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  【湖西】マキノから寒風 投稿者:山日和
【湖西】マキノから寒風 (画像サイズ: 1000×750 93kB)

【日 時】2007年2月3日(土)
【山 域】湖西 マキノ周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】Y夫妻、ひいちゃん、山日和
【コース】マキノスキー場9:15---13:10寒風15:10---16:35マキノスキー場




 ようやく待望の雪が降った。湖西道路から見る比良の山々は見事に雪化粧
をしている。
 スプリンクラーからの放水で道路が水浸しとなっている今津から303号線へ
入ると完全に圧雪の国道となった。
タイトルと記述が合わないが、実は石田川ダムから三重岳南尾根を上がるつ
もりで走ってきたのだ。この調子だとダムまで除雪されていないかもしれな
い。角川の集落を過ぎると果たせるかな、除雪は終わり新しいワダチがダム
方面へ残っていた。ジムニークラスの車のようだ。
ここから歩いて林道をラッセルするとなるととても三重岳までは届かない。
 ここで大谷山に転進することを決定、今度はマキノへと車を走らせる。
有名なメタセコイヤ並木は雪を被り、写真撮影の人々で賑わっていた。

 紆余曲折を経て結局マキノスキー場からのスタートとなった。
昨日の雪でスキー場は久し振りに活況を呈しているようだ。
駐車料金の1000円は痛いが、ここの美点は下山後歩いて温泉に行けることで
ある。

 歓声を上げる子供たちを横目に見て、きれいに圧雪されたゲレンデを歩い
て行く。いい天気だが、稜線を雲に覆われて見えないのが気がかりだ。
春のような日差しと雪面からの照り返しで猛烈に暑く、早くも汗だくである。
 下からスノーモービルが駆け上がってきたと思ったら、乗っていたおじさ
んが「上の方は雪庇が出ているから注意しなさい」とアドバイスしてくれた。
我々の姿を見てわざわざ来てくれたようだ。ありがたいことである。

 あたりまえであるが、ゲレンデ最上部で圧雪は終了した。
ここで私とひいちゃんはスノーシューを装着。横井夫妻はワカンである。
スノーシューで新雪に足を踏み入れてみると軽くヒザ上まで潜る。これはか
なり苦労しそうだ。
 三重岳の地図しか持って来ていないので、GPSの地図とこのコースの経験者
であるYさんのナビゲーションが便りである。

 右上方に見える尾根に向かって雪の斜面を斜上する。
新雪とは言うものの、水分が多いようでパウダーを蹴散らしてと言うわけに
はいかない。
 石庭への乗越で尾根に乗る。ここから樹林帯をジグザグに登っていく。
積雪は道型を消してしまうほどではなく、斜面を突っ切って登るには足りな
いので登山道を忠実にたどる。道を外すとヤブが結構うるさいのだ。

 ラッセルを交代しながら常緑の雑木の尾根を高度を上げていく。
スキー場とその向こうに続くマキノの平野部、そしてその果てにはびわ湖が
光っている。
 掘り込まれた道を倒木がふさぎ歩きにくくなってきたのでショートカット
で進む。
 登りついた562mピーク付近は植林帯となっていた。ここから少し下るのだ
が、北東にも立派な尾根が張り出しているので誘い込まれそうになる。
道を辿っていれば間違う心配のないところだが。

 わずかに下ってからの登り返しから尾根は広がりを見せ始め、大谷山の南
尾根のような深く掘り込まれた道がくねくねと蛇行して続いていた。
先ほど同様に倒木に阻まれるところもあり、忠実に道を辿ると遠回りでもあ
るので、尾根のように盛り上った道の両側を左右に渡りながら歩きやすいと
ころを選んで進む。
尾根上は落葉樹の疎林となり、ブナもポツポツと現われ始めた。
 尾根に取り付いた頃から姿を消していた日差しが森に差し込む。
木の影と自分の影。雪面に映る影は太陽の恵みと感じる。
 雪は出発時より重たく、小刻みにラッセルを交代するがなかなか前に進ま
ない。

 樹林を抜けると目の前には雪原が広がった。しかしいつしか頭上から青空
は消えていた。
 寒風は広い雪原の中、どこが山頂だとわからないような平凡なピークであ
る。
 大谷山への道を示す標識が雪から頭を出していた。Y婦人によると昨年は
標識も潅木もすべてが雪の下だったらしいが、今年は潅木も露出して展望を
遮っている。
 登り始めてから3時間半も経っている。もう1時過ぎだ。道理で腹が減った
はずである。大谷山はあきらめてスコップでテーブルセットを設営するが、
積もりたての雪はなかなか成形が難しい。

 それぞれの鍋ランチを終え食後のコーヒーを用意していると、向こうにい
たY夫人から「見えてきたよ」と声がかかる。
 白いベールに包まれていた稜線はいつの間にかそのたおやかな姿を現わし
ていた。三国山と乗鞍岳を正面に、その向こうには庄部谷山、野坂岳、そし
てさらに奥に横たわる白い稜線は上谷や三周といった越美国境に違いない。
みんなの顔が一気にほころぶ。
粟柄越への雪尾根には雪庇が融けかかったアイスクリームのようにぐにゃり
と曲がっていた。

 山頂の西側に広がるブナ林を散策する。
ここは福井県側の耳川折戸谷支流である割谷の源頭部だ。
大谷山から赤坂山に至る稜線はほとんどがカヤトの原と潅木のブッシュだが、
ここだけは奇跡のようにブナ林が残っている。
あまり太い木はないものの、やはりブナの純林は心を癒すものがある。
 みんな思い思いにあたりを歩きまわり、カメラを構える。

 粘っていた甲斐あって、頭上には真っ青な空が広がっていた。
青空と雪とブナ。これに霧氷があれば最高なのだが、そこまで望むのは贅沢だ
ろう。
 この素晴らしい景色に出会えた僥倖に感謝して、苦労して登ったトレースを
駆け下れば、スキー場まで1時間あまりしかかからなかった。

                山日和

2007/02/04(Sun) 19:59:40  [No.6180]


  Re: 【湖西】マキノから寒風 投稿者:柳川洞吹

山日和さん こんばんは

いい画像ですね。
木立のある部分に目をつぶると、奥利根か会津か飯豊の雪稜かと……

> 角川の集落を過ぎると果たせるかな、除雪は終わり新しいワダチがダム
> 方面へ残っていた。ジムニークラスの車のようだ。

石田川ダムへは行けませんでしたか。
降ったばかりだし、しかたないですね。

>  紆余曲折を経て結局マキノスキー場からのスタートとなった。

紆余曲折って、何だろうなあ。

> 春のような日差しと雪面からの照り返しで猛烈に暑く、早くも汗だくである。

そんなにカンカン照りでしたか。

>  あたりまえであるが、ゲレンデ最上部で圧雪は終了した。
> ここで私とひいちゃんはスノーシューを装着。横井夫妻はワカンである。
> スノーシューで新雪に足を踏み入れてみると軽くヒザ上まで潜る。これはか
> なり苦労しそうだ。

こいつは厄介ですね。
苦労しそうだ。

>  雪は出発時より重たく、小刻みにラッセルを交代するがなかなか前に進ま
> ない。

この雪質では、ラッセル要員がたくさんいても、やはり進みませんか。

>  大谷山への道を示す標識が雪から頭を出していた。Y婦人によると昨年は
> 標識も潅木もすべてが雪の下だったらしいが、今年は潅木も露出して展望を
> 遮っている。

やはりどこも、去年とは比べ物にならないくらいの寡雪なのですね。

>  登り始めてから3時間半も経っている。もう1時過ぎだ。道理で腹が減った
> はずである。大谷山はあきらめてスコップでテーブルセットを設営するが、
> 積もりたての雪はなかなか成形が難しい。

やっと待望のランチタイムですね。

>  白いベールに包まれていた稜線はいつの間にかそのたおやかな姿を現わし
> ていた。三国山と乗鞍岳を正面に、その向こうには庄部谷山、野坂岳、そし
> てさらに奥に横たわる白い稜線は上谷や三周といった越美国境に違いない。
> みんなの顔が一気にほころぶ。

素晴らしい景色でしょうね。
ここまで頑張って登ってきた甲斐があった。

>  粘っていた甲斐あって、頭上には真っ青な空が広がっていた。
> 青空と雪とブナ。これに霧氷があれば最高なのだが、そこまで望むのは贅沢だ
> ろう。

そのとおり、贅沢!

>  この素晴らしい景色に出会えた僥倖に感謝して、苦労して登ったトレースを
> 駆け下れば、スキー場まで1時間あまりしかかからなかった。

雪山の下りの超早いのも、楽しいんですよねえ。
尻セードはなかったのですか。

よい山旅を!
                                   洞吹(どうすい)

2007/02/05(Mon) 19:24:43  [No.6198]


Re: 【湖西】マキノから寒風 (画像サイズ: 1000×750 66kB)

洞吹さん、どうもです。

> 木立のある部分に目をつぶると、奥利根か会津か飯豊の雪稜かと……

ちょっとトリミングすればよかったかな。

> 紆余曲折って、何だろうなあ。

実は石庭から南尾根を上がろうかと思ったんですが、集落に駐車余地なし。あきらめて
スキー場へ回ったのでした。もっとも止められたとしても途中でギブアップしてたでし
ょうけどね。

> そんなにカンカン照りでしたか。

いきなりアンダー脱いでフリース1枚になっても汗ダラダラ。山頂でも今年初めてアウター
を着ずにランチできました。

> この雪質では、ラッセル要員がたくさんいても、やはり進みませんか。

平均年令が高いもんで・・・(^^ゞ あとふたりくらい欲しかったですね。

> やはりどこも、去年とは比べ物にならないくらいの寡雪なのですね。

そのようですねえ。

> 素晴らしい景色でしょうね。
> ここまで頑張って登ってきた甲斐があった。

いや、ほんとにラッキーでした。これを見るために我慢したんですもんね。

> そのとおり、贅沢!

やっぱり・・・(^_^;)

> 雪山の下りの超早いのも、楽しいんですよねえ。
> 尻セードはなかったのですか。

尻セードに適した雪質ではありませんでした。今週末はいい具合になってるのでは。

                山日和

2007/02/05(Mon) 22:08:01  [No.6205]


Re: 【湖西】マキノから寒風 (画像サイズ: 600×800 393kB)

 山日和さん こんばんは

大谷山でしたか この山はノロ尾から見えていた山ですよね

しかし、4人で交代しながらのラッセルでもかなりの時間がかかったようで
一人じゃ厳しいですやろね

こちらは奥伊吹からブンゲン
スキー場からのアプローチは同じでしたね
しかし、安直リフト利用でした。

しかも、マキノのような親切おじさんはおらず、
生意気なパト兄ちゃんに 小言を言われました。

湖西の山も雪のあるうちに行きたいが・・いつまで雪が
残ってくれる事やら・・

では また 残雪の雪テーブルで

    SHIGEKI

2007/02/05(Mon) 20:27:47  [No.6200]


Re: 【湖西】マキノから寒風 (画像サイズ: 1000×750 191kB)

SHIGEKIさん、どうもです。

> 大谷山でしたか この山はノロ尾から見えていた山ですよね

そうですよ。正確には大谷山には届いてないのですが。
寒風からも木の間越しに大御影山頂反射板とノロ尾のブナ林レストランが見えてました。

> しかし、4人で交代しながらのラッセルでもかなりの時間がかかったようで
> 一人じゃ厳しいですやろね

単独だったらギブアップしてたでしょう。
>
> こちらは奥伊吹からブンゲン
> スキー場からのアプローチは同じでしたね
> しかし、安直リフト利用でした。

冬のブンゲン、よさそうですね。

> しかも、マキノのような親切おじさんはおらず、
> 生意気なパト兄ちゃんに 小言を言われました。

ほおーっ、なにかよけいなことしたのですか?(^^ゞ

> 湖西の山も雪のあるうちに行きたいが・・いつまで雪が
> 残ってくれる事やら・・

春が早そうですから、低い山は早めに行った方がよさそうですよ。

             山日和

2007/02/05(Mon) 22:12:47  [No.6207]


>湖西道路から見る比良の山々は見事に雪化粧をしている。

東は日の出で雲が焼ける姿、西を見ると雪化粧。贅沢な眺めでした。
運転されてるのに申し訳なく静か〜に景色を眺めていました。(ヒトリジメ(^^ゞ)

>除雪は終わり新しいワダチがダム方面へ残っていた。

ポソンって感じで、はい終わり!でしたね。
轍は前進しているのに幅が足りなくて残念でした。

> ここで私とひいちゃんはスノーシューを装着。横井夫妻はワカンである。
> スノーシューで新雪に足を踏み入れてみると軽くヒザ上まで潜る。これはか
> なり苦労しそうだ。

スノーシュー組とワカン組、とても便利でしたね。
はい、ここはスノーシュー。
ワカンにタッチ交代。なんて役割分担が自然に出来て能率が良かったです。

> 尾根上は落葉樹の疎林となり、ブナもポツポツと現われ始めた。
>  尾根に取り付いた頃から姿を消していた日差しが森に差し込む。
> 木の影と自分の影。雪面に映る影は太陽の恵みと感じる。

やっとブナも現れ、と同時に日差しが雪に陰を落としてくれ山日和さんのモチが俄然上がりましたね。

>  雪は出発時より重たく、小刻みにラッセルを交代するがなかなか前に進ま
> ない。

今年初めてのラッセル楽しかったですね♪
降雪に感謝、新雪にありがとうでした。

>  寒風は広い雪原の中、どこが山頂だとわからないような平凡なピークであ
> る。

方向転換して出発時間が遅かったにもかかわらずここまで来れて幸せでしたよ。眺望も良く、味のあるピークでした。
大谷山は時間切れであきらめましたが良い宿題が出来て良かったです。


> 三国山と乗鞍岳を正面に、その向こうには庄部谷山、野坂岳、そし
> てさらに奥に横たわる白い稜線は上谷や三周といった越美国境に違いない。
> みんなの顔が一気にほころぶ。

あの上谷も都合がつかなく参加できず残念しましたよね。
あのながぁい尾根を素晴らしい青空の下歩かれた写真を見てとても残念に思ったことを思い出しながら稜線を目で追いかけました。

>  山頂の西側に広がるブナ林を散策する。

ここは気持ち和むブナの林。
歩き回りましたね、それぞれ勝手にブナ巡りの歩き
あっちへこっちへウロウロ、うろうろ。
また足元の雪がフワフワで気持ち良かったです。
顔もにこやかに緩みっぱなしでした。
大谷も見えましたし満足させていただきましたm(__)m

>  粘っていた甲斐あって、頭上には真っ青な空が広がっていた。

3時まで粘った甲斐がありましたねって自然に時が過ぎていったような気がいたしますが?粘っていたのですかね?

> 苦労して登ったトレースを 駆け下れば、スキー場まで1時間あまりしかかからなかった。

急斜面の下りも新雪だったのでかかと部分のスノーシューが雪に埋もれてくれて、苦労することなく真っ直ぐ降りることが出来ました。
スノーシューのメリットで、次回は走り降りましょうね〜♪

贅沢な雪、眺め、ブナに楽しい時間。よう遊ばせていただきました。
今回も本当に感謝でした。ありがとうございました。

2007/02/05(Mon) 22:58:15  [No.6215]


Re: 【湖西】マキノから寒風 (画像サイズ: 750×1000 221kB)

ひいちゃん、どうもです。お疲れでした。

> ポソンって感じで、はい終わり!でしたね。
> 轍は前進しているのに幅が足りなくて残念でした。

あそこで終わっててよかったかも。もしヘタにダムまで入れても、三重岳まで届かなか
ったような気がします。

> はい、ここはスノーシュー。
> ワカンにタッチ交代。なんて役割分担が自然に出来て能率が良かったです。

あの程度の斜度と積雪であればスノーシューで十分ですよ。

> やっとブナも現れ、と同時に日差しが雪に陰を落としてくれ山日和さんのモチが俄然上がりましたね。

現金なもので・・・(^^ゞ ブナと太陽さえあれば何もいらなーい。

> 今年初めてのラッセル楽しかったですね♪
> 降雪に感謝、新雪にありがとうでした。

なかなか重たい雪で手強かったけど、ちょうどいいコースでしたね。

> あの上谷も都合がつかなく参加できず残念しましたよね。
> あのながぁい尾根を素晴らしい青空の下歩かれた写真を見てとても残念に思ったことを思い出しながら稜線を目で追いかけました。

あの上谷の話をする時みんなうれしそうな顔しますね。(^_^)

> ここは気持ち和むブナの林。
> 歩き回りましたね、それぞれ勝手にブナ巡りの歩き

静かないい林でした。あのまばらな立ち具合がいいんだよね〜。

> 3時まで粘った甲斐がありましたねって自然に時が過ぎていったような気がいたしますが?粘っていたのですかね?

訂正。気が付いたら3時でした。(^^ゞ

> 贅沢な雪、眺め、ブナに楽しい時間。よう遊ばせていただきました。
> 今回も本当に感謝でした。ありがとうございました。

またよろしくね〜。

               山日和

2007/02/05(Mon) 23:24:00  [No.6217]


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