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スレッド303: 【南ア】小渋川から明石岳
日時: 2010/08/31 22:52
名前: skywalk ID:7iwTMpew

 夏山遠征第3弾は、8月22日から23日にかけて南アルプス赤石岳に伊那側の小渋川から目指すことにした。このルートはかつて小渋川沿いに登山道があったようだが、現在は尾根道が始まる広河原まで小渋川を遡行していかねばならない。遡行は滝や淵があるわけではないが、水量が多くて流れも速いところを20回くらい渡渉していかねばならず8月12日にも愛知県の高校の先生が流され水死体で上がったところだ。
 このルートはたしかOkuさんもレポートを出していたので2番煎じだと思うが、普通の人から見たレポということで参考になればと思う。
絵日記版http://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/27052442.html
http://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/27084957.html

 朝4時前に鈴鹿を出発。中央道松川インターから大鹿村の大河原まで来たら小渋川沿いの細い道に入り途中の小渋温泉をやり過ごして更に車を進める。やがて道路はゲートで通行止めとなるので車を止め歩き始める。厳しい状況も予想されるので今回は荒川小屋に泊まることにして装備は極力少なくした。

 40分程歩くと大きな七釜橋が見えるので事前シミュレーションどおり河原に下りて沢足袋に履き替え遡上開始。河原を歩き始めると林道で追い抜いた登山者も沢装備に履き替えて後方から付いて来た。暫く河原を歩いて渡渉を繰り返していたが、右側に造られた護岸道路のようなものが延々と続いているのでそちらへ上がって進むことにした。

 やがて護岸道路も途切れて、また河原へ降りて遡上を再開すると右側から棒沢が流れ込むところまで来ると川底はだんだん深くなり渡渉は困難になってくる。渡渉点を探していると後の登山者が股下くらいの流れをうまく渡っていった。こちらも後に続くが、バランスを崩したら一気に流されてしまうだろう。ひやひやもので後を追うが先行者は慣れているようでどんどん行ってしまう。

 9時5分、やっとのことで高山滝まで来た。一休みする先行者に聞くと地元の方で何度もここへは来ているようだ。さて、この伊那ッチさんは先へは進まず高山滝の奥の沢へ入っていくようだ。この先も深いところはあるが、今までと同程度とのこと。

 2箇所くらい深いところがあったが、その先は渡渉も楽になってきた。キタ沢を過ぎると渡渉もなくなりだらだらと河原を歩く。右から本岳沢が流れ込むところに広河原小屋の標識が出ていた。沢から上がって平坦なところを少し進むと大きいけれど古ぼけた避難小屋があった。中に入って見ると屋根が少し破れていて崩壊するのも時間の問題と思われた。

 小屋の中でズボンや靴を履き替えたら出発。小屋をでたところで下山者に出合った。沢沿いに左のほうへ行こうとしたらルートは尾根沿いに進んで右側に尾根に登るところがあると言う。言われたとおり右よりに進んでいったが、尾根の取り付きらしきところは見つからず。どんどん進んでしまい、さすがにおかしいと思って引き返すと山側の土壁が少し崩れたところがあり試しに登って見ると草に覆われた先に赤テープがあった。帰りに確かめたら取り付き点の立ち木に赤ペンキでマーカーがあった。

 倒木を越えたところから戻るようにしてトラバース道が続いていた。尾根に出てみると普通の登山道でほっとした。途中、倒木帯でルートが不鮮明なところもあったが、基本的に尾根道だから迷う心配はない。ルート上には、小屋から大聖寺平までの距離を示す標識が出ていて目安になった。
 12時半、残り3kmの標識のところでランチタイム。ルートはしっかりしているし、ここまでくればもう安心。周りはシラビソの森でその枯葉が絨毯のように積もって気持ちがいい。
 40分ほど登ると「舟窪」の標識があるところに出る。名前の通り二重山稜の間が船底のように窪んでいる。ここから周りはダケカンバが増え、やがて低木帯になりハイマツ帯に変わっていく。低木帯から枝が伸びて歩きにくくなるが、ルートを見失うほどではない。

 ハイマツ帯を抜けガレの斜面をトラバース気味に登っていくとガスの中に見覚えのある大聖寺平が見えた。14時20分、大聖寺平に到着。一休みして出発したら前から登山者が歩いてきたので聞いて見ると北沢峠から3泊くらいして縦走してきたと言う。今日は赤石避難小屋に泊まって聖岳を目指すという。年はまだ現役世代のようだが、今時優雅な山旅をする人もいるものだと羨ましかった。

 14時50分、荒川小屋に到着。小屋は小奇麗で気持ちよく水洗トイレまで完備している。
 ロケーションも抜群で周りは種々の花が咲き乱れる花畑になっている。一番目立つのはマツムシソウで水場の周りは名前も知らない美しい花が群落を作っている。

 小屋の経営は東海フォレストから県営に変わったようだが、夕食のカレーがお代わり自由なのは昔のまま。おかずもちゃんと付いていて北アルプスの小屋にも劣らない充実ぶりだ。団体さんもいたようで日曜日にしては、多めの宿泊客も8時に消灯したら寝るだけ。不眠症の私は相変わらず朝まで寝返りを打つだけだ。明日は晴れるだろうか。
〔2日目8/23〕
 小屋の朝食は4時半と早いので3時半位からスタッフが起き出してガタガタと音がし始める。4時には、泊り客も起き出してトイレに行ったり、荷物を点検したりして賑やかになってくる。4時半から食事をする気にもならないので朝食はコンビニで買ったオニギリを山頂で頂こう。朝食が始まると外も明るくなってきたのでトイレへ行って見ると、雲一つないド快晴だ。
 今日は、行き先を決めてなかったが、悪沢岳往復は6時間かかるので帰りの日程を考えると無理。中岳往復だと時間が余りすぎてもったいない。中間を取って赤石岳往復で落ち着く。

 5時、小屋を出発。大聖寺平まで水平道で足慣らしにはちょうどいい。目の前には、小明石岳の大きな山塊がどっしりと居座り、振り返ると中岳が峻険な岩肌を見せている。

 明石岳周辺で一番幅を利かせているのは、トウヤクリンドウ。みな蕾で咲いているのは無かった。チシマギキョウも多い。

 5時58分、小明石岳の手前のピークについた。ここまで登ると残りはアップダウンも少なくたらたら行けばオーケーだ。

 6時37分、明石頂上についた。頂上には、夫婦が一組登頂の満足感を味わっていた。3120mの頂上は、全然寒くなく生暖かいくらいで下界は今朝も熱帯夜で明けたのかと思うと現実に引き戻されて少々嫌になる。今から帰った時のことを考えてもしょうがない。文句なしの景色を楽しみながら朝食のオニギリを頬張る。
 北側は中岳、悪沢岳、千枚岳が連なってパノラマを見せている。

 南は聖岳まで南アルプスらしいゆったり稜線が連なっている。

 富士山だけは、別格で空中にぽっかりと浮かんで異彩を放っている。

 さあ、花も見た。山も見た。美味しい空気も吸った。下山しよう。
 7時53分、大聖寺平に戻り登りと同じところを下る。
 2時間で広河原小屋に戻り、小屋に干しておいたショートパンツと沢足袋に履き替える。最後の一仕事の前にビールを沢で冷やして一服する。一服して出発すると目の前を下山者が歩いていく。聞いてみると新潟から新幹線でやって来て二軒小屋から悪沢岳に登り荒川小屋に泊まっていたらしい。このまま小渋温泉まで下ってバスに乗るそうだ。
 高山滝手前の渡渉点で先に私が渡った後の少し上流で浅瀬を見つけていとも簡単に渡ってきた。その後も同じような調子で目がいいのか、勘がいいのかうまく渡渉点を見つけて簡単に渡ってしまう。こりゃ、もうこの先はSIXセンスさんにお任せして付いていこう。

 また、深そうなところで渡渉点を探っていたら、「こちらが行けそうだ。」と右岸のガレ沢を登っていく。「おいおい、そんなとこ登ったって降りられるとは限らないよ。」しかし、6センスさんには、凡人の心配など無用だった。100mの岩を通してもその先が見えていたのだ。右岸の斜面を恐々付いていったらトラロープで河原に降りられるようになっているではないか。
 こうして6センスさんのお陰で危なげなく川を下ったら七釜橋まで戻り林道を歩いてゲートに戻った。もちろん小渋温泉までは車でお送りさせていただいた。
 時間はまだ早く悪沢岳も行けていたかもしれないが、次回の目標としよう。
No.1: Re: 【南ア】小渋川から明石岳
日時: 2010/09/04 11:20
名前: バーチャリ ID:yzsdm/hc

skywalkさん 今日は


間違っていたらごめんなさい
5月のオフカイの時に 山シャクの盗掘されていると教えて頂いたかたですかね。


>  夏山遠征第3弾は、8月22日から23日にかけて南アルプス赤石岳に伊那側の小渋川から目指すことにした。このルートはかつて小渋川沿いに登山道があったようだが、現在は尾根道が始まる広河原まで小渋川を遡行していかねばならない。遡行は滝や淵があるわけではないが、水量が多くて流れも速いところを20回くらい渡渉していかねばならず8月12日にも愛知県の高校の先生が流され水死体で上がったところだ。
>  このルートはたしかOkuさんもレポートを出していたので2番煎じだと思うが、普通の人から見たレポということで参考になればと思う。

渋いコース通りされたのですね。
マップを見ると登山道はありますが、登山道の方が時間かかる為河原を


>  、尾根の取り付きらしきところは見つからず。どんどん進んでしまい、さすがにおかしいと思って引き返すと山側の土壁が少し崩れたところがあり試しに登って見ると草に覆われた先に赤テープがあった。帰りに確かめたら取り付き点の立ち木に赤ペンキでマーカーがあった。

単独で初めての所テープを見るとほっとしますね。


>  14時50分、荒川小屋に到着。小屋は小奇麗で気持ちよく水洗トイレまで完備している。

小屋は新しく建て替えられたのでしょうか。

>  ロケーションも抜群で周りは種々の花が咲き乱れる花畑になっている。一番目立つのはマツムシソウで水場の周りは名前も知らない美しい花が群落を作っている。

マツムシソウを見ると秋の気配を感じますね。
北のお花畑よりも南アルプスのお花畑が好きかも


> 〔2日目8/23〕
>  小屋の朝食は4時半と早いので3時半位からスタッフが起き出してガタガタと音がし始める。4時には、泊り客も起き出してトイレに行ったり、荷物を点検したりして賑やかになってくる。4時半から食事をする気にもならないので朝食はコンビニで買ったオニギリを山頂で頂こう。朝食が始まると外も明るくなってきたのでトイレへ行って見ると、雲一つないド快晴だ。

天気に恵まれましたね。

>  6時37分、明石頂上についた。頂上には、夫婦が一組登頂の満足感を味わっていた。3120mの頂上は、全然寒くなく生暖かいくらいで下界は今朝も熱帯夜で明けたのかと思うと現実に引き戻されて少々嫌になる。今から帰った時のことを考えてもしょうがない。文句なしの景色を楽しみながら朝食のオニギリを頬張る。
>  北側は中岳、悪沢岳、千枚岳が連なってパノラマを見せている。


登頂おめでとうございます。
大パノラマが待っていましたね。

>  さあ、花も見た。山も見た。美味しい空気も吸った。下山しよう。

気をつけて

>  7時53分、大聖寺平に戻り登りと同じところを下る。
>  2時間で広河原小屋に戻り、小屋に干しておいたショートパンツと沢足袋に履き替える。最後の一仕事の前にビール

早いですね、
駆け足で下りましたか

>  こうして6センスさんのお陰で危なげなく川を下ったら七釜橋まで戻り林道を歩いてゲートに戻った。もちろん小渋温泉までは車でお送りさせていただいた。

親切な方ですね、いい事ありますよ。

>  時間はまだ早く悪沢岳も行けていたかもしれないが、次回の目標としよう。

周回コースが御進めです。
百間平も

   バーチャリ
No.2: Re^2: 【南ア】小渋川から明石岳   [No.1への返信]
日時: 2010/09/04 21:22
名前: skywalk ID:dHsupQZM

バーチャリさん こんばんは
>
>
> 間違っていたらごめんなさい
> 5月のオフカイの時に 山シャクの盗掘されていると教えて頂いたかたですかね。
残念ながらオフ会には出たことがないんです。いつも地元の鈴鹿で開いてくださるのですが、引っ込み思案なせいか機会がありません。
>
>
> 渋いコース通りされたのですね。
> マップを見ると登山道はありますが、登山道の方が時間かかる為河原を
新しい地図でも登山道が書かれているものがありますが、広河原までは小渋川を遡上するようになっていると思います。現在の地形図では七釜橋から高山の滝まで破線すら描かれておりません。古い地形図や地図には小渋川左岸にルートが書かれていますが、今は何も残っていないと思います。
>
>>  、尾根の取り付きらしきところは見つからず。どんどん進んでしまい、さすがにおかしいと思って引き返すと山側の土壁が少し崩れたところがあり試しに登って見ると草に覆われた先に赤テープがあった。帰りに確かめたら取り付き点の立ち木に赤ペンキでマーカーがあった。
>
> 単独で初めての所テープを見るとほっとしますね。
ここも地形図とは異なっているところで地形図では広河原から沢沿いにかなり進んでからジグザグに尾根へ上がるようになっていますが、そのルートが残っていたとしても尾根に出るには、かなり大変だと思います。
>
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>>  14時50分、荒川小屋に到着。小屋は小奇麗で気持ちよく水洗トイレまで完備している。
>
> 小屋は新しく建て替えられたのでしょうか。
’96年に立て替えられたそうです。
>
>>  ロケーションも抜群で周りは種々の花が咲き乱れる花畑になっている。一番目立つのはマツムシソウで水場の周りは名前も知らない美しい花が群落を作っている。
>
> マツムシソウを見ると秋の気配を感じますね。
> 北のお花畑よりも南アルプスのお花畑が好きかも
北岳周辺も花の種類や量が多くていいのですが、人ごみも北並みで気にならない人はいいでしょうが。明石、荒川周辺は山の雰囲気もいいし、花も多くて人も多くないので抜群です。唯、アプローチがとても悪いのが難点で、今回このルートを確認できたので定番にしたいと思ってます。
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>> 〔2日目8/23〕
>>  小屋の朝食は4時半と早いので3時半位からスタッフが起き出してガタガタと音がし始める。4時には、泊り客も起き出してトイレに行ったり、荷物を点検したりして賑やかになってくる。4時半から食事をする気にもならないので朝食はコンビニで買ったオニギリを山頂で頂こう。朝食が始まると外も明るくなってきたのでトイレへ行って見ると、雲一つないド快晴だ。
>
> 天気に恵まれましたね。
外遊びですから、天気が良くないことには始まりません。
>
>>  6時37分、明石頂上についた。頂上には、夫婦が一組登頂の満足感を味わっていた。3120mの頂上は、全然寒くなく生暖かいくらいで下界は今朝も熱帯夜で明けたのかと思うと現実に引き戻されて少々嫌になる。今から帰った時のことを考えてもしょうがない。文句なしの景色を楽しみながら朝食のオニギリを頬張る。
>>  北側は中岳、悪沢岳、千枚岳が連なってパノラマを見せている。
>
>
> 登頂おめでとうございます。
> 大パノラマが待っていましたね。
前回着た時にはガスってたのでリベンジも果たせました。
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>>  さあ、花も見た。山も見た。美味しい空気も吸った。下山しよう。
>
> 気をつけて
>
>>  7時53分、大聖寺平に戻り登りと同じところを下る。
>>  2時間で広河原小屋に戻り、小屋に干しておいたショートパンツと沢足袋に履き替える。最後の一仕事の前にビール
>
> 早いですね、
> 駆け足で下りましたか
少し言葉足らずですが、もちろん大聖寺平から2時間という意味です。舟窪から先は歩きやすくてどんどん下れました。
>
>>  こうして6センスさんのお陰で危なげなく川を下ったら七釜橋まで戻り林道を歩いてゲートに戻った。もちろん小渋温泉までは車でお送りさせていただいた。
>
> 親切な方ですね、いい事ありますよ。
期待してます。
小渋温泉も随分山の中でバスが来るとは思えないようなところでした。
>
>>  時間はまだ早く悪沢岳も行けていたかもしれないが、次回の目標としよう。
>
> 周回コースが御進めです。
> 百間平も
家庭の事情で前夜泊なしの1泊が限度なので今回のコースを選んだ次第です。自由に時間が取れるようになったらゆっくり巡ってみたいです。
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