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  御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:SHIGEKI  URL
御嶽、鈴ヶ沢遡行 (画像サイズ: 300×400 71kB)



 〜 念願の御嶽 鈴ヶ沢、東股を遡行し、中股を降る 〜

【年月日】H18年8月10日(木)
【山域】 御嶽南斜面
【天候】 晴れ
【アプローチ】
自宅16:25→彦根IC17:10→中津川IC→王滝村→木曽福島21:40→三岳道の駅22:00 (泊)  
【コースタイム】
道の駅7:10 → 鈴ヶ橋林道ゲート8:05〜?〜9:45 ==三沢橋下入渓10:20==  25m直瀑11:30==ランチ13:30〜14:30==スライダー洞窟釜14:40==涸れた30m
  直瀑、ハング大岩壁16:00==小三笠山北部コル18:15〜18:30==中股源流19:25   林道21:10==三沢橋22:00== P22:20

 中途半端な失敗谷歩きだったが、ジャリガ谷、モジキ谷の訓練遡行で鍛え?られた素人3人組は、念願の御嶽鈴ヶ沢を目指した。
 東から西へと迷走する台風は直撃予想で、琵琶湖花火大会まで延期させてしまった。
が、何と翌日には東へ急カーブ、一転晴天予想に気合い十分で車を走らせた。

 中津川ICから国道19号線を北上する。信号は滅多にないのでどんどん走れるが大型トラックがやたらと多い。軽く夕食を済ませて王滝村までやってきた。
何と、コンビニがない・・。
 ダム湖沿いのぐねぐね道を戻り、木曽福島で22時まで営業のSATYを見つけ、21時30分滑り込んで買い出しした。宿泊は、三岳道の駅、快適な前夜を過ごした。

 5時30分起床、快晴の高原の朝は気持ちいい。ゆっくり朝食をとっていよいよ出発だ。
鈴ヶ沢への道は判りにくそうだが、結局王滝村を越えて道なりに行けばよかった。
橋の手前に2台駐車、釣師か? 林道ゲート前に駐車して8:05に歩き出したが、9:45仕切り直しで漸く三沢橋目指して鈴ヶ沢右岸の林道を行く。ユンボの兄ちゃんが林道の改修工事をしていた。

 三沢橋から入渓、何故か足が重いがボチボチ歩き出した。
いきなりキレイな滑滝、斜瀑に幅広4m続いて滑床等気分良く体を慣らしてくれる。
林道の橋をくぐった。ナメ床が続き、2条7mを右から巻き上がり少し行くと前方に大滝が現れた。3段?からなっており、最上段は20mはある迫力の滝だ。
この巻きが本日の最難関だろう?!と勝手に考えてきた。まずは、まだ少し重く感じる足の靴の紐を締め直す。

 左の草付きを2段目へ登る。更に左の壁をほぼ直上するが、見上げると今にも落ちてきそうな土混じりの岩がハングしている。こわ〜、その直前まで登り、左へ10m程トラバースし、木の根を掴んでハングの上に乗った。
 ここから資料では更に左へトラバースしているようだが、上流方向への急斜面を小さな木や草を掴み、浮き石に気を遣いながら登ったら、滝の落ち口方向へは、逆層だが緩斜面の一枚岩となり、流れにたどり着けた。落石の恐怖はあったが思ったより短時間で巻き上がり流れに戻れてひと安心した。

 さて、難関の大滝の巻きは無事通過、あとはルンルンナメと小滝や・・のはずがその上の何とか登れそうな3m、大事をとって左を巻きにかかったが、岩壁は上部でハングしっぱなしでどんどん上へと押し上げられる。
最後は、丸太橋で岩壁の上へコワゴワ登り、さらに強烈な笹をかき分けやっとのことで流れに着いた。
あとに残った1名は、最後の一登りだけはロープを出したが、流芯の右をやすやすと登ってきた。  

 これから先は 、ナメ床と滑滝、小滝、エメラルドグリーンの釜、ウォータースライダーの連続だ。どこかの沢のような真っ平らで真っ直ぐ、舗装道路のようなナメではなく、適度に曲線を描き、角度や幅を変え、さらにはトユ状になったり、釜に水を貯めたり等美しい自然の造形に浸りながら楽しく歩かせてくれる。
 
ひたひたナメで遅いがたっぷり時間をとってのソーメンランチ、もちろんビールで乾杯。
まだまだ先は長いのに日本酒まででてきた。この身の程不知が・・
この先も当然のごとく続くナメと小滝、目の前の釜をよく見ると釜から下流へは流れ出しているが、釜の水面はいつ落ちたかわからんような枯葉が動きもせずに浮かんでいる。
何と、この釜、水が入ってきていないのに水が出て行っている。常にかなりの水量が流れ出ているのだ。その上には、みごとなウォータースライダーが真っ白な飛沫をあげている。
が、この釜へは注いでいない。「あの水はどこ行ったん?この水はどこから来たん?」

 まだまだナメは続き、大きな釜を持った斜瀑、左岸の大横穴、幅広と言うか左方にはナメ滝、正面には階段状の滝としてヒタヒタと飛沫をあげる滝等を越えていくとゴーロとなった。
左に細い水流のガラガラ支谷を分けた。右の本流を行く。倒木と大岩の源流部の様相となると正面にハングした岩壁、その下に浅い釜のような水溜まり、水流は途切れているが、これが30m直瀑だろう。この岩壁右へも左へも伸びていて、ずーと上部がハングしている。これが稜線の様に思える。

「これを巻くちゅうことは、岩壁沿いにトラバースして登れそうなところを直登、しかもその上はどないなってるかもわからん」「時間的にも日没必至」「中股下降はあきらめて三笠山の林道へ出よう」等弱気・・(正常な判断?)の虫が囁く。
いづれにしてもこの岩壁を越えざるを得ない。ポタポタとしずくの滴る岩壁直下を横に行くと(東方向)、意外にも早く直上する踏み跡があった。尾根下をしばらくで踏み跡は笹藪に消え、なかなかのアルバイトとなった。
したたる汗が拭っても拭っても止めどない。
さらにこれから遡行してきた東股の源流を越え、尾根を下って小三笠山のコルまで笹との格闘だと思うと気分は萎えてくる。
しかし、この時点で既に17時は目前に迫っていて逡巡している暇はない。
笹の海を泳ぐ、ときおり、ぽっかり苔むした岩とツガの大木の空間となる、が、それは大海の小島みたいなもんですぐに笹の海となる。

 判断に迷ったが、尾根通しには進まず、東股の源流へ下った。水は涸れているが一枚岩の見事な谷芯だ。
右岸尾根に乗っても笹が支配しており、足元には大木の倒木が隠れていて歩きづらい。
小三笠山のコルが見える頃、ヤシャブシ?の林となり、くぐり抜けたらところどころに岩と低木を配した広大な草原状の平となった。
正面に小三笠山、左後方に三笠山、後にはデッカイ御岳がシルエットになっている。
ここまで来たらひと安心、と休憩するがそう甘くはなかった。

 小三笠山から西へ延びる尾根を越えて南東方向に進んで中股へ入ろうと歩き出した。
草原状はすぐに笹が覆い、倒木のジャングルとなった。乗り越え、くぐり、丸太渡り等アスレチックに攻め、無理に軽いジョークを飛ばしたりはするが、それを楽しむ余裕はもはやなかった。何とか乗り越え、またもや笹海を力弱くこぐ。
尾根を乗っこし、下りにかかるが、低い草藪に覆われたおびただしい倒木に足を取られ、掴んだ立木は、立枯れで見事にスカタンを喰らわせてくれる。
ヘッドライトを使用せざるを得なくなってしまった。

 源流の涸れたゴーロに出た。この中股を忠実に下り、横切る林道に乗ろう。
ヘッデンの明かりだけで、谷を下れるのか?当然の不安だが他に方法はない。やるしかないのだ。
案外、足元を見つめながら歩ける。
感覚的には、ほとんど、明るい時と同じくらいの速度で歩けるではないか。
赤っぽいナメ床がありがたい。
しかし、巻きルートはからきしだ。ヘッデンの光では視野が狭い、よって巻きルートをファインディングできないのである。階段状の滝は、直下降、10mのナメ斜瀑は薄い左岸の草付きの踏み跡を発見してたどった。
堰堤を2つ越えてやっと林道に出た。
1時間余りの林道歩きで無事駐車地のゲートに到着。
朝、出駆けに 忘れたスリングとロープが鉄の門扉にそのまま掛かっていた。 


/\ ☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜
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⊂⊃⊂⊃ /\/\     SHIGA SHIGEKI,O
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鈴鹿の山と渓、花と星HP  http://www.eonet.ne.jp/~ryu-unshigeki/index.htm
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2006/08/15(Tue) 17:44:48  [No.3350]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:山日和

SHIGEKIさん、こんにちは。
今古川の時に話していた沢ですね。
 
  林道21:10==三沢橋22:00== P22:20

なんと強烈な下山時刻。闇下もここに極まれりという感じですね。(^^ゞ
沢もスケールの大きな素晴らしい内容だったようで。ヤブラムの方へも画像投稿お願いします。
Tsutomuさんのレポと合わせてSHIGEKI、じゃなかった刺激されてしまいました。(^_^;)

ところでモジキ谷の寒い話とは・・・?

               山日和

2006/08/16(Wed) 12:58:47  [No.3358]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:SHIGEKI
Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 (画像サイズ: 300×400 68kB)

山日和さん resどうもです。

美しい谷でした。しかも初級者向き・・
ただ、源頭の中股への周遊は、なかなかで地形図しっかり
見ないとひどい目に遭いそうです。

谷下降は、真っ暗なヘッデン歩行でした。
失敗談は、また、プシューの時に・・

  また よろしくです。
    
    SHIGEKI

2006/08/16(Wed) 14:32:39  [No.3360]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:伊勢山上住人  URL

SHIGEKIさん、こんばんは。

> 〜 念願の 〜
> 三岳道の駅22:00(泊)道の駅7:10→三沢橋下入渓10:20==三沢橋22:00

〜念願の〜 と、気合が入っているにしては、出発も入渓も帰着も遅いですね。
教科書には早く出て、早く着くようにと書いてありますが・・・。

> 林道ゲート前に駐車して8:05に歩き出したが、9:45仕切り直しで漸く三沢橋目指して鈴ヶ沢右岸の林道を行く。
> 鈴ヶ橋林道ゲート8:05〜?〜9:45 

? この1時間40分は何を意味するのですか?

> 草原状はすぐに笹が覆い、倒木のジャングルとなった。乗り越え、くぐり、丸太渡り等アスレチックに攻め、無理に軽いジョークを飛ばしたりはするが、
> ヘッデンの明かりだけで、谷を下れるのか?当然の不安だが他に方法はない。やるしかないのだ。
> 堰堤を2つ越えてやっと林道に出た。

台高野江股の頭とダブります。
SHIGEKIさんは、ヘッデン山歩きに特異な能力をお持ちなのですね。

> 朝、出駆けに 忘れたスリングとロープが鉄の門扉にそのまま掛かっていた。 

何か、教科書の1ページから10ページまでを飛ばして、後だけを読まれているような。

                       伊勢山上住人

2006/08/17(Thu) 21:45:15  [No.3376]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:SHIGEKI  URL
Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 (画像サイズ: 300×400 68kB)

伊勢山上住人さん resどうもです。

全く、鋭いご指摘であります。

反面教師です。

まぁいろいろあります。 これやからアカン!

ホンマ、慎重かつ大胆、オオザッパかつ慎重で行きましょう。

明るく綺麗な谷も夜は真っ暗でした。

では また よろしく

    SHIGEKI

2006/08/17(Thu) 22:59:07  [No.3380]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者: 緑水

SHIGEKIさん おはようサン

 〜 念願の御嶽 鈴ヶ沢、東股を遡行し、中股を降る 〜

【コースタイム】
道の駅7:10 → 鈴ヶ橋林道ゲート8:05〜?〜9:45 ==三沢橋下入渓10:20==  25m直瀑11:30==ランチ13:30〜14:30==スライダー洞窟釜14:40==涸れた30m  直瀑、ハング大岩壁16:00==小三笠山北部コル18:15〜18:30==中股源流19:25   林道21:10==三沢橋22:00== P22:20

舞いったな こんなコース取りはともかく 時間配分とわ(−−)
SIGEKIさんがリーダーだったの
遡行を楽しんで 源流部に達する そこにはいつもの ランチプシューが有った

> ひたひたナメで遅いがたっぷり時間をとってのソーメンランチ、もちろんビールで乾杯。
> まだまだ先は長いのに日本酒まででてきた。この身の程不知が・・

誰のこと(^^)自己追い込みの術でんな デデンデ〜ン 煙り玉を二三発

> さらにこれから遡行してきた東股の源流を越え、尾根を下って小三笠山のコルまで笹との格闘だと思うと気分は萎えてくる。

初めてのルートやわな 先がどうなってるか胸がワクワク お目めはキョロキョロですわな

> 判断に迷ったが、尾根通しには進まず、東股の源流へ下った。水は涸れているが一枚岩の見事な谷芯だ。

> どころに岩と低木を配した広大な草原状の平となった。
> 正面に小三笠山、左後方に三笠山、後にはデッカイ御岳がシルエットになっている。

時刻は仕事終わりのチャイムが鳴る 明日も上天気だ 居酒屋で看板娘とプシューっうのが通常なのに
さすがヤブ住人さん これだけでは満足できないのですね(−−)

> 源流の涸れたゴーロに出た。この中股を忠実に下り、横切る林道に乗ろう。
> ヘッデンの明かりだけで、谷を下れるのか?当然の不安だが他に方法はない。やるしかないのだ。

明日も上天気だ くたびれたフライ張れプシュー泊っうのは 思わなかった
焚き火して星空みて 流れ星に明日の安全を祈る なんてこと

> 堰堤を2つ越えてやっと林道に出た。
> 1時間余りの林道歩きで無事駐車地のゲートに到着。

よかったですね 安堵感は何よりも嬉しいですね
月夜で明るい それも織り込み済みでしたか

車に戻り その足で帰っちゃったの

時間かけて しっかり読ませていただきました
舞い舞いしちゃうなあです

                緑水 

2006/08/19(Sat) 03:15:49  [No.3387]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:SHIGEKI  URL
Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 (画像サイズ: 350×262 122kB)

緑水さん resどうもです。

ちょっと遠めの山や谷へ行ける状況で、簡単そうな・・
を選んだつもりでした。
実際、谷中の遡行自体は簡単で素晴らしく美しかったのですが・・

> 舞いったな こんなコース取りはともかく 時間配分とわ(−−)

時間配分は、目論見はずれ、でして配分できてませんでした

> 明日も上天気だ くたびれたフライ張れプシュー泊っうのは 思わなかった
> 焚き火して星空みて 流れ星に明日の安全を祈る なんてこと

そこが若輩者でボヘできない・・3人三様翌日仕事でして

> 時間かけて しっかり読ませていただきました

ありがとうさんでした。

谷中、星見、たき火の時間配分で次をもくろみます。

  SHIGEKI

2006/08/19(Sat) 09:48:09  [No.3388]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:とっちゃん(こと)

SHIGEKIさん、こんばんは〜。(*^_^*)

念願の鈴ケ沢、今古川の時に話していたので、きっとこの夏に行くと思ってました。夢の一歩、おめでとう。

岳人の8月号の沢を始めた頃のお勧めの沢にも、鈴ケ沢と書いておられる方がありましたね。

御嶽には、まだ行ってなくて、は階段の多い山と聞いてからは足がすすまなかったので、もし登るのなら、何か別のコースはないかと思案していました。

鈴ケ沢を遡行して御嶽に登る。このコース、同行者が見つかれば、沢中1泊で行きたいと思っています。

夢を共にかなえることのできる友との出会い、人との出会いが、より豊かな山への出会いへと導いてくれる気がします。

2006/08/29(Tue) 00:45:09  [No.3465]


  Re: 御嶽、鈴ヶ沢遡行 投稿者:SHIGEKI  URL

resどうもです。

> 念願の鈴ケ沢、今古川の時に話していたので、きっとこの夏に行くと思ってました。夢の一歩、おめでとう。

そないに大そなことないけど、歩き甲斐のある1日でした。

> 岳人の8月号の沢を始めた頃のお勧めの沢にも、鈴ケ沢と書いておられる方がありましたね。

お薦めです。美しいです。
ただ注意点あり、HPに書きました。

> 鈴ケ沢を遡行して御嶽に登る。このコース、同行者が見つかれば、沢中1泊で行きたいと思っています。

これは厳しいと思います。
この谷は、御岳衛星の三笠山で終わってますので・・・

また よろしくです。

     SHIGEKI

2006/08/31(Thu) 21:48:27  [No.3487]


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