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【日 時】2005年7月23日(土)
【山 域】台高山脈中部 野江股ノ頭周辺
【天 候】曇り時々晴れ
【メンバー】3名
【コースタイム】林道終点7:15---7:46木橋8:00---8:20植林尾根取付き---9:32 P1024 9:52---10:13滝見台
        ---11:18西峰11:23---11:36野江股ノ頭12:54---14:42駐車地

 山と渓谷社の「三重県の山」に紹介されてついにメジャーな山の仲間入り?をした野江股ノ頭。
蓮川支流の江馬小屋林道終点から立派な登山道が付けられている。その登山口から少し上がった所
から野江股谷の方へ分岐する道がある。以前野江股谷を遡行した時にゴルジュの中でいきなり頭上
に木橋が現われてびっくりしたことがあった。この道はどこまで続いているのか。
 今年1月初めてこの道を辿って野江股ノ頭に立ったが天候悪く、頂上ではツェルトを被って鍋をつ
つく有様だった。しかしバリハイルートとしては申し分のないコースを天気のいい日に再訪すべく
通い慣れた蓮川沿いの道へ車を走らせた。

 江馬小屋谷と野江股谷の出合は絶好のキャンプサイト。以前からここでテントを張りたいと思っ
ていたがやっと実現することができた。

 標識類がかなり増えた野江股ノ頭への登山道をしばらく進み、大岩の下で明瞭な道が右方向に分
かれた。真新しい標識があり「滝見台〜野江股ノ頭 上級者向き」とあった。
 今日は曇りがちで直射日光を浴びないのはありがたいが、湿度が異様に高くゆっくりした歩きで
も汗が滝のように噴き出してくる。
下部のゴルジュ帯を大きく巻いていた道は、炭焼窯跡を過ぎると谷に近付いてくる。やがて木橋が
沢を渡る手前で河原に降りて小休止。冷たい流れで思い切り顔を洗う。
ううーん、いい気持ち。しかしここで沢とはさよならなのだ。

 木橋を渡ると道は左岸の小尾根を急登して植林帯に突入する。杉林の中を水平に進む道はやがて
大きなガレに行く手を阻まれる。幅50mくらい、完全に道が消失しているガレの斜面を慎重にトラバ
ース。再び道が続くとすぐに終点となる。
 ここからしばらくは我慢大会。見上げると首が痛くなるような植林の急斜面を200mばかり上がら
ねばならない。しかも伐採した枝が放置されているため歩きにくいことこの上ない。
ただひたすら上を目指すのみ。沢なら涼しいやろなと思いながら、さながら行のような登りである。
 自然林に入っても傾斜のきついのは相変わらずだが、足元がすっきりしているので歩きやすい。
アブやハチ、ブトが付きまとい鬱陶しい。

 やっとの思いで尾根に到達した。ここは野江股谷と宮ノ谷を隔てる尾根上の1024mピーク。
小広く開けた気持ちのいい場所だ。ひと息つく。1ヶ月分の汗を一気にかいたような気分。
しかし我慢もここまで、ここからはゆったりと稜線歩きを楽しめる。
 尾根上には太い木はあまりなく林相は豊かとは言えないが、まあそれなりに楽しい尾根歩きであ
る。
滝見台というのはどこだろうか(標識があるようだが前回は確認できなかった)と注意しながら進むと、
尾根が左折する1083mピークがそこだった。「右 高滝、左 風折滝」と書いてあるが、木が茂っ
て谷を窺うこともできない。いつ頃までその名の通りの展望を楽しめたのだろうか。
この標識には1992年とあるので少なくとも13年前までは滝が見通せたのだろう。

 左から大きくガレた谷が入り、尾根は侵食されてミニキレット状となった。トラロープが固定さ
れており、最後は小さな岩場もあって変化に乏しい尾根上ではいい気分転換になる。
 小さなアップダウンをこなすと見事なミズナラの大木が現われた。このあたりから太いブナの
木もポツポツと姿を見せるようになる。

 傾斜が緩むと白いテープがベタ張りされた分岐に出た。「右 水越、池木屋山」とある。これは
池木屋山から迷岳への縦走路の迂回路で、野江股ノ頭の西ピークから急激に落ち込む主稜線を避け
てトラバース気味に水越へ至る新しいルートだ。
野江股ノ頭方面からは今辿ってきた尾根の方が立派で、なおかつ南へ直角に左折する主稜線に乗る
のはなかなか難しい。

 野江股ノ頭西峰とも言うべきこのピークから本峰へは心潤う樹林のプロムナードとなる。
すっかりおなじみになった逞しいW字型のブナが見えてくればもう野江股ノ頭山頂だ。
何度来てもひとりの登山者に会ったこともないとっておきの山頂は、今日も静かに迎えてくれた。 

                    山日和

2005/07/27(Wed) 22:20:04  [No.423]


山日和さん こんばんは

>  山と渓谷社の「三重県の山」に紹介されてついにメジャーな山の仲間入り?をした野江股ノ頭。

そうですか。ガイドブックに載ってしまったんですね。

> 以前野江股谷を遡行した時にゴルジュの中でいきなり頭上
> に木橋が現われてびっくりしたことがあった。
> しかしバリハイルートとしては申し分のないコースを天気のいい日に再訪すべく

あの橋のコースですか。
あのときは、なんだろうと思いました。
申し分ないコースなら、二番煎じを考えないとね。

>  江馬小屋谷と野江股谷の出合は絶好のキャンプサイト。以前からここでテントを張りたいと思っ
> ていたがやっと実現することができた。

ここは、いい雰囲気のところですね。

> 真新しい標識があり「滝見台〜野江股ノ頭 上級者向き」とあった。

メジャーに向かって、
だんだん、言わずもがなの世界になってきますね。

>  ここからしばらくは我慢大会。見上げると首が痛くなるような植林の急斜面を200mばかり上がら
> ねばならない。しかも伐採した枝が放置されているため歩きにくいことこの上ない。

およよ、なにやら申し分のないコースそのものですね。

> アブやハチ、ブトが付きまとい鬱陶しい。

赤ゾレ山もそうでした。
今週末からは、キンチョールを持って歩くつもりです。

>  野江股ノ頭西峰とも言うべきこのピークから本峰へは心潤う樹林のプロムナードとなる。

やっと、野江股の真骨頂ですね。

> すっかりおなじみになった逞しいW字型のブナが見えてくればもう野江股ノ頭山頂だ。
> 何度来てもひとりの登山者に会ったこともないとっておきの山頂は、今日も静かに迎えてくれた。 

この山頂の佇まいは、素晴らしいですね。
でもこれからは、だんだん賑やかになってくるのかな。

よい山旅を!
                       洞吹(どうすい)

2005/07/27(Wed) 23:26:19  [No.425]


洞吹さん、どうもです。

> この山頂の佇まいは、素晴らしいですね。
> でもこれからは、だんだん賑やかになってくるのかな。

今回で7回目の野江股でしたが、何度行っても心安らぐ頂上です。
いつまでも静かな山であってほしいですね。

ヤブログに画像入れましたのでどうぞ。

                 山日和

2005/07/28(Thu) 22:16:40  [No.427]


 はじめまして、山日和さん、皆さん。
昨年秋より、蓮周辺の山をウロウロしています。
滝見台の尾根はこの間3度(もしかして4度?)ほど歩いてます。
野江股谷から1023Pに上がられたのですね。ここは降りただけですが、大変そう(^^; もう少し谷沿いの道を行って1083手前から張り出す尾根の方が登りはいいかなとも思ってます。
 滝見台ですが、秋冬の時期はいまも、高滝も風折れ滝も見れますよ。
アケボノツツジ、シャクナゲ、シロヤシオなどもいいです。トガサワラもありますし。

 谷の道、ガレを越えたところでカモシカさんが足を木に挟んでお亡くなりになってましたが、成仏され骨になられてましたでしょうか(^^;

 水越の野江股側のルート、あれは新しいルートなんですね。
水越えからこのルートに登ろうと思ったのですが、不明でした。結局稜線の岩場を直登しました(エアリアのルート)。

 

2005/07/28(Thu) 00:09:29  [No.426]


zippさん、はじめまして。コメントどうもです。

> 昨年秋より、蓮周辺の山をウロウロしています。

地元の方でしょうか?

> もう少し谷沿いの道を行って1083手前から張り出す尾根の方が登りはいいかなとも思ってます。

谷沿いに道が続いてましたね。あの植林の登りだけが難点なので、そちらの方が面白そうですね。

>  滝見台ですが、秋冬の時期はいまも、高滝も風折れ滝も見れますよ。

へえー、そうなんですか。完全に茂っていたのでもう見えないのかと思ってました。

> アケボノツツジ、シャクナゲ、シロヤシオなどもいいです。トガサワラもありますし。

花の時期は楽しみが増えますね。

>  谷の道、ガレを越えたところでカモシカさんが足を木に挟んでお亡くなりになってましたが、成仏され骨になられてましたでしょうか(^^;

それは気が付きませんでした。

>  水越の野江股側のルート、あれは新しいルートなんですね。
> 水越えからこのルートに登ろうと思ったのですが、不明でした。結局稜線の岩場を直登しました(エアリアのルート)。

私が池木屋へ縦走した時も稜線伝いに急降下しました。面白いルートでした。

この山域は大好きなので、レポートをぜひお願いします。

                  山日和
>  

2005/07/28(Thu) 22:23:19  [No.429]


 この滝見尾根を利用すると、宮ノ谷登山口-池小屋山-東尾根-水越-滝見尾根-登山口という周回コースも可能になります(^^)

 尾根の取り付きは、犬飛びを渡って宮ノ谷右岸をを下流方向に行った植林林です(駐車地から川に降りて対岸に渡る方法もありますが)。
植林林を抜け、犬飛びの上の岩ー上部に出、植林と自然林の尾根を1024P近くに突き上げる道です。
この道は、地形図の破線の道と重複しつつも、取り付き部分と尾根に上がる部分が違います。
 この尾根に上がる「道」と云う道はいまだ出会ってませんが(^^;、この道が、それなりに踏み跡ありテープ類も途絶えることなく続いていてもっとも分かりやすい道かもしれません。

 この尾根に4度登って、2度登山者に遭ってます。1組は池小屋山に登るつもりが野江股谷に入ってしまい迷いつつ登っている登山者。もう1組は、宮ノ谷から池小屋山を登ったが、復路に高滝の巻き道を使いたく無かったらしい登山者。二組とも好き好んでこの尾根道を歩いているようではなかったです(^^;

2005/07/28(Thu) 23:24:01  [No.430]


zippさん、貴重な情報ありがとうございます。
3年ほど前に江馬小屋林道〜野江股ノ頭〜池木屋〜宮ノ谷の周回コースをやりましたが、林道の終点
から終点へのクルマの回収がしんどかったですね。
地形図の破線路は歩けるのかどうかずっと気になってました。
また宿題が増えちゃいましたね(^_^)

                     山日和

2005/07/29(Fri) 00:08:44  [No.431]


 はじめまして zippさん 緑水といいます。

> 昨年秋より、蓮周辺の山をウロウロしています。
> 滝見台の尾根はこの間3度(もしかして4度?)ほど歩いてます。
> 滝見台ですが、秋冬の時期はいまも、高滝も風折れ滝も見れますよ。

この尾根は使い道のあるルート 誰か露払いせいや思ってました
前にSIGEKIさんがこの尾根から江馬小屋谷出合いに降りたレポ有りましたが 滝が見られるの記状はなかったですね
滝が見られるなら 登ってみようの気持ちが湧きますね

> この滝見尾根を利用すると、宮ノ谷登山口-池小屋山-東尾根-水越-滝見尾根-登山口という周回コースも可能になります(^^)
> 尾根の取り付きは、犬飛びを渡って宮ノ谷右岸をを下流方向に行った植林林です 
> 植林林を抜け、犬飛びの上の岩ー上部に出、植林と自然林の尾根を1024P近くに突き上げる道です。

緑の持つエリアマップには しっかりした登山道の印が有りますものね
宮ノ谷源流部の森林伐採時に使われた道だろうです
今も復刻版ルートか黄色の登山道テープが切れ目なく続いてますね

> 復路に高滝の巻き道を使いたく無かったらしい登山者。二組とも好き好んでこの尾根道を歩いているようではなかったです(^^;

高滝は滑落遭難がありますね 馴れないと嫌な所だ
宮ノ谷と奥ノ谷とを分ける尾根はどんな感じですか 自然林なら素晴らしい巨木に逢えると思ってる
行きたくなるコメントでした また行こうです

               緑水

2005/07/30(Sat) 07:25:54  [No.438]


 こんばんは、緑水さん。
 今年も、ヌタハラ谷から入って池木屋山から宮ノ谷に抜けようとした単独者がいまだ行方不明のようだし、風折滝でも滑落事故があったりと、この山域は毎年のように事故続きですね。

>宮ノ谷と奥ノ谷とを分ける尾根はどんな感じですか 自然林なら素晴らしい巨木に逢えると思ってる
 宮ノ谷と「奥の平谷」でしょうか?
この尾根も宮ノ谷出合まで縦走したいと思っているんですが…(^^;
6月に宮ノ谷の奥ノ出合からこの尾根の1222Pに抜けて霧降山に抜けましたが、ここも気持ちよい場所でした。
その後池木屋山-東尾根-水越-滝見尾根と回ったのでした。

 このあたりには、甲・乙・丙と飯場があり、そのソマ道なんでしょうね。
奥ノ出合の飯場は、1222P側に少し上がった平地にあり、もうへしゃげてるんですが、大きなトタン屋根でりっぱだったんだろうなと思ったのでした。

2005/07/31(Sun) 00:28:54  [No.439]


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