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  恵那山/前宮ルート 投稿者:Tsutomu  URL
恵那山/前宮ルート (画像サイズ: 1024×768 254kB)

友人のHALを連れだって恵那山に行って来た。

当初は上小池から三ノ峰、別山に行く予定だったが、秋の嵐の所為かこの地域は天気が悪そう。天気予報を見ると東の方は天気が良さそうだ。そこで数年前に整備された前宮ルートが気になっていた恵那山に向かった。

前宮ルートは日本近代登山の父ウェストンが登ったことでも有名だが長らく廃道同然だった。それを有志が2年をかけ整備したと数年前に知った。恵那山は黒井沢と神坂から2度登っているがこの古いルートはぜひ辿ってみたいと思っていた。

恵那山/前宮ルート(2189.8/東濃)/10月8日(日)/晴れ/HALと同行

6:57前宮ルート登山口→8:35中の小屋跡→9:10〜35 1801m三角点→10:21十六合目→11:26山頂三角点→11:40〜13:20避難小屋広場→16:33下山完了

中央道中津川ICからR19をわずかに進み右折して川上に向かう。道沿いの恵那神社の案内に従って進むと右手にウェストン公園がありその先を左折すると恵那神社がある。神社を越え車輪の通る部分だけコンクリート舗装された林道に入るとわずかで右手に恵那山登山口の看板が立っていた。手前の広場に車を停め準備を整え出発。

今回の為HALは登山靴とザックを購入。今までは街用のザックと某アウトドア風靴メーカーの登山靴風シューズで頑張っていたが流石にこれではいけないと思ったらしい。新アイテムで頑張ろう!

登山口から川を渡って対岸にある登山道に入る。この道は古くから使われていた道らしくしっかりしている。植林の中を続く道を進むと一段高くなった穏やかな斜面にかつて田圃か畑でもあったような段々がある。ウェストンの頃は田園風景が広がっていたのかも知れない。

やがて道は谷沿いの細い道となる。わずかで谷に下りて対岸に渡る。渡ったところに「心明霊神」と刻まれた石碑が倒れている。古いものだろうか。

道は初め緩やかだがやがて急斜面を登るようになり尾根上に近づいたところで山腹をトラバースするように進むようになる。ところどころ斜面が崩壊しているところがあるが巻き道ができている。

進んでいくと道脇に「五合目」の石柱が立っている。もう五合目?実はこの石柱は整備している時に発見されたものでこの先「十三合目」「十四合目」「十六合目」の石柱が発見されている。この勘定でいくと山頂は二十合目ぐらいだろうか。だからここでは「五合目」はまだまだ序盤なのだ。

道は緩やかな尾根上にを進み左手の崩壊した地点に出る。そこを過ぎると急斜面となる。下から続いている植林帯はまだまだ続いていて何時終わるとも分からない。ちょっとうんざり気味だ。

急斜面の途中で一回休憩を入れる。初め颯爽とした感じで歩いていたHALはここにきて精彩を欠いてきている。体力、体格があるとはいえ慣れない山はきついか。

植林帯の急斜面は尚も続き周りに笹が出てくるようになってやっと自然林へと変わる。道は密生する笹の中に切り開かれている。ここら辺りになると時折右手に展望がひらける。

急斜面が終わる頃になるとルート上に枯れた大木があらわれビックリ。大木を過ぎたところに「枯大桧」の表示があった。さぞ立派な桧だったのだろう。

大桧の少し先には「中の小屋跡」がある。かつては登山用の小屋があったのだろうか。傍らには不動明王像が祀られている。

ここを過ぎると再び急斜面になる。左右は密生した背丈ほどの笹だ。2年かかったとはいえよくこんなところに道を切り開いていったものだ。頭が下がる。

ここらあたりでHALがかなり遅れ始める。やっぱりちょっときつかったかなあ。風も吹いてちょっと肌寒い感じもしてきてふと今朝やっていた遭難のニュースが頭をよぎる。急激な気温の変化と疲労。そういえば余分な防寒服の備えを用意させていなかった。10月である。もっと気を遣うべきだった。だんだん心配になってくる。もし、彼が下りたいといったら下りよう。

登りが緩くなってくると右手側にすばらしい展望が開ける。そこからわずかで1800m三角点に到着する。

HALに暖かいコーヒーを飲んでもらおうと彼の到着前に慌ただしく準備。丁度終わったところで到着した。大分疲れているようだがなんとかまだまだ大丈夫そうだ。ここまで来ればあと一箇所急斜面を登ればなだらかな道のり。そう説明して先に行かせる。

三角点からしばらくはなだらかな尾根が続く。「行者越え」という小さな岩場には小さな石像が岩の間にありちょっとビックリ。一人で来てたら気味が悪かったかも。時折右手側の展望があるが見えるはずの山頂はガスの中だ。

やがて尾根は急斜面の下に出る。「空八丁。」そこにはそう書かれたパネルが立っている。HALがうんざりした顔をしている。「大丈夫。ここさえ登れば後はゆるゆるだから」「それならいいけど」「ここ登ったら一回休憩しよ」急斜面へ取り付く。

急斜面は10分ほどで登る。心配した通りHALは遅れている。HALを待ってしばらく休憩。周りはガスがかかっていて展望はないがそれなりに良い感じだ。この後はのんびり緩やかな道のりのはずだ。

続く道はすぐ静かな森の中の道となる。若干ガスっていて幻想的な感じだ。そのことを口にすると「前向きにとらえるんだね」と言われた。だってガスっていてつまらん!って言ったってつまらないじゃん。

途中池などもあったりして散策ムードが盛り上がる。更に進むと紅葉した木々も現れそれに所々にある岩の組み合わせが「誰かがつくった庭のような感じ」(HAL)だ。2000mを超す高山にいるとは思えない。

更に進むと森は不思議な雰囲気になる。まるで妖精でも現れそうな雰囲気。男二人で何だか気色悪いがそんな話しをしていた。足下にはお伽話にでもでてきそうなキノコが三つ仲良く傘を並べている。

神坂からの登山道を合わせると急に人が多くなる。というか今まで下山者一組にしか会っていない。だからHALは人のこない山だと思っていたようだが人気の山なのだ。

避難小屋のある広場に来ると小屋の前は人で埋まっていた。展望のある小屋裏の岩の上も人が多い。取り敢えず三角点に行ってからどこで休むか決めることにした。

三角点広場も人が一杯。陣取るところがない。中央部に以前はなかった展望台があったので登ってみた。塗料などの乾きから極最近できた物らしい。が、なんでつくったのか分からない。周りの木々がほぼ視線の高さにあり展望を邪魔していて展望台の意味がない。邪魔なだけだ。かといって展望の為に周りの木々は切らないで欲しい。

人に埋まった三角点広場を後にして避難小屋前の広場まで引き返す。途中、東側の展望のあるところで冠雪した富士山の頭が見えた。これにはHALも感激していた。こちらも良いものを見せれてホッとする。

広場の空いていた中央部に陣取って荷物を広げる。そしてプシューッ!タイム。あー疲れた。でもなんだか今日は楽しい。笑みが顔から絶えない。

登ってくる途中までかかっていたガスも次第に薄れ時折陽も差す。流石晴れ男二人である。小屋の裏の岩からの展望もなかなか。駒ヶ岳など高い山がまだ雲の中だったがそれでも十分満足のいくものだった。

帰りは往路をそのまま下る。天気は次第に良くなり登りでは見えなかった伊勢湾が見えようになる。鈴鹿や養老、伊吹山といったところもうっすらとだが確認できた。

急斜面の下りは思っていた通り辛かった。二人とも膝が痛いだのなんだのいいながら下りていった。それでもHALは大分早くて、駆け下りるように下ったところもしばしば。

下山後は神坂峠への道沿いにあるクアリゾート湯舟沢にいって疲れを落としてきた。楽しい一日だった。

そういえば山頂付近で人混みの中に一人だけ沢装束の人を見かけた。どこを登ってこられたのか気になったが流石にあの人混みの中すれ違いざまに聞くことはできなかった。

2006/10/09(Mon) 22:11:20  [No.4301]


  Re: 恵那山/前宮ルート 投稿者:mayoneko  URL

こんばんは、Tsutomu さん。
おつかれさま。
前宮ルート、良かったでしょ。
前宮 ですよ。
8キロ、標高差1450m。
がんばりましたね。

深田久弥が恵那山を登ろうとした時、数年前の伊勢湾台風の被害で山頂にあった小屋がつぶれていたそうです。
深田久弥はこのウエストンが登った歴史ある登山道を行程的に無理とあきらめ、当時できたばかりの黒井沢ルート(旧ルート)を登ったそうです。深田一行は、富士見台山麓の萬岳荘で一泊し、富士見台にも寄って湯舟沢に下りています。
その後は黒井沢ルートが恵那山のメインルートとなり、前宮ルートは忘れられていったんですね。       わが愛する山々(深田久弥著、新潮社1960年発行)より

紅葉の季節はほんとに日帰りがぎりぎりですね。

2006/10/11(Wed) 20:15:08  [No.4331]


  Re: 恵那山/前宮ルート 投稿者:Tsutomu  URL

mayonekoさん、こんばんは。

> 前宮 ですよ。

やはり「前宮」が正解ですか。山渓の分県登山ガイドに「前宮」となっていたのでそちらを採用してみましたがやはり間違いでしたか。登山道の道標には「前宮」と書いてあってこちらが正しいのだろうなとは思ってましたが…。

> 8キロ、標高差1450m。
> がんばりましたね。

前日に決めたときは行程の長さにどうしようかなと思ってました。特に登山経験の浅い友人を誘ってのことで他の山にしようかなとも思いましたが思い切ってここにしました。友人には少しきつかったようですがここにして正解でした。

> その後は黒井沢ルートが恵那山のメインルートとなり、前宮ルートは忘れられていったんですね。

黒井沢も多いかも知れませんが神坂からの登山者が結構多くてビックリしました。それとヘブンスそのはらからも今は多いようですね。

> 紅葉の季節はほんとに日帰りがぎりぎりですね。

かといって夏には行きたくないルートですね。

2006/10/12(Thu) 23:21:07  [No.4376]


  Re: 恵那山/宮前ルート 投稿者:とっちゃん(こと)

tutomuさん、こんばんは〜。

日曜の恵那山だったんですね〜。

この日は仙丈の山頂にいましたが、暴風という言葉がふさわしい風でした。

> HALに暖かいコーヒーを飲んでもらおうと彼の到着前に慌ただしく準備。
> 人に埋まった三角点広場を後にして避難小屋前の広場まで引き返す。途中、東側の展望のあるところで冠雪した富士山の頭が見えた。これにはHALも感激していた。こちらも良いものを見せれてホッとする。

なんだか、とってもその気持ち、よくわかります。一緒に行った人に、やっぱり嬉しい気持ちになってもらいたい。いい景色や、感動を味わってもらいたいそんな気持ち。

> そういえば山頂付近で人混みの中に一人だけ沢装束の人を見かけた。どこを登ってこられたのか気になったが流石にあの人混みの中すれ違いざまに聞くことはできなかった。

どこか、そんなコースがあるんですね。私だったら、聞きに行っちゃってたかも。

2006/10/11(Wed) 23:40:31  [No.4348]


  Re: 恵那山/宮前ルート 投稿者:Tsutomu  URL

とっちゃんさん、こんばんは。

> この日は仙丈の山頂にいましたが、暴風という言葉がふさわしい風でした。

こちらは、涼風という感じでした。ちょっと肌寒かったですが。

> なんだか、とってもその気持ち、よくわかります。一緒に行った人に、やっぱり嬉しい気持ちになってもらいたい。いい景色や、感動を味わってもらいたいそんな気持ち。

これからもちょくちょく同行してもらいたいので(晴れ男だし)なるべく登山を嫌わないようにと努力してます(^^;

> どこか、そんなコースがあるんですね。私だったら、聞きに行っちゃってたかも。

避難小屋の方に向かってみえたのでそちらで会えるだろうと思っていたんですがそちらには見えませんでした。しまったなあと思いましたが後の祭り。黒井沢辺りが登れるのかなあ。

2006/10/12(Thu) 23:27:16  [No.4377]


  Re: 恵那山/宮前ルート 投稿者:山日和

Tsutomuさん、こんばんは。
このサイトが詳しいですよ。

http://www.enasan.org/at_enasan/index.htm

2006/10/12(Thu) 23:34:54  [No.4378]


  Re: 恵那山/宮前ルート 投稿者:Tsutomu  URL

山日和さん、こんばんは。
情報ありがとうございます。
仕度のパソコンでは見られなかったので会社のパソコンで拝見。
恵那山だけに特化したHPでビックリしました。
情報量も多くてこれから恵那山に向かうときにはぜひ覗いてから出発したいですね。

2006/10/13(Fri) 19:21:38  [No.4380]


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