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【台高】落口から風が見えるかと、風折滝 (画像サイズ: 600×800 218kB)

 5月に風折滝下から滝見尾根に登っているが、また!である(^^;
5月に入ったとき、風折滝左岸の岩場にテープが付けられているのを見た。
今回はロープを持っての再チャレンジなのであるが・・・。

【日 時】2006年10月15日
【山 域】台高山脈  櫛田川・蓮周辺
【天 候】晴れ
【コ-ス】08:45 宮ノ谷林道駐車地---09:20〜09:35 水越谷出合---10:25〜11:45 風折滝下・左岸高巻撤退---12:30〜12:35 滝落口---12:40 砥石谷出合---13:15〜14:05 左支谷出合(昼食)---15:10 滝見尾根1210p---15:45〜16:00 滝見台(1083p)---16:20 滝見尾根1024p---17:10 駐車地

 秋になり台高の山にも人が戻って来たのか、駐車地には6台ほどの車。
 宮ノ谷は、いつもの水量より多いよう、風折滝まで足を濡らさず行けるかな。
まだ紅葉には早いが、すでにトチノキの葉は黄色く色づき落葉が始まっている。
 水越谷出合から谷に降りて流れを登っていくと、石に濡れた足跡。どうも先行者がいるようだ。
大岩が重なった岩潜りの場所、岩を上から残置ロープで越えられるのだが、潜って越えようとしたら、早くも両足を水に浸けてしまう。こんな所で足首まで濡らしてしまうなんて、先週の雨の水量がまだ充分引いてないようだ。
 広場で休憩。ここはテント貼るにはもってこいの場所、この谷に来ると、いつもここで休んでしまう。
小滝のロープ場。すでに足は濡れているのに、岩を無理にへつって立ち往生・・・、戻って再度行けば、ほとんど濡らさずに行ける足場があるじゃないの。何をしてんだかオイラ。

 大岩に登れば木々の間から風折滝。水量はやはり多い、迫力よく空中に白い筋を描いている。
谷の右岸に開いた傘があり、上流下部を見ると竿を出している釣り人一人。滝の全貌が見えるところにザックを降ろして休憩だ。
 春より水量が多いに関わらず、滝口から宙に飛び出した水流は、時折大きく右に折れたり、幅広く飛沫を撒き散らしたりして下部の岩に落下している。谷筋では感じられないが、上空は風もあるようだ。
また滝口よりさらに上部に、一筋の滝を落とす滝口があるのわかる。

 そろそろと滝に近づく。釣り人は、やっとわたしの存在に気付いたようだ。この滝音と飛沫の中では気配も感じられないだろう。
「アマゴいますか」と聞くと、「まぁまぁ」。う〜ん、ダメだとかアカンという答えを期待してたんだが、困ったなぁ。春、魚影が案外濃かったんだよな、この谷。

 飛沫を浴びて左岸を登って行く。
テープがあったのはこの岩場だったろうか、春、見たテープは付いていない。周囲を見ても取り付けそうな岩場はここしか無いようだ。よし!と最初掴むんだのがトゲのある山椒の木!いやはやなんとも・・・、山椒の香りのオマケ付き。
ウツギなど低木を掴みながらよじ登り、一息つけるガレたバンドの上にたどり着く。すでに滝口より高度は高いはずだが、上には壁が続く。左側には恐ろしくて回りこめない。右に回りこむと、カモシカの黒々したタメ糞だらけ。
・・・ってことは、カモシカの道があるはずと岩を見上げれば、やはりあった。岩を草や低木が付いているところを左にトラバースしながら斜上している。が、途中に草も木もない垂直の岩壁がある。おっとろし過ぎます、却下。
 右に巻いて行くとガレ場が広くなり、滝前の左岸の支谷にまで届いているよう。
取り合えず右に巻いてガレ場の先まで見に行くが、こりゃ無理! 撤退を決める。

 ガレ場を慎重に下っていき、岩で埋もれた傾斜の強い谷を下る。途中、右足を離そうとしたら、足を乗せてた頭二つ程の岩が動き出してとっさに手で止めた。こんな岩落としたら足袋の左足は潰れちゃう、ふう。けど右足の向う脛を打ちつけたみたい(汗)。
痛みが引くまでちょっと休憩と岩崖を見れば、白い細長い花弁に赤い葯がきれいなセンダイソウ。
 谷を降り、滝下に戻ると釣り人の姿はすでに無く、谷を降りられたようだ。だが開いた傘は、さっきのまま。彼のではなかったのだ。見たところ、古そうだが問題ない傘のように見える、頂こう、否!ゴミを回収するこにする。

 滝下の右岸の小尾根を登る。前回滝見尾根に登った取り付きだ。ただ今回は途中から滝上を目指してトラバースして行く予定。
岩の終わった上部で右にトラバースして行くと、ぽつぽつとテープが続いていた。きっと沢屋さんのものに違いない。この風折滝の巻道は右岸を巻くのかと、やっと理解する。
 右岸滝口に張り出した尾根に出て、テープはここまで。滝口の方に伝っていくが降りられそうなところは無く、引き返しテープの場所へ。
 ここはルンゼ状のガレ場、途中大岩が突き出て遥か下のほうに谷底が見える。降りるとすればここしかないようだ。
 ロープを出すまでも無く、大岩の下もガレ場が続き、慎重に降りて谷底に達した。
左、上流側には滝が掛かっているのが見え、この壁で囲まれた谷底から、果たして抜け出せるのかちょっと不安になる。
 とりあえず、ザックを置き滝口を見に行く。転がった大岩・小滝を越えれば、水流が岩を削り大きく穴を開けている。
 その穴からは、いま自分が立っている足元の延長では決してない、別次元の空間・森の木々が見えている。足元の水は、滑らかに、その穴に向かって吸い込まれていっている。

 上流に登ると、すぐに砥石谷との出合。谷から見えた滝は、砥石谷の滝だったのだ。
しかし、当然の如く本谷にも滝がかかっている。出合からは岩で隠れて見えないが、すぐそこに白飛沫が見える。
 10m程の斜瀑を左から巻いて越え、続いて段瀑も巻いて進むと、しばらくしてまた10m程の滝。ここも左から巻いて行く。そうこうしていると地形図の825m標高点。ここは右岸支谷の出合だ。この支沢を登れば、地形図に建物記号の入った飯場跡。本谷は、出合から見える範囲は、平凡そうな谷。
 支沢のナメを登って、平の岩の上で昼食とし、この先どうしようかと思案する。時間も時間だ、この先の水越谷はまたの機会として、825標高点に南東から下りてくる尾根を登ることにした。この尾根は、滝見尾根の水越トラバース道の起点となる1210pから派生した尾根だ。
 尾根を登っていくと支谷にきれいな滝がかかっているのが見え、しばらく急登をこなすと傾斜が緩やかになり、ワイヤ、滑車、トロッコ、レールなど残置されていた。以前T氏から聞いてた現場だが、トロッコまで持ち込んでいたとは驚きだ。
 右から大きな尾根と合流し登っていくと、樹木を通して上部に白いものが見えてきた。岩グラだ。通せんぼするように立ちはだかってるかのように見えるが、近づけば、ちょうど尾根心部分は岩が切れている。
岩に登れば、明神岳から桧塚、岩屋口、ナメラ、池杉山の伸びやかな稜線。シャッポ山から東千石山、こぶし平から霧降山、一番手前は宮ノ谷水越谷出合から立ち上がった尾根だ。
こうやって歩いた山々を見、その時の記憶を呼び戻していたら、時を忘れてしまいそうだ。

 滝見尾根に乗って、風が結構あるのを知る。色が付き始めた野江股ノ頭を仰ぎ見ても、風で葉が裏返っているのだろう白い葉裏色だ。
 さっさと下りればいいものを滝見台でまた大休止して、1024p越えて植林の激下り、谷下まで降りてまた登り返すのがイヤなので、途中犬飛びの分岐に入って駐車地へ帰り着いた。
すでに駐車地に残された車は、わたしのだけ。

2006/10/17(Tue) 00:04:37  [No.4416]


zippさん、こんばんは。
zippさんの面目躍如のコース取りですね。(^_^)

> 今回はロープを持っての再チャレンジなのであるが・・・。

気合入ってましたねー。

> 飛沫を浴びて左岸を登って行く。
> テープがあったのはこの岩場だったろうか、春、見たテープは付いていない。周囲を見ても取り付けそうな岩場はここしか無いようだ。よし!と最初掴むんだのがトゲのある山椒の木!いやはやなんとも・・・、山椒の香りのオマケ付き。
> ウツギなど低木を掴みながらよじ登り、一息つけるガレたバンドの上にたどり着く。すでに滝口より高度は高いはずだが、上には壁が続く。左側には恐ろしくて回りこめない。右に回りこむと、カモシカの黒々したタメ糞だらけ。
> ・・・ってことは、カモシカの道があるはずと岩を見上げれば、やはりあった。岩を草や低木が付いているところを左にトラバースしながら斜上している。が、途中に草も木もない垂直の岩壁がある。おっとろし過ぎます、却下。
>  右に巻いて行くとガレ場が広くなり、滝前の左岸の支谷にまで届いているよう。
> 取り合えず右に巻いてガレ場の先まで見に行くが、こりゃ無理! 撤退を決める。

行きつ戻りつが目に浮かぶようです。だいたいの状況が想像できるだけに・・・
私もしょっちゅうやってますからね。(^^ゞ

>  とりあえず、ザックを置き滝口を見に行く。転がった大岩・小滝を越えれば、水流が岩を削り大きく穴を開けている。
>  その穴からは、いま自分が立っている足元の延長では決してない、別次元の空間・森の木々が見えている。足元の水は、滑らかに、その穴に向かって吸い込まれていって
いる。

この感じも実によくわかります。下れるつもりで谷を下りてきてこの光景に出遭うと・・・

> すでに駐車地に残された車は、わたしのだけ。

もう少しで変な鳥が啼き始めたかも・・・

               山日和

2006/10/17(Tue) 23:32:31  [No.4438]


Re: 【台高】落口から風が見えるかと、風折滝 (画像サイズ: 720×960 301kB)

 どもです、山日和さん。

> zippさんの面目躍如のコース取りですね。(^_^)

> > 今回はロープを持っての再チャレンジなのであるが・・・。
>
> 気合入ってましたねー。

 風折の滝口立ちたかったンですよね。
何のことはない、5月に登った右岸取り付きからトラバースして、ロープいらずで着地できました(^^)

> この感じも実によくわかります。下れるつもりで谷を下りてきてこの光景に出遭うと・・・
 この谷の遡行にについて記述されているのをグーグルと、唯一降渓されてるののみヒットするんですよ。
それを読むとこんなんよう降りたなと思いますもんね。

> もう少しで変な鳥が啼き始めたかも・・・
 ハハハ、啼いてもダイジョーブです。ヲイデヲイデしちゃう何度も歩いた道ですから。
(^^)。
 駐車地のほとんどの車は、池木屋山だろうに早く降りたなぁと思ったんです。まぁ、朝が早いのか(^^;

 風折滝を貼ります、人がわかるかな?

2006/10/18(Wed) 00:23:48  [No.4442]


zippさん、こんばんは〜。

>  5月に風折滝下から滝見尾根に登っているが、また!である(^^;
> 5月に入ったとき、風折滝左岸の岩場にテープが付けられているのを見た。

ほほ〜、次回はあれをって思ってたコースにチャレンジでしたね〜。いつのまにか、zippさんも沢屋さんに変身?

風折滝、滝見台から綺麗に見えてましたが直下ではなかなか見ごたえのある滝なんですね〜。

ホームグラウンドやから、チャレンジするにはええですね〜。

またまた、台高のよき所をレポしてくださいね。

2006/10/19(Thu) 23:06:15  [No.4475]


Re: 【台高】落口から風が見えるかと、風折滝 (画像サイズ: 800×600 113kB)

 とっちゃん、こんばんは。
もう、先々週の山の体調は整いましたァ?


> ほほ〜、次回はあれをって思ってたコースにチャレンジでしたね〜。いつのまにか、zippさんも沢屋さんに変身?
 谷、半ばで時間無くって水越えまで登れませんでした。
わたしは、とっちゃんのように水と格闘できませんので、あえて云えば谷登り屋さんってとこでしょう(^^;

> 風折滝、滝見台から綺麗に見えてましたが直下ではなかなか見ごたえのある滝なんですね〜。
 そそっ、この界隈で一番の表情豊かな美麗滝ですよ。壁もいいですし。

先日、檜塚奥峰でぼーっと山みてたら、この風折滝が見えました。見えて当たり前なんですが、ちょっと嬉しかった(^^)

 ※画像は、東千石山、笹ヶ峰から明神岳、檜塚、岩屋口山の稜線です。

2006/10/20(Fri) 21:52:19  [No.4495]


zipp さん こんにちわサン
いい陽気に成りましたですね、台高に行きたくなってます。

> 秋になり台高の山にも人が戻って来たのか、駐車地には6台ほどの車。

紅葉の季節、蓮辺りのモミジ色は断崖に映えて見事な輝きに成りますね。
伊勢山上さんの画像は、急がなあかん言ってるみたい。

> 宮ノ谷は、いつもの水量より多いよう、風折滝まで足を濡らさず行けるかな。

風折ノ滝も随分と訪ねてないです。
レポの後追いはとても無理としても、オッちゃんどこ登ったんやのデバ亀根性は健在なりです。
 
> そろそろと滝に近づく。釣り人は、やっとわたしの存在に気付いたようだ。
>「アマゴいますか」と聞くと、「まぁまぁ」。

滝のドン詰まりにアマ魚ちゃんはうごめいてるのかなあ、産卵時期ですよね。

> ウツギなど低木を掴みながらよじ登り、一息つけるガレたバンドの上にたどり着く。すでに滝口より高
> 度は高いはずだが、上には壁が続く。左側には恐ろしくて回りこめない。右に回りこむと、カモシカの
> 黒々したタメ糞だらけ。

風折ノ滝上というところですか、恐ろしい高度感でしょうね。

> 滝下の右岸の小尾根を登る。前回滝見尾根に登った取り付きだ。ただ今回は途中から滝上を目指して
> トラバースして行く予定。
> この風折滝の巻道は右岸を巻くのかと、やっと理解する。
> ここはルンゼ状のガレ場、途中大岩が突き出て遥か下のほうに谷底が見える。降りるとすればここし
> かないようだ。

> その穴からは、いま自分が立っている足元の延長では決してない、別次元の空間・森の木々が見えて
> いる。足元の水は、滑らかに、その穴に向かって吸い込まれていっている。

画像の滝落とし口ですね、怖いところだ。
カモシカもビックリのレポ、後追いはどなたがなさるの。

ご安全にです。      緑水。

2006/10/20(Fri) 08:02:06  [No.4480]


Re: 【台高】落口から風が見えるかと、風折滝 (画像サイズ: 600×800 219kB)

 こんばんは、緑水さぁん。

> いい陽気に成りましたですね、台高に行きたくなってます。

> 紅葉の季節、蓮辺りのモミジ色は断崖に映えて見事な輝きに成りますね。
> 伊勢山上さんの画像は、急がなあかん言ってるみたい。

 台高の山頂付近の紅葉は、11月はじめ頃、宮ノ谷などは11月半ばころかな?と思っているんですが、どうでしょうか。

> 画像の滝落とし口ですね、怖いところだ。
 現地でもケツの穴がモゾモゾしてましたが(^^;、帰ってきて写真をじーっと眺めていると、滝口からタマシイが飛んでいきそうで怖かったりします(汗)

 風折の滝口に立てたので、水越・砥石谷辺りの探索の幅が広がるかなと思ってます。

 安全第一で山遊びです(^^)。

2006/10/20(Fri) 21:53:29  [No.4496]


 【台高】水越谷825から水越 (画像サイズ: 600×800 219kB)

 先々週の続き、水越谷825から水越。
今日は、サッサッサ〜と歩いて、水越谷825mから谷を辿り1245峰と思っていたのだが、相変わらず、あっちにヨロ・こっちにヨロッの道草歩き。結局、水越どまり。

【日 時】2006年10月28日
【山 域】台高山脈  櫛田川・蓮周辺
【天 候】晴のち雨
【コ -ス】08:40 宮ノ谷林道駐車地---09:30〜09:40 水越谷出合---10:20〜11:10 風折滝下---12:05 飯場跡---12:25 水越谷825m---13:05〜13:40 二股(昼食)---14:25 水越---15:05 滝見尾根1210m---16:05 滝見尾根1024p---16:55 駐車地

 水越谷標高825地点。ここは、風折滝上のゴルジュを抜けた地点、先々週水越谷の辿りついたところだ。
しかし、時計を見るとすでに12時半。1245峰まで行くのは無理のようだ。
いったい何をしていたのやら・・・。


 林道駐車地では、テン泊のグループが準備をしているのを横目に一足早く出発する。宮ノ谷は紅葉にはまだ早く、木々の葉はまだ青々している。しかし先々週見たトチノキはすっかり葉を散らし、またシラキは紅濃く色づいている。
水越出合の陽の当る赤橋で一服していると、雪虫が一匹宙を舞い、もう冬どなりなのを知る。
 谷の水量は少なくなり、風折の滝口上部にあった一筋の滝は消え、滝は、時折水流をクネクネさせながら落ちている。ダイモンジソウが実を付けはじめ、キッコウハグマが小さな花を咲かせている。

 例によって滝下から斜面をがりがり登って、壁の上。砥石谷出合に東から入る尾根を登る。尾根から樹林越しに、砥石谷に白いものが見える。岩か滝か?出合に掛かる滝より上のほうだ。オイデオイデしているように見えるが、またネ!
 架線場跡(920m)を越え、地形図の破線道から南へ尾根を降りて飯場跡。ここにはトロッコレールで骨組みされた屋根やら、資材が散乱している。
次に目指すのは、このすぐ南の尾根の920m付近のトロッコ・レールが残るところ。山腹をトラバースして行く。
 これらの現場を結ぶトロッコ道が残されているのではないかと考えたが、何も確かなものは得られなかった。ただ、飯場を立てるのにレールが利用されたところを見ると、トロッコが敷かれていたのは、飯場より年代が古いのだろう。
 トロッコ跡から南へ道型あるのを確認し、尾根を西進して水越谷825m地点に下り立った。


 すでに昼食時だが、もう少しと谷を詰めていく。谷に転がる岩はやがて大きくなり、左岸に壁が立ち出す。40m程はあるだろうか。
この辺りに、古いエアリアに記載されていた「丙飯場」があるはずだと右岸を注意しながら登ると、整地されたかような長方形の台地が2つ右岸に並んでいる。しかし、資材や生活品の散乱は無く、飯場跡とは思えない台地だ。

 壁が切れ、空が広くなるとちょっとしたナメが現れた。いつの間にか朝の晴天は何処へやら、空は曇天。雨が降り出しそうな気配さへしている。
ナメを登り切ったところが、標高900m付近の二股。明るい岩場の雰囲気も良いここで、雨が降り出す前にランチとしよう。
 右股は岩谷。しかし如何せん水量が少なく岩溝を流れ落ちている風。左股は、出合に小滝をつくり、その奥はゴーロで、木々が谷を覆いかぶさるように茂っている。
 昼食途中で雨がポツポツ、枯葉を叩く音。思っていた以上に早く降り出した。雨具を着込んで本谷を登っていく。

 岩が滝を埋めた所を登り、しばらく行くと谷幅が広がりだす。谷幅が広がるというよりは、斜面のザレ場と谷の区別が付かなくなる様に広くなり、残地ワイヤが谷を横断している。
ここ左岸には、「滝見台」と同じ黒の金属製のプレートが掛けられている(つまり「松阪労山」が掛けたものだろう)。文字はほとんど消えているが、うっすらと「水越谷原」と判読できる。940m付近、三つの谷が合流した直下のところだ。
右岸には、一升瓶や資材が散乱し、少し上れば台地があり、間違うことなく飯場跡があった。ヘルメットや鍋、サントリーのウイスキーのビンにビール瓶。そんな中はじめて見る「タカラビール」のビンを見つけた。

 三叉は、右股が本谷だろう、まだ水流が続いている。水越へは、中股の伏流の谷を辿っていく。
登っていくほどに優しい斜面となり、葉の落とした木々の間から、水越の柔らかなアールの稜線がハッキリし出す。苔むす斜面を過ぎれば、水越はすぐだ。

 水越の垣外俣谷側は、急斜面。色づいた木々の中をガスが湧き上がってくるのを見ている間に、みるみる回りがガスで覆われ始め、先を急ぐ。
水越のトラバース道を辿っている途中、緑色の風船を見つけた。「MIDORI OPEN」と書かれただけのハート型の風船。店舗の開店にあわせて配布されたものだと思うが、一体どこから流れ着いたんだろう?北西の風なら奈良方面か、それとももっと北で滋賀方面からだろうか。

 滝見尾根1210から、雨とガスの中をタンタンと尾根を下っていく。
尾根を降り植林の中、こういう日は時間の割りに暗く、濡れた犬飛岩へのロープ場をクリアして駐車地へ。
 駐車地で足袋を脱ごうとしたら、ヒル2匹!そろそろ冬眠の準備しなけりゃいけないんじゃないの?と塩をかけて、おやすみ。

2006/11/01(Wed) 21:19:53  [No.4625]


  Re: 【台高】水越谷825から水越 投稿者:伊勢山上住人  URL

zippさん、こんばんは。

ここの所、この山域に入りびたりですね。
絶対に一般登山客には出会わない界隈ですね。

> 相変わらず、あっちにヨロ・こっちにヨロッの道草歩き。

私もトロッコの遺跡を覗いてみたい気はありますが、
風折滝の横が登れるとはとても思えません。

4日の日は、握手をして頂きにのみ行きます。
記念写真だけ撮ったら、とんぼ返りします。

天気も良さそうです。ご一緒したいのですが。

                伊勢山上住人

2006/11/02(Thu) 23:56:10  [No.4646]


Re:  【台高】水越谷825から水越 (画像サイズ: 800×600 255kB)

 こんばんは、伊勢山上人さん。

> ここの所、この山域に入りびたりですね。
> 絶対に一般登山客には出会わない界隈ですね。
 入りびたり、ということはないですが、風折滝から滝見尾根は、まず「一般登山客」に会わない山域でしょうね。



> 私もトロッコの遺跡を覗いてみたい気はありますが、
> 風折滝の横が登れるとはとても思えません。
 「遺跡」じゃないです、単に残地されてるだけ!カンケー性などわかればと彷徨ってます(^^)
(画像を載せますね)

> 4日の日は、握手をして頂きにのみ行きます。
> 記念写真だけ撮ったら、とんぼ返りします。
 わたしには、理解不能です(汗) 伊勢山上人さんの思い・・・。
昔、ムカシ・・・、パソ通で『情報と民主主義』を掲げた明日来〜のムック本が懐かしい(^^;;
 ほいでは!

2006/11/03(Fri) 23:28:27  [No.4652]


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