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スレッド282: 【鈴鹿】増水ぎみの蛇谷、最後は滝壺へ
日時: 2010/08/21 14:39
名前: skywalk ID:gYQAWArY

〔メンバー〕単独 〔天候〕晴れ
〔行程〕8:55宇賀渓前国道駐車場>9:30裏道分岐>10:20燕滝>13:00二股手前8m滝>14:35竜ヶ岳>16:40国道駐車場
画像付きhttp://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/26958975.html

 8月15日の日曜日。週末の土曜日は少し天気が悪かったので遠征はやめて鈴鹿の沢へ行った。今日は定番の蛇谷を選んだ。

 8時55分、国道421号線の駐車場に車を止め宇賀渓キャンプ場を抜け裏道の分岐まで林道を歩く。裏道の登山口には10人ほどの中高年グループが登山準備をしていた。よく見ると男性ばかりで華のないグループだ。準備を整えると裏道の方へ入っていった。今日は暑いしヒルもお待ちかねだろうし、周りはむさ苦しい男ばかり。何かの修業みたいな登山だ。それでも楽しければいいけれど、ご苦労様なことだ。
 こちらは登山口前の東屋で足ごしらえをしたら、つり橋を渡って早速沢へ降りる。土曜日の午後、雨が降ったせいか沢は増水ぎみだ。
 最初の魚止め滝は登山道で高巻き滝上に出た。増水した宇賀川は単純な河原歩きと言うわけにはいかず、早くも本格遡行の雰囲気を楽しめる。

 沢の中で珍しく登山者が一人休んでいた。沢登ではないようだが、200mほど先で進めなくなり引き返したとのこと。錆びた鉄梯子で大岩を越え進むと切り立った両岸が狭まったところを大岩が塞いでいる。水は大岩の左を小滝になって流れ落ちている。小滝といっても水量が多く突破は不可能だ。右側の岩壁も切り立っているが、わずかな足ががりを頼りに大岩との境に取り付きやや強引に腕力まかせで大岩の上に出た。岩の上の壁にはステンレスのボルトが2本打たれていたが、ロープの類は付いていない。常識的に言ってここは何か補助がほしいところだ。

 大岩を通過したら燕滝。切り立った岩壁から豪快に流れ落ちる様は必見ものだ。

 蛇谷の入口はその手前の7m滝から始まる。ここは右側の岩場を登っていける。

 続く15m滝は左ルンゼの右側を木の根を頼りに登れるようになっている。その上の5m滝2本を登ったところに横道登山道が横切っていく。先ほど沢で休んでいた登山者が丁度横切っていくところだった。

 登山道に出ると10m滝が目の前に。普通は左から高巻くところだが、今日は右の壁から登ってみた。
上から3分の1位のところに残置ハーケンが打たれているが、その上はスラブの急斜面でとても登れそうにない。右側へ逃げて低木につかまって滝上に出た。滝上にもステンレスのボルトなど残置があるので中間のハーケンと結んで滝を直登する人もいるのだろう。五階滝の上の10m滝は特に問題なし。

 ゴルジュの中のCS1m滝。昨年は左側から倒木が倒れこんでいて、それに掴まりながらうまく突破できたが、もうなくなっていたのでCSの右の隙間を登ろうとした時、下の岩が転げて足を滑らせた。沢スパッツも付けずむき出しの向こうすねを打ちつけ擦りむいてしまった。何とかCSを乗り越え沢スパッツも付けたが、後の祭り。痛みが引く訳がない。

 CS2条6m滝は滝の間を登って左滝口に出る。

 すぐに厳しそうな10m滝が現れるが、左岩壁にいい足場が続いているのでスリルを楽しみながら越えていける。その上の7m滝も同様だ。

 CS8m滝へ来た。滝下の岩棚まではとりあえず登れるが、後1mちょっとの壁がうまく突破できない。残置ハーケンが歪んでいてカラビナが通らないので用意してきた建築金物のスクリュー付きD環を通してからカラビナを架けた。シットハーネスとロープで結んだらもう安心。上の岩に抱きつきながら、足は左後の足場に乗せ体を投げ出すようにしながら短い足をいっぱい広げて滝上へ出た。登ってみれば何でもないところで確保なしでもと思えるところだった。

 最後の難所となる2条7m滝。昨年もそうだったが、左の滝は増水で簾状に分かれている。昨年も登っているので何とかなるだろうと右の岩壁から取り付き右の滝の中間で足場を探すが、しっかりしたところがない。わずかな手がかりに手をかけながら流れの中を探ってみるが、水圧だけが強くて登れそうにない。止めておけば良かったと後悔するが、もう遅い。足元など見えないから引き返すこともできない。手が疲れてきたので一か八かで足を踏み出したとたん、水に弾かれるように体が宙に浮いた。次の瞬間、ドボン・・ゴボッゴボッ・・ブワッ。わずか数メートルの泳ぎも息をするだけで精一杯。滝壺から這い上がったら、再挑戦なんて気力は残ってなかった。

 適当に高巻いて8m滝に来た。ここは左岸から高巻く。

 右俣に進んで、次の二股で左股へ。源頭部も近いのにまだ岩間滝や10mの斜滝とかあって、一瞬どうやって登ろうかと戸惑う場面も。

 両岸が笹原になり踏み後が出てきたところで左へ出た。踏み後ははっきりしていないが、繋いで行くと中道の笹原が切れる少し上に出た。よく晴れていたので頂上に出てみた。

 14時35分、歩き始めて6時間近く。鈴鹿の沢登りとしては、異例に長く歩いた。誰もいない頂上から少し霞んだ雨乞や御池を目に収めたら中道から下山。16時40分駐車場に戻った。蛇谷は沢ハイカーには、ちょっと手に余る沢だ。

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