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スレッド496: 【乗鞍岳】大崩山
No.2: Re: うさぎのトレースを追って
日時: 2011/01/10 20:11
名前: 小屋番 ID:V1mY9YnI

兎夢さんこんばんわ
いつも活発な山スキーや沢のレポを読ませてもらっています。
このレポを読んで私も3日から4日にかけて行ったばかり。例の駐車場ですれ違っていたかも。
ただし冬の乗鞍の西側は初見参なのでおとなしく3日は金山岩の尾根をちょこっと往復し4日に安房峠往復
しただけです。

>  準備を整えてキャンプ場の駐車場に向かうと多摩ナンバーの車が停まっておりスキーを用意していた。テレマークの二人組で先に出発していった。たぶん四ツ岳に登るのだろう。
私も聞きましたら四ッ岳と言ってましたね。
>  二人に遅れる事20分ほどで僕も出発。先行者がいるというのはありがたいものでしばらくは二人がつけたトレースを利用し楽させてもらった。
新鮮さを感じるのでいつかは行ってみたい。
>  1580m台地に出ると思っていた通り二人のトレースは四ツ岳の北面台地にのる徒渉点に向かって延びていた。こちらはここから大崩山北東尾根に向かう。もちろんトレースなどない。一人ラッセルが始まった。
大崩山への選択もあったんだな。この山はスカイラインからすぐ行けそうなんですが・・・。
スカイラインの入り口にも数台は駐車してましたが輝山でしょうか。
>  取り付きは穏やかでブナの大木に見とれながらラッセル。やがて斜度が増してきて浅い沢を右に左に渡りながら高度を稼いで主尾根に出る。
>  主尾根は穏やかな感じだが斜度がきついところもありキックターンで左右に振って登っていく。樹間から金山岩や四ツ岳の姿が時折見える。
>  人のトレースはないが主尾根にのってからずっと兎のトレースが続いている。まるで山頂まで導いてくれるかの様に。今日はこれを追っていく事にしようか。
うーん凄い馬力を想像します。もうそんなリキは出せないなボクには。
>  緩やかな尾根に出ると細い雑木が増えて若干歩きにくくなる。更に進むとやせ尾根の急登となりここが厄介だった。シラビソだろうか、針葉樹が密になっている。降りてくる時はここの部分を北側の山腹を滑って巻いた。
RFもばっちり。
>  やがて2060mの穏やかな台地に出る。前方にこれから目指す大崩山が初めて姿を現した。まだまだ遠い。果してあそこまで辿り着く事ができるのだろうか。
>  台地の左寄りの尾根筋を進んでいくと尾根が一旦広くなる。更に進むと斜度を増し尾根の形が明確になる。右側の谷が意外と深い。左側は切れ落ちていてその向こうに四ツ岳が聳えている。これから向かう大崩山も壁の様に立ちはだかる。あんなところへ本当に登れるのか。弱気の虫が湧いて出てきた。時間的にも体力的にも無理な気がしてきた。タイムリミットを13時にして行けるところまで行く事にしよう。
他の山ですがそう思うことがボクにもあります。尺ナンゾ谷がそうでした。何といっても山の名前が大崩ですからね。
>  尾根は高度を上げるに従って斜度を増していく。上部に至ると岳神庭の樹氷の森が出迎えてくれた。ゆっくり眺めたいところだがこの斜度ではきつい。それに先もまだまだある。
>  斜度は急だが新雪なので滑落の心配はあまりなさそうだ。雪崩も尾根筋では大丈夫そうだ。谷筋に入ると分からないが。
共感。
>  尾根が形をなくして広い斜面となった中を左右に大きく振りながらじわじわと登っていく。ここを滑ったら気持ち良さそうだ。雪質も最高だ。しかしこの調子ではとても山頂には届きそうにない。せめて今見えている斜面の頂点になったところまで行こう。
>  広い主稜線に出てあそこまでと思ったところに向かって進んでいく。そこについたら更にもう少し。そうするうちに徐々に斜度が緩やかになってきた。GPSで場所と時間を確認してみる。13:00まで後15分。そしてこれから先はほとんど上りがない。ひょっとしてこれは山頂に行けるのではないか。というかここまで来て山頂を踏まないなんて考えられない。そう思い山頂に向かってなだらかな稜線を進んでいった。
判断に迷うところです。
>  しばらく前より空模様が悪くなり、周りの景色はガスに隠されている。恐らく山頂からは何も見えないだろう。それでもかまわない。山頂を踏むと踏まないでは満足感に大きな開きがある。
その通り。
>  樹林の消えた稜線を歩いていくとずっと続いていた兎のトレースがここでもまるで山頂に導くかの様に前方に続いている。それを追うようにして進んでいくとこれより先は猫岳との鞍部に下っていく地点にたどり着いた。ここが大崩山山頂だ。13:00ちょうど。やった!一旦は諦めていた山頂にたどり着く事ができた。何も見えなくても胸の内は満足感で一杯だ。
>  山頂は風が強いかと思っていたがそうでもない。ここで休憩しても良さそうだが滑降準備の事などを考えて少し戻って休憩。天候が崩れてきているのでのんびりもしておられずすぐに滑降を始める。
単独だとそんな気になります。
>  雪質は思った通り最高だ。パフパフのパウダー。ターンしてもほとんど抵抗感がない。まさに浮いている感じで両足は疲れているはずだがそんなことも感じさせず滑り落ちていく。岳神庭の森の広い斜面はあっという間に滑り降りてしまった。
>  2060m台地は若干の登り返しがあったりして疲れた足にかなり利いてヘトヘト。それから先も巻きがあったり若干の登り返しがあったりと上部の様に気持ちよく滑り降りる機会は減った。しかし雪質がいいので思ったより調子良く下っていけた。最後の沢筋は若干雪質が重くなったもののここも楽しく滑り降りる事ができた。
してやったり。
>  最後の最後、キャンプ場に下る沢筋で雪に隠されていた岩を踏んでしまい板に傷が入ってしまった。ここまで来てぇ〜って感じで悔しかったが山スキーをやっている以上仕方がないと諦めてひらゆの森の湯に浸かりにいった。湯けむりの中から大崩山を仰ぎ見て思い返せば再び満足感に満たされていった。
好事魔多し。
どこかの山でまた会う気がします。板はトラブ+ジルブレッタ+小豆色の山スキーブーツ+よれよれのブルーの
着古したヤッケ+黒のオーバーズボンの新旧混交山オヤジ風の旧世代の登山家です。クルマはシルバーグレーの
日産キャラバンです。そんな男を見かけたらお声を。
今後、飛騨では焼岳、アカンダナ山、金山岩、四ッ岳、天蓋山を狙っています。奥越、奥美濃もいいですね。


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