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【台高】ヌタハラ谷と笹原山腹とケモノたち。 (画像サイズ: 640×480 107kB)

 昨年12月、うっすらと積雪のあるヌタハラ右岸尾根を歩いた。その時、空中天楼から見たヌタハラ谷を挟んだ山腹には、白い線が現れていた。
樹木が葉を落とし、傾斜がなく積雪しやすい杣道が明瞭な白い道となって山腹から浮かんでいたのだ。
その道の一本は、山腹の水平道で、不動滝の上に続く。そしてもう一本はジグザグを切って山腹を登っているようだった。
  <a href="./wforum.cgi?pastlog=0002&amp;no=1204&amp;act=past&amp;mode=allread#1221">Re: ヌタハラ谷右岸尾根から桧塚</a> - <b><font color="#a088c0">zipp</font></b> 12/15-00:52 <font color="#008000">No.1221</font>


 先週その杣道のことを思い出し、ヌタハラ林道の夫婦滝方面の終点から、ヌタハラ谷を夫婦滝から不動滝上流部を歩き、檜塚の一つ東の南尾根を上がった。
 この時、水平道は檜塚の東に付き上げる谷の出合まで続いていること、もう一つ上の杣道は、檜塚の西の谷の1250m付近まであることを確認した。またこの杣道を辿って降りていくと植林内で分岐があり、その分岐の道は不動滝口へのその水平道であるように思えたのだった。

 再度、杣道の確認をかねてヌタハラ谷と檜塚山腹で遊ぶのであった(^^)

【日時・天候】07/29 2006・晴天
【山域・山名】ヌタハラ谷、ヒキウス平、ヌタハラ左岸山腹
【 コース 】
8:50 駐車地−09:10 植林小屋−09:35 杣道分岐(休)−9:50 不動滝落口(休)−10:50 二股−11:25 アザミ滝(?)落口−11:50〜12:40 ヒキウス平(1360m)−13:55 奥峰下−14:48 「テープ尾根」−14:55 杣道出合−15:15 杣道分岐−15:45 駐車地

 ヌタハラ谷林道を上がり林道分岐を左に、先週止めた夫婦滝の落口の見える林道終点に車を止める。車から出ると、ふわりふわりとアサギマダラ。近づいてきては手にとまり、ストローを伸ばしてキッス!思はぬ歓迎である(^^) いいことあるかな?

 夫婦滝を振り返り見つつ植林内に入り杣道と合流する。沢の手前には今も現役のような作業小屋がある。沢を渡り山腹をしばらく行くと、ゆったりとしたジグザグの道となって高度を上げていく。時折石がゴロゴロして自然林も混ざるが、この杣道の主体は植林だ。
 標高1100m辺りだろうか、植林の中ダイラ状で炭焼釜跡残る分岐、この杣道についているほとんどのマーキングテープ(例の「登山道」テープも含めて、このテープは真新しく今年春に付けられたようだ)は、右の道に続いている。
分岐を左にとって水平道の杣道を辿るとすぐ自然林になり、山ヌケ跡の上部だ。このヌケ跡は、夫婦滝上流の二つ目のザレ・ガレ場に垂直に続く所なのだろう。杣道も抜けているので少しだけ巻いて難なく通過。
 まもなく滝音が大きくなり不動滝が姿を現す。先週は、不動滝下からこの道に上がり、不動滝上流部を左岸の杣道を辿った。今日は滝口に降り、谷中を登っていく。
滝口は台地上になっていて滝下から見るよりスペースがある。ザックを置いて滝口を覗き込んだり、樹木の間から遠景の山々を見たりと大休止。
 一枚岩のトユ状のナメを抜けて、炭焼釜残る台地を過ぎれば、右から水流のある枝谷の分岐。先週はここから尾根を駆け上がって上の杣道に合流したのだ。
本谷を登っていくと、左岸に杣道らしき跡がと登ると釜跡がある。この辺りの杣道はすでに分断されているが、この辺りまで昔の人は炭焼きに入ってたんだなぁ。
 大きな二股。右は檜塚と奥峰の間に付き上げる谷。本谷は左。しかし、苔むした流木重なる向こうは、大きな岩棚が何段も重なっていてそこかしこに水しぶきを上げている(^^; これら全てを巻くには地形図を見ると左岸が良さそうだけど、ちょっともったいないので谷を登っては右岸を巻く(^^)。
 巻いて2段40mの滝下。これがアザミ滝だろうか?岩の上でザックを降ろして滝口を望む。
緑の樹林に囲まれた白い細い流れが広がり飛沫をつくる、青空の中を白い雲が勢いよく流れていく。
ここでランチにしようかしら・・・。
 右岸を高巻いて滝口へ。あっ、ここは見覚えがある。
以前1353pから檜塚へ源流部を辿ってショートカットした時ここを通ったのだ。
すでに背の低いササ・ミヤコザサがあらわれはじめ、高原台地の雰囲気だ。
 次の二股を左に。2mほどの小滝を乗り越え、とりあえず水が枯れるところまで谷を詰めてから左岸の笹原を登って高みを目指す。ヒキウス平の中央北に張り出した1360mのピークだ。
 笹原を登る途中、赤銅色のケモノが右手奥に走っていく。太く大きな尻尾、キツネだ。
キツネの消えた方向を見ると、シカの10頭ほどの群れがのんびり草を食んでいる。視線を檜塚から奥峰の山腹へと移すと、緑の笹原に20頭ほどの群れがのんびりしている。
 わたしものんびりランチしようとシロヤシオの木陰を探して、ぷしゅ〜。ふぅ、極楽、極楽なり(^^) 緑の笹原、青空を吹き抜ける白い雲。近くでは袋角を持った♂の集団がササを食べている。

 昼食後、ヌタハラ谷の源頭部を少し大きく巻いて回っていく。1394p(赤ー山)の南東尾根大きく巻きすぎて、沢が立ち過ぎた地点に来ちまい、仕方なく縦走路近くまで回りこんでから、奥峰の山腹に回りこむ。
 すると、岩がゴロゴロした地点でアナグマの子供2匹に出逢う。どうも近くの巣穴から出てきているようだ。こちらの存在に気づいているようだが、逃げずに興味を示しているようだ。その仕草がなんとも可愛い(^^)。しばらくアナグマを観察したら、またシカの群れ。今度の群れはまだ頼りない子鹿を連れている。すぐに気づかれ岩崖の下の方に消えていった。

 奥峰東南の岩グラから沢を回りこみながら、先週探った杣道の終点を目指す。
風の影に入り、頭の周りをハエやらブト(ブユ)、アブがブンブン。そんな中、しっかり先週探った杣道の終点に遭い、今度は檜塚南尾根を高度を上げつつ山腹を東に行く。檜塚の東の稜線・1330m付近から南東に続くテープの道に出遭うはずなのだ。
 結局、檜塚東に付き上げる谷に追われて稜線近くまで上がってしまって、そのテープの道と出遭った。
 このテープ道の尾根は、何かの境界なんだろう、コンクリの標柱もある。また大木も多い。テープを辿ると、なぜか尾根心を外して石がゴロゴロした小さな枯れ沢を辿っていって1150m付近だろうか、杣道と合流する。

 ここからは、先週歩いた道。しかっりした杣道はジグザグを切りながら杣道分岐点に行き、林道へと行く。この杣道は、林道でなくなりつつあるんだろうな。
 駐車地へ戻り、夫婦滝を見つつ、ヌタハラ谷側からもいろいろと興味深い周回道があるなと思ふのだった(^^)

2006/08/03(Thu) 00:57:45  [No.3267]


Re: 【台高】ヌタハラ谷と笹原山腹とケモノたち。 (画像サイズ: 742×1024 437kB)

zippさん、こんばんは。

>  昨年12月、うっすらと積雪のあるヌタハラ右岸尾根を歩いた。その時、空中天楼から見たヌタハラ谷を挟んだ山腹には、白い線が現れていた。

この道は私も同じ日に見てたんですねー。あれ、あんなところに道が・・・と思ってました。

>  まもなく滝音が大きくなり不動滝が姿を現す。先週は、不動滝下からこの道に上がり、不動滝上流部を左岸の杣道を辿った。今日は滝口に降り、谷中を登っていく。

全容の見えない夫婦滝より不動滝の方が見応えがありますね。ここは「裏見の滝」なのですが、滝の裏へは行かれましたか?

>  巻いて2段40mの滝下。これがアザミ滝だろうか?岩の上でザックを降ろして滝口を望む。

思い出しますね。ヌタハラ上流はいいところです。

>  笹原を登る途中、赤銅色のケモノが右手奥に走っていく。太く大きな尻尾、キツネだ。
> キツネの消えた方向を見ると、シカの10頭ほどの群れがのんびり草を食んでいる。視線を檜塚から奥峰の山腹へと移すと、緑の笹原に20頭ほどの群れがのんびりしている。
>  すると、岩がゴロゴロした地点でアナグマの子供2匹に出逢う。どうも近くの巣穴から出てきているようだ。こちらの存在に気づいているようだが、逃げずに興味を示しているようだ。その仕草がなんとも可愛い(^^)。しばらくアナグマを観察したら、またシカの群れ。今度の群れはまだ頼りない子鹿を連れている。すぐに気づかれ岩崖の下の方に消えていった。

これは動物奇想天外でしたね(^_^)これだけいっぺんに出遭う日も珍しいのでは・・・

20数年前にヌタハラ谷を遡行した時下りに使った道がこの道だったのかもしれません。
もううろ覚えですが、伐木で埋もれた支谷を避けるとこの道に乗り、あとは楽勝で
まだ建物が残っていた蓮の小学校跡に下りることができました。
昭和55年発行のエアリアにはこの道が実線で載っています。

              山日和

2006/08/03(Thu) 22:37:59  [No.3279]


Re: 【台高】ヌタハラ谷と笹原山腹とケモノたち。 (画像サイズ: 482×800 133kB)

 おっ!山日和さん、興味深い古いエアリアの地図ありがとうさんです。
台高南部の古いエアリアは持っているんですが、北部は持ってないんです。
図書館や古本屋も探しますが手に入らなかったんです。

> この道は私も同じ日に見てたんですねー。あれ、あんなところに道が・・・と思ってました。
 おぉ、あの日気づかれていましたか。
 こんな季節・天候の日には、古い杣道が白く浮き上がるんですね。

> 20数年前にヌタハラ谷を遡行した時下りに使った道がこの道だったのかもしれません。
> もううろ覚えですが、伐木で埋もれた支谷を避けるとこの道に乗り、あとは楽勝で
> まだ建物が残っていた蓮の小学校跡に下りることができました。
> 昭和55年発行のエアリアにはこの道が実線で載っています。
 80年当時、この道はエアリアでは「実線」だったのですね。
 上の画像では写っていませんが、不動滝口の道の上にもう一つ杣道があって、ほぼこの実線の道です。道は今もしっかりしていて、実線で描かれるのも頷けます。(但し、現在の林道より下は知らない。また、奥峰近くの沢筋辺りから上の道は無いと思います。)

> 全容の見えない夫婦滝より不動滝の方が見応えがありますね。ここは「裏見の滝」なのですが、滝の裏へは行かれましたか?
 この不動滝は圧巻ですね!豪快に迸る水流が下部の岩に当り砕け散ってました。
 滝の裏へは行かなかったです。今度は、是非…。(^^)

 この日は、不動滝下に降りなかったんです。
22日入った時の不動滝を貼ります。

2006/08/04(Fri) 22:36:54  [No.3291]


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