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スレッド535: 【鈴鹿】深雪の釈迦ヶ岳、猫岳
日時: 2011/01/30 16:13
名前: skywalk ID:ABMRM6LI
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/28695671.html

〔行程〕9:20中尾根登山口>11:40松尾尾根の頭>12:40猫岳>13:55羽島峰>15:00朝明駐車場

 1月15日(土)連日の冷え込みで冬本番。鈴鹿の山はどこも白く雪化粧して登山者の挑戦を待ち受けている。今年はラニーニョと北極振動が重なって北半球の寒波は厳しいようである。日本も例外ではなく、西日本でも雪の被害が伝えられている。今日は無理をせず釈迦ヶ岳の中尾根新道を登って猫岳、羽島峰と周遊してこよう。
 朝明バンガロー村へ入る少し手前に車を止めたら雪の積もったバンガロー村へ入る。

 9時20分、中尾尾根の登山口へ付いたところで安座谷の方から一人の登山者が引き返したきた。安座谷コースの登山口が良く分からず引き返してきたという。がっしりしたいかにも山男風の人物。足元を見ると長靴である。男性は岐阜県の方で釈迦は初めてのようである。
 空は雲が厚く山はガスっている。他に足跡はなく今日の挑戦者は私と「長靴さん」の二人だけのようだ。今日のコンディションでは安座谷は厳しそうなので中尾根新道を使うことにした。
 単調でやや退屈と思える中尾根も雪が降り積もると印象はガラリと変わる。尾根は案外痩せているし、一本調子だと思っていた鳴滝のコバまでのルートにも細かいアップダウンがあってなかなか進まない。

 10時7分、やっと鳴滝のコバに着いた。風が良く当たるのでのんびり休んでいる気にもなれず、給水だけして先を急ぐ。「長靴さん」もいいペースで付いて来る。

 小さな岩場のところから尾根を外れルートは巻いて行く。少しまいたところで凸の岩筋の左を登り始めたが、岩筋の上に出たところで行き詰り引き返す。「長靴さん」が下のほうにテープを見つけた。ルートは、もう少し左に巻いたところから登るようになっていた。
 先ほどの岩筋とそっくりなところを登り始める。今度は間違いない。松尾尾根に出るところは急斜面に丸太階段が付けられているのだが、階段の上に積もった雪は硬く凍って氷壁になりかけていた。柔らかいところを探して登山靴を蹴り込む。中尾根は簡単だと思っていたが、アイゼン、ピッケルは用意しておいた方が良さそうだ。

 松尾尾根に出たところの岩場は険しい表情で人を拒絶している。

 大陰ガレ上部の痩せた尾根では強風で足元がふらつく。最後の急登が待ち受ける。雪は深いが、ワカンは付けず、松尾尾根の頭に達した。

 尾根の頭にでるところの大きな溝の中で風を避けながら昼食のおにぎりを頬張る。「長靴さん」はカロリーメイトみたいな行動食だけだ。
 食後は猫岳から羽島峰へ行くつもりだと話したら、「長靴さん」もそちら行くと言うのでこの先もご一緒することに。頂上付近はさすがに雪が深い。猫岳分岐でワカンを装着。「長靴さん」もそれに習ってロングタイプのワカンを付ける。時には吹き溜まりに嵌ったり、ふかふかのバージンスノーを楽しみながら猫岳手前のコルへと下る。

 風が強く、雪庇の出来はいい具合だ。角も尖って芸術的、やはり雪庇はこうでなくっちゃ。

 コルからは、大陰のガレが険しい姿を見せているはずだが、ガスに霞んで今一だ。

 雪が無ければ何でもない猫岳への登りだが、今日は違う。ワカンを付けていても容赦なく沈んでラッセル状態が続く。今日一番の大仕事を終え、頂上に到着。雪山に慣れているはずの「長靴さん」も少し遅れて到着。「トレースを追っていても嵌ってしまって。」と深雪に驚いた様子。

 今日は寒くて風も強いのに樹氷がぜんぜん見られない。猫岳を少し下ったところに一箇所だけ樹氷が残っていた。

 猫岳を下ったところで雪が薄くなったのでワカンを外したが、これが間違い。すぐまた深くなって雪に嵌る。判断の誤りを認めたくないから無理してそのまま進む。ツボ足で進む稜線は雪庇がどこまでも続いている感じで天気さえ良ければ楽しんでいけるのだが、今日はやたら長く感じる。

 長い稜線歩きを終え、ようやく羽島峰の北にやって来た。羽島峰にしては珍しい位の雪に驚いたが、南斜面はやはり雪が殆ど付いていなかった。

 猫谷を慎重に下って林道に出たら、たらたら林道を歩いて駐車場へ。

 駐車場には「長靴さん」の車が1台だけ。私はさらに歩いて自分の車へ戻った。鈴鹿ではめったに味わえない大雪を味わった一日だったが、雪国の「長靴さん」はうんざりだったかも。
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