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【大和】山+社寺巡り (1)三輪山 (画像サイズ: 2048×1536 802kB)

【月 日】1月27日(土)
【目的地】三輪山(467m)、巻向山(567m)、初瀬山(548m)
【同行者】なし
【行 程】JR三輪駅9:07着/10 → 大神神社9:25/45 →
     → 狭井神社9:50/55 → 三輪山(三角点)10:25/35 → 狭井神社11:15/20 → 桧原神社11:40 → 奥不動寺12:30 → 白山12:40/13:05 → 巻向山13:30/35 → 笠山荒神(神社)14:35/15:05 → 初瀬山15:35/40 → 長谷寺16:15/30 → 長谷寺駅16:45/16:59発
【報告】
(1)三輪山
 近鉄電車が奈良盆地に入る頃右手に優美な山すそを広げるのが三輪山。
 万葉の昔から崇められていたこの山は、大神(おおみわ)神社のご神体という神聖なる山でもある。ここにも登ることができることを知ったのはまだ最近のことだった。
 これはぜひ一度行ってみなければ。

 前夜の夜更かしも何のその、久しぶりの奈良ということでがんばって早起きして電車を乗り継ぎ、最寄の三輪駅に着いたのはまだ9時すぎだった。
 まだ露店も準備中の参道を歩いてまずは神社に参拝。もう何度も来ているが神さびた雰囲気がなかなかいい。せっかくだからと宝物殿も拝観していった。

 さて、登山口は狭井(さい)神社である。ここで受け付けをすませて、鈴のついたたすきを受け取る。神聖な区域なので、飲食やカメラ撮影も禁止ということだった。参拝以外の行為はダメ、なのだ。ネットで記録を読んだ限りカメラは没収とのことだったが、「ご自身のお気持ちで」と強制的に預かっている訳ではないらしい。

 上の方から若者の声が聞こえてきて、どうやら大集団が先行しているようだ。遠目にはなだらかな傾斜の山なので、乾いた松林の中を折れながら高度を上げていくイメージがあったが、道は意外にも沢沿いだった。昨日雨でも降ったのか濡れていてぬかるんでいる。途中水垢離をする滝を過ぎると急勾配の登りとなった。前を高校生ほどの集団がグループ単位で登っており、うっとうしいので息を切らしながらもペースを緩めずに追い抜いていく。まだまだ若いものには負けんぞよ、と多少オーバーペース気味にしていたのだが、中にはついてこようと試みる奴もいた。でも案の定長続きはしなかったようだ。若い者をおちょくるのもなかなか楽しい。

 山の中は意外と大木が多いが倒木も多く、神の山にしては荒れた印象を受けた。天気のせいもあり見晴らしはよくない。写真を撮れない分歩みが早まってしまう。
 傾斜が徐々に緩み山頂までの距離が近いことがわかる。山頂のほこらの前には既に団体の一部が多人数休んでいたので、参拝もそこそこに三角点と奥津磐座まで行って休憩。飲食もダメなので休んでいるしかない。磐座は巨石がゴロゴロしていて結界が張ってあり、中には入れなかった。稜線はこれから向かう巻向山まで続いているはずだが、尾根伝いに行けないのは何とも口惜しい。

 他に楽しむ要素もなく急いで下った。神社の職員によれば往復2時間かかるということだったが、休憩含めて1時間20分とかなりあわただしい登山となった。たすきを返すとき、職員に撮影を頼んだら快く応じてくれた。

(2へつづく)

2007/01/29(Mon) 00:11:08  [No.6050]


【大和】山+社寺巡り (2)巻向山 (画像サイズ: 2048×1536 814kB)

(2)巻向山

 狭井神社から先は山之辺の道をたどることになる。以前何度か歩いたはずのこの道、手持ちの地図の書き込みをみると前回はなんと25年も前のことだった。昔に比べると歩く人は確実に増えたようだ。万葉歌碑も多くなり、今では歌碑の横にQRコードまで付いているのだ。

 そんな道だが至るところに獣道が横切っていた。多分イノシシが畑を走り回っているのであろう。
 眺めのすばらしい車谷で山之辺の道と別れ、深い杉林の中の淋しい県道を登っていく。奥不動寺への分岐を右に折れると、地図上は破線ながらしっかりコンクリート舗装してあった。しかし人気のないところだ、と思ったら車が2台。こんなところに訪ねてくる人もいるものだ。

 途中人家もなく面白味のない植林の道を登り切ると、突然建物が現れそこが奥不動寺。境内の様子を伺ったところ、作務衣の人たちが動き回っていた。あいにくさい銭となるべき小銭を全て使い切った後であったため門前で引き返した。
 そこから先、巻向山に向かう林道は鎖で通行止めにしてあったが、巻向山と白山を示す2枚の看板があって白山の方向に登ってみた。ちょっと登ると奇岩が現れ、風化した露岩が広がるその場所が白山らしい。所々に大粒の石英が転がっており、水晶でも探していたのか掘った跡も多数あった。
 ようやく落ち着ける場所が見つかったと荷物を降ろし昼食。こんな所に来る人はいないだろうと思っていたら、下から人が登ってきて驚いた。
 
 さて、ここからのルートは全く予備知識がない。稜線の植林と雑木林の境目に沿って踏み跡がずっと続いていた。笹がやや深いが歩けないほどではない。地図で確かめつつ進んで、北からの尾根に合流し南へ下ると車の通れる林道に出た。(入口は小さく、逆ルートだったら道に迷っていたかもしれない。)巻向山へは切通しの肩の小道を奥へ進んだところ。ちょっと林が開けたところからは、三輪山の裏側が下の方に見えた。巻向山と標高差はちょうど100mある。三角点標石は林に囲まれたヤブの中にあり、6畳間ほどの広さだった。男女の先客がいて、どちらから来たか尋ねたら私の先を歩いて来たらしい。山ヤさんはみんな同じことを考えるものである。

 見通しの悪い三角点を辞して林道に戻る。林道は車も行き来しているようだ。
 次の行き先は笠山荒神。何だか気になる名前の神様で、今日地図を見ているうちに行ってみたくなったものだ。笠集落を目指して北へ向かう途中で、地図にない神社と池があった。深い林の中の池は満々と水をたたえてなかなかいい雰囲気だったが、行き先や現在地を示すものは何もない。

 車道に沿って下っていったところ、どうも方向が違うような気がしてコンパスで確かめてみた。意に反して道は南に向かっているようだった。地図を見直すと、どうやら巻向川と初瀬川の分水嶺付近らしい。神社の少し上に林の中に導く赤テープがあったのを思い出し、そこまで戻って再び山の中に分け入った。広い道を行けばいいってもんじゃないらしい。

 どうやらこの判断は正しかったようで、予定どおりの県道に出た。広い県道をずっと下ると行く手にこんもり繁る社叢が見え、そこが目指す笠山荒神のようだ。笠集落へは登り返しとなり、道標や地図に従って山をらせん状に登っていくと、天満社のさきに立派な参道が現れた。登り詰めた岡の頂上に笠山荒神の社殿はあった。名前が知られているらしい割には小さな社だった。

 参拝ののち、朱印をいただいて休憩。ここは最近裏手が主な参拝口となっているらしかったので、裏手に回ってみると立派な駐車場と施設があった。そこに入ってここの名物である蕎麦をいただく。窓から見える広々とした畑は最近整備された圃場で、大規模な蕎麦の栽培をしているとのことだった。
 蕎麦の花の頃に見に来てみたいものだが、歩いて来ることは2度とないであろう。
 

2007/01/29(Mon) 00:16:04  [No.6051]


【大和】山+社寺巡り (3)初瀬山 (画像サイズ: 2048×1536 826kB)

(3)初瀬山

 さて、だいぶんと日が傾いてきており、帰り方を考えねばならない。鉄道駅にはどちらへ進んでも遠いが公共交通機関もない場所である。最後に竜王山か初瀬山のどちらかに登ってやろうと思っていた。ただ、あまり知られていなさそうな初瀬山は、今回を逃すともう行く機会はなさそうなので、初瀬山経由で長谷寺に向かうことに決定。

 歩いてきた道を戻り、途中で山に向かって林道を入っていく。車が通れそうなその道も奥へ進むほど荒れてきて不安が増したが、今日通ったみちの状況から推察すれば、破線の道なら何とかいけそうだ。分水嶺らしく、左手の初瀬川方面は急峻な斜面となっている。やがて地図上の初瀬山が近づいたあたりで道を外れて高みに向かって進み、最高点に達すると予想通り何枚ものプレートがかかっていた。(ここは標高点のみで標石はない。)

 巻向山以上に見通しの悪い山頂で、来ただけという記憶しか残らないであろう。しばし休んで下りは赤テープに従って進んだ。ここへのメインルートは南かららしく、先ほど通ってきた道に出たところから先は道が広くなっているようにさえ感じた。そして、東に開けた場所では今日一番の展望が得られた。向かいにある山は額井岳と鳥見山だろうか。

 長谷寺に向かうという道はなかなか歩き易かったが、広い道は地図にない急カーブとなった。そこは分岐点となっていて、向かうべき道は再び細くなっていた。
 稜線伝いの道は倒木や潅木で歩きにくい所も数々あり、山頂の風情ともども初心者にはとてもお勧めできないコースである。

 道が尾根上から山腹を巻くように変化し、やがて「長谷寺」の境内を示す標識が現れた。登山口方面には向かわず、寺の境内に向かっていると思われる坂を下る。道ではあるのだが傾斜も急であまり歩かれてはいないらしい。そして、飛び出したところは長谷寺の御影堂(みえどう)の裏手であった。戸締りでもしていたらしい寺の男たちの珍しいものでも見るような眼差しを浴びた。

 閉門時刻も近づいた境内は比較的静かだった。本堂の舞台に回り参拝して、重要文化財の登廊を下る。寒ボタンもたくさん咲いていて見ごろであった。長谷寺に来たかったのは実はこれも目当てだったのだ。ラッキー!いちおう入口で裏から入って来た旨を告げたが、閉門時刻となったためか、「いいですよ」とお金は請求されなかった。

 久しぶりに激しく歩いて筋肉痛は免れない状況だったが、歩いた距離には満足している。長谷寺の門前で名物の草もちを家の土産に買って帰った。

2007/01/29(Mon) 00:23:26  [No.6052]


Re: 【大和】山+社寺巡り (2)巻向山 (画像サイズ: 1024×768 342kB)

たんたんさん おはようサンです
お元気でなによりです。

> そこが目指す笠山荒神のようだ。笠集落へは登り返しとなり、道標や地図に従って山をらせん状に登っていくと、天満社のさきに立派な参道が現れた。登り詰めた岡の頂上に笠山荒神の社殿はあった。名前が知られているらしい割には小さな社だった。

まほろばの里を訪ね歩きですね、好いですね古代のロマンを垣間見るいいコースだ
前にレポしましたが初瀬川を下っていき、荒神さんの御陵は大和姫を祭るとか。
90歳を越える古老と話しました、思い返してます。

古い遺跡を粗末にする、大和人はそんなんじゃないのに思いながら古長谷寺から貝ケ平を歩きましたです。
近鉄の真珠の小箱、よい日の旅レポまた参考にさせてもらいます。

                 緑水。

2007/02/02(Fri) 09:27:17  [No.6140]


Re: 【大和】山+社寺巡り (2)巻向山 (画像サイズ: 2048×1536 790kB)

 緑水さんこんばんは。


> お元気でなによりです。

 最近は里山っぽいところばかりになりましたが、何とか歩き続けてます。


> まほろばの里を訪ね歩きですね、好いですね古代のロマンを垣間見るいいコースだ
> 前にレポしましたが初瀬川を下っていき、荒神さんの御陵は大和姫を祭るとか。
> 90歳を越える古老と話しました、思い返してます。

 今回は見どころを無理やりつなぎました。綿密な計画をたてた訳でもなく、結果的にはやや時間的にきつかったです。
 地元の方と話しながらのんびりと巡るのにも憧れますね〜。


> 古い遺跡を粗末にする、大和人はそんなんじゃないのに思いながら古長谷寺から貝ケ平を歩きましたです。
> 近鉄の真珠の小箱、よい日の旅レポまた参考にさせてもらいます。

 真珠の小箱とはまた懐かしいひびき。昔のようにまた熱をあげてしまいそうです。

 (写真は、奥不動寺の近くにある「白山」)

2007/02/03(Sat) 00:00:06  [No.6159]


  Re: 【大和】山+社寺巡り (1)三輪山 投稿者:とっちゃん(こと)

たんたんさん、こんばんは〜。(*^_^*)

奈良の三山めぐりでしたか。

奈良のお寺は好きで若い頃にめぐりましたが、このあたりの山には登ったことがなかったです。

>万葉の昔から崇められていたこの山は、大神(おおみわ)神社のご神体という神聖なる山でもある。

山がご神体というのは、その素朴さがいいですね〜。

最後は長谷寺の寒ボタン。今年は雪降る日がありませんが、ボタンに藁で雪囲いはしてあるんのしょうか?

風情のある情景が、目に浮かびます。

2007/01/30(Tue) 20:33:16  [No.6080]


Re: 【大和】山+社寺巡り (1)三輪山 (画像サイズ: 1536×2048 766kB)

とっちゃんさん、こんばんは。


> 奈良の三山めぐりでしたか。
>
> 奈良のお寺は好きで若い頃にめぐりましたが、このあたりの山には登ったことがなかったです。

 このあたりの山は高くもないので、以前は登ってみようなどとは思いませんでした。
 まあ、いい季節に歩いても面白くなさそうなので、冬に行ってます。


> 最後は長谷寺の寒ボタン。今年は雪降る日がありませんが、ボタンに藁で雪囲いはしてあるんのしょうか?
>
> 風情のある情景が、目に浮かびます。

 藁ぼっちを被っていて風情がありますよ。雪がないのがちょっと残念です。

2007/01/31(Wed) 22:01:39  [No.6120]


たんたんさん、こんばんは、

大和あたりの山は訪れたことがありませんが、たんたんさんのレポートで平城京の歴史のイメージが湧いてきます。
長谷寺の牡丹を幼いころ家族で見物に行った記憶があります。
それから母は牡丹を咲かせようと一生懸命世話をしていたのを思い出しました。
牡丹っていい花ですね。なつかしく思い出してしまいました。

   通風山

2007/01/31(Wed) 22:16:58  [No.6122]


Re: 【大和】山+社寺巡り (1)三輪山 (画像サイズ: 2048×1536 818kB)

通風山さんこんばんは。低山のつまらないレポートで恐縮です。


> 大和あたりの山は訪れたことがありませんが、たんたんさんのレポートで平城京の歴史のイメージが湧いてきます。

 三輪山では晴れていれば盆地の展望がある程度得られるはずです。今回は霞んでいて大和三山がやっと見える程度でした。きれいに見えても写真は撮れませんがね。
 展望の楽しみは竜王山に登ったときのために取っておきます。
 万葉の知識があると、今回の山々はもっと面白いものになるかもしれません。


> 長谷寺の牡丹を幼いころ家族で見物に行った記憶があります。
> それから母は牡丹を咲かせようと一生懸命世話をしていたのを思い出しました。
> 牡丹っていい花ですね。なつかしく思い出してしまいました。

 長谷寺は春の花盛りの頃がすばらしいですが、境内が空いている冬もまたいいものです。
 添付の写真は、近鉄駅から見た巻向山と初瀬山です。

2007/02/01(Thu) 23:43:23  [No.6136]


たんたんさん、こんばんは。

お久しぶりです。

> まだまだ若いものには負けんぞよ、と。若い者をおちょくるのもなかなか楽しい。

お元気な様子でなりよりです。
体調良さそうですね。

> あいにくさい銭となるべき小銭を全て使い切った後であったため門前で引き返した。

何だか、思わず吹き出してしまいました。
私にも似たような経験があります。

> どうも方向が違うような気がしてコンパスで確かめてみた。意に反して道は南に向かっているようだった。戻って再び山の中に分け入った。
> どうやらこの判断は正しかったようで、予定どおりの県道に出た。

地図読みお見事です。

> 久しぶりに激しく歩いて筋肉痛は免れない状況だったが、歩いた距離には満足している。

健脚健在。おめでとうございます。

                   伊勢山上住人

2007/01/31(Wed) 22:48:15  [No.6126]


Re: 【大和】山+社寺巡り (1)三輪山 (画像サイズ: 2048×1536 757kB)

伊勢さんこんばんは。ごぶさたしております。


> お元気な様子でなりよりです。
> 体調良さそうですね。

 おかげさまで。
 最近は、山歩きが日常の運動不足解消になっているような・・・。


> > あいにくさい銭となるべき小銭を全て使い切った後であったため門前で引き返した。
>
> 何だか、思わず吹き出してしまいました。
> 私にも似たような経験があります。

 神仏に参るのにはそれなりの準備が必要でした。反省。
 で、その次に行った笠荒神(写真)では最初に御朱印を求めて小銭を手に入れました。
 ちなみに、荒神さんはカマドの神様なんですね。


> 健脚健在。おめでとうございます。

 これからもたまには筋肉痛を楽しみたいと思います。

2007/02/01(Thu) 23:57:33  [No.6137]


たんたんさん
相変わらず健脚のようですね。

三輪山への入り方が判ったので、その内に行ってみたいと思いました。
1日で三山は無理だから、二回に分けてでも。
名古屋から近鉄で行けるところが魅力的。
帰りは飲んで寝ててもいいんで。

                テラ
PS:レスが遅かったので、ここにしかくっつかなかった。

2007/02/02(Fri) 00:49:33  [No.6138]


Re: 【大和】山+社寺巡り (1)三輪山 (画像サイズ: 1280×960 460kB)

 テラさんこんばんは。


> 相変わらず健脚のようですね。

 テラさんなら楽勝のコースかもしれませんね。


> 三輪山への入り方が判ったので、その内に行ってみたいと思いました。
> 1日で三山は無理だから、二回に分けてでも。

 三輪山は登る山ではないと思っていました。登れるなら登っておきたいですね。
 巻向山のあたりは地図上でも道がたくさん書いてあり、いろんなコースどりができるかもしれません。


> 名古屋から近鉄で行けるところが魅力的。
> 帰りは飲んで寝ててもいいんで。

 車に頼ることが多くなった昨今ですが、その楽しみも捨てがたいです。

2007/02/02(Fri) 23:45:02  [No.6158]


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