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【日 時】2005年8月27日(土)
【山 域】大峰北部 稲村ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【コース】川迫川モジキ谷遡行---稲村ヶ岳---クロモジ尾

 4回目のモジキ谷である。前回は4年前、洞吹氏とQちゃんの3人で訪れ、前日かったばかりのデジカメを水没させて(させられて)しまった悲劇の谷である。
 何度来ても出合から入渓点までの杣道が記憶から抜け落ちてしまっている。
 新しい「毛敷谷」という標識があったが、「最食谷」とどちらが正しいのか。
 取水堰堤から入渓、いきなり随分荒れている。昨秋の水害はどこの谷でもその爪痕を見られるが、このモジキ谷も例外ではなかった。
美しいナメも水面近くまで倒れかけた木の枝が覆い被さって、その美しさを半減させている。
いくつかの小滝を巻き、へつり、あるいは直登していくとバリゴヤ谷出合の二俣である。ここからバリゴヤの頭、ドンブリ辻方面も一度は行ってみたいものだ。

 左の本谷に入る。急に傾斜を増したゴーロ状の谷はいつしか水流が消えてしまう。両岸大きく壁が立ちだして、左に涸谷を見送ると正面に小滝が連続する急峻なルンゼが現われる。
チョックストーン滝まで近付くと、左から18mの大滝が飛沫を上げていた。この左からの滝が本谷だ。
 前回はQちゃんリードで左側を直登した。ちょっと渋いところもあったが、Qちゃんのおかげで登攀することができた。登攀の喜びに浸っている間に滝の下ではカメラマンの洞吹氏が持つ私のカメラを悲劇が襲っていたのだが・・・
 今回は安全に正面ルンゼの小滝をふたつクリア、右岸のガレをトラバースして本谷の落口へドンピシャ降り立った。このガレも荒れたようで足元はやや危うい。
大滝の上の7m滝は快適に直登できるが、ここにも倒木が滝にもたれかかって景観はイマイチである。

 はや源流の様相を呈してきた谷は滝の連続となる。3段12m滝は左から上がって大岩の上に乗り、そこから全身で這い上がったはずだが今日はうまくいかない。一旦降りて右のルンゼから巻き上がるルート、滝身右の残置のあるルートを試みるがいずれもダメ。はて、こんな苦労をしたところがあったっけ。結局ルンゼとの間の急な小尾根を木の根頼りに腕力で上がった。その上の2段10mと思しき滝は倒木と土砂で見る影もなく、まとめて巻き上がり、10mの懸垂で水流に復帰した。

 随分荒れた印象が強く、モジキ谷ももう終わったかなと思わせるほどだったが、左からのガレた支谷を分けると一転、まったく荒れていない20mほどの多段滝を気持ちよく直登、トチの大木が点在する美しい自然林の谷へと変わった。滝の前に大岩がデンと鎮座する8m滝は、宙を飛ぶ流水に虹がかかっていた。

 とうとう水が切れた。放射状にルンゼを派生させる源頭部は高い側壁に囲まれ、ルートを誤ると壁に行く手を阻まれてしまう。ここはあくまで真ん中の本谷(水流はないが)を行くのが正解である。しかし大きなチョックストーンを左から巻くところで記憶が消えてしまい、一見踏み跡のあるような左の急な小尾根を上がるが、どうしようもない壁でとうせんぼを食らう。元に戻ってもう一段上に上がり、チョックストーンの上から谷へ復帰した。
 上から見たらかなり厳しそうな谷筋も、実際には階段状のやさしい登高で楽に進むことができる。

 空が近付いてきた。すぐ左上からは山頂の登山者の声が聞こえている。シャクナゲが茂る山頂直下の尾根に到達、神童子谷から涼風が吹き抜ける。
 ここから5分足らずで稲村ヶ岳山頂。抜けるような青空に360度の展望が開ける。

 この山頂に立つのは何回目だろうか。
初めて訪れた高校1年の春休み。ひとりで吉野からテントを担いで来たことを思い出す。
クラブに無断でテントを持ち出して、無届けの雪山だった。もうあれから33年も経ってしまったのか。
 あの頃から進歩したのは装備だけで、ぜんぜん進歩のない自分を振り返ってガックリする。
もっと一所懸命やってればよかったかな。

 濡れ物をいっぱいに広げて物干し台と化した山頂の展望台でふとそんなことを考えていた。

                                 山日和

2005/09/01(Thu) 00:03:35  [No.525]


  Re: 【大 峰】モジキ谷から稲村ヶ岳 投稿者:ハッQション大魔王

ハッ・・ハッ・・ハックション!

2005/09/01(Thu) 21:23:02  [No.526]


ハッQション大魔王さん、はじめまして?(^_^;)

> ハッ・・ハッ・・ハックション!

鼻がくすぐられましたか。なんか言って〜。
昔の名前で出てくるの待ってますよ〜(^_^)

              山日和

2005/09/01(Thu) 23:06:01  [No.527]


山日和さん、こんにちわ〜。(*^_^*)

>  4回目のモジキ谷である。前回は4年前、洞吹氏とQちゃんの3人で訪れ、前日かったばかりのデジカメを水没させて(させられて)しまった悲劇の谷である。

前日買ったばかりとは、言葉も出なかったでしょ。^^;

>ここからバリゴヤの頭、ドンブリ辻方面も一度は行ってみたいものだ。

こちらは、どんな沢なんでしょうね。しかし、稜線に立ってもその後も困難では?。

>  随分荒れた印象が強く、モジキ谷ももう終わったかなと思わせるほどだったが、

沢を歩きながら、一時水で荒れた様子に出会うと、心が痛みますね。

>  とうとう水が切れた。放射状にルンゼを派生させる源頭部は高い側壁に囲まれ、ルートを誤ると壁に行く手を阻まれてしまう。

大峰の沢は、みんなこんな感じで切り立った源流部なんでしょうか?

>初めて訪れた高校1年の春休み。ひとりで吉野からテントを担いで来たことを思い出す。
> クラブに無断でテントを持ち出して、無届けの雪山だった。もうあれから33年も経ってしまったのか。

若き日の思い出にひたっていたんですね〜。なんだか、感傷的な山日和さん。80歳になっても、稲村ヶ岳で同じような感傷にひたっているかも。

2005/09/03(Sat) 18:34:02  [No.530]


tottyann、こんばんは。
あの時Qちゃんは上から事件現場の一部始終を見ていてわかっていたらしいですが、私が登攀終了点
に到達した時はひっくり返らないように黙っていたようです。(^_^;)
あのデジカメは私に買われたばっかりに気の毒なことをしました。

> こちらは、どんな沢なんでしょうね。しかし、稜線に立ってもその後も困難では?。

水切れも早く、ガラガラの沢らしいですね。バリゴヤの頭周辺のヤブは手強そうですが、一度は行ってみたいものです。

> 大峰の沢は、みんなこんな感じで切り立った源流部なんでしょうか?

全部が全部ではないでしょうが、こういうところが多いですね。

> 若き日の思い出にひたっていたんですね〜。なんだか、感傷的な山日和さん。80歳になっても、稲村ヶ岳で同じような感傷にひたっているかも。

ヒェーッ、80になってもまだ登ってるやろか(^_^;)

                     山日和

2005/09/03(Sat) 23:12:27  [No.532]


南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏

デジタルカメラの回向なり



南無阿弥陀仏

                      洞吹(どうすい)

2005/09/04(Sun) 00:20:38  [No.534]


洞吹導師、御念仏有難く存じます。
あの日本一寿命の短い電脳画像記憶装置も成仏したことでしょう。
その節は結構なお布施を頂きまして恐縮でした。
貴殿もお気を付け下さいます様お祈り申し上げます。

                山日和

2005/09/04(Sun) 23:05:39  [No.540]


山日和さん こんばんは ご無沙汰です。
・・とでるたびににご無沙汰で・・

>  4回目のモジキ谷である。前回は4年前、

そうですか  あの悲劇は(とは言っても当時対岸、遠い谷の話)としておもろく詠ませて頂いた。
しかし、直ぐに同じ轍を踏んだ・・・
もう4年も経つんですね〜

> クラブに無断でテントを持ち出して、無届けの雪山だった。もうあれから33年も経ってしまったのか。

最近特に20〜30年前後も昔のこと思い出したりしますね・
でも、それが山や渓であり、その現地に立って思い出せるって
言うのはすばらしいことですな〜

80まで・・あと約30年歩き続けましょう
ちょっと今はQ憩中ですが、スタンバイはOK

また よろしく です。

SHIGEKI 

2005/09/04(Sun) 22:07:27  [No.535]


SHIGEKIさん、どうもです。
SHIGEKIさんの松山谷の悲劇、私も今夏足跡を辿らせていただきました。

> 山日和さん こんばんは ご無沙汰です。
> ・・とでるたびににご無沙汰で・・

> 最近特に20〜30年前後も昔のこと思い出したりしますね・
> でも、それが山や渓であり、その現地に立って思い出せるって
> 言うのはすばらしいことですな〜

SHIGEKIさんもそうですか。年を取ったということかな。
実は孫ができてしまいまして・・・(^_^;)

> 80まで・・あと約30年歩き続けましょう
> ちょっと今はQ憩中ですが、スタンバイはOK

4年前の熱気を取り戻したいですね。東前の谷、計画倒れの赤木沢、貫井谷、黒津山・・・

ぜひぜひよろしくです・・・

                      山日和

2005/09/04(Sun) 23:13:09  [No.542]


こんばんは 山日和さん

> SHIGEKIさんもそうですか。年を取ったということかな。
> 実は孫ができてしまいまして・・・(^_^;)
ヒャーそうでしたか 小山日和くんはまだまだ若かったので
小さな子達と思ってましたがお姉ぇちゃんがいらしたのですか
それはおめでとうございます。
おじいさん・・<(_ _)>


> 4年前の熱気を取り戻したいですね。東前の谷、計画倒れの赤木沢、貫井谷、黒津山・・・

> ぜひぜひよろしくです・・・
ほんま、最高の山、渓行でしたねぇ
まだまだ、あと数十年は行けますよ
バリハイ熱気再び!
必ずやりましょう
  SHIGEKI

2005/09/06(Tue) 21:29:59  [No.555]


SHIGEKIさん、どうもです。

> ほんま、最高の山、渓行でしたねぇ
> まだまだ、あと数十年は行けますよ
> バリハイ熱気再び!
> 必ずやりましょう

うれしいですねー。
緑水さん、洞吹さん、Qちゃん、たろぼうさん、聞こえましたかー(^_^)

                      山日和

2005/09/06(Tue) 22:31:58  [No.558]


皆さんどうも、お早うさんこんにちわこんばんわ

悲劇の話 緑にもは共通するのあるようです(**)
孫たちと噴水プールで遊んでいた折り デジカメ落とすといけないから首にぶら下げてた(ンヶ月分の小遣いで買って間もない分身)
噴水縁に腰掛けたおり 何とカメは水に帰りたかったのか入水 紐が長すぎてた

対策をお教えしょう 入水自殺したカメは直ぐさまバッテリーを外して乾燥させる 乾けばOKだとよ(我が社の技術者が言ってた)

> 最近特に20〜30年前後も昔のこと思い出したりしますね・
> でも、それが山や渓であり、その現地に立って思い出せるって
> 言うのはすばらしいことですな〜
>> SHIGEKIさんもそうですか。年を取ったということかな。
>> 実は孫ができてしまいまして・・・(^_^;)

へ〜 またまた共通の話題ができそうですね ジジイって好いよね 言い響きがある
肉親と分かれ 孫と珍会すると世が代わって見えてきますよね
時がリセットされて 子どもと歩いた日々がまた戻ってきた不思議に出合う

未だ現役だと 娑婆の雑事に追われるだろうが そうばんに解放されるね
有り余る時はもうヨカとは言わない 本務だ・・・人生の総仕上げですよね

> 80まで・・あと約30年歩き続けましょう

刺激のしあいっこですな うれしいですねー
先人の英知に触れたいものだと思うこの頃です
公開山行しています またフラリとお寄りくださいです

                  緑水

2005/09/07(Wed) 08:31:22  [No.560]


山日和さん、ご無沙汰していますm(..)m(^^)

> 【コース】川迫川モジキ谷遡行---稲村ヶ岳---クロモジ尾

今年行こうと思っていて行けなかったモジキ谷、興味深く拝読。
やはりここも荒れていましたか・・・。前鬼もえらく変わってました(;_;)

神童子谷を遡行して岩谷谷を下ったことがありますが、クロモジ尾って下りやすいですか?駐車位置までもどる下山も長距離ですね(^^;)
ミオス尾・カンスケ尾って下山ルートには不向きかご存じですか??

2005/09/05(Mon) 20:25:33  [No.545]


矢問さん、ほんまにご無沙汰ですね(^_^;)

> 今年行こうと思っていて行けなかったモジキ谷、興味深く拝読。
> やはりここも荒れていましたか・・・。前鬼もえらく変わってました(;_;)

どこでも同じような状況ですね。前鬼川も荒れてましたか。今年日帰りで孔雀岳まで抜けて周遊しよう
かと思ってたんですけどね。

> 神童子谷を遡行して岩谷谷を下ったことがありますが、クロモジ尾って下りやすいですか?駐車位置までもどる下山も長距離ですね

上の方は快適ですが、下部の岩本谷出合へ向う尾根は最悪です。理由は・・・行ってみればわかります(^_-)

白倉谷上流へ伸びる尾根は10年前に行った時は普通でしたが今はどうでしょうか?

> ミオス尾・カンスケ尾って下山ルートには不向きかご存じですか??

注目してましたがまだ行ったことはありません。が、普通に下山できるルートではないでしょう。
(DOPPOさんのHPにレポがありますよ。)

                      山日和

2005/09/05(Mon) 23:12:02  [No.548]


山日和さん、こんばんは(^^)

> 前鬼川も荒れてましたか。今年日帰りで孔雀岳まで抜けて周遊しよう
> かと思ってたんですけどね。

くわ〜っ、日帰りですか(^^;) 宿坊で会ったおっちゃんも日帰りで抜けられるのに、なんて僕らを挑発してました(^^)

> 上の方は快適ですが、下部の岩本谷出合へ向う尾根は最悪です。理由は・・・行ってみればわかります(^_-)

山日和さんが「最悪」って言うのは・・・・「極悪非道」ってことですね(^^;)

> 注目してましたがまだ行ったことはありません。が、普通に下山できるルートではないでしょう。
> (DOPPOさんのHPにレポがありますよ。)
おりょ、ホントだ。DOPPOのおじちゃまに聞いてみますm(..)m(^^)

2005/09/06(Tue) 21:40:37  [No.556]


矢問さん、どうもです。

> 山日和さんが「最悪」って言うのは・・・・「極悪非道」ってことですね(^^;)

ううーん、それに近いですね。いわゆる登山の「悪い」というルートとはちょっと意味が違いますが・・・
まあなかなかない好ルートですね。(^_^;)

                       山日和

2005/09/06(Tue) 22:29:30  [No.557]


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