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  紅葉を求めて 鈴鹿三池岳 投稿者:たんたん
紅葉を求めて 鈴鹿三池岳 (画像サイズ: 2048×1536 796kB)

 テレビや新聞で紅葉のたよりを聞くたびに、山に行きたくてうずうずしてきました。
 たまには違う山域にも行ってみようかと思いましたが・・・やはり鈴鹿の紅葉が見たい!

【月 日】11月5日(土)
【目的地】三池岳(971m)
【同行者】なし
【行 程】八風射撃場 9:20 → 中峠 10:00 → 八風峠10:30/40
    → 三池岳10:50/11:45 → お菊池12:10/15 → 八風射撃場13:05

【報告】
 鈴鹿の中でも藤原岳と釈迦ヶ岳の間は私には馴染みの薄い地域である。その中で古い街道である八風峠や三池岳のことは気になっていた。ガイドの紹介では静かで穴場的な感じの山のように書かれている。紅葉も期待できそうだと気に入って、登ってみることにした。

 よく行く朝明と違い八風キャンプ場への道は非常にわかりにくかった。途中何度か曲がるところを間違え、桑名ICを降りてから50分もかかってしまった。それでも山麓に近づくにつれ目の前に迫ってくる山の様子がすばらしくダイナミックだ。もちろん目指す山も視界に入っている。

 射撃場の前の舗装が切れた少し先に数台の車が停まっており、自分もその端に何とか停めた。 広い林道は砂防工事のために開かれた道らしく、広いが転石がごろごろしていて歩きにくい。砂防ダムがかなり上流まで造られていて、昔の街道の面影は失われてしまっているようだ。
 
 道が右岸に渡ると登山道になり、紅葉した木の下を歩くのがなかなか心地よい。山一面紅葉ということはないが、シラキやシロモジが鮮やかに色づいて目を楽しませてくれた。沢を離れ細い山道を折り返しながら登る。途中に置かれている三体の地蔵尊は、旅の安全への祈りを込めた多くの人に拝まれたことだろう。
 地蔵尊を回り込むと登りが緩くなり、いい雰囲気の落葉樹の林になった。木の間に目指す三池岳が見え、折り返しながら稜線に近づいてゆく期待感がたまらない。

 稜線に出るとすぐ峠かと思ったら道はしばらく潅木の林を通り、最後風化の進んだ砂礫地をよじ登ると写真で見覚えのある鳥居がたっていた。写真で見る峠の風景は忘れ去られていく古い街道のうら寂しい雰囲気に見えたが、実際に訪れてみると鈴鹿の山々を見渡せるすばらしい立地であった。
 風当たりの強い場所とみえて、あまり目を引くような草はなかったが、草地に1輪だけ竜胆が青い花を咲かせていたのが印象的だった。

 目指す三池岳はすぐ向こうにあり、白い露岩のあたりに数人が休んでいるのが見えた。峠から小さなこぶをいくつか上り下りして、見えていた露岩のあたりに着くとそこが標石の立つ山頂だった。
 北に見える竜ヶ岳はとても雄大で、アルプスの山かと思えるほどの風貌に見えた。南は釈迦ヶ岳で、南面しか見慣れていない私には全く別の山のように見えた。そこに続く稜線も辿ってみたい気分に駆られる。
 西に見える尖った山は地図に名の載ってない割山だろうか。八風峠から北に広がるなだらかな斜面は、既に葉を落とした灰色の梢に交じり赤や黄色の鮮やかな紅葉が散りばめられている。そこに鮮やかな緑の三角錐(杉の木)が点々と突き出ている様子は、鈴鹿の山らしい秋の風景でとても好きだ。

 1時間近くもそこで過ごした後、潅木に囲まれた三角点を経て、まぶしいばかりの黄色に彩られた尾根を下っていく。崩壊しかけた砂礫地から見る谷の向こう側の斜面も赤・黄・緑と様々な色が混じり合って美しい。深紅のサラサドウダンや黄色のシロモジなど登山道では紅葉は見上げるものばかりだが、好天のこの日は絶好の紅葉観賞ができた。ただ、麓の射撃場から聞こえてくる銃声だけが耳障りだ。

 尾根の途中にあるお菊池の存在も、このコースが気になった理由だった。池自体は小さなものだが、池があること自体が不思議でなんだか神秘的だ。そこから少し下り分岐点を右手に進む。道は明瞭だが細い上に傾斜がかなりきつくて、木につかまりながらスピードを殺して下っていく。
 沢の音が聞こえてきて傾斜とともに気も緩んだ。林道に出る手前、道に大きなシマヘビが横たわっていた。どっかの山と同じような状況ではないか。ただ今度はまたいでは通れない。毒蛇ではないのだが気が荒い奴なのでちょっと困った。木の枝でつついてみたら鎌首をもたげてきたが、もう一回つついたら道をあけてくれた。
 山ではひっきりなしに聞こえてきていた銃声も、降りてきた頃には静まっていた。

2005/11/07(Mon) 23:35:51  [No.868]


  ついでに福王山 投稿者:たんたん
ついでに福王山 (画像サイズ: 2048×1536 811kB)

 三池岳からの帰りにもう一つ。


【月 日】11月5日(土)
【目的地】福王山(598m)
【同行者】なし
【行 程】福王神社駐車場 13:25 → 福王神社 13:40 → 奥ノ院13:55
    → 福王山14:00/05 → 福王神社14:25 → 福王神社駐車場14:40

【報告】
 フクオウソウというキク科の草がある。鈴鹿では割とよく見かける、葉のかたちに特徴のある草であるが、この名前の由来が福王山であることが図鑑に書いてあった。
 9月(鎌)、10月(朝明)に行った山では花が咲いていた。タンポポを小さくしたような白っぽい花がうつむいて咲く、ちょっと渋い感じのする花である。ほとんど全山植林されているように見える福王山には果たしてあるのだろうか。
 福王山は平野から見ると鈴鹿の稜線から離れた岡のような盛り上がりに過ぎず、登る山としてはあまり魅力を感じない山である。わざわざ登りに来ることはまずないだろう。山から降りてきた時間がまだ早かったため、ついでに行ってみようと思った。

 参道の入口にある広い駐車場に車を置き、お茶だけ持って神社を目指す。急勾配のコンクリート舗装の参道を歩いて登ると、更に上にも駐車場があった(しまった!)。鳥居をくぐると大きな杉林を参道が通っており、神さびたおごそかな雰囲気だ。名のある神社だけあって参拝者もぼつぼつ見られ、長い階段をゆっくり登っている。
 老人達を追い越すと、「若い人は元気だねぇ〜」と声がかかり苦笑い。ひと登りしてきた後なので私も疲れてるんだけど、いつものリズムで足が出てしまうので仕方がないのだ。
 本殿は立派なのだが社務所は閉じられていて常駐はしていないようだ。本殿に参拝してから登り口を捜すと、右手の建物のわきに奥の院への道の入口があった。

 登っていくとあたりは全て杉の植林で、間引きされたのか切られた木が搬出もされずそのまま転がされていた。見通しよいのはいいが、目を引く木や草も花もない。石彫りの七福神が点々と置かれており、裏の刻銘を見ると大正15年となっていた。
 七福神から上は奥ノ院参道の標識があるのみで風景の変化も何もない単調な登山道。汗が吹き出てきて休み休み登る。水場もあったが、地中からしみ出てくる水を埋め込んだ15センチほどの輪切りのパイプに溜めただけのもので飲めそうにない。覗くと沢蟹が2匹入り込んでいた。

 登り詰めたところはT字になっていて、奥ノ院は左手にあった。祠までの間は掃き清められていた。祠に参ったあと、T字を逆方向に進んでみた。
 この山にもやはり登ってみようとする人はいるらしく踏み跡が続いている。全山植林と思っていたが左手には一部雑木林が残されており、午後の日を浴びてそこだけ明るい。踏み跡を辿っていくとやがてルートがわからなくなるが、見通しの利く杉林なので高いほうを目指していけばどこを歩いても良い。

 これより高いところは無い、と思しき場所に着くと木に1枚だけ福王山のプレートが着いていた。展望も全くなく、山頂での楽しみは何も無い。プレートが少ないのも無理ないか。
 北側の斜面は雑木林になっており、歩くならこちらの方が面白そうだ。

 帰りは来た道をそのまま戻った。膝の腱がちょっと痛んできて、いつにも増して下りには難儀した。神社に下ると参拝者がけっこうきていた。普通の参拝者には高齢者が多くて、奥ノ院を見てみようという物好きはいないようだ。
 神社はともかく、この山に登りにくることはおそらくもうないだろう。
 それと、結局フクオウソウを見つけることはできなかった。

2005/11/07(Mon) 23:39:56  [No.869]


  Re: ついでに福王山 投稿者:コダマ

たんたんさん、こんばんは。

この日、私が眺めていた方角にいらしたんですね。福王山はちょうど何かのお祭りを
していた日に登りました。風情があって日本らしくてよかったです。

三池岳はいい山なのに、下のほうはバンバン煩くて登山者にとっては顰蹙ですよね。
人それぞれストレスの発散方法が違います。街の中に防音の施設を作った方が、
音が気にならないと思うのですが、ニーズに合わないのでしょうね。

>  老人達を追い越すと、「若い人は元気だねぇ〜」と声がかかり苦笑い。

たんたんさんは本当にお若く見えます。30代くらいに。
年齢を尋ねて、「えっ!! (◎◎)」と言ってしまったのを思い出しました。

>  それと、結局フクオウソウを見つけることはできなかった。

副王山で初めて発見された花なんですね。初めて知りました。

私もまだ鈴鹿未踏の山がありますし、未踏の登山ルートは沢山あります。
紅葉の藤原岳にも行きたいけど混んでるでしょうし、たんたんさんの
レポートを読んで、私も未踏の山を踏まなくては!と思いました。

2005/11/08(Tue) 21:22:02  [No.877]


  Re: ついでに福王山 投稿者:たんたん
Re: ついでに福王山 (画像サイズ: 1536×2048 790kB)

> >  それと、結局フクオウソウを見つけることはできなかった。

 そのフクオウソウです。先月朝明で撮ったものです。


> 私もまだ鈴鹿未踏の山がありますし、未踏の登山ルートは沢山あります。
> 紅葉の藤原岳にも行きたいけど混んでるでしょうし、たんたんさんの
> レポートを読んで、私も未踏の山を踏まなくては!と思いました。

 今年は鈴鹿の未踏の山にもいくつか登りましたよ。
 油日、那須が原、高畑、鍋尻、と名古屋からでは行きにくい山ばかり集中的に行きました。特に那須が原前後の縦走など、自分でもよく行ったなあと思います。今行けといわれてもおそらくダメでしょう。

 鈴鹿もよく行っているようで、実はよく行く山と行かない山がありまして、竜ヶ岳などは18年ほど前に1度行ったきりなんです。
 来週の土曜日は仲間と雨乞岳に行く予定がありますが、これも何と20年ぶり!

2005/11/10(Thu) 23:05:45  [No.911]


  Re: 紅葉を求めて 鈴鹿三池岳 投稿者:とっちゃん(こと)

たんたんさん、こんばんわ〜。

>  テレビや新聞で紅葉のたよりを聞くたびに、山に行きたくてうずうずしてきました。

ううっつ〜。テレビや新聞だけじゃないです〜。HPやこの掲示板も〜。
私もうずうずしながら、足の故障で、自宅待機。
つら〜い、秋です〜。(ーー;)管理人の通さんも〜。

鈴鹿の麓に住まいしながら、三池岳へは、考えてみたらまだ一度も行ってなかったです。
岩が峰から、稜線を歩いて、栃谷の左岸尾根を下ったことはあったのですが。

>好天のこの日は絶好の紅葉観賞ができた。

秋は紅葉が綺麗なんですね〜。一度ぜひたずねてみたいです。

副王山も、未踏の地、その名のついた草花があるとは初めて知りました。

2005/11/10(Thu) 18:39:30  [No.909]


Re: 紅葉を求めて 鈴鹿三池岳 (画像サイズ: 2048×1536 772kB)

 とっちゃんさんこんばんは!


> ううっつ〜。テレビや新聞だけじゃないです〜。HPやこの掲示板も〜。

 ビジュアルな情報は効果的ですね。
 この掲示板も写真が載せられるようになりますます面白くなってきました。

>
私もうずうずしながら、足の故障で、自宅待機。
> つら〜い、秋です〜。(ーー;)管理人の通さんも〜。

 心中お察し申し上げます。じっくり治して復活されますよう。


> 鈴鹿の麓に住まいしながら、三池岳へは、考えてみたらまだ一度も行ってなかったです。

 掲示板のみなさんでも麓にお住まいの方が多いですね。羨ましいかぎりです。
 高速の沿道なので鈴鹿に行くには便利なんですが、それでもお金と時間がかかるしねぇ〜。


> 岩が峰から、稜線を歩いて、栃谷の左岸尾根を下ったことはあったのですが。

 岩が峰がどこか知らないのですが、釈迦の北側で東に伸びる尾根が分岐するあたりのことでしょうか。
 三池から眺めた釈迦への稜線もちょっと興味をそそりました。

2005/11/10(Thu) 23:22:13  [No.912]


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