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【台高】春待ちの木梶山 (画像サイズ: 800×600 295kB)

 台高南部へ入る予定だったが、朝見上げる曇天の空はいつ泣き出したって不思議じゃないくらい。行き先をどうしようかと思いつつグタグタして、出発。そうだ!宿題を忘れてたんだと…。

 この界隈の参照レポ:
 記事 No:4714 『 木梶界隈・宴遊会』 投稿日: 2006/11/06
 投稿者:緑水氏

【日時・天候】02/25 2007・曇天
【山域・山名】台高北部・木梶山、鳴滝
【 コース 】
09:55 木梶川右岸支谷出合---10:50 支谷二股(950m付近)---11:55〜12:30 木梶山---13:15 1066p( 木梶山北西尾根)---13:45〜14:00 鳴滝下---14:40 出合

 木梶林道の閉められた車高制限ゲートを潜り、林道分岐を左に折れて木梶川に下りていく。谷手前の道幅広いところに駐車して準備をすすめる。
 いつもの準備の前に、すでにボロボロになってしまったスパイク長靴の穴を、布ガムテープで塞ぐ。
そう云えば、この長靴を初めておろしたのが、ここ木梶三滝だった(11月25日)。不動滝から遡り、この出合に上がったのだ。(レポ「『No:5002【台高】木梶三滝+α』)
塞いだ穴は6箇所、靴底も減って満身創痍となった長靴を履いて、前回の続きを辿るのだ。

 出合には、開花し始めたばかりのマンサクの花が控え目に咲く。
この木梶川の出合の支谷は、木梶山山頂から北北西に伸びる谷。名称は不明だが、木梶川・木梶谷と云ってもいいほどの、木梶山を源とする唯一の大きな谷だ。
 谷は雪解け水が流れているのだろう、前回より水量は多く、アナアキ〜長靴ではジャブジャブとは行けぬ。支谷に掛かる古道の橋を越え、石がゴロゴロ小滝掛かる谷を登っていく。谷中は自然林の二次林に釜跡の点在するところ。
 標高850m付近、右に分ける支谷を見送ると渓相が変わり、谷床は一枚岩となり奥には滝がかかりいい感じだ。この辺り、左岸山腹に道型が続いているようだ。
8m程の斜瀑を登り上がると、滑り台のような側壁が発達したナメと小滝。不思議な造形だ。そこを過ぎると谷幅は広くなり、地蔵谷やゼエノ谷のようなゆったりした流れに釜跡が幾つか点在する。
 930m付近左岸の支谷は、出合は滝だ。地形図で見ると、この支谷の中流部には桃源郷でもありそうな予感だが、探るのは次回にして本谷を進む。
 途中、岩の窪みに不自然にもっこりと苔が付いているので何かと覗くと、鳥の巣だ。
現在ミソサザイのオスが製作中の巣のようで、近くで大きな声で囀っている(触るな!と怒っているのかも)
 右岸に壁が立って二股。本谷には8mの滝。左股は水流少ないながらも滝となって本谷に合流する。いったん左股に入って滝を巻いた。巻き道から見ると本谷の滝は、上部にも小滝があり、2段10m程の滝だ。
 その後の谷は、最大5m程の滝があり、最後の二股はなだらかな岩の上に樹木が生え、左股をとって最後はガレザレの急斜面を登れば、カラ類が囀りで迎えて、木梶山山頂だ。
 この谷は、植林は一切無く見事なまでに二次林に包まれた優しい谷だった。
樹林濾しに雲ヶ瀬山に高見山、高見山の山頂はすでにガスに覆われつつある。
 山頂から北東に降った、ブナの根元にシートを広げ昼食。
このところ暖かな日が続いていたので、薄着で来たのだが、今日は手も冷たく寒い。
その上西南方向から冷たいガスがまとわり付き始めた。このガスでは眺望の良いヘイベイ平まで足を伸ばす必要も無いだろう。

 復路は、山頂から北東尾根を降りる。
若いヒメシャラ主体の林を抜け、マーキングテープ続く木梶林道に降りる道を左に見送り歩いていく。左手から賑やかな声が聞こえる、きょうは団体さんがこの山域に入っているようだ。
 尾根の左手の植林は思ってたほど続かず、総じて自然林の尾根歩きだ。葉を落としたカラマツの植林も混じっている。
 緑水さんの云う「羽子板尾根」もちょっと寄っていこう。シロヤシオ古木生える尾根だ。
この羽子板尾根と1066pの間の谷を覗くと、水の道がある。随分上のほうでも水が得られそうだ。
1066pを越え、西へ、北西へと尾根は曲がり、右手に山ヌケ跡から見る二次林の山肌は
、梢の先がやさしく彩る春待ち姿だ。

 鳴滝の滝音が響きだし、どこかに展望できるところは無いかと、尾根心を外して左手に回りこむ。展望など望むべくも無く、ツララぶら下る岩グラに出てしまい、灌木に掴まりダマシダマシて木梶川になんとか降り立った。上流に少し登れば鳴滝だ。
 しかし、下流からは鳴滝の全貌は見えない。最下部の部分だけだ。その部分も滝前に岩壁が張り出して、回り込まない無ければ下流からは最下部の滝の噴出口しか見れないのだ。

 滝下からは広い流れ、さほど悪場もない穏やかな流れの中を、飛び石伝いでマンサク咲く出合に降り着いた。

2007/02/28(Wed) 21:27:44  [No.6479]


zippさん、こんばんは。

> この木梶川の出合の支谷は、木梶山山頂から北北西に伸びる谷。名称は不明だが、木梶川・木梶谷と云ってもいいほどの、木梶山を源とする唯一の大きな谷だ。

ぜんぜんノーマークの谷でした。

>  標高850m付近、右に分ける支谷を見送ると渓相が変わり、谷床は一枚岩となり奥には滝がかかりいい感じだ。この辺り、左岸山腹に道型が続いているようだ。
> 8m程の斜瀑を登り上がると、滑り台のような側壁が発達したナメと小滝。不思議な造形だ。そこを過ぎると谷幅は広くなり、地蔵谷やゼエノ谷のようなゆったりした流れに釜跡が幾つか点在する。
>  右岸に壁が立って二股。本谷には8mの滝。左股は水流少ないながらも滝となって本谷に合流する。いったん左股に入って滝を巻いた。巻き道から見ると本谷の滝は、上部にも小滝があり、2段10m程の滝だ。
>  その後の谷は、最大5m程の滝があり、最後の二股はなだらかな岩の上に樹木が生え、左股をとって最後はガレザレの急斜面を登れば、カラ類が囀りで迎えて、木梶山山頂だ。
>  この谷は、植林は一切無く見事なまでに二次林に包まれた優しい谷だった。

実にいい感じ。このあたりはてっきり植林オンリーだと勝手に決め付けていたのですが、
そうじゃなかったんですね。うーん、雪が終われば行ってみなくては。

>  尾根の左手の植林は思ってたほど続かず、総じて自然林の尾根歩きだ。葉を落としたカラマツの植林も混じっている。

この尾根はよく対岸から眺めてましたが、ここも行く価値ありですね。

>  展望など望むべくも無く、ツララぶら下る岩グラに出てしまい、灌木に掴まりダマシダマシて木梶川になんとか降り立った。上流に少し登れば鳴滝だ。

得意の岩グラが出ましたね。
地蔵谷、木原谷以外ももう一度見直しです。(^_^)

               山日和

2007/02/28(Wed) 21:51:15  [No.6481]


Re: 【台高】春待ちの木梶山 (画像サイズ: 480×640 219kB)

 こんばんは、山日和さん。

> ぜんぜんノーマークの谷でした。

> 実にいい感じ。このあたりはてっきり植林オンリーだと勝手に決め付けていたのですが、
> そうじゃなかったんですね。うーん、雪が終われば行ってみなくては。
 この辺り民有林だと思いますが、植林されずに残っとります(^^)。
旧飯高町の民有林だと、トチノキや尾根筋の境界林は残したりすることが多いようなんで、大木も期待できるかと思ったんやけど・・・。
 はい、不動滝下から三滝&ゴルジュ経由の通しでいってみて下さい(^^)。

2007/03/01(Thu) 22:27:50  [No.6493]


オーッ、なんとも言えん景観ですねえ。
このあたりの他のどこの谷にもなさそうな雰囲気。
こりゃ行ってみんとね。(^_^)

>  はい、不動滝下から三滝&ゴルジュ経由の通しでいってみて下さい(^^)。

一丁やったるか。(^^ゞ

             山日和

2007/03/01(Thu) 23:12:55  [No.6497]


Re: 【台高】木梶林道から南タワ (画像サイズ: 600×800 193kB)

 山日和さん、こんばんは。
> >  はい、不動滝下から三滝&ゴルジュ経由の通しでいってみて下さい(^^)。
>
> 一丁やったるか。(^^ゞ
 谷通しで行くと、この谷の出合迄の方が面白くなってしまいそうですが(^^;
まぁ、山日和さんなら簡単に「あぁ〜らヨ!」です(^^) 沢初心者を同行されるのがいいかもね(^^)。


 ついでに、このスレッド借りて…(汗

 以前、下記の投稿で、
記事No:6066 タイトル: Re:【台高】木原谷から木屋谷川、地蔵谷へ
投稿者: piccoloさん 投稿日: 2007/01/29(Mon)
>機会がありましたら南タワの道を教えて下さい。
 というのがあって、答えずにそのままになってて…(^^;;
ちょっと検索したら、林道から南タワもしくはハンシ山に上がろうとしてヤブ漕いだとかいうレポが幾つかあって、これは書いておいた方がいいかと書いときます。

 まぁ地形図見たらわかるんですが、林道のちょっと広い駐車地、向かって右の仕事道から尾根を目指して上がるだけ。
この道は、昨年木原造林さんが、自らの仕事しやすいように上部の道を整備したとか、しないとかという情報もあります。
 でっ、上がっていくと地形図にある主稜線の三重県側山腹の破線道に達します。
ここからが重要なんですが(^^;、この道を利用して「ハッピのタワ」方面・左に行く方が早い!と行ってしまいがちになるけど、この先は道は崩落&ヤブです。(この辺りは植林の幼木です)
破線道(しっかりした道です)に出たら、右・「南のタワ」を目指すことです。

 ついでに、ハンシ山へは、地形図をよく見て林道の取り付きは谷から入って尾根に登るわけです。
…地形図と現在地を照合するのは、ムズカシイところはありますが(^^;;
 まぁ、今さら植林の縦走道に出てこの辺りを回ろうとする人はいないと思うけど(^^;

 画像は、一昨年秋に撮った南タワ下の破線道から見た画。駐車地も写ってますね。
左の尖がったピークが1086pかな。いい尾根ですね(^^)

2007/03/02(Fri) 23:54:06  [No.6509]


 zippさん、こんばんは。
> 機会がありましたら南タワの道を教えて下さい。
>  というのがあって、答えずにそのままになってて…(^^;;

覚えていて下さっていたんですねm(_"_)m
説明と地図を見ながら一応納得はしましたが〜…
駐車地の上からこんな眺望があるなんて(^◇^ ;)
この山域での楽しみが増えました。

明日は1月にニアミスした山日和さんの足跡を辿り
木梶谷〜木屋谷〜地蔵谷を彷徨う予定です。

2007/03/03(Sat) 21:41:47  [No.6511]


Re: 【台高】木梶林道から南タワ (画像サイズ: 384×512 77kB)

 piccoloさん、こんばんは。

> 覚えていて下さっていたんですねm(_"_)m
 「ヤブコギ・ネット」を見捨てず、読んで頂いてたんですね(^^;
こちらこそ、返信せず失礼しました(ペコ)
この道を木原造林さんがこの夏、少し手を加えたらしいのでそれを確認して無いので書けなかったのでした。けど、破線道をどう行くかが問題!なのでやはり書いといた方がいいかと・・・。

> この山域での楽しみが増えました。
 縦走路の南タワ辺りからでも滝音が響いてることもあります。
そう云ってもらえるなら、画像貼ってよかった(^^)

> 明日は1月にニアミスした山日和さんの足跡を辿り
> 木梶谷〜木屋谷〜地蔵谷を彷徨う予定です。
 木梶川・ゼエノ谷(エアリアマップの無名谷です)〜木屋谷〜地蔵谷ですね。
わたしは昨年、木屋谷で胸までドボン!したことありますが・・・(^^;
 お気を付けて〜。

 画像は木梶川。

2007/03/03(Sat) 23:24:12  [No.6512]


  Re: 【台高】春待ちの木梶山 投稿者:伊勢山上住人  URL

zippさん、おはようございます。

> 1066pを越え、西へ、北西へと尾根は曲がり、右手に山ヌケ跡から見る二次林の山肌は
> 、梢の先がやさしく彩る春待ち姿だ。

画像の斜面は、木々の枝先ほんのりピンク色。
すっかり春待ち色に彩られていますね。

今日明日あたりのニュースには
「観測史上もっとも暖かかった2月」
なんて記事が出てくるのではないでしょうか。

硬く締まった雪の春山を歩く計画でしたが、
Tsutomuさんたちのレポを読んでいたら
実行する気も、失せてしまいました。

最後の斜面を除いて、彷徨ってみようかなの
気になっています。

                 伊勢山上住人

2007/03/01(Thu) 06:24:09  [No.6489]


Re: 【台高】春待ちの木梶山 (画像サイズ: 480×640 239kB)

 こんばんは、山上人さん。

> 画像の斜面は、木々の枝先ほんのりピンク色。
> すっかり春待ち色に彩られていますね。
 気づいていただきありがとさんです(^^)

> 硬く締まった雪の春山を歩く計画でしたが、
> Tsutomuさんたちのレポを読んでいたら
> 実行する気も、失せてしまいました。
 どうしてかな?
残雪の雪山に行くには、あまりにもアプローチが長いってことかな?

> 最後の斜面を除いて、彷徨ってみようかなの
> 気になっています。
 最後の斜面がいいのにね(^^;
木梶山に登って、梅尾の稜線に入り、菅谷川のハカノ谷分岐当りに降りて彷徨うのもいいかも(^^)

2007/03/01(Thu) 22:35:47  [No.6495]


Re: 【台高】春待ちの木梶山 (画像サイズ: 1024×768 300kB)

zippさん おはようサンです
残雪おいかけもチョッと一段落です、ゆっくりとレポ読ませてもらいました。

>  出合には、開花し始めたばかりのマンサクの花が控え目に咲く。
> この木梶川の出合の支谷は、木梶山山頂から北北西に伸びる谷。名称は不明だが、木梶川・木梶谷と云ってもいいほどの、木梶山を源とする唯一の大きな谷だ。

こんなに大きな谷なのに名無しの谷ですか、植林中にポッカリと残る好い谷間と覗き込んでました。

>  930m付近左岸の支谷は、出合は滝だ。地形図で見ると、この支谷の中流部には桃源郷でもありそうな予感だが、探るのは次回にして本谷を進む。

好いところありそうでしたか、巨木も残っていそうかな?

>  途中、岩の窪みに不自然にもっこりと苔が付いているので何かと覗くと、鳥の巣だ。
> 現在ミソサザイのオスが製作中の巣のようで、近くで大きな声で囀っている(触るな!と怒っているのかも)

zippさんは何でも知ってる、博学の持ち主だ。オスって判るんだ。

>  復路は、山頂から北東尾根を降りる。
>  鳴滝の滝音が響きだし、どこかに展望できるところは無いかと、尾根心を外して左手に回りこむ。展望など望むべくも無く、ツララぶら下る岩グラに出てしまい、灌木に掴まりダマシダマシて木梶川になんとか降り立った。上流に少し登れば鳴滝だ。
>  しかし、下流からは鳴滝の全貌は見えない。最下部の部分だけだ。その部分も滝前に岩壁が張り出して、回り込まない無ければ下流からは最下部の滝の噴出口しか見れないのだ。

前にココ降りよう思ってね、最後が急峻だろ思い止めてた。
次回は谷を辿りこの尾根を登ろうです。

                       緑水

2007/03/06(Tue) 09:19:35  [No.6526]


Re: 【台高】春待ちの木梶山 (画像サイズ: 640×480 139kB)

 こんばんは、緑水さん。

> 残雪おいかけもチョッと一段落です、
 緑水さんが帰ってきたら、足跡隠すように雪が降ってるみたいですね。

> こんなに大きな谷なのに名無しの谷ですか、植林中にポッカリと残る好い谷間と覗き込んでました。
 名前はあると思いますヨ。地元の人に遇ったら聞いてみよう。

> 好いところありそうでしたか、巨木も残っていそうかな?
 ここは、巨木はないみたいですね。

>オスって判るんだ。
 ミソサザイはオスが巣作りして、それからカップリングなのだそうな。
巣のできばえが悪ければ、あんたなんかキライッ!とか云われたりするわけなんでしょうね。

> 前にココ降りよう思ってね、最後が急峻だろ思い止めてた。
> 次回は谷を辿りこの尾根を登ろうです。
 緑水さんが歩いた頃、紅葉がさぞ良かったろうと思いながら歩いてました。 

2007/03/06(Tue) 23:39:42  [No.6536]


Re: 【台高】春待ちの木梶山 (画像サイズ: 1024×768 276kB)

zippさん おはようさん。

>  緑水さんが帰ってきたら、足跡隠すように雪が降ってるみたいですね。

嬉しいですね、モウチョッと雪が降らなくては生態リズムが狂っちゃいます。

>>オスって判るんだ。
>  ミソサザイはオスが巣作りして、それからカップリングなのだそうな。
> 巣のできばえが悪ければ、あんたなんかキライッ!とか云われたりするわけなんでしょうね。

ヤブにも似た様なのおるもんね、嫌われないように一生懸命するんだ、それが精イッパイ。
好かれよう思ったら命がけだもん♂は大変だねご同輩。

またどこかで、            緑酔
 

2007/03/08(Thu) 04:33:55  [No.6546]


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