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引越しに伴う雑用でしばらく山へ行けなかった。
そうこうしている内にニフティの山のフォーラムが突然閉鎖されてしまい、愕然としているところに通風山さん
から有難いメールを頂いた。
ニフティに代わる新しいサイトを立ち上げましょうかというのである。もちろん一も二もなくお願いした
ところ、次の日にはもう掲示板が用意されていた。
世知辛い世の中だがまだまだ捨てたものではないようだ。
新サイトでのレポ第一号の舞台はサイトの表題とは違って南近畿ではないが、とりあえずアップすることが肝要。
通風山さんには地域分けか表題変更もお願いしてある。

【日 時】2005年4月9日(土)
【山 域】越美国境 夜叉ヶ池周辺
【天 候】快晴
【メンバー】単独
【コースタイム】広野ダム6:00---7:10登山口7:25---9:55夜叉ヶ丸11:15---12:05登山口12:15---13:25広野ダム

ほんとは日曜に行くつもりだったが、天気予報はどうも思わしくない。翻って土曜日はドピーカンが約束されて
いるようだ。
土曜日は夕方5時から取引先のパーティーが入っている。それに間に合わせようと思うと1時半には下山しなければ
ならない。
そんなに忙しい思いをするのならもっと近場にすればよさそうなものだが、それを許さないのが妙なこだわりか。
ともあれ朝6時にはスタートするつもりで深夜の広野ダムへと車を走らせた。

ひと月まえとは大違いで、当然ながら広野ダム付近は除雪も進み、トイレ周辺もドライ状態。
昨年国境稜線まで上がってから急遽高丸に目標変更して行けなかった雪の三周ヶ岳が目的地である。
林道を奥まで入って車中泊しようと前進すると工事用のフェンスが立ちはだかった。
フェンスをどけて進入しようと思ったがどうも様子がおかしい。路上には折れた木の枝が散乱している。
偵察のため50mほど進むと道はデブリで埋め尽くされていた。ガーン。
これで往復2時間余りの林道歩きが追加された。まあとりあえずは寝るしかあるまい。
ダムの湖面は冷たく鈍色に沈み込んでいるが、水面を渉る風は明らかに春のそれである。

5時に目が覚めた。快晴。
モチベーションを低下させるものは何もない。雪の融けかかった林道を行く。
まだ6割方は雪の上を歩くが十分に締まっており全く歩行の妨げにはならない。眼下を流れる岩谷は、雪融けの
すさまじいばかりの水量で恐いぐらいだ。

予定通り1時間余で林道終点の登山口に到着。登山道が普通に歩ける状態なら夜叉ヶ池まで上がって三周を
狙えるのだが。
橋を渡ると道はすぐに雪の中に消えた。小尾根を乗越して谷沿いの道を窺うと、強烈な雪の急斜面と化した
登山道はまともに歩ける状態ではなかった。
足を滑らせれば谷へ一直線である。
9年前のテント泊山行を思い出した。あの時は尾根に取付くまでなんと2時間もかかってしまったのだ。

躊躇しているヒマはない。迷わず夜叉ヶ丸へのダイレクト尾根に取付く。下部は雪が消えているが、それほど
ヤブっぽくもなくしっかりとした踏み跡もあり、思いの外歩きやすい。
いつしか雪の中に吸収されていったが、どのあたりまで続いているのだろうか。

Ca740mあたりから展望が開けてくる。急傾斜から開放され、ゆったりとしたブナ主体の疎林が広がった。
ワカンをまったく必要としない適度に締まった雪上には、先週のものだろう淡いワカンのトレースが残って
いた。

頭上が開けてやせた雪稜に飛び出した。Ca1000mあまり。
背後には上谷山、右に三国、左に三周という贅沢な眺めが目を奪う。そして正面には夜叉ヶ丸のドーム状の
ピークが指呼の間である。
右側が崩れかかった雪稜を行くと雪原となった広場に出合う。
ここは夜叉ヶ池へのトラバースルートとの分岐点。右へ振って再び尾根に乗る。

夜叉ヶ丸への最後の登りはドラマチックだ。
一歩一歩空が近付いてくる。そして越美国境稜線に飛び出した瞬間、我を忘れて叫びたくなるような
大パノラマが展開するのだ。
美濃側に広がる山、山、山。真正面にどっしりと鎮座するのは高丸だ。ここから見る高丸は三周ヶ岳以上に
堂々と聳え、奥美濃の盟主の称号を与えたくなる。
能郷白山から蕎麦粒、黒津、天狗、湧谷、大ダワ、遠く伊吹、金糞、横山。西に見えるのは野坂山地の山々か。
どこを見ても真っ白な中、夜叉壁だけが異様な程黒々と光っている。
三国岳へのなだらかな広々とした尾根が誘いをかける。時間はまだ10時。三国に向かって駆け出したい衝動
に駆られるが、今日は時間がない。それに久し振りの山で結構足に来ている。
ここまでで十分だと自分に言い聞かせて美濃側の雪斜面に腰を据えた。

                      山日和

2005/04/10(Sun) 23:24:36  [No.42]


山日和さん こんばんは

引越しで、しばらくお忙しかったようですね。

> 土曜日は夕方5時から取引先のパーティーが入っている。それに間に合わせようと思うと1時半には下山しなければ
> ならない。
> そんなに忙しい思いをするのならもっと近場にすればよさそうなものだが、それを許さないのが妙なこだわりか。
> ともあれ朝6時にはスタートするつもりで深夜の広野ダムへと車を走らせた。

1時半までに下山という制約があるにもかかわらず、
それでも今庄くんだりまで出かけようというその根性に、脱毛します。
いや、脱帽します。
私もこの日は「今庄かな」と思ったが、なんとなく朝寝坊の予感がしたので、
広野ダムまで行ってズツコケていたのでは高速代がもったいない……と、
八日市流出でイブネとなりました。
平日の反動で、もう休日の朝は起きれんのよ。
従って、自分では賢明な選択であったと自賛しております。
「緊張が足りん!」と怒られそうですな。

> 偵察のため50mほど進むと道はデブリで埋め尽くされていた。ガーン。

例の場所ですね。
毎年繰り返される構図だけに、なんとかしてもらいたいと思う反面、
安易に車が入れないので、これもいいか……と。

> 橋を渡ると道はすぐに雪の中に消えた。小尾根を乗越して谷沿いの道を窺うと、強烈な雪の急斜面と化した
> 登山道はまともに歩ける状態ではなかった。
> 足を滑らせれば谷へ一直線である。
> 9年前のテント泊山行を思い出した。あの時は尾根に取付くまでなんと2時間もかかってしまったのだ。

この谷道の強烈な印象は忘れられませんね。
ただ、あのときは、雪の切れ目があったからか、素人の怖いもの知らずなのか、
緊張はしたけど、怖いというより、けっこう面白かったんだけど。
切れ目なしのべったり斜面なら、きっとびびるでしょうね。

> 右側が崩れかかった雪稜を行くと雪原となった広場に出合う。
> ここは夜叉ヶ池へのトラバースルートとの分岐点。右へ振って再び尾根に乗る。

ここの印象は、鮮明に記憶に残っています。
感じのいい場所だった。

> 夜叉ヶ丸への最後の登りはドラマチックだ。
> 一歩一歩空が近付いてくる。そして越美国境稜線に飛び出した瞬間、我を忘れて叫びたくなるような
> 大パノラマが展開するのだ。
> ここまでで十分だと自分に言い聞かせて美濃側の雪斜面に腰を据えた。

いいですねえ。
天気も申し分ないし、景色もいいし、最高だ。
もう充分、充分。
さあ、ビールとうどん鍋ですねえ。

しかし、下りは登山口まで40分ですか。
口、アングリ。

                       洞吹(どうすい)

2005/04/11(Mon) 23:05:42  [No.46]


洞吹さん、どうもです。

> 引越しで、しばらくお忙しかったようですね。

さすがにこういう時ばかりは「行ってくるわ〜」とはいいにくいですね。よう働きました。

> それでも今庄くんだりまで出かけようというその根性に、脱毛します。
> いや、脱帽します。

ていたのでは高速代がもったいない……と、

深夜割引に引っかけるために12時ギリギリ今庄を狙いPAで時間調整しましたが、飛ばし過ぎて
インターの流出路で止まってしまいました(^^ゞ

> 「緊張が足りん!」と怒られそうですな。

そうやねー。一緒に行ってたたき起こさんとあきませんな。

> 安易に車が入れないので、これもいいか……と。

そうですね、物見遊山のハイカーがいないので静かです。

> この谷道の強烈な印象は忘れられませんね。
> ただ、あのときは、雪の切れ目があったからか、素人の怖いもの知らずなのか、
> 緊張はしたけど、怖いというより、けっこう面白かったんだけど。

相当苦労しましたなー。帰りはあっさり通過して拍子抜けでしたね。河原でぜんざい食べたの
今思い出しました。(^_^)

> しかし、下りは登山口まで40分ですか。

50分ですよ。(^^♪
子供用のソリを持って行ったのですが立ち木が多くあまり滑れませんでした。でも行けるところでは
恐いくらいのスピード。40キロくらい出ていたのでは・・・

ではまた残雪の稜線で・・・・

                      山日和

2005/04/12(Tue) 22:02:17  [No.54]



> > しかし、下りは登山口まで40分ですか。
> 50分ですよ。(^^♪

何回見ても、コースタイムは40分に見えるけど。
こっそり修正して、「ほら50分でしょ」というのは反則だからね。

> 子供用のソリを持って行ったのですが立ち木が多くあまり滑れませんでした。でも行けるところでは
> 恐いくらいのスピード。40キロくらい出ていたのでは・・・

おぬし、暴走族か……

                       洞吹(どうすい)

2005/04/12(Tue) 22:36:53  [No.59]


> 何回見ても、コースタイムは40分に見えるけど。
> こっそり修正して、「ほら50分でしょ」というのは反則だからね。

あのぅー、12:05−11:15は50分なんですけど・・・

> おぬし、暴走族か……

ローリングもしてまっせー。(^^ゞ

              山日和

2005/04/12(Tue) 22:54:59  [No.61]


> あのぅー、12:05−11:15は50分なんですけど・・・

え゛っ。(・・?
何度見ても、ワシの頭は「40分」と計算しよる。
うわー、頭が壊れた、えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。
どうしよう……
今まで毎日、10分ずつ損してたー。
うっ、うっ、うっ。(>_<)
                       洞吹(どうすい)

2005/04/14(Thu) 02:34:48  [No.65]


こんにちは、山日和さん久しぶりのパワー文面、緑の心に響いてきますぞよ。
雪稜に突き進んでいく姿が眼に映りますね。

> ニフティに代わる新しいサイトを立ち上げましょうかというのである。もちろん一も二もなくお願いした

第一レポはオレだ〜の突撃山行ですよね、
突き動かす衝動は、大切な仕事のウオーミングアップのようなもの、
良い天気に恵まれた良かったです。

> 躊躇しているヒマはない。迷わず夜叉ヶ丸へのダイレクト尾根に取付く。

もう何年か前に緑も、この尾根を駈け登ってる、
その時のドラマが甦りますわ。
ハヤブサが獲物を捉えに飛び、テンの夫婦が我の足音を獲物と思い
飛び出して来て、両方がビックラしたりの尾根コースでした。

ガスが流れて夜叉ガ池は勾玉の姿が浮かぶ、貴重な画像を撮ることができた。
あれ以来サンデーと越美の残雪ピークに取り憑かれたですね。

また行ってみようかなの気分です。    緑水。 

2005/04/12(Tue) 21:00:38  [No.53]


緑水さん、どうもです。

> こんにちは、山日和さん久しぶりのパワー文面、緑の心に響いてきますぞよ。
> 雪稜に突き進んでいく姿が眼に映りますね。

ありがとうございます。久し振りに気合いが入りました。

> 突き動かす衝動は、大切な仕事のウオーミングアップのようなもの、 良い天気に恵まれた良かったです。

そうですね。自分の奥深くから湧き上がるなにものか、この感覚が彼岸へと導いてくれます。

> また行ってみようかなの気分です。

ぜひお越しください。
越美の春はまだまだこれからですよ(^_^)

ではまた芽吹きのブナ林で・・・・

               山日和 

2005/04/12(Tue) 22:30:47  [No.57]



 夜叉ケ池へは、十数年前何度も通いましたが、雪山は訪ねたことがありません。春の花が咲き始める頃、まだ池の周りには残雪があったのを思い出します。

> 夜叉ヶ丸への最後の登りはドラマチックだ。
> 一歩一歩空が近付いてくる。そして越美国境稜線に飛び出した瞬間、我をわすれて・・・

 ぜひ、一度雪のある夜叉ケ丸に行ってみたい気分になりました。林道歩きさえなければ、いいのですが林道は毎年なだれるのですか?

2005/04/12(Tue) 22:17:14  [No.56]


とっちゃん、こんばんは。

>  夜叉ケ池へは、十数年前何度も通いましたが、雪山は訪ねたことがありません。春の花が咲き始める頃、
まだ池の周りには残雪があったのを思い出します。

今回は時間がなく夜叉ヶ池はパスしましたが、上から見下ろす池はまだ凍っているようでした。
まわりからだんだん融け始めてドーナツのような感じでしたよ。

>  ぜひ、一度雪のある夜叉ケ丸に行ってみたい気分になりました。林道歩きさえなければ、いいのですが林道は
毎年なだれるのですか?

夜叉け丸だけじゃなく、三国も三周もみんないいですね。
林道は同じ場所で必ず雪崩れています。一旦除雪完了してから雪崩れることもありますね。

ではまた光あふれる雪稜で・・・・

                   山日和

2005/04/12(Tue) 22:36:10  [No.58]


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