東側の谷の源頭が開けた場所からは正面に岩篭山を望むことが
> できた。
> V字に開けた視界に立ち枯れの高い木を前景にした岩篭山の姿が美しく
> 見えた。

楽あれば苦あり……というところですか。
またこのあたり、入りびたりたくなりました。

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2006/06/27(Tue) 22:53:52  [No.3055]


洞吹さん、どうもです。
そう言えば洞吹さんも行ってたんですねー。忘れてました。(^_^;)

> これ、ホントにリアルですね。
> ワシが行ったときも、思わずあいさつしそうになりました。

山の集落へ入る手前にある巨大カカシもびっくりしますね。

> このブナについては、記憶にありませんね。
> たぶん見てはいるんだろうけど。

このブナについての記述がどこにもないので不思議に思っています。
洞吹さんも見てればびっくりしたはずですが・・・
真っ直ぐ前を見て歩いていれば視野に入らないかもしれませんね。

> やっぱり食事は、ここですね。

そうでしょう。(^_^)

> この尾根はまだ未踏です。
> よさそうですね。

下部のヤブがなければ言うことなしですけどね。

> 楽あれば苦あり……というところですか。
> またこのあたり、入りびたりたくなりました。

私も研究しようと思ってます。(^_^)

           山日和  

2006/06/27(Tue) 23:56:04  [No.3058]


山日和さん こんばんは
芦谷岳(葦谷岳) ですか
3週連続通ってほとんど林道を走っただけですが、静かで奥深い湖西の山に、
魅力を感じつつあります。
野坂の主に逢いましたか
樹林の山旅の醍醐味ですねぇ

>この山は地形図に名前がなく、いわゆる登山道もない。
>有名な野坂岳と三国、赤坂山に挟まれたエアポケット地帯だが、両山
>をはるかに凌ぐ魅力あふれる原始の臭いのする山塊である。

これはこれは、見逃せませんな、まだ、野坂も三国も赤坂も未見なのに、
気が走ってしまいますね  ぼちぼち、入っていこうです。
また、よろしくです。
   SHIGEKI

2006/06/27(Tue) 23:50:58  [No.3056]


SHIGEKIさん、どうもです。

> 芦谷岳(葦谷岳) ですか
> 3週連続通ってほとんど林道を走っただけですが、静かで奥深い湖西の山に、
> 魅力を感じつつあります。

福井県側から登って「湖西の山」と言うのは、同じく福井から「奥美濃」へ登るような
もので引っ掛かりがあるのですが、なんとなく「湖西」というのが相応しい感じがしま
す。(福井県の人にはゴメンナサイです。)

> 野坂の主に逢いましたか

探せばまだ出逢えそうな気もします。

> これはこれは、見逃せませんな、まだ、野坂も三国も赤坂も未見なのに、
> 気が走ってしまいますね  ぼちぼち、入っていこうです。

野坂から芦谷〜三国〜赤坂〜大谷〜大御影〜大日〜三十三間と続く稜線と、そこから派
生する庄部谷山、雲谷山、三重岳を含めた山域はブナ林を秘めてとても魅力的です。
尾根だけではなく谷からも研究したいですね。

               山日和

2006/06/28(Wed) 00:13:54  [No.3060]


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