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【湖北】栃ノ木峠から音波山へ (画像サイズ: 1024×768 480kB)

【山域山名】 湖北 音波山 (滋賀県余呉町)
【日 時】 2007/3/17(土)
【天 候】 晴れたり曇ったり
【メンバー】 単独
【コース】 栃ノ木峠駐車地8:55---栃の木無線中継塔10:45/10:50
---最後の送電鉄塔11:20---音波山12:05/13:05---栃の木無線中継塔13:50/14:00
---栃ノ木峠駐車地14:50


今年は2月と3月の気候が逆転してしまったようだ。
厳冬期のはずの2月に春のような暖かい日が続いたせいで、
先週は、雪深いはずの越前大野の街並みにも雪が全くなかった。
だから、ひょっとして標高の低い江越国境稜線にも、もう雪がないのでは……と心配したが、
木之本の町から北国街道を北に向かって進むにつれて、
だんだん路肩に除雪のなごり雪が現れてきたので、ホッとした。
気温も低いし、これなら少しは期待できそうだ。

栃ノ木峠の少し手前にある、ベルク余呉スキー場の入口に着いた。
峠の西側にある「余呉高原リゾートヤップ」という、変な名前のスキー場はまだ営業しているが、
こちら側のベルク余呉は、もう閉鎖されている。
太陽は出ているが、気温はマイナス1度。
ここしばらくの降雪と真冬並みの寒気流入で、雪は融けずに積もっていて、
路面の濡れた部分は凍結している。
車外に立つと、肌がピリッと引き締まるようで、いい感じだ。
ちらりちらり、小雪が舞っている。

支度をして、ベルク余呉の入口から関電の巡視路に入る。
最初は足首程度の雪だ。
登るにつれて、リゾートヤップの音楽が聞こえてくる。
それにしても、スキー場というのはどうしてこううるさいのだろう。
ひとつくらい、
「ようこそ。深山の静寂の中で、心ゆくまで静かなスキーをお楽しみください。シ〜〜ン。」
などというスキー場が現れないものか。

積雪の巡視路を進み県境稜線に乗ると、スキー場の音楽も遠のいてきた。
だんだんヒザまで雪に潜るようになってきたので、ワカンをつける。
思ったより雪があるので、スノーシューを持ってきてもよかった。

最近はスノーシューが続いているので、久し振りのワカン装着だ。
さて、歩きはじめる。
なぜかドタッと倒れる。
あれっ?起きあがって歩き出すと、ドタッ。
うわーん、歩けなくなったー。
いったいどうなっとるんや?
最近あまりお呼びがかからないワカンのたたりかもしれんなあ。

スローモーションで歩いてみると、
どうやらうしろの足を前に出すときに、ワカンのつま先が雪にひっかかるためらしい。
ここでピンときた。
これはスノーシューによる「みずすまし歩行術」の後遺症に違いない。

スノーシューは足を出すとき勝手につま先が上がるので、
うしろから前に出すとき、足そのものを余り持ち上げる必要はないし、
足先が地面と平行になっていようが直角になっていようが関係ないが、
ワカンはそうはいかん。
すっかりスノーシュー用の歩き方になってしまったわい。

しばらくドタドタとコケまくっていたが、
うしろになった足を雪から抜くとき、意識してつま先を持ち上げるように歩いているうちに、
勘を取り戻してきたのか、普通に歩けるようになった。
ああよかった。

やがて送電鉄塔「大黒部幹線382」に着いた。
大黒部幹線とは、やけに立派な名前に思える。
ここは国道365号の通る高時川の谷をはさんで、リゾートヤップの全景が真っ正面から見えるところだ。
スキーヤーがアリのように小さい。

これから進む行く手の尾根は、高時川支流の谷の源頭をぐるっと回り込んでウネウネと続いており、
その先にマイクロウェーブの中継塔が見える。
そこが四等三角点「栃の木」765.0mのあるピークだ。
峠は「栃ノ木峠」だが、点名は「栃の木」になっている。

そこを抜けると、次々とブナ林が現れだした。
なかなか雰囲気がいい。
細かいアップダウンを繰り返しながら稜線を辿り、いくつかの送電鉄塔を過ぎると、
国境稜線上の最後の鉄塔に着く。
そして、ここから先が、この尾根の真骨頂だ。

すぐに素晴らしいブナ林に入った。
細めのものが多いが、ブナが文字通り林立する尾根を行く。
福井県側から浅い谷が上がるコルをいくつか過ぎ、
音波山への最後の登りにかかると、尾根は少し藪っぽく通りにくくなったが、
我慢して少し登ると、またすっきりしてきた。

実は、去年の初夏に、この音波山を目指して、この尾根を辿ったことがある。
ベルク余呉のレストハウス付近から密藪をこいで国境稜線の巡視路途中に出て稜線を進み、
巡視路と分かれてからは、素晴らしいブナ林と笹藪の中のケモノ道を辿った。
そしてこの最後の登りで、山頂まであと200mくらいだったのだろうか。
密藪に身体をねじ込むようにしてじりっじりっと前進するが、
時間も押してきたし、腹もへっていたので、軟弱にも転進してしまった。

今はそんな密藪は雪が抑えてくれて、楽勝の登りだ。
頂上直下、北側斜面のブナ林に、ひときわ大きいブナが1本立っていた。
きっとこの音波山の主なのだろう。

わずか斜面を上がると山頂に出た。
三等三角点「音波」872.6m。
背後の福井県側はブナ林だが、眼前はストンと谷に落ちていて、一気に滋賀県側の展望が広がる。
眼下は高時川支流の源流域。
目を上げると大黒山。
そしてその奥に妙理山。
ここ数年馴染んだ湖北の山が一望された。

そして静かな、まったく静かな山頂にうどん鍋の湯気が流れ、
このうえない充実した時間が過ぎていく。

                                洞吹(どうすい)

2007/03/20(Tue) 23:35:46  [No.6628]


Re: 【湖北】栃ノ木峠から音波山へ (画像サイズ: 1024×768 456kB)

洞吹(どうすい)さん こんばんは コメントご無沙汰してます

17日は凄い風じゃなかったですか、緑はこの日は鉄の平に花見に行きました。
確りの雪で福寿草が雪の間から覗いて見える、花を開いてた強いですね。

> 登るにつれて、リゾートヤップの音楽が聞こえてくる。
> それにしても、スキー場というのはどうしてこううるさいのだろう。
> ひとつくらい、「ようこそ。深山の静寂の中で、心ゆくまで静かなスキーをお楽しみください。シ〜〜ン。」 などというスキー場が現れないものか。

和田山スキー場は静かでっせ、もう知って貰ってるでしょうが山スキーはシ〜〜ン

> 最近はスノーシューが続いているので、久し振りのワカン装着だ。
> さて、歩きはじめる。
> なぜかドタッと倒れる。
> あれっ?起きあがって歩き出すと、ドタッ。
> うわーん、歩けなくなったー。

アアン、そんなモンですか。ここから薀蓄思考がこの解析が楽しみなんだ(^^)

> ここでピンときた。
> これはスノーシューによる「みずすまし歩行術」の後遺症に違いない。

> うしろになった足を雪から抜くとき、意識してつま先を持ち上げるように歩いているうちに、 勘を取り戻してきたのか、普通に歩けるようになった。

んで、ワカン歩行は、なに術と命名されましたかな。これが大事だとおもうんだけれど。

静かなナベプシュー                 緑水

2007/03/21(Wed) 21:11:48  [No.6635]


Re: 【湖北】栃ノ木峠から音波山へ (画像サイズ: 1024×768 461kB)

緑水さん こんばんは

> 17日は凄い風じゃなかったですか、緑はこの日は鉄の平に花見に行きました。

けっこう寒風が吹いてましたが、ちょうど風の来る北側がすばらしいブナ林の緩斜面で、
風当たりはたいしたことありませんでしたよ。

> 和田山スキー場は静かでっせ、もう知って貰ってるでしょうが山スキーはシ〜〜ン

オフピステが静かなのはあたりまえでしょうが。
営業スキー場の話ですよ。

> んで、ワカン歩行は、なに術と命名されましたかな。これが大事だとおもうんだけれど。

これは名無しのゴンベさんや。
昔ながらの歩き方だもんね。
さあ、焼酎でも飲みながら、ゴールデンウィークのボヘプランを練ろうか。

よい山旅を!
                               洞吹(どうすい)

2007/03/21(Wed) 22:22:12  [No.6639]


洞吹さん こんばんは

 この山域、私もその気になって秋にベルグスキー場のレストハウスまで車で上って
尾根や谷を眺めていたんです。

去年は、4月末でも大黒山に十分な雪がありましたので
ここなら 4月でも雪を楽しめるな
と考えてましたが、今年は3月末が限界でしょうね

>これはスノーシューによる「みずすまし歩行術」の後遺症に違いない。

いろんな道具で楽しませて貰ってますが、やっぱ それぞれ使い方が違うんですよね
私の場合 テキトーですが・・

雪山だけでも ワカン スノシュ− 山スキー ・・
谷でもフェルトとラバーソール とか 

>勘を取り戻してきたのか、普通に歩けるようになった。
>ああよかった。

私も美濃俣丸で久々のワカン歩きでした。

>巡視路と分かれてからは、素晴らしいブナ林と笹藪の中のケモノ道を辿った。
>そしてこの最後の登りで、山頂まであと200mくらいだったのだろうか。
>密藪に身体をねじ込むようにしてじりっじりっと前進するが、

巡視路を離れるとゲキヤブですか 巡視路は春なら歩けそうですかね

この山域、中の河内に友人が居ますので季節時々、やまや川の幸を
一緒に楽しませて貰ってます。

熊狩りは同行出来ませんでしたが・・・

では また よい うどん鍋山旅を

    SHIGEKI

2007/03/22(Thu) 21:43:16  [No.6644]


Re: 【湖北】栃ノ木峠から音波山へ (画像サイズ: 1024×768 243kB)

SHIGEKIさん こんばんは

>  この山域、私もその気になって秋にベルグスキー場のレストハウスまで車で上って
> 尾根や谷を眺めていたんです。

おや、レストハウスまで車で上がれましたか。
ワシは、初夏のときも今回も、入り口を車で塞いで通行止めにしてありました。

> 巡視路を離れるとゲキヤブですか 巡視路は春なら歩けそうですかね

激藪のひとつましなやつで、密藪って言ってますが、
無雪期でちょっと歯ごたえのあるのは最後の登りだけです。
そこまでのブナ林は、多少の笹分けで、福井県側の斜面をテキトーに歩けますね。
いいところです。
巡視路は問題なし。

画像は、音波山から高時川支流源流をはさんで大黒山。

よい山旅を!
                                洞吹(どうすい)

2007/03/22(Thu) 23:19:41  [No.6654]


洞吹さん、こんばんは。
そちらも音波でしたか。
私は21日に福井側の樫尾谷から入りました。
山頂から栃ノ木峠へ伸びていたワカントレースは4日前の洞吹さんのものだったのかな?
Y夫妻と洞吹さんやったりしてと冗談で言ってたんですが、ホントでしたね。(^^ゞ
次のピークまで足を伸ばせばもうひとつ充実しますよ。でかいブナもあるし。
次回はぜひ福井側からどうぞ。(^^)

しかしいい山域ですね。スキー場がなければね・・・

           山日和

2007/03/22(Thu) 22:15:39  [No.6649]


Re: 【湖北】栃ノ木峠から音波山へ (画像サイズ: 1024×768 247kB)

山日和さん こんばんは

> そちらも音波でしたか。

そちらも音波でしたか。

> 山頂から栃ノ木峠へ伸びていたワカントレースは4日前の洞吹さんのものだったのかな?
> Y夫妻と洞吹さんやったりしてと冗談で言ってたんですが、ホントでしたね。(^^ゞ

そうですね、きっと。

> 次のピークまで足を伸ばせばもうひとつ充実しますよ。でかいブナもあるし。
> 次回はぜひ福井側からどうぞ。(^^)

次のピークのほうが音波より高いんだから。
でかいブナもあるのですか。
来シーズンは、福井県側から上がってみますわ。

> しかしいい山域ですね。スキー場がなければね・・・

楽しめますね。
スキー場は、思ったより規模が小さいので、まあしかたないですかね。
スキーヤーホイホイと思えば、それなりの効用が……ないか。(^^;

よい山旅を!
                               洞吹(どうすい)

2007/03/22(Thu) 23:32:10  [No.6656]


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