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【大山】槍尾根から剣ヶ峰 (画像サイズ: 1200×900 296kB)

【日 時】2006年10月29日(日)
【山 域】鳥取県 大山南面
【天 候】晴れ一時曇り
【メンバー】4名
【コース】文殊堂7:50---9:06鳥越峠9:18---10:38第二鉄柱10:47---11:11槍ヶ峰
     11:21---11:31天狗ヶ峰---11:39剣ヶ峰11:55---12:11槍ヶ峰13:09---
     14:01三ノ沢14:17---14:48文殊堂


 大阪より西の山に登るのは何年振りだろう。
大山は秋、冬に1度ずつ訪れているが、いずれも北面の大山寺からの一般登山道だ。
南面の槍尾根はかつては破線ながら登山コースとして紹介されていたが、今では地図か
らも登山道が抹消されてしまっている。
 もともと風化・崩壊が激しい大山は、数年前の地震もあって山頂部はほとんど登山道
が記載されない状態となっている。
以前、ヤマケイから出ていた「大山を歩く」というガイドブックに紹介されていた槍尾
根コースを見て、ぜひ行ってみたいと思ってから何年もの月日が過ぎていた。

 鍵掛峠手前の健康の森登山口でテント泊していると、早朝には続々と登山者の車が詰
め掛けてきた。
今日はここからではなく、少し先の文殊堂から登り始めるので早々に撤収して鍵掛峠へ
向かう。ここにはきれいなトイレもあり、何より大山南壁を望む紅葉の名所なのだ。カ
メラを構える人も多い。
 朝食を取って文殊堂へはすぐである。ガラガラの三ノ沢の押し出しの末端であるここ
に車を止めた。抜けるような青空に大山南壁の偉容が映える。
三ノ沢を上がっていく登山者もいた。地図には道はないが、帰りはここを下ってくるのだ。

 車道を少し戻って登山道に入るが、この道はあまり使われていないようでやや荒れ気
味である。健康の森登山口の方がメインになっているようだ。
沢沿いの暗い樹林の道は石がゴロゴロしており、その石がまたつるつるで滑りやすく神
経を遣う。
 まわりが急に明るくなったと思ったら文殊越のコルである。下ではもう少しであった
紅葉もこのあたりでは今を盛りと華やかさを競っている。
 ここからは斜面をトラバースするように鳥越峠へと道は続く。
にぎやかな話し声が聞こえてきた。すぐ下で健康の森の登山口からのルートと合流、4人
パーティーを追い越す。
立派なブナの倒木が多く、乗り越えたりくぐったりと忙しい。
 最後の急登をこなすと鳥越峠。十字路となったここは大山南面の要衝である。いや、
あったと言うべきか。現役の登山道として存在するのは駒鳥小屋への峠越えの道だけ
で、尾根上の烏ヶ山、槍尾根ともに崩壊が激しく通行禁止になっているのだ。
それにしては駐車場にたくさんの車が止まっていた。みんなどこへ行くのだろう。

 槍尾根への道はロープが張ってあり、途端に心細い踏み跡に変わった。キリン峠手前
の1405mピークの肩へ上がると息を呑むような光景が現われた。
槍尾根東面の地獄谷源頭を形成する灰色の大岩壁。何者をも拒むように屹立する岩壁の
縁の潅木帯を縫って踏み跡は続くが、緑が切れた後はいったいどこを登るのかと思わせ
るようなガレた急斜面が続いている。
はるか上には白い鉄柱が見える。あそこまでが第一の核心部らしい。

 地形図を見るとこの槍尾根は崩壊地とガケ記号で、どこが尾根筋なのか判別できない
ほどである。
まったく木の生えていないガレたヤセ尾根が始まった。目の前まで来てみると、取り付
く島もないように見えた斜面もしっかりと踏まれていて、遠目で見るほどの危険は感じ
なかった。
登山靴両足分くらいの巾の尾根を抜け、正面の岩壁は左へトラバースしてから直上する
のだが、ここが悪かった。トラバースは一応踏まれてはいるのだが、安易に足を置くと
ガラガラと崩れてしまうので慎重に一歩一歩を進めるが、ある程度のスピードで抜けな
いと却ってバランスを崩しやすいのでその兼ね合いが難しい。
トラバース後の斜面は、持つ石がすべて抜けてしまいホールドと言えるものがない。斜
面を押さえ込むようにして体を持ち上げる。のどがカラカラになるような登りである。
N氏は「身がすくむというのを初めて経験しました」と言っていた。

 ガレた尾根は続くが、さっきと比べれば何ほどのこともない。とは言っても普通の登
山道のレベルではないのだが。
背後には烏ヶ山の三角錐が見事で登高欲を掻き立てる。見下ろす地獄谷は陰惨とも言え
るほどの深く刻み込まれた無機質な灰褐色の地肌を晒している。

 白い鉄柱に到着。やっとひと息付くことができた。ここで単独の登山者が追いついて
きた。話を聞くと大山はかなり登り込んでおられるようだ。
文殊越から鳥越峠へ行かず、直接キリン峠へ谷を上がった方が早いし、道も悪くないと
教えてもらった。確かにここから眺めても歩きやすそうに見える。

 両側が完全に切れ落ちた胸のすくような高度感の尾根が続いた。
頭上には槍ヶ峰の尖峰が青空を突き抜けるように鋭い。それにしてもあれをどこから登
るのだろう。尾根は最早「壁」と化している。
 単独者に下山は三ノ沢からのつもりだと言うと、先導して下り口を教えてくれた。こ
の下り口が見つかるかどうかが懸念材料だったのだ。
道はうまい具合に岩峰の左を壁を縫うようにトラバースして続いていた。途中の小さな
コルが下山口でテープも巻いてあった。
下山路が確保できてひと安心である。さっきの核心部を下りるのは困難だ。

 まるでアルプスの岩稜ルートのようなトラバースの後、斜面を急登して尾根へ復帰し
た。ここが槍ヶ峰南峰と北峰のコルらしい。南峰はパスして(帰りに踏んだが、南面はス
ッパリと切れ落ちて凄い高度感だった)北峰へ向かう。
 この尾根上としては精一杯小広いと言える槍ヶ峰のピークに立つ。
正面に天狗ヶ峰から剣ヶ峰、弥山と続く縦走路が姿を現わしたが、ややガスがかかり始
めてしまった。
 ここでS氏がギブアップ宣言。剣ヶ峰まで行く自信がないと言う。仕方がない。
Tさんに空身になるよう指示して、N氏と3人で剣ヶ峰へ向かう。

 相変わらずのヤセ尾根を一旦下って天狗ヶ峰への足場の悪いザレた斜面を上がる。
ユートピア方面から天狗ヶ峰に向かう登山者の姿も見えるが、天狗直下の岩場で難渋し
ているようだ。S氏の話ではそこから引き返して行った人も何人かいたらしい。
 意外に早く主稜線に到着。期待していた北面の展望は深いガスの彼方でなにも見えない。
剣ヶ峰への道も細いのだが、北壁側に木が茂っているのでこれまでほどの恐さはない。
その代わり左の南壁側はスッパリと切れ、三ノ沢の向こうはるか下まで一気に落ちている。
 
 ほどなく剣ヶ峰に着くが、やはり北の展望は皆無。本来なら日本海を間近に見下ろ
し、南北とも高度感満点の大パノラマが広がるはずなのだが、今日はお隣の弥山でさえ
ガスの間からチラチラと見える程度である。
 先着していたさっきの単独者が途中で写真を撮ってくれていて、メールで送ってくれ
るという。ありがたくアドレスをお教えした。
(帰宅すると早速メールが入っていた。自分のHPも開設しておられた。)
 弥山の方から縦走してきた登山者が到着した。Tさんが「どうでしたか?」と聞くと、
「いやーっ、恐かったー」と苦笑い。私が前回縦走したのは16年前だが、その時とは比
べ物にならないくらい崩壊が進んでいるようだ。ユートピアへの道はそれに輪をかけて
悪いらしい。私が歩いた時には何の問題もなかったのだが。

 S氏が待っているので早々に出発。数人の登山者とすれ違うが、片側一車線の道路のよ
うなもので、離合もなかなかタイミングが難しい。
天狗ヶ峰の足元の不安定な下りでは、N氏が勢い余って大きな石を蹴飛ばしてしまい、南
壁に落石の音が響き渡った。稜線上にいた人はみんなびっくりしたことだろう。
 槍ヶ峰で再びS氏と合流、ランチタイムとする。やや雲が多くなってきたとは言え、長
く裾を引く大山南面と眺めながらの乾杯はとびきりの味がした。

 登ってきた時にはキリン峠付近と三ノ沢にそれぞれ数人パーティーがいたのだが、ど
ちらもここまで登ってこなかったようだ。それほどこの尾根は普通のルートではないと
いうことなのだろう。

 三ノ沢への下りは意外に急ではなく、しっかりした踏み跡が付いていた。まるでアル
プスのカールを下っているような感じのする開放的なルートである。今夏歩いた北アの
岳沢を思い起こすような景観だった。
 下部は踏み跡がやや怪しくなってきたが、歩こうと思えばどこでも歩ける。しかし、
踏まれていないガレは足を下ろす度にガラガラと音を立ててすべり落ちていく。
比較的しっかりしたところを選んで三ノ沢の谷底に降り立った。
 
 振り返って見上げる南壁と、そこに突き上げる三ノ沢の源頭は、生というものを拒絶
するかのような陰鬱な表情で我々と向き合っていた。行ったことはないが、写真で見た
谷川岳の一ノ倉沢はこんな風景だったろうか。
 それにしてもこの谷の広がりはどうだろう。この広漠とした谷の景観は、関西以西で
は大山でしか得られないのではないだろうか。
 ここから紅黄葉の饗宴が始まった。谷筋はまったく荒れ果てた砂防堰堤の続く涸れ谷
だが、左岸斜面に展開するブナ主体の森は見事なまでに色付いて、絢爛というのはこう
いうことを言うのだと思わせる。
思わず溜息が出るような美しい紅黄葉を愛でながら、堰堤沿いの埃っぽい林道を歩くの
もまた一興であった。

 大山槍尾根。ちょっと恐いが文句なしに面白いルートだった。
下りの三ノ沢も危険地帯の迂回路として以上の面白さがあった。
但し現在は正規のルートではないので、踏み込むのはあくまで自己の責任においてであるが。

               山日和

2006/11/01(Wed) 00:34:58  [No.4620]


  Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 投稿者:矢問(やとう)

山日和さん、こんばんは(^^)
良いなぁ。行ったんですね、このルート。
僕の93年のエアリアマップにも赤線と波線でルートがありましたので気になってました。

>  大阪より西の山に登るのは何年振りだろう。
もっと行って〜(^^) おもしろくないと言わずに。

> 地図からも登山道が抹消されてしまっている。
えっ、そうなんですか(@_@); 古い地図持ってるとあかんなぁ(^^;)

> 槍尾根コースを見て、ぜひ行ってみたいと思ってから何年もの月日が過ぎていた。
同じく(^^) でも怖そうで行けてません。

> ここにはきれいなトイレもあり、何より大山南壁を望む紅葉の名所なのだ。
エアリアにもそう書いてあったので僕も記憶しています。

> 三ノ沢を上がっていく登山者もいた。地図には道はないが、帰りはここを下ってくるのだ。
へぇ〜。

>  車道を少し戻って登山道に入るが、この道はあまり使われていないようでやや荒れ気
> 味である。
僕のエアリアではバリバリノ赤い実線部分です(^^;) 時代は変わっている・・・。

> あったと言うべきか。現役の登山道として存在するのは駒鳥小屋への峠越えの道だけ
> で、尾根上の烏ヶ山、槍尾根ともに崩壊が激しく通行禁止になっているのだ。
なるほど・・・。

> それにしては駐車場にたくさんの車が止まっていた。みんなどこへ行くのだろう。
どこなんでしょうね・・・。???

> 縁の潅木帯を縫って踏み跡は続くが、緑が切れた後はいったいどこを登るのかと思わせ
> るようなガレた急斜面が続いている。
山日和さんが言うのですからよほどひどいのでしょうね。こわ〜。

> 登山靴両足分くらいの巾の尾根を抜け、正面の岩壁は左へトラバースしてから直上する
> のだが、ここが悪かった。
ああっ、僕の超苦手部分だ〜(^^;)

> いと却ってバランスを崩しやすいのでその兼ね合いが難しい。
体重も邪魔するなぁ(;_;)

> N氏は「身がすくむというのを初めて経験しました」と言っていた。
○○タマが縮み上がるともいいますね(^^;)

> 話を聞くと大山はかなり登り込んでおられるようだ。
いてるんやなぁ・・・大山版山日和さんが・・・

>  両側が完全に切れ落ちた胸のすくような高度感の尾根が続いた。
いやや〜、ボクいやや〜。

>  単独者に下山は三ノ沢からのつもりだと言うと、先導して下り口を教えてくれた。
エエお人や〜。

>  ここでS氏がギブアップ宣言。剣ヶ峰まで行く自信がないと言う。
エライ! 山日和ウイルスに感染しなかったんだ!!!!!!

> S氏の話ではそこから引き返して行った人も何人かいたらしい。
正常、正常。

> その代わり左の南壁側はスッパリと切れ、三ノ沢の向こうはるか下まで一気に落ちている。
ぎぇ〜・・・。
 
> 南北とも高度感満点の大パノラマが広がるはずなのだが、今日はお隣の弥山でさえ
> ガスの間からチラチラと見える程度である。
これが大山の辛いところですよね。ボクも天気予報を見極めて何度行ってもなかなか晴れ間にあたらず、去年の3月にやっと晴れてくれました。
http://homepage3.nifty.com/komachans3/yama3/daisen.htm

> 「いやーっ、恐かったー」と苦笑い。私が前回縦走したのは16年前だが、その時とは比
> べ物にならないくらい崩壊が進んでいるようだ。
そうでしたか・・・。下の交番のおまわりさんもユートピアへの道はやめてください
とおっしゃっていましたが・・。

> それほどこの尾根は普通のルートではないということなのだろう。
「そして、登った我々も普通の人ではないということなのだろう」が抜けてますよ(^^)

>  三ノ沢への下りは意外に急ではなく、しっかりした踏み跡が付いていた。
これはエアリアにはないです・・。

>  大山槍尾根。ちょっと恐いが文句なしに面白いルートだった。
> 下りの三ノ沢も危険地帯の迂回路として以上の面白さがあった。
興味はあるが、やめときましょう(^^;)

> 但し現在は正規のルートではないので、踏み込むのはあくまで自己の責任においてであるが。
山日和さんの行くところはすべて正規ルートではないので、この注釈は不要かな(^_-)

週末、大山計画、山日和さんのレポで満腹になりました。や〜めた(^^)。

2006/11/01(Wed) 19:05:29  [No.4624]


Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 (画像サイズ: 1024×822 519kB)

矢問さん、どうもです。

> > 地図からも登山道が抹消されてしまっている。
> えっ、そうなんですか(@_@); 古い地図持ってるとあかんなぁ(^^;)

私も古いの(昭和55年版)を持ってましたが、去年買い換えましたよ。(^^ゞ

> 僕のエアリアではバリバリノ赤い実線部分です(^^;) 時代は変わっている・・・。

その後別の登山口ができて、そちらの方がメインルートになったようです。

> どこなんでしょうね・・・。???

烏ヶ山へ行く人が多いようです。(一応通行禁止ですが)

> 山日和さんが言うのですからよほどひどいのでしょうね。こわ〜。

下から見るとどこを歩くんやろという感じでした。そばまで行くとちゃんとルートがあるのは
アルプスの岩稜と同じですね。

> ○○タマが縮み上がるともいいますね(^^;)

ない人はどこが縮むんでしょ。(^_^;)

> >  両側が完全に切れ落ちた胸のすくような高度感の尾根が続いた。
> いやや〜、ボクいやや〜。

面白いですよ。MICKYさんならスキップしながら行くかも・・・(^_-)

> エライ! 山日和ウイルスに感染しなかったんだ!!!!!!

不肖の弟子ですわ。(^^ゞ

> 「そして、登った我々も普通の人ではないということなのだろう」が抜けてますよ(^^)

普通でないルートに普通の人が登ったということで・・・

> これはエアリアにはないです・・。

地図を見ればガケ記号だらけですが、意外に楽なルートでした。

> 山日和さんの行くところはすべて正規ルートではないので、この注釈は不要かな(^_-)

そりゃそうかもね。(^^ゞ

> 週末、大山計画、山日和さんのレポで満腹になりました。や〜めた(^^)。

まあ、そうおっしゃらずに。(~_~;)

                山日和

2006/11/01(Wed) 22:55:15  [No.4628]


山日和さん こんばんは

青空を背景に、白い岩肌が迫力満点ですね。

> あったと言うべきか。現役の登山道として存在するのは駒鳥小屋への峠越えの道だけ
> で、尾根上の烏ヶ山、槍尾根ともに崩壊が激しく通行禁止になっているのだ。

烏ヶ山はもう永遠に通行止めですか。
行ってみたい山のひとつでしたが。

> トラバース後の斜面は、持つ石がすべて抜けてしまいホールドと言えるものがない。斜
> 面を押さえ込むようにして体を持ち上げる。のどがカラカラになるような登りである。
> N氏は「身がすくむというのを初めて経験しました」と言っていた。

ワシはもう、こんな緊張は耐えられませんね。
金鳥の蚊取り線香だけで充分。

>  ここでS氏がギブアップ宣言。剣ヶ峰まで行く自信がないと言う。仕方がない。

このS氏は、後輩のS氏ですか?
違ってたらすみません。

> 剣ヶ峰への道も細いのだが、北壁側に木が茂っているのでこれまでほどの恐さはない。
> その代わり左の南壁側はスッパリと切れ、三ノ沢の向こうはるか下まで一気に落ちている。

怖いとこばっかりじゃのう。

>  ほどなく剣ヶ峰に着くが、やはり北の展望は皆無。本来なら日本海を間近に見下ろ
> し、南北とも高度感満点の大パノラマが広がるはずなのだが、今日はお隣の弥山でさえ
> ガスの間からチラチラと見える程度である。

ガスとは、残念でしたね。

> (帰宅すると早速メールが入っていた。自分のHPも開設しておられた。)

また教えてくださいな。

>  登ってきた時にはキリン峠付近と三ノ沢にそれぞれ数人パーティーがいたのだが、ど
> ちらもここまで登ってこなかったようだ。それほどこの尾根は普通のルートではないと
> いうことなのだろう。

最上級のバリエーションルートなんですね。

>  ここから紅黄葉の饗宴が始まった。谷筋はまったく荒れ果てた砂防堰堤の続く涸れ谷
> だが、左岸斜面に展開するブナ主体の森は見事なまでに色付いて、絢爛というのはこう
> いうことを言うのだと思わせる。
> 思わず溜息が出るような美しい紅黄葉を愛でながら、堰堤沿いの埃っぽい林道を歩くの
> もまた一興であった。

最後は美しい紅葉で締めて、一丁上がりですね。

>  大山槍尾根。ちょっと恐いが文句なしに面白いルートだった。

「ちょっと恐いが」を翻訳機にかけるのが恐いぞ。(^^;

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2006/11/01(Wed) 21:52:35  [No.4626]


Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 (画像サイズ: 1000×750 274kB)

洞吹さん、どうもです。

> 青空を背景に、白い岩肌が迫力満点ですね。

あの景色が目の前に唐突に現われた時、思わず息を呑みました。

> 烏ヶ山はもう永遠に通行止めですか。
> 行ってみたい山のひとつでしたが。

でもみんな登ってるみたいですよ。

> ワシはもう、こんな緊張は耐えられませんね。

わかってるでしょ。ツルツルリンですわ。(^^ゞ

>> このS氏は、後輩のS氏ですか?
> 違ってたらすみません。

そうです。口は達者な不肖の弟子です。

> 最上級のバリエーションルートなんですね。

大山は夏道登山道以外すべてバリエーションと言ってもいいような状態ですね。

> 「ちょっと恐いが」を翻訳機にかけるのが恐いぞ。(^^;

そのまま出てきました。(^_-)

画像は槍ヶ峰です。ルートは手前をトラバースして真ん中の岩峰と左のピークの間のコルに出ます。

            山日和

2006/11/02(Thu) 00:00:58  [No.4630]


山日和 さん おはようサンです

> 【山 域】鳥取県 大山南面
> 【コース】文殊堂7:50---9:06鳥越峠9:18---10:38第二鉄柱10:47---11:11槍ヶ峰11:21---11:31天狗ヶ峰---
>      11:39剣ヶ峰11:55---12:11槍ヶ峰13:09---14:01三ノ沢14:17---14:48文殊堂

目を見張る好い絵ですね、行って見たくなる風景です。
大山は、何年か前にマミーと登ったです、一般道ですけど。頂上からユートピアへ渡ろうとして、あのやせ尾根に引き返しました。
靴幅だけの平均台状の道、緑が戻ろう言うまでついて来るんだから、玉ない人はたまない度胸がありますね。

宿のオバチャマが言うに、やせ尾根にまたがって動きが取れなくなった玉無しは携帯で救助依頼した。
県警ヘリが救助をするのをテレビが実況放送して、固唾を呑んで見てたとか。

> 鍵掛峠手前の健康の森登山口でテント泊していると、早朝には続々と登山者の車が詰め掛けてきた。
> ここにはきれいなトイレもあり、何より大山南壁を望む紅葉の名所なのだ。

(^^)好いところがあるんだ、

> まったく木の生えていないガレたヤセ尾根が始まった。目の前まで来てみると、
> 取り付く島もないように見えた斜面もしっかりと踏まれていて、遠目で見るほどの危険は感じなかった。
> N氏は「身がすくむというのを初めて経験しました」と言っていた。

これなんですよね、畳の縁は難なく歩けても、屋根上の縁は歩けない、高さは本能的な怖さを感じる。
氏は快感と感じる、緑は最近は快怖と感じる、赤秋転換期なんですかなぁ思うこの頃です。

> 単独の登山者が追いついてきた。話を聞くと大山はかなり登り込んでおられるようだ。
> 文殊越から鳥越峠へ行かず、直接キリン峠へ谷を上がった方が早いし、道も悪くないと教えてもらった。確かにここから眺めても歩きやすそうに見える。

土地慣れしてる人との会話はホンマ祝砲です、話かける掛けられる好いですね。
大山zippさんみたいな方ですなあ。

> ここでS氏がギブアップ宣言。剣ヶ峰まで行く自信がないと言う。仕方がない。
> Tさんに空身になるよう指示して、N氏と3人で剣ヶ峰へ向かう。

N氏が恐怖感を覚え、S氏がギブアップ宣言、T氏が空身との指示になっての前進。
ついていく三氏は必死だったんだろうなあ、ロープワークは必要なかったですか。

> 三ノ沢への下りは意外に急ではなく、しっかりした踏み跡が付いていた。
> まるでアルプスのカールを下っているような感じのする開放的なルートである。
> 下りの三ノ沢も危険地帯の迂回路として以上の面白さがあった。

こお言う情報が生きるんですよね、詳細なるレポありがとうサンでした。
方向転戦、♪ 冬が来る前に・・・行かニャ〜成るまい山陰ボヘです。カニも食いたいネコ。

                  緑水。

2006/11/02(Thu) 02:10:10  [No.4632]


Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 (画像サイズ: 600×800 167kB)

緑水さん、どうもです。

> 目を見張る好い絵ですね、行って見たくなる風景です。

迫力満点でした。それまでの樹林帯から一転しての風景ですので驚きました。

> 靴幅だけの平均台状の道、緑が戻ろう言うまでついて来るんだから、玉ない人はたまない度胸がありますね。

そんな人がヤブコギにもいますね。(^^ゞ

> 土地慣れしてる人との会話はホンマ祝砲です、話かける掛けられる好いですね。
> 大山zippさんみたいな方ですなあ。

剣ヶ峰ではもうひとりそんな人が現われて、最初の人と話がはずんでました。

> N氏が恐怖感を覚え、S氏がギブアップ宣言、T氏が空身との指示になっての前進。
> ついていく三氏は必死だったんだろうなあ、ロープワークは必要なかったですか。

ロープを出しても自己確保できるような支点がないので一緒に引きずられるだけですね。
慎重に行けばそれほどでもないですよ。

> こお言う情報が生きるんですよね、詳細なるレポありがとうサンでした。
> 方向転戦、♪ 冬が来る前に・・・行かニャ〜成るまい山陰ボヘです。カニも食いたいネコ。

また火をつけちゃいましたね。(^^ゞ
カニか〜。食べたい〜。

               山日和

2006/11/02(Thu) 18:01:38  [No.4637]


  Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 投稿者:伊勢山上住人  URL

山日和さん、こんにちは。

大黒山への私のレスが、山日和さんの闘志に火を付けちゃいましたか。
それにしてもまあ、どえらい所を登られたものです。

白く見える山肌は、雪ではないのですか?

> 遠目で見るほどの危険は感じなかった。
> 登山靴両足分くらいの巾の尾根を抜け、

危険・恐怖を感じなかったのは、山日和さんだけですよね?

> 安易に足を置くとガラガラと崩れてしまうので慎重に一歩一歩を進めるが、ある程度のスピードで抜けないと却ってバランスを崩しやすいのでその兼ね合いが難しい。

ご一緒された方の力量は知りませんが、山日和さんが誘ったのですか?
それとも、誘われたのですか?

> 両側が完全に切れ落ちた胸のすくような高度感の尾根が続いた。

「胸のすく」ように感じたのは山日和さんだけでは?
他の方は、快感を覚える前に・・・・・・。

> 頭上には槍ヶ峰の尖峰が青空を突き抜けるように鋭い。それにしてもあれをどこから登
> るのだろう。尾根は最早「壁」と化している。

まだあるのですか。
ゲップを通り越して、嗚咽です。

> 槍ヶ峰で再びS氏と合流、ランチタイムとする。やや雲が多くなってきたとは言え、長
> く裾を引く大山南面と眺めながらの乾杯はとびきりの味がした。

そんな余裕のある味わいは、他のメンバーには無かったのでは?
笑顔が引きつっていませんでしたか?

> 大山槍尾根。ちょっと恐いが文句なしに面白いルートだった。

山日和さんが「ちょっと恐い」なら、普通の人には地獄絵ですな。

                     伊勢山上住人

2006/11/03(Fri) 13:37:46  [No.4649]


伊勢さん、どうもです。

> 大黒山への私のレスが、山日和さんの闘志に火を付けちゃいましたか。

別にそんなことはありませんよ。緊張と緩和。どっちも好きですよ。

> 白く見える山肌は、雪ではないのですか?

残念ながら岩なんですねー。

> 危険・恐怖を感じなかったのは、山日和さんだけですよね?

そのようですね。(^^ゞ

> ご一緒された方の力量は知りませんが、山日和さんが誘ったのですか?
> それとも、誘われたのですか?

私が誘いました。あんまりコースを詳しく知らせずに・・・(^_^;)

> そんな余裕のある味わいは、他のメンバーには無かったのでは?
> 笑顔が引きつっていませんでしたか?

いやいや、みんな満足そうだった・・・ような気がします。

> 山日和さんが「ちょっと恐い」なら、普通の人には地獄絵ですな。

面白かったと言ってた・・・ような気がします。(^^ゞ

              山日和

2006/11/04(Sat) 13:45:05  [No.4658]


  Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 投稿者:伊勢山上住人  URL

山日和さん、こんばんは。

連休の真ん中。4日の午後1時45分。 レスへの返事。

今日1日何をしてましたん? 体の調子でも悪いのですか?

あぁ。そうか。 大山で他のメンバーを崖から落としてはならないとの緊張の連続で、さすがの山日和さんも休息しているんだ。

私は、レベルの段違いのメンバーのはるか後を必死に駆け下り、そのレポを今から書かなくてはなりません。

もう、このメンバーに参加させてもらうのはコリゴリです。
膝痛が悪化しなければ良いが・・・・。

                         伊勢山上住人

2006/11/04(Sat) 21:10:24  [No.4660]


伊勢さん、どうもです。


> 連休の真ん中。4日の午後1時45分。 レスへの返事。
> 今日1日何をしてましたん? 体の調子でも悪いのですか?

今日は午前中だけ仕事でした。勝手気ままに出かけてるように見えて、なかなか思い通り
にはならんもんですわ。

> 私は、レベルの段違いのメンバーのはるか後を必死に駆け下り、そのレポを今から書かなくてはなりません。
> もう、このメンバーに参加させてもらうのはコリゴリです。
> 膝痛が悪化しなければ良いが・・・・。

楽しみにしてます。(^^ゞ

                山日和

2006/11/04(Sat) 22:05:59  [No.4662]


山日和さん こんばんは

伊勢さん横から失礼します。

> 私が誘いました。あんまりコースを詳しく知らせずに・・・(^_^;)

行き先を知らせないツァーで、JRのミステリー列車というのがありましたが、
ついにミステリー山行が始まりましたか。

いやいや、つらつらと思い返すに、以前からもその傾向があったみたいな……

騙されない山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2006/11/05(Sun) 20:41:13  [No.4682]


洞吹さん、どうもです。

> いやいや、つらつらと思い返すに、以前からもその傾向があったみたいな……

いやー、記憶にないですねー。

> 騙されない山旅を!

ちゃんと聞いておくことが大事ですね。(^^ゞ

               山日和
                

2006/11/05(Sun) 23:59:42  [No.4696]


山日和さん こんばんは

最初、一読して オレも行ってみたい〜  と思いましたが

よく読んで、こら無理やわ やめとこ、やめとこ で納得しました。

最近、3mの滝でもコワ〜てカタマル(ホールドあっても)我が身

> 【メンバー】4名

このメンバーは、実力者というか、落ちてもええ人を選んだ・・?

> 縁の潅木帯を縫って踏み跡は続くが、緑が切れた後はいったいどこを登るのかと思わせ
> るようなガレた急斜面が続いている。

なるほど そういう感じですか 

>  地形図を見るとこの槍尾根は崩壊地とガケ記号で、どこが尾根筋なのか判別できない
> ほどである。

ここ程でなくてもそないに思ったことありますねぇ
しかし、ワイの場合、それは単なる読図力不足でんなぁ



> まったく木の生えていないガレたヤセ尾根が始まった。目の前まで来てみると、取り付
> く島もないように見えた斜面もしっかりと踏まれていて、遠目で見るほどの危険は感じ
> なかった。
> 登山靴両足分くらいの巾の尾根を抜け、正面の岩壁は左へトラバースしてから直上する
> のだが、ここが悪かった。トラバースは一応踏まれてはいるのだが、安易に足を置くと
> ガラガラと崩れてしまうので慎重に一歩一歩を進めるが、ある程度のスピードで抜けな
> いと却ってバランスを崩しやすいのでその兼ね合いが難しい。
> トラバース後の斜面は、持つ石がすべて抜けてしまいホールドと言えるものがない。斜
> 面を押さえ込むようにして体を持ち上げる。のどがカラカラになるような登りである。

かなりの迫力ですね  

> N氏は「身がすくむというのを初めて経験しました」と言っていた。

この方は実力者でしょう 身のすくむのが初めてとは
その人がスクムんやから・・・読んでるだけで臀部がコソバイですな

>  ここでS氏がギブアップ宣言。剣ヶ峰まで行く自信がないと言う。仕方がない。

このSがワシのSとダブリますなぁ

ま、賢明な選択でしたんでしょう

>> 但し現在は正規のルートではないので、踏み込むのはあくまで自己の責任においてであるが。

筆の滑りではナイゾってことですね
しかし、画像がキレイでそそりますね
このルート、どの程度の人があるいてるんでしょうねぇ
また よろしくです。
  SHIGEKI

2006/11/03(Fri) 23:09:23  [No.4651]


SHIGEKIさん、どうもです。

> このメンバーは、実力者というか、落ちてもええ人を選んだ・・?

なるほど、そういう見方もできますな。(^^ゞ
実際は出発直前にこんなコースやと発表したので、知らぬが仏ですわ。

> この方は実力者でしょう 身のすくむのが初めてとは
> その人がスクムんやから・・・読んでるだけで臀部がコソバイですな

いや、ほんとに初めての恐さやったらしいです。前が詰まって恐いとこで止まってしまった
からなおさらだったみたいです。

> このSがワシのSとダブリますなぁ

いや、SHIGEKIさんなら大丈夫。

> 筆の滑りではナイゾってことですね

結構滑ってます。(^_^;)

> このルート、どの程度の人があるいてるんでしょうねぇ

途中で断念する人も含めて結構歩かれているようですよ。

            山日和

2006/11/04(Sat) 13:51:03  [No.4659]


とっちゃん、どうもです。

> 夕べは仕事終わって11時前の帰宅でへとへと〜。

えらい遅くまで頑張ってるね〜。仕事してるフリしてたらあかんよー。(^_-)

> 大山は、青空ににブナの紅葉が染まる風景だったんですね〜。この文を読んだだけでも、目の覚めるような紅葉の感動が伝わりました。

ちょうどよかったのか、もう1週遅くてもよかったのか、微妙なタイミングでしたが、この日
にしてよかったよかった。

> スリル満点、最高の仲間、錦織り成すブナ林、真っ青な空と四拍子そろったええ山旅、気力もめちゃ充実してましたね〜。(*^_^*)

惜しむらくは剣ヶ峰からの展望。これだけが心残りです。

> 十年ほど前に、夏道の一般道で大山に登りましたが、その時、ユートピアからこの尾根越えて登ってみたいと思って見てましたが、あのとがった痩せ尾根は、弥山までは行かなかったのですか?

行ったら帰ってこんとあかんからね。

> 山さんなら、行っちゃうかと思ったけど、槍尾根から剣ヶ峰以上の崩壊だったようですね。

途中で会った大山マニアの人によると、槍尾根よりは恐くないと言ってました。
ほんとは行きたかったけどね。(^^ゞ

               山日和

2006/11/07(Tue) 21:30:53  [No.4735]


  Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 投稿者:とっちゃん(こと)
Re: 【大山】槍尾根から剣ヶ峰 (画像サイズ: 800×600 728kB)

山さん、こんばんは。

画像を入れようとしてうまくいかず、削除になっちゃいました。

パソコンにうといとあかんね〜。

ごめんなさ〜い。

今度はうまく貼り付けられるかな?

そ〜れ。

うまくはれますように〜。

きらめく紅葉もいいけど、しぶい紅葉も、また、風情があるね。

2006/11/09(Thu) 23:36:51  [No.4750]


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