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スレッド4: 【鈴鹿】 宮指路~入道 縦走のあとに・・・・
1. 犬返しの険

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2. 宮指路岳馬乗り岩

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3. イワクラ

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日時: 2010/03/15 20:04
名前: FRESH_BREEZE ID:U.X2sa1M

【日 時】2010年3月14日(日)
【山 域】鈴鹿 宮指路岳 946m 入道ヶ岳906m
【天 候】晴れ
【メンバー】T氏、Sさん、Uさん、Fresh_Breeze
【コース】小岐須渓谷ゲート8:25――8:48林道終点――9:42小社峠――10:55宮指路岳――12:05イワクラ尾根分岐12:28――13:48入道ヶ岳14:06――池ヶ谷右岸尾根――15:34大石橋――15:43小岐須渓谷ゲート

 東名神四日市ICあたりから見る鈴鹿の山々は、3日前の雪化粧がうそのようにその姿を真っ青な空の下に長く横たえていた。小岐須渓谷山の家や大石橋あたりの駐車場はほぼ満杯で、一瞬不安になるが一番奥の林道ゲート前はわずかに1台の先行者のみでほっとする。
 身支度を整えて出発しようとすると、Sさんが「アイゼン要りますかねぇ?」と聞く。「ボッカ訓練で持って行ったら?」と答えると笑いの渦に包まれた。早速3日前の木曜日は思わぬ降雪で、志半ばであっさりと降りてしまった小社峠へ向かう。

 「雪がないと全然雰囲気が違いますね。」ほんの3日前に同じ道を通っているはずの道を記憶を確かめながら歩いていく。シリセードで下った小社峠直下は結構石がごろごろしていてびっくりする。

 小社峠で30歳くらいの男性と会う。彼は石水渓から仙ヶ岳経由で行けるところまで行くという。テント担いで頑張って歩いていった。頼もしい青年だった。山で会う人たちはどうしてあんなに笑顔が輝いて見えるのだろう。

 水溜りのようにわずかに残った残雪の稜線は、縦走を始めてから、今までに無い好天で初めて合羽のお世話にならなくてすみそうだ。振り返ると仙ヶ岳の双耳峰が美しく聳え立っている。
 そしてそこから縄がたるんだように続く仙鶏尾根のなだらかな稜線にしばし目を奪われた。

 さあ、きょうは入道まで行こう!右斜め前にもっこりとした山容で待ち構える入道を見ながらワクワクした気持ちで歩き出した。

 ところどころ痩せた尾根や岩の小ピークを過ぎると、面白いすごいブナを見つけた。
 何本も根を張ってザレてしまった尾根芯にぶら下がってから、天に向きなおして頑張っているブナだ。すごい生命力だ。タコ足のブナと名づけておこう。

 イワクラ尾根分岐まで快調に歩いた。腹が減ってきたのでここでヒルメシにしよう。
 先日アウトレット長島のモンベルで買った、ジェットボイル用のガスボンベを初めて使ってみる。小さいながら中のガスはイソブタンとプロパンで厳冬期でも強力な火力が得られるそうだ。こっそりと詰め替え充填をもくろんでいるが、家庭用のこの手のガスボンベは通販でしか取り寄せられないかもしれない。

 今日もカップヌードルBIG。いつもこれ。考えてみると3日に1回食べていることになる。今度は助六寿司にしよう。

 3グループぐらいの人たちが通り過ぎていく。鈴鹿も中心部に近づくと会う人も多くなってくるのがわかる。特に今日は行楽日和だから薄着の人が多い。

 イワクラ尾根は大きいアップダウンが数回。ひーこら言いながら登ったり、降りたりすると由緒あるイワクラがお出迎えだ。この岩は点を指すように円錐状の岩が鎮座している。「椿大社のご神体だよ。」とか「猿田彦がここから伊勢神宮まで案内したんだよ」とか分かってるふりをして説明して感心されたが、間違ってるんだろうなきっと。

 最後の登りをひぃひぃ言いながら登ると、きれいな声の鳥たちがチィチィ鳴いてくれた。4人でしばし森の合唱隊に聞き入った。

 奥の院の賽銭箱はTさんの所属していた会の元会長さんが、寄贈したものだと教えてくれた。なんせバブルのころに大儲けしたそうで、Tさんは元会長さんに「あやかりますように!」と手を合わせていた。立派な賽銭箱でした。

 北の頭をぐるっと回って鳥居のある入道ヶ岳山頂に到着。ぎゃ~じんが3人。Uさんが「こんにちは」というと「こんにちは」と帰ってきた。山のマナーも心得たぎゃ~じんだった。伊勢湾に向かって座って英語でしゃべっている。鈴鹿ではちょくちょくぎゃ~じんに遭遇する。
 セントレアが見える。御岳山が見える。あれは乗鞍か・・・・。春霞なのか遠方はかすんで見える。どっかりと腰をおろして大休憩。もう何回ここに来ただろう。燦燦と注ぐ日の光を十分あびて、心地よい風に汗を乾かして、さあ!いきましょう。

 「この尾根行きます!」

 このメンバーとの山行きで、今までおとなしくしていたが、ついにやっちまった。
 奥の院から南に大石橋へと連なる尾根がある。前夜から行こうかどうしようかと密かに狙っていた尾根だ。
 一応の同意を取り付けてここからトップで行く。「池ヶ谷→」のプレートの横をすり抜けてアセビの待つヤブに突撃!最初のうちは後続を気にしていたが、「尾根はどこだ~~!」と気持ちの高ぶりと、枯れ枝のポキポキに阻まれ、自分自身が必死になってきた。

 それでもなんとか尾根芯にたどり着いたようで、「尾根芯はここです!」と宣言する。僕はなんとか安堵感が沸いてきたが、他の3人は目が点になっていた。
 「いちおうコンパス合わせましょうか。」というと3人ともコンパスが出てきた。前もって配っておいた1/10000の地形図とにらめっこだ。
 尾根に乗ってしまえば数箇所の支尾根の分かれ目と、広い尾根に緊張するぐらいで歩きやすい尾根であった。こわれた鹿よけの柵と鉄条網に足を取られないように、現在地を4~5回確認しながら地図読みを楽しんで行く。
 最後のドーンの下りは想像通り。それぞれ尻餅を数回して「ラクッラクッ!」の連呼!ドンピシャで大石橋に降り立った時にはみんなが満面の笑顔だった。

 翌日Sさんからメールが届いた。
 「次回はハーネス持って行きます。」
 返信はこう記した。
 「あら?持ってんの?ボッカ訓練で持ってきてね。いちおう鈴鹿縦走だし。」

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