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雪庇から滴る雫の音聞く・・・・道斉山・・・

ねこやなぎに春をみつけた、それだけで心がときめく。

気の合う山の友との出会いの第2弾の山行きである。本当は第3弾のはずであったが、しょっぱなの山の約束から、日を間違えるというへまをしてしまって妙理山には、同行できなかった。(もし、その日、妙理山に登っていれば、頂上で洞吹さんに出会って、びっくり仰天していただろうというおまけつきだったのだが。)それでも、笑って心優しく接してくれる友を得た喜びを思う。

おもっていたより尾根の雪は融けていて、薮こぎの様相である。尾根の末端から取り付くがストックが薮にひっかかり、ピッケルが枝に呼び止められ、急登の尾根にあえぎながら体をああしてみたりこうしてみたり、手にも足にも普段とちがう力が入る。
薮山っていうのは、こんな感じなのかな。まだまだこんなのは薮っほい程度の薮で、跳ね返されるほどの薮ではないが、それでも、ふだんの倍は疲れそうだ。ぐっとひたすらがまんの急登が続くのである。

 1時間半ほど登り続けてやっと雪がつきだすと、初めての休憩。ふりかえると、銀杏峰の白き頂がどかんとそびえて見える。ほっと一息つき、少し登ればブナの樹林。ええ感じやね〜、ブナに逢えると心がなごむ。樹林のまにまに北方には大日山が真っ白な頂を見せている。樹林を抜けると、標高点890mにでる。ここからは、縫ケ原山・荒島岳・白山・経ケ岳・大日山と、展望が広がった。心も開かれ、晴天の今日をただただ喜ぶ。

 やがて、林道が交差するが、杉の植林もまだ大きくはなく林道も雪に覆われていて興ざめせずにすんでありがたい。あまりのお天気の良さに、暑くて日陰で休憩をする。ここからは、ワカンをつけて再びの急登だ。さえぎるもののない斜面をピッケルを差し込んで、一歩一歩黙々と登る。、尾根は展望をほしいままに、斜面にはブナを抱いて続いている。急な登りの後に、1175mのピークに達する。ここもまた、ブナの雪原がすばらしい。頂上に続く平坦な稜線には、雪庇が張り出し展望も申し分なく気分爽快である。

 耳をすますと、雪庇から雪解けの水の滴る音。春は、春は。こうして季節の巡りを目で、耳で感じることを喜び歩く。

 先行の友は、もう頂上に姿が見える。西に銀杏峰・部子山、南に能郷白山・姥ヶ岳・南西に冠山・先々週に第1弾として歩いた金草山、東に屏風山、左門岳は屏風に隠れて見えないようで残念である。振り返れば荒島岳・縫ケ原山・白山と、青空と白き頂がほしいままである。

 京都からみえたという二人の方も到着。「福井の雪山U」、偶然にも同じ本を見ての登頂である。それぞれにお昼の時間、「幸せだなぁ〜。」と隣でつぶやく声がする。「幸せになりたいなぁ〜。」と友が言う。そして京都組から豊かな香りのブランディのおすそ分けである。「これでみんな幸せやなぁ〜。」で、五人一緒に笑っちゃう。すっかり、打ち解けて5人並んで集合写真、「ええかんじやな〜。」とお決まりの口癖が、シャッターをきる友の口からこぼれ「山がええ感じなんやろ〜。」と、またまたみんな大爆笑である。

 いつも2時間はお昼を楽しむという、京都組と別れ、雪庇と銀杏峰が絵になる西尾根を下る。雪庇の張り出した雪稜が1074mピークまで続いているが、いたるところで亀裂が入り、いつ雪庇がずどんと崩れるかもしれない様子だ。尾根は若いブナ林を縫うようになり、どこまでも快適な尾根歩きとなる。983mピークから851mピークにいたる尾根は貫禄のあるブナが立ち並び、心が躍る尾根となる。

 やがて、ミズナラが多くなると851ピークから北東に向きを変えて尾根を下る。ここからは、薮漕ぎを覚悟していたが、登りの尾根より雪が下部まで残っていて歩き易くて助かる。

 急な下りを、小枝につかまりながら下ると、足をとられて転んだ拍子に、雪に埋もれていた枝が雪を払いのけてびゅんと立ち上がった。一瞬びっくりしたが、冬の間じっとがまんしていた枝が重荷を弾き飛ばして立ち上がるその命の力が心から嬉しかった。万作の黄色い花、いちばんに春を咲く、雪に似合う花である。
 尾根末端の手前で、右の植林に降り立つと、そこは日の谷の堰堤の遊歩道、ふきのとうの道であった。

 あれはキブシ、これは房桜と春を謳う花を愛でながら若生子大橋へ向かう林道から振り返れば、日の谷の雪解け水の流れは、まるで雪そのもののように純白に見えた。

 2005年4月9日(土)青空
 福井県(春・残雪の山)

 コース・・・若生子大橋南詰(7:00)―(8:55)標高点890(9:06)−標高点1175(10:43)−(11:09着)頂上(12:15発)−標高点1074(12:37)―標高点983−標高点851(13:40)−(14:30)日の谷堰堤(14:45)−若生子大橋南詰(15:00)  ※休憩・写真撮影時間含む

2005/04/13(Wed) 00:03:05  [No.62]


とっちゃん、こんばんは。
いい山行きをしましたね。
道斉山は気になっていながら未踏の山、ブナ林も残っていて魅力を感じます。
当日は同じ福井の山で最高の天気をと展望を味わっていたんですね。とっちゃんの心が謳う様が目に浮かびました。
それにしても翌日は金糞周遊コース連チャンとは恐れ入りました(*_*)

                     山日和

2005/04/13(Wed) 22:46:07  [No.63]


こんばんは〜。

> 道斉山は気になっていながら未踏の山、ブナ林も残っていて魅力を感じます。

 私もブナが大好きだし、さそってくださったご夫婦もブナを山選びのポイントにしてはるので好みが合います。感じ良かったよ〜。(~o~)

 今年は雪が多かったので、4月でも雪山を楽しめました。例年だと、3月に行かれるのがやっぱりいいのかな?登りの尾根は890mの手前まで雪がなくなっちゃってたから。来年行ってみてね。                   

2005/04/14(Thu) 19:34:47  [No.67]


こんばんは。とっちゃん。
みなさん、はじめまして。

とっちゃんは、僕が2度会ったことのあるあのとっちゃんなんだろか?
ずいぶん精力的なんで、驚いた。

「福井の雪山」
Uがあるんですね。

ここ数年は鈴鹿から外にはあまり出ていない。
福井の「やまねこたち」とも疎遠になってしまった。
温かくなったら
また日の谷に行きたいなぁ。

2005/04/14(Thu) 00:18:16  [No.64]


> まよねこさん、こんばんは〜。

> とっちゃんは、僕が2度会ったことのあるあのとっちゃんなんだろか?
> ずいぶん精力的なんで、驚いた。

 おんなじとっちゃんで〜す。(^o^)別人にみえちゃったかな?

> 「福井の雪山」
> Uがあるんですね。

 とってもステキな本ですよ。ぜひ手にとって見てください。岳人に紹介せれていたようです。私は、山の店のHPに紹介されてたのをみつけました。

> ここ数年は鈴鹿から外にはあまり出ていない。

 鈴鹿はホームグラウンド、私のふるさとの山で大好きですが、最近福井や岐阜の山々の魅力にもひかれてます。

> 福井の「やまねこたち」とも疎遠になってしまった。
> 温かくなったら
> また日の谷に行きたいなぁ。

 前には、行かれてたんですね〜。また出かけてみてね。私はまだ足を踏み入れたばかりで、何にも知らないことだらけだから、いろいろ教えてくださいね。

2005/04/14(Thu) 19:46:39  [No.68]


とっちゃん こんばんは

妙理山は惜しかったですね。
あとでそれがわかって、びっくりでした。

道斉山、なかなかよかったようですね。
下のほうはかなりヤブが出ていて難儀したみたいですが、これも春山の一興でしょう。
ここは植林もあるようだけど、ブナの雪原には心惹かれます。

私も、3月に木無山へ行った翌日、
この道斉山にも登ろうと、若生子大橋のたもとで寝たのですが、
朝起きたら10時をまわっており、
「またやったか100連隊」のズッコケですわ。
まあ、いつものことだから、あわてもせず、騒ぎもせず、
「転進(てんし〜ん)」「蕎麦食って帰ろー」、このやる気のなさ。
導睡(どうすい)に名前変えなあかんなあ。
道斉山はまた来年の課題として、引き出しに入れときます。
                    
                       洞吹(どうすい)

2005/04/14(Thu) 03:12:21  [No.66]


洞吹さん、 こんばんは

> 妙理山は惜しかったですね。
> あとでそれがわかって、びっくりでした。

 頂上で単独の人、一人だけ出会ったと聞いていたのですが、それが洞吹さんだったと分かって、日を間違ってたのが、益々残念やったなぁ(@_@)

> 私も、3月に木無山へ行った翌日、この道斉山にも登ろうと、若生子大橋のたもとで寝たのですが、朝起きたら10時をまわっており、「またやったか100連隊」のズッコケですわ。

 妙理山といい、道斉山といい、 考えてみたら、おんなじ日やったり、違う日やったりはしてるけど、よう似たとこばっかり行ってる感じやね〜。10時からやったらまだ、登れたんちゃうかな?

> 導睡(どうすい)に名前変えなあかんなあ。

 ほんまやね。それが、また洞吹さんらしくてええんやけど。(~o~)

2005/04/14(Thu) 19:58:17  [No.69]


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